第五弾カードリスト・詳細版
西蔵人形
《西蔵人形》
No.301 Character <
第五弾>
GRAZE(0)/NODE(1)/COST(0) 種族:なし
人形
(自動β):
〔このカード〕は、このターン、〔あなた〕が手札を直接ノードにセットしていない場合のみプレイ出来る。このカードがプレイされたターン、あなたは手札を直接ノードにセット出来ない。
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたのデッキの上のカード1枚〕をアクティブ状態でノードに加えても良い。
攻撃力(0)/耐久力(2)
「・・・」
コメント
効果を使用するには条件があり、プレイ前に手札からノードをセットできず、またプレイ後も置けなくなる。
リリーホワイト/1弾と同じ感覚で使っていると忘れやすいので注意。
手札を減らさずノードを置ける為、本来手札からセットするべきノードを賄えたと考えれば
上海人形の1ドローと同じようにアドバンテージになる。
- 上海人形より優れている点として、アドバンテージの発生が早いというのもある。ターンが終わってから1ドローするまで何を引いたか分からないあちらに比べ、こちらは手札の内容自体が変わるわけではないのでその後の戦略を立てやすい。
- 勘違いしやすいが、必要ノードは1である。よって先攻1ターン目ではマナの生成をプレイしない限りこのカードをプレイすることはできない。
- 西蔵とは「チベット」のこと。
- VISIONがリニューアルされる直前、一瞬だけプレイヤーたちの注目を浴びたことがあった。
- 当時は干渉中はノードセットを行えない、というルールがなかったため(現在は総合ルール1.8.2.bで定義されている)、1ターン目にマナの生成からこのカードをプレイ、そして干渉でノードセットを行うというルールの穴を突いた行動で新史『新幻想史 -ネクストヒストリー-』に繋げることができたのである。
- しかしこのルールの穴に気づかれたのがまさにリニューアルの直前だったので、特に大会で結果を残すことはなかった。干渉でノードセットを行えることは知っていても、行うことにそれまで意味がなかったのが災いした。そのポテンシャルに気付かれないまま、全盛期を終えてしまった悲劇のカードである。
関連
オルレアン人形
《オルレアン人形》
No.302 Character <
第五弾>
GRAZE(0)/NODE(1)/COST(0) 種族:なし
人形
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、目標の〔プレイヤー1人の手札1枚〕を無作為に選び、スリープ状態でそのプレイヤーのノードに加える。
攻撃力(1)/耐久力(1)
「・・・」
コメント
アリスの
人形のひとつ。
プレイ時に発生する
ハンデス効果を持つ。
蓬莱人形の1ドローとは対照的に相手の手札一枚と交換になるのだが、スリープノードとして加えられてしまうので単純に
アドバンテージというわけにはいかないのが悩ましい。
特に序盤では多少効率が悪くともノードが1増える事は出せるカードの幅を大きく広げる事になる為、運良く重要なカードをがノードに落ちでもしない限りリスクが高い。
- アリス・マーガトロイド/1弾の効果で毎ターン使い回しするのも良いかもしれない。
- 目標を自分に指定し、自分の手札をランダムにノードに加えることも出来るが、よっぽどでない限り割に合わない。
関連
玉兎
《玉兎》
No.303 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(1)/COST(1) 種族:妖怪/獣
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたのデッキの上のカード3枚〕を裏向きにしてこのキャラクターにセットする。
(自分ターン)(S):
〔このキャラクターにセットされているカード1枚〕を、スリープ状態でノードに加える。
攻撃力(1)/耐久力(1)
「えっ、私も戦うんですか?」
(SP-16:「え…、し、仕方ないですね…」)
コメント
月の兎さん。読み方は「ぎょくと」。
セットカードを使い、擬似
マナチャージ能力を使用できる。
サニーミルク/1弾や
アリスをも凌ぐノードの低さを持ち、例えば初手に
マナの生成を引く事が出来なくとも1ターン目から場に出し、3ターンだけ
マナチャージ持ちとほぼ同じような動きが可能となる。
継続的に用いる事は出来ないが、用済みになる頃には大体5~6ノードは溜まっているので普通のデッキを回す分には十分だろう。
その意味で、汎用性には欠けるが序盤のノード展開を安定させるのに非常に向いたキャラクターである。
サニーミルク/1弾ら軽量
マナチャージ持ちと一緒に用いても良いし、デッキによってはこちらを優先して採用しても良いぐらいの使い勝手の良さを持つ。
多数のセットカードを場に出すだけでセット出来る点から
破滅の呼び声と組み合わせるのも良いだろう。
ただし、こちらの場のカードが4枚増えるため、
封獣 ぬえ/7弾には警戒しておきたい。
一応、耐久力が1しかない為通常の火力に加え
狙撃や
秋の女神などによって除去されやすいという欠点もあるか。
種族:獣を所持するキャラクターでは最低クラスのノード・コストでもある為、それらをメインとしたデッキでは是非採用したいキャラクターとなるだろう。
- 自動効果でセットされた3枚の裏向きカードでなくとも、セットされているカードであればなんでもノードに加えることが出来る。
- このため執念の炎のような破棄にデメリットを伴うセットカードとシナジーを形成する。
関連
キスメ
《キスメ》
No.304 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(1)/COST(1) 種族:妖怪
速攻
(自動γ):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出たターンの終了時、〔あなた〕は1ドローする。
攻撃力(2)/耐久力(1)
「こっちに来ないでくださ~い」
コメント
「東方地霊殿」1ステージ道中ボス、井戸の怪。
ルーミア/1弾と同一の戦闘力、
速攻持ち、スロートリップの1ドロー付きとかなり良い能力を兼ね備える。
基本的に
蓬莱人形と同じように
アドバンテージを得つつ
ブロッカーとして場に出せるという点がウリとなるが、さすがに
人形とは違いコストが掛かってしまい、また他のキャラクターのプレイと併用する事が出来ない。特に
サニーミルク/1弾を優先して出したい1~2ターン目ではこのカードを出すよりはそちらを優先してしまいがちである。
その代わり単純に攻撃力が高い、
速攻により引いたそのターンから
ブロッカーになれる、いざとなれば殴れるなど、使い勝手はかなり向上している。
また
葉符『狂いの落葉』を使用するにも便利だが、その場合ドロー効果が発揮されないので注意が必要。
また自身のスペルである
怪奇『釣瓶落としの怪』とのシナジーを持っており、条件次第では毎ターン小型キャラクターを展開するコンボギミックとしても活躍する事が出来る。
- (自動γ)は待機中の効果ではなく「特定タイミングで発生する効果」なので、上海人形などと同様に、プレイして場に出したターン終了時まで場に残っていなければ発生しない。
- 公式ブログにて、何故かこのカードだけ発売直前に紹介されていた(このカード以外のレビューが無いにも関わらず「最終回」などと銘打たれていたり、フレーバー欄に嘘フレーバーが乗っていたりなどネタ色が濃い内容だった。なお、その際の嘘フレーバーは「ぶっ飛ばすぞ、この野郎」)。
/´ ̄`ヽ,
!__。 _....._。」_
l´゚ィ'´ `ヽ`';
〈 ( ノノ ハ )ノ) |
ヽノ、リ ゚ ヮ゚ノリノ ぶっ飛ばすぞ、この野郎
|{>|二l二l]
L.」_|___|」
__ _ _ _
関連
黒猫
《黒猫》
No.305 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(1)/COST(1) 種族:妖怪/獣
(常時)(1)(S):
この効果は〔あなたのノード〕が4枚以上ある場合にしか使用できない。〔このキャラクター〕を破棄する。その後、〔あなたの手札にある「橙」、または「火焔猫 燐」1枚〕を、あなたの場にアクティブ状態で出しても良い。
攻撃力(2)/耐久力(2)
「・・・」
コメント
凶運の黒猫。
手札の「橙」か「火焔猫 燐」と入れ替わる能力を持つ。
「ノードが4以上」という使用制限がある為、出すキャラクターのノードもありそれほど早期に出せるようになる訳ではない。
瞋怒に引っかからなくなるのと、効果の使用タイミングが
(常時)である点がポイントだろう。
第十弾現在、この効果で出せるのは以下の5枚。
- 橙/1弾 (N2/C1)
- 橙/5弾 (N4/C2)
- アクティブ状態で場に出る事を活かせば「八雲」を複数採用しているデッキでフィニッシャーになりうる。
- 橙/10弾 (N4/C2) (エンパシー対応)
- 橙自身が「黒猫」のサポートカードなのでこのカードと相性は良い。手札に他の橙/10弾が居たり、「八雲 藍」をデッキに採用しているならフィニッシャーにもなりうる。
- 火焔猫 燐/5弾 (N6/C2)
- 本命その1。高ノードのフィニッシャーを早い段階で場に出す事が出来る。
- 火焔猫 燐/9弾 (N4/C2) (エンパシー対応)
- 本命その2。この中で唯一黒猫で場に出す事によって発動する自動効果を持つ。
また、効果使用にスリープが必須である点を踏まえて運用するべきだろう。
妖精メイド/3弾のように心置きなくアタックに行けるものでもない。
- 「橙」や「火焔猫 燐」になれるからと言って、それらを術者に持つスペルカードに対応しているわけではない。また、出せるのは「どちらか」「1枚だけ」である。
- 猫符『怨霊猫乱歩』と酔歩『キャットランダムウォーク』は燐のスペルカードというイメージが強いが、術者はこの「黒猫」である。
- 原作設定で二人とも猫キャラである事を上手くアレンジしたキャラクター。製作者が意図したかどうかはわからないが、蓋を開けてみるまでどちらのキャラクターに変身するかがわからない、といった意味では「シュレディンガーの猫」に通ずるものがある。
関連
槌の子
《槌の子》
No.306 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(2)/COST(1) 種族:妖怪/獣
(自動α):
〔全てのキャラクター〕は「マナチャージ(1)」を得る。
(自動γ):
〔全てのキャラクター〕は「マナチャージ」を行った場合、その効果の解決後に3ダメージを受ける。
攻撃力(1)/耐久力(1)
「・・・」
コメント
現代日本のレアモンスター、ツチノコ。
全てのキャラクターに
マナチャージを与える効果と、
マナチャージに対するアンチ能力を併せ持つ。
大抵の
マナチャージを持つキャラクターは、耐久力3以下である為、いるだけで大抵のマナチャージ所持者の
マナチャージを使い捨てにさせる。
ノードも低く、出たターンから効果を発揮する為かなり強力なアンチ能力だが、当然自分もその効果を受ける事には注意したい。また、あくまでダメージを受けることになるだけで、使用自体は許してしまう。
一方で、全ての場のキャラクターに
マナチャージ(1)を与える。
上記の効果も考慮に入れれば耐久力が4以上あるキャラクターでなければ使えないが、逆に言えばそのようなキャラクターと組み合わせる事で一方的に
マナチャージを行使する事が可能になる。
また耐久力が3以下であっても用済みとなって場に
腐っているキャラクターをノードに変換出来る、と考える事も出来るか。もちろんこれも相手も同じ恩恵を受ける為、相手の場に
腐っているキャラや耐久力4以上のキャラクターがいる場合は使いづらいだろう。
要石を使うとこっちのキャラクターは効果ダメージを受けなくなるのでマナチャージし放題である。
- 既にマナチャージを持っているキャラクターが効果を受けた場合の処理はマナチャージの項を参照。
関連
サーヴァントフライヤー
《サーヴァントフライヤー》
No.307 Character <
第五弾>
GRAZE(0)/NODE(2)/COST(1) 種族:吸血鬼
攻撃力(2)/耐久力(1)
「悪いけど急いでるんだ。さっさとやられてくれないか?」
コメント
レミリア関連のカードで
裏向きキャラクターとして登場していたものが個別カードとなった。
能力に変化はないが、キャラクターカードであるためノードとコストが定義されている。
またアタッカーとしても悪くは無く、
ルナサ・プリズムリバー/1弾並のグレイズと攻撃力を持っている為、小型速攻デッキでアタッカーとして用いるのも良いだろう。
関連
「本来のテキストを持たないキャラクターカード」であることを参照するカード
黒谷 ヤマメ
《黒谷 ヤマメ》
No.308 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(2)/COST(1) 種族:妖怪
(相手ターン)0:
ターン終了時まで、〔このキャラクター〕は「戦闘修正:±0/-2」を得る。その後、〔相手プレイヤー〕は(1)支払っても良い。支払わない場合、目標の〔スペルカード1枚〕のプレイを無効にし、破棄する。
攻撃力(1)/耐久力(3)
「面白い人間ね」
コメント
「東方地霊殿」1ステージボス、土蜘蛛。
軽度の
スペルカードプレイ妨害効果を所持する。
実質的にその効果は、
スペルカードのコストを+1していると言えるが、「プレイするためのコスト」を増やしているわけではないので
術者がいても(1)コストを支払う必要がある。ノードコストともに軽いため出しやすく、場にいるだけで相手のスペルカードに対し妨害効果を与え続けられるので、早期に出す事が出来れば嫌らしい存在となる。
強制力の無さは否めないが、その分効果を使うかどうかを選ぶ事が出来る点で柔軟性に優れるので十分な性能であると言えるだろう。
- 以前は相手がコストを支払った場合「耐久力-2」も無効になっていたが、記述の変更により事実上弱体化してしまった。
関連
水橋 パルスィ
《水橋 パルスィ》
No.309 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(2)/COST(2) 種族:妖怪/鬼
耐性:人間
(常時)X:
ターン終了時まで、目標の〔キャラクター1枚〕の攻撃力はXに変更される。Xはそのキャラクターのグレイズの値に等しい。
攻撃力(2)/耐久力(3)
「悪い事は言わないわ ここで大人しく帰った方が良い」
コメント
宇治の橋姫。
戦術
耐性:人間と攻撃力変更能力を持つ。
低グレイズをウリとする展開型小型速攻の天敵で、特にプリズムリバーデッキ相手ならばこのカード一枚で攻勢を止めうるほど効果的。
大型キャラクターであってもグレイズは3~4と攻撃力より小さい値である場合がほとんど。
魂魄 妖忌/1弾などは完全に無力化するなど、多くのキャラクターに対し刺さり得る。
コストが掛かるものの要するに支払うコスト=グレイズ=攻撃力なので、グレイズ自体を封じられない限り、相手の攻撃に
干渉して効果を使い支払ったコスト分をグレイズで補う事で相手アタッカーの攻撃力だけを下げる事が出来る。
これによりブロッカーを消費せずダメージを軽減出来るので、場にいるだけで全ての相手アタッカーにとってプレッシャーになる。
アンチカードであるが、特定のカードのアンチという範疇を越えた汎用性を持つキャラクターであるのは間違いない。
- テキスト中の全てのXの値は、目標を指定した時点で決定される。以降、解決までに目標が変わるなどしてもXの値は変動しない
- 「変更」なので、戦闘修正はこれに上乗せされる。つまり高い戦闘修正を得た(その攻撃力の大半が戦闘修正による)キャラクターに対しては無力である。
- 自身に対し効果を使う事で1コストの空撃ちが可能。ミニ八卦炉のように伊吹 萃香/1弾や星熊 勇儀/5弾などと組み合わせる事も出来る。
関連
呪精
《呪精》
No.310 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(2)/COST(2) 種族:妖精/幽霊
(自動β):
〔あなたの場の「呪精」以外の「種族:妖精」を持つキャラクター〕が決死状態になった場合、〔手札、または冥界にあるこのカード〕をアクティブ状態であなたの場に出しても良い。
攻撃力(2)/耐久力(3)
「・・・」
(PR.055:「・・・」)
コメント
死しても蘇るゾンビフェアリー。
妖精キャラクターの
決死状態をトリガーに手札や
冥界から場に出る効果を持つ。
普通にプレイするにはコストが高いにもかかわらず、それに見合った戦闘力や効果も無いのでまず採用する価値が無い。その為、
(自動β)による奇襲を主眼においた運用が求められるだろう。
通常のドローやノード
破棄によって手札、
冥界に揃えるのも良いし、
黄泉の舟で早期から無理矢理落とす事でも布石となる。
冥界だけでなく手札にも対応しているのは「いざ使いたいタイミングになって冥界に落とす暇が無い」というような状況にならないのは嬉しい所。
また
チルノ/1弾との相性が非常に良く、
起動効果のコストとして支払う事で他の
種族:妖精より容易にアドバンテージの回収が可能であり、戦闘補正としても悪くは無い水準である。
黄泉の舟で
冥界に落とす事の多いこのカードを手札に引いてしまった時に使うようにすれば無駄が無くて良いだろう。
アタッカーとしては攻撃力が頼りないが、そこは持ち前の展開力や
大妖精/9弾でカバーするしかないだろう。
関連
アリス・マーガトロイド
《アリス・マーガトロイド》
No.311 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(3)/COST(1) 種族:魔法使い
マナチャージ(1)
(相手ターン)(1):
この干渉終了時まで、〔このキャラクター〕が決死状態になった場合、〔あなたの場の「人形」を持つキャラクター1枚〕を破棄しても良い。破棄した場合、このキャラクターの決死状態を無効にする。
攻撃力(2)/耐久力(3)
「貴方の部下より私の部下の方が従順で優秀よ」
コメント
関連
※「アリス・マーガトロイド」を参照するカード
魂魄 妖夢
《魂魄 妖夢》
No.312 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(3)/COST(1) 種族:人間/幽霊
(自動α):
〔このキャラクター〕の攻撃力Xはあなたの場のキャラクターの枚数に等しい。
(常時)(1):
ターン終了時まで、〔このキャラクター〕の耐久力は〔あなたの場にいる、最も耐久力の高い「半幽霊」〕の耐久力と常に同じになる。
攻撃力(X)/耐久力(3)
「とんだ無駄な時間を過ごしてしまった」
コメント
魂魄 妖夢/1弾のリメイクカード。
味方の数をその力へと変換出来るようになった。
本人1人だけだと大した事はないが、数が並ぶと次第に厄介になってくる。
人形キャラクターも数に含められるので思ったよりも高い攻撃力にすることも可能。
鵺符『鵺的スネークショー』や
パペットリッター等、一気に自分の場のキャラクターを増やせるカードと相性が良いだろう。
耐久力変化は
半幽霊の併用が前提となる。
半幽霊が居なくても平均的な耐久力を誇ってはいるが、せっかくなら効果を活用したい。
具体的には次のような処理が行われる。
自分の場に
このとき妖夢の
(常時)効果を起動し解決すると、妖夢の戦闘力は(2+7/2)になる。
補足
●戦闘修正の優先順位
複数の種類の戦闘修正が発生している場合、以下の順序に従って戦闘力を決定する。
1.変更
2.入れ替え
3.加減算
4.「常に」で指定された変動
- 何らかの変動が入るたびに上記の計算を行い直す。
- 計算の途中で耐久力が0以下になった場合でも破棄される事はない。最終的な耐久力が0以下になった場合のみ決死状態になる。
- 同じ種類の変動が与えられる場合、全て重複する。但し変更のみ後から与えられた変更に上書きする。
- 「常に」の効果が複数適用され、それらが矛盾する場合は後から与えられた効果に上書きする。
- 戦闘力とダメージは別の存在であるため、既にダメージを受けているキャラクターの耐久力が、何らかの効果によってそのダメージ以下になる場合、決死状態になる。
関連
※名称に「半幽霊」を含むカード
※「魂魄 妖夢」を参照するカード
十六夜 咲夜
《十六夜 咲夜》
No.313 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(3)/COST(1) 種族:人間
奇襲
(常時)0:
〔このキャラクター〕を手札に戻す。
攻撃力(3)/耐久力(2)
「帰り道教えて頂けないかしら?」
(PR.040:「さて、今日はもう遅いし…帰りますわ」)
コメント
戦闘力は
ミスティア・ローレライ/1弾と同等、
奇襲そのままにコストとノードが下がったことで、低ノードで動くデッキや早期に彼女のスペルを使用するデッキと相性が良くなった。
またあらゆる除去に耐性を持つ為、コントロールデッキで場を制圧した後に一定のダメージを刻み続ける事で安定したダメージソースともなりえる。
逆に、
速攻が消え、能力が変化したことで防御を行うのに向かなくなった点に注意しよう。
関連
小野塚 小町
《小野塚 小町》
No.315 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(3)/COST(2) 種族:死神
(自動γ):
〔このキャラクター〕が戦闘によって相手キャラクターを決死状態にした場合、目標の〔ノード2枚〕を破棄する。
攻撃力(5)/耐久力(3)
「こう蒼いと一暴れしたくなるねぇ」
コメント
小野塚 小町/1弾のリメイクカード。
キャラクターを戦闘によって倒すとノードを削ることが出来る。
ノードとコストの割に戦闘力が高く、
金符『シルバードラゴン』に迫る程である。
耐久力は低いが攻撃面では優れているため、
白楼剣などの装備をつけてやることで活躍することができるかもしれない。
ノードもコストも1弾の頃に比べ半分近くまで減少しているため、彼女の
スペルカードを無償で利用しやすくなった。
関連
鈴仙・優曇華院・イナバ
《鈴仙・優曇華院・イナバ》
No.314 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(3)/COST(1) 種族:妖怪/獣
速攻
(自動γ):
〔このキャラクター〕が戦闘を行う場合、〔戦闘を行う相手キャラクター〕は戦闘終了時まで「戦闘修正:-2/±0」を得る。
攻撃力(3)/耐久力(3)
「貴方は真っ直ぐ動いているつもりでも端から見ればフラフラです」
コメント
速攻持ちアタッカーとしては十分な戦闘力を持ち、グレイズも低めで攻撃性は十分。
そして能力により相手キャラクターの攻撃力を下げる為、キャラクターとの戦闘に限りこのカードの実質的な耐久力は5であると言える。
速攻性と継続性を備えたキャラクターであり、同ノード帯でもかなり優秀な部類に入るスペックを持つ、攻守両用の優秀な小型キャラクターである。
関連
橙
《橙》
No.316 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(4)/COST(2) 種族:妖怪/獣
(自動α):
〔このキャラクター〕は、あなたの場の名称に「八雲」を含むキャラクター1枚につき、「戦闘修正:+1/+1」を得る。
(相手ターン)(1):
〔あなたのデッキの上のカード3枚〕を見て、1枚を選んでデッキの上か下に戻す。選ばなかったカードは破棄する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
攻撃力(4)/耐久力(3)
「今日は憑きたてのほやほやだよ!」
コメント
橙/1弾のリメイクカード。
「八雲」の名前を持つキャラクターの数だけ戦闘力を増加し、またデッキ操作能力も持つ。
起動効果によるデッキ操作は一気に3枚見ることが可能で、「3枚全て引かない」という選択肢がある分だけ他のデッキ操作より柔軟性が高い。
また選ばなかったカードが
破棄される為、
銀ナイフを落として回収したり各種
冥界利用カードのサポートにしたりなどが可能な点も使いやすい。
起動コストとしてスリープする必要が無い為、防御と併行して行えたりなど、ノード・コストや起動コストの高ささえ何とかなれば同系統の
稗田 阿求/1弾よりかなり使い勝手が良い。
また「八雲 藍」や「八雲 紫」などと一緒に出す事で戦闘力が5/4になる。もう一体いれば6/5と意外と侮れないスペックまで成長する。
式神『八雲 藍』などを活用した主従デッキならアタッカーとして採用するのも一興か。
八雲 紫/9弾と
八雲 藍/10弾のサイクルに混ぜても強いだろう。
- リニューアル版のカードには誤植があり、エラッタが発表されている。
- 『「八雲」を含むキャラクター』と書かれているが、そもそも名称のルールにおいて「効果が名称を指定している場合、その単語を含む文字列であればいい」と定義されているため、「橙/5弾以外のカードは指定名称と完全一致するものしか参照できない」というわけではない。
- ちなみに理論上(自動α)で得られる戦闘修正最大値は+21/+21。神秘の卵や二つの炎、変装等をフル活用すれば可能だが、21体もキャラクターを並べるならさっさと殴った方が強いのは言うまでもない。
関連
※名称に「八雲」を持つキャラクターカード
※「橙」を参照するカード
博麗 霊夢
《博麗 霊夢》
No.317 Character <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(4)/COST(2) 種族:人間
耐性:妖怪
(自動α):
〔このキャラクター〕は1度に5以上のダメージを受けない。
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたのデッキ〕を全て見て、「陰陽玉」1枚を抜き出し、このキャラクターにセットしても良い。その後、デッキをシャッフルする。
攻撃力(3)/耐久力(3)
「妖怪の始末も後始末も、人間がやることになるのね」
(PR.049:「なんか文句ある?」)
コメント
5以上のダメージを受けない、とは「戦闘ダメージ・効果ダメージ問わず、5以上のダメージを一度に受ける場合、全くダメージを受けない」ということである。
4以下のダメージはそのままうけるので、
毒符『神経の毒』などによる累積ダメージが耐久力以上になれば
決死状態になる。元々の耐久力が3しか無いため、
人界剣『悟入幻想』など3点、または4点
火力でたやすく焼かれてしまう。
ただ、陰陽玉のセットで耐久力が5になるため、かなり除去されづらくなる。
耐性:妖怪もあり、少なくとも、戦闘だけで決死状態になることはほとんどないだろう。
関連
※名称に「陰陽玉」を含むカード
※「博麗 霊夢」を参照するカード
霧雨 魔理沙
《霧雨 魔理沙》
No.318 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(4)/COST(2) 種族:人間
速攻
(自動α):
〔相手プレイヤー〕がプレイするスペルカード、コマンドカードのコストは+1される。この効果は重複しない。
攻撃力(4)/耐久力(2)
「最近雨続きで困るよな 本を持ち帰ると湿気るし」
コメント
霧雨 魔理沙/1弾のリメイクカード。
以前とはがらりと能力が変わり、相手を阻害する能力となった。
場にいるだけで相手の行動にだけ余計なコストが掛かるようになる。
スペル・コマンドは頻繁に使用されるものなので恒常的にコストが増加するのは非常に痛い。
その代わり、
先制と
マナチャージが失われている。
特に
先制が無いため、耐久の低さとあいまって軽々しく戦闘に出せなくなってしまっている。
残されている
速攻も、場にい続ける事が要である前述の効果との兼ね合いを考えれば、それほど効果を奏する局面は少ないだろう。
- 黒谷 ヤマメ/5弾と違い(1)コストの支払いを要求しているのではなく、「プレイするためのコスト」を1増やしているため、術者が場にいればスペルカードは通常通りノード・コストを無視してプレイすることが可能である。
- 「重複しない」と記述されているため、このカードを場に複数体並べてもコスト増加は+1にしかならない。
関連
※「霧雨 魔理沙」を参照するカード
東風谷 早苗
《東風谷 早苗》
No.319 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(4)/COST(2) 種族:人間
(自動α):
〔このキャラクター〕は、「種族:人間」を持つキャラクターの枚数を参照する場合、3枚分として扱うことが出来る。
(相手ターン)(S):
ターン終了時まで、目標の〔「種族:神」を持たないキャラクター1枚〕は攻撃を行うことが出来ない。
攻撃力(3)/耐久力(3)
「幻想郷の信仰心は、全て私たちの物・・・」
(PR.031:「私は風祝の早苗。外の世界では絶え果てた現人神の末裔」)
(PR.057:「現人神の能力で懲らしめてあげましょう。奇跡を起こす神の力で!」)
(PR.136:「もしかして、私を捜していたの?」)
コメント
東風谷 早苗/3弾のリメイクカード。
これ1枚で人間3枚分として扱う効果と、1体の攻撃を防ぐ効果を持つ。
(相手ターン)の能力により、相手の攻撃を若干ながら抑制することが出来る。このキャラクター自体の戦闘力は低い方であるため、これを駆使してフォローしたいところである。なお、
種族:神に対しては効果がないので、他のキャラクターでのフォローが必要になるだろう。
優秀な効果だが、
(相手ターン)の能力では既に攻撃を行ったキャラクターに対して
干渉し、その攻撃を止めることはできない。既に攻撃しているキャラクターにこうした効果を適用しても、さかのぼって攻撃を取り消すようなことは不可能。
攻撃を阻止したいキャラクターが居る場合はそのターンの
メンテナンスフェイズ等で予め効果を使っておくか、攻撃以前に相手が
コマンドカード、
スペルカード、キャラクター効果、
起動効果を使用したり、別のキャラクターが攻撃を行ったりするなどして、こちらが優先権を得た場合に
干渉で起動する必要がある。
公式Q&Aより
- Q145.「No.319 東風谷 早苗」が「種族:人間」を失っている場合、「種族:人間」の枚数を参照する時に自働効果によって3枚分として扱うことは出来ますか?
- A145.「場にいる「種族:人間」の枚数」を参照する場合、出来ます。但し、「(「種族:人間」が)いる/いない」を参照する場合は、「いない」として扱います。
関連
射命丸 文
《射命丸 文》
No.320 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(4)/COST(3) 種族:天狗
先制
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔相手プレイヤーの手札〕を全て見て、1枚を選んで破棄する。
攻撃力(3)/耐久力(4)
「毎度お馴染み射命丸です。今日は潜入取材を敢行してみたいと思います」
コメント
プレイコストは、
情報戦が2コストであることとこのカード自体の性能を考えれば破格とも言える安さだが、一度に3コストを支払うのはかなり重い部類に入る。
安易に出してノードを圧迫することが無いように注意が必要である。
関連
蓬莱山 輝夜
《蓬莱山 輝夜》
No.321 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(5)/COST(1) 種族:人間
伝説 耐性:幽霊
(相手ターン)(1):
〔このキャラクターにセットされている装備カード1枚〕を手札に戻す。
(自分ターン)(1):
〔このキャラクター〕に装備カードが1枚もセットされていない場合、〔あなたの手札にある、術者が「蓬莱山 輝夜」であり【装備】を持つスペルカード1枚〕をこのキャラクターにセットしても良い。
攻撃力(4)/耐久力(3)
「こんな私を連れ出そうとする人にはいつも難題を与えてきたわ」
コメント
ほぼ中堅クラスとも言えるノード・コストの低さで
伝説を所持している。
レミリア・スカーレット/5弾のようなデメリット効果も持たず、効果も相まって現在最も手軽に
神器をセットする事が出来るキャラクターである事は間違い無いだろう。
また効果で
術者に「蓬莱山 輝夜」を持つ
装備をセットする能力を持つ。
一見すると本来ノーコストでセット出来る
神器を、自分のターンに1コスト支払ってセットする為損にしかならないように思える。実際、何も考えずセットしてもどうしようもない。
このように、あらゆる意味で、
神器とのコンボを前提としたキャラクターと言えるだろう。
- 一番目の効果は、神器である必要も術者が「蓬莱山 輝夜」である必要も無い為、コマンド装備でも回収可能である。
関連
※「蓬莱山 輝夜」を参照するカード
八意 永琳
《八意 永琳》
No.322 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(5)/COST(2) 種族:人間
耐性:幽霊
(自動α):
〔このキャラクター〕は、呪符カードがセットされている場合、「戦闘修正:-2/-2」と「マナチャージ(1)」を得る。
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたの冥界の上のカード1枚〕を、裏向きにしてこのキャラクターにセットする。以後、そのカードは以下の効果を持つ呪符カード「蓬莱の薬」として扱われる。
「(自動γ):
〔このキャラクター〕が決死状態になった場合、〔このキャラクターにセットされている「蓬莱の薬」1枚〕を破棄しても良い。破棄した場合、このキャラクターの決死状態を無効にする。」
攻撃力(5)/耐久力(5)
「あいにく、私は薬学の心得があるから、多少の怪我なら大丈夫だけど」
コメント
八意 永琳/1弾のリメイクカード。
プレイ時に「蓬莱の薬」をセットする効果を持つ。
「蓬莱の薬」がセットされる事によって、1番目の(自動)効果も同時に満たされる。
その為、このカードは実質的に「3/3で
マナチャージ持ち」キャラクターであると言える。
一応
蓬莱山 輝夜/1弾で呼び出しも可能。
しかしその場合はプレイ効果は使えないので注意。
同じ場にいれば5ノード以下でデッキからサーチ出来る為
風神『風神木の葉隠れ』の弾として使ってもすぐ場に戻す事が出来、相性が良い。
- 呪符が何枚ついていても「-2/-2」は重複しない。
関連
※「八意 永琳」を参照するカード
八雲 藍
《八雲 藍》
No.323 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(5)/COST(2) 種族:妖怪/獣
(自動β):
〔このキャラクターカード〕のプレイは無効にできない。
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔全てのプレイヤーの手札〕を公開し、「プレイを無効」という記述を含むカード全てを破棄する。
攻撃力(5)/耐久力(4)
「式神ったって、安くは無い」
コメント
八雲 藍/1弾のリメイクカード。
プレイ無効への耐性と手札破棄能力を得て帰ってきた。
プレイされて場に出た場合、双方の手札にある「プレイを無効」と言う記述を含むカードを全て
破棄する。
この
自動効果は「プレイを無効」という記述が含まれていれば文脈を問わないため、いわゆる
カウンターカードに限らず
博麗 霊夢/1弾のようなカードも
破棄することが出来る。
このカード自体が
瞋怒や
断罪裁判によって無効化されない為、
情報戦などで手札にあるうちから除去されでもしない限り、まず確実に
カウンターカードを根こそぎ取り除く事が出来る。
またそれらのカードを主軸にしたデッキが相手の場合、単純に
ハンデス効果としてみてもプレイ時に2~3枚も手札を取り除く事が出来る為、大幅にアドバンテージを得る事が出来る。
カウンターおよびそれを主軸にする
パーミッションなどには致命傷となる強烈なアンチカードである。
しかし強力過ぎるゆえに大会などでは対策を取られやすく、また
カウンターカードを全て失う、あるいは使えなくなるのはこのカードを場に出すプレイヤーも同じなので、これに頼りすぎると裏目に出る事もあるだろう。自分の手札も確実に相手に見られるというのも小さくないデメリットである。
- なお、「プレイは無効」「プレイが無効」という記述を持つカードも存在するが、それらはこのカードで破棄させることは出来ない。
- (自動β)は解決されてキャラクターが場に出るまでは適用されないため、プレイに対して干渉で閉ざされた瞳をプレイし解決できれば手札を守ることが出来る。
関連
※「八雲 藍」を参照するカード
※「プレイを無効」という記述を含むカード(
第十三弾現在)
キャラクターカード
スペルカード
コマンドカード
レミリア・スカーレット
《レミリア・スカーレット》
No.324 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(5)/COST(2) 種族:吸血鬼
伝説
(自動α):
〔あなた〕はスペルカードをプレイ出来ない。
(自動γ):
〔あなた〕は自分のメインフェイズ中に、〔このキャラクター〕が1度も攻撃を行っておらず、攻撃を行える状態である場合、直ちに攻撃を行わせなければならない。
攻撃力(6)/耐久力(6)
「今夜中に、幻想郷中を一通り脅して回って来るつもりなんだから」
(PR.048:「退屈だねぇ、何か面白い奴もってきてよ」)
コメント
致命的と言えるのが
スペルカードのプレイが出来なくなる効果で、このカードに対する
神器はおろか、スペルによる除去、戦闘補正、
装備のセットなどの行動が行えなくなってしまう。
レミリアを術者に持つ各種強力なスペルとのシナジーを考慮してのものだろうが、そのデメリットはそれ以上に強力で、かなり使い勝手が悪い。
また攻撃強制効果を持つ為、ブロッカーとして運用出来ないのはもちろん、相手の場に大型キャラクターや
西行寺 幽々子/1弾、
パチュリー・ノーレッジ/9弾のようなブロッカーがいるとまず確実に返り討ちになる。これは上記のスペルカードが使えなくなる効果とも負の方向でシナジーを形成しており、邪魔なキャラを除去する事も敵わない。
またグレイズも標準より少し低めなぐらいで、相手のノード状況によって攻撃をしたりしなかったりという駆け引きが出来ない。
狂符『幻視調律(ビジョナリチューニング)』などで攻撃力を下げられればかなり悲惨だろう。
ポテンシャルは高く、コマンド
装備や
神器によってフォローすれば高い攻撃性を発揮してくれるのは間違いないが、それ以上にデメリットがかなり痛く、安定性やデッキの他のカードとの兼ね合いも考えればかなりリスキーなアタッカーである。
- 一応符ノ弐“博麗 霊夢”で(自動)効果を消す事でデメリットを回避するという使い方もある。
- 逆に、そのデメリット効果から相手に送り込むという手段も考えられるが、コマンドカードで能動的に相手の場に送り込めるようなカードは月からの逃亡ぐらいなので現実的ではないが。
- 大してノード・コストに差が無く高性能なレミリア・スカーレット/10弾が登場したため、このカードの存在意義が追いやられる事になる。
関連
西行寺 幽々子
《西行寺 幽々子》
No.325 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(6)/COST(2) 種族:幽霊
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、目標の〔必要ノードが0~4のキャラクター1枚〕を決死状態にする。但し、この効果では必要ノードの値が「-」のキャラクターを目標にすることは出来ない。
攻撃力(3)/耐久力(4)
「一瞬も全て。全ても一瞬。あなたと遊んでいる時間も必然よ」
(PR.045:「あら、もう終わりなんてずるいわね」)
(PR.107:「あらあら、お憑かれの様子ね」)
コメント
シンプルかつ強力な除去能力を持ち、場に出るだけで容易にカードアドバンテージを生み出す。
しかもこのカードは
死符『ギャストリドリーム』をはじめとする強力な
スペルカードの
術者である為、それらと併用すれば場に出た後も無駄になりにくい。
戦闘力もさすがに同ノード帯のキャラクターに比べれば見劣りするもののそこまで酷くは無く、場を制圧した後での
アタッカーとしても頑張れる。
全体的に非常に使い勝手の良いキャラクターであり、大きくゲームの展開を変え得るスペックを持った強力なカードである。
朝倉 理香子/10弾や
伝統の墨守チームといった制圧力の高いノード4以下キャラクターも多いので、このカードの影響力は非常に大きい物となるだとう。
ただし
西行寺 幽々子/1弾や
西行寺 幽々子/10弾と比べると耐久力が低いため
決死状態にされやすい側面もある。このカードはプレイした時点で仕事を終えた物と考えれば痛くない気もするが、それでもキャラクターを失うのは戦線に影響が出てしまう。
また、目標とするのは〔必要ノードが0~4のキャラクター1枚〕と、相手の場という制限がないため、相手の場に該当するキャラクターがいない場合自分の場の〔必要ノードが0~4のキャラクター1枚〕を
決死状態にさせなければならない。必要ノード6であるため幽々子自身が目標になって自爆することがないのが救いか。
- 裏向きキャラクターは必要ノードの値が「-」ではなく「0」なのでこのカードの効果で決死状態にする事が可能。
- 符ノ壱“八雲 紫”同様除去能力は自動効果であるため、干渉することは出来ない。したがって目標の指定後に覚醒などで防ぐことは不適切である。
- プレイ干渉覚醒で目標のキャラクターを守ることはできるものの、幽々子着地後に別のキャラクターを目標指定されてしまう。
- 防ぐためにはこのカードのプレイ自体を瞋怒などで無効にするしかない。
- 状況によっては疵痕『壊されたお守り』のようなカードも天敵となる。詳しくは疵痕『壊されたお守り』のページで。
- 第九弾環境では同じくキャラクター除去効果を備え、(自動α)もこのカードの天敵とも言える霊烏路 空/9弾の登場で採用率が目に見えて減少していた。しかし、第十弾にて強力な小型キャラクターが増えてきた事もあってか以前のようにデッキに投入される事が多くなった。蝶符『鳳蝶紋の死槍』の登場も大きい。
- 2009/08/15にエラッタが適用され、必要ノードが(5)から(6)に変更された。
- なお、これ以前にも一度エラッタを受けている。初期のテキストは「このキャラクターがプレイされて場に出た時、目標の、必要ノードが4以下のキャラクター1枚を破棄する。」であった。
- 総合ルールはおろかリニューアル前の話なので対象の括弧や決死ではなく破棄など色々変化はあるが、要は必要ノードが「-」のキャラクターも食べる事が可能だった。弐符などが目標となっていたほか、なんと西行妖/1弾をすら食べることができていたのである。
関連
※「西行寺 幽々子」を参照するカード
星熊 勇儀
《星熊 勇儀》
No.326 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(6)/COST(2) 種族:鬼
(自動α):
あなたのノードが4枚以下の場合、〔このキャラクター〕は「戦闘修正:+3/+3」を得る。
(自動α):
〔あなたの場の「種族:鬼」を持つキャラクター全て〕は「戦闘修正:+1/+1」を得る。
攻撃力(4)/耐久力(4)
「問おう、お前は勇者なのか?それとも愚か者なのか?」
コメント
大江山酒呑童子四天王、力の星熊童子。
条件付ではあるが強大な力を発揮できる。
何もしなくてもN6/C2で戦闘力は実質5/5なので決して弱くは無い。
しかし、彼女の真価は1つ目の能力にある。自分のノードが4以下になると+3/+3の戦闘修正を得るので、なんと8/8という大型キャラクターに変貌するのである。
受動的なデッキではノード4以下に抑えるのは厳しいが、能動的にガンガン動いていくデッキならばそれほど難しくは無い。
産霊『ファーストピラミッド』を使えば更に効率よく出すことが出来るだろう。
- 「重複しない」の記述がないため、二つめの自動効果は重複する。このカードを3体並べた場合、ノードが5枚以上なら7/7、ノードが4枚以下なら10/10となるため、何かできるかもしれない。
関連
火焔猫 燐
《火焔猫 燐》
No.327 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(6)/COST(2) 種族:妖怪/獣
(自動γ):
〔このキャラクター〕が相手キャラクターを戦闘で決死状態にした場合、〔その相手キャラクター〕を裏向きにし、あなたの場にスリープ状態でセットする。以後、そのカードは以下の効果を持つキャラクター「ゾンビ(GRAZE2、4/1、種族:幽霊)」として扱う。
「【(自動γ):
〔このキャラクター〕が決死状態になった場合、破棄される代わりにゲームから除外する。】」
攻撃力(5)/耐久力(5)
「お姉さんの強い死体、魂 あたいがじっくり運んであげる!」
(PR.066:「人間の貴方を殺して、業火の車は重くなる~♪あー死体運びは楽しいなぁ!」)
コメント
地獄の死体運搬役、火車。通称「お燐」。
戦闘によって倒した相手キャラクターを
ゾンビとして自分の場に展開する効果を持つ。
効果で出てくる
ゾンビは、
サーヴァントフライヤーに比べ攻撃力が高く、一度劣勢になると挽回するのは中々に難しい。
また、
ゾンビの(自動γ)により、相手の
呪精などで防御させた場合にはより有利な状態にすることができる。
親友の
装備カードである
八咫烏との相性も中々良い。戦闘力が大型キャラクターの平均ラインである6/6を越える7/7となる他、さらに高い戦闘力を持つキャラクターとの戦闘で
決死状態になっても(自動γ)により場を一掃する事が出来る。
八咫烏に限らず、戦闘力補助カードは彼女との相性は良い。
- 専用カードに神霊の劫火が存在する。神霊の劫火は空専用効果ばかりに目が行きがちだが、燐専用効果も相手によっては強力なので覚えておいて損は無い。
公式Q&Aより
- Q028.No.327 火焔猫 燐がNo.036 小野塚 小町を戦闘で決死状態にした場合、どのように処理されますか?
- A028.どちらも(自動γ)かつ「決死状態になった(した)場合」と同じタイミングであるため、どちらがターンプレイヤー側であるかによって結果が変わります。
(ルールリファレンス「同時に発生する効果」および「自動効果と区分」の(自動γ)を参照ください。)
1.No.036 小野塚 小町がターンプレイヤー側である場合
先にNo.036 小野塚 小町の自動効果を適用して目標のキャラクター1枚を決死状態にした後、No.327 火焔猫 燐の自動効果によってNo.036 小野塚 小町を裏向きにして「ゾンビ」とします。
なお、この戦闘によって、No.327 火焔猫 燐が決死状態になっていない状態で、No.036 小野塚 小町の自動効果の目標にNo.327 火焔猫 燐を指定した場合、No.327 火焔猫 燐の自動効果の解決の前にNo.327 火焔猫 燐は決死状態の解決が行われ破棄されるため、No.327 火焔猫 燐の自動効果は無効になり、解決されません。
2.No.327 火焔猫 燐がターンプレイヤー側である場合
先にNo.327 火焔猫 燐の自動効果が適用され、No.036 小野塚 小町が裏向きになり「ゾンビ」となります。この時点でNo.036 小野塚 小町は場からいなくなったため、No.036 小野塚 小町の自動効果は無効になり、解決されません。
- Q033.No.327 火焔猫 燐が裏向きのキャラクターを戦闘によって決死状態にした場合、自動効果によって「ゾンビ」にすることは出来ますか?
- A033.はい、出来ます。その場合、裏向きのままスリープ状態で「ゾンビ」となります。
- Q061.「戦闘で相手キャラクターを決死状態にした場合」の効果は、その効果を持ったキャラクターが戦闘によって決死状態になっている場合でも解決出来ますか?
- A061.はい、出来ます。
関連
風見 幽香
《風見 幽香》
No.328 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(6)/COST(3) 種族:妖怪
(常時)(1)(S):
目標の〔キャラクター1枚〕にXダメージを与える。Xはあなたのライフポイントから相手プレイヤーのライフポイントを引いた値に等しい。但し、Xの最低値は0とする。
攻撃力(6)/耐久力(6)
「あら、まだ生きてたの」
コメント
風見 幽香/1弾のリメイクカード。
かなり軽くなり、ライフポイントの差値によってキャラクターにダメージを与える効果を持つ。
能力は、ライフポイントに依存する能力で自分が多くなければ効果が出ない。
なので、本人のスペルカード
花符『幻想郷の開花』とやたらに相性が良い。
下手に時間を与えると何を出しても処分されてしまう。
エニグマティクドールを使うとライフポイントの差だけ相手プレイヤーにダメージを与える、という強力なシナジーを生む。この時点でライフポイントの差は二倍になるので、もう一度決まれば軽く二桁のダメージが相手に飛ぶ。ただし、
森羅結界や
大結界『博麗弾幕結界』には要注意。
関連
八坂 神奈子
《八坂 神奈子》
No.329 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(6)/COST(3) 種族:神
伝説
(相手ターン)(1):
目標の〔セットされている呪符カード、または【世界呪符】を持つカード1枚〕を破棄する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
(常時)(S):
〔相手プレイヤーの冥界にある呪符カード、または「世界呪符」を持つカード全て〕をゲームから除外する。その後、Xダメージを〔任意のキャラクター〕と〔任意のプレイヤー〕に振り分けて与える。Xはこの効果でゲームから除外したカードの枚数の2倍に等しい。
攻撃力(6)/耐久力(6)
「計画は順調みたいね」
(PR.074:「我を呼ぶのは何処の人ぞ」)
コメント
一つ目の効果は1コストで任意の
呪符・
世界呪符を破棄する効果。いわば
解呪を内蔵したキャラクターと言える。
特定の
呪符を
破棄したいなら素直に
解呪を使ったほうが手っ取り早いが、こちらは呪符を破棄しつつこのキャラクター自身も攻撃・防御を行えるという点で優れている。
戦闘力もそこそこ高く、特にカードアドバンテージを重視するグッドスタッフなどでは
禁弾『カタディオプトリック』などの厄介な呪符対策兼アタッカーとして
解呪より優先して採用される事も多い。
二つ目の効果は相手の
冥界にある
呪符を全てゲームから除外し、その枚数の2倍のダメージをプレイヤーとキャラクターに振り分ける。
相手がどれほど
呪符を使うかに依存している為安定した効果は見込めないものの、条件さえ揃えばコスト無しで除去やライフダメージを融通が利く形で与えられるので便利と言えば便利。
使用にはスリープが必要なためこのキャラクターの攻撃・防御が行えなくなるものの、それ以外に失うものはほとんど無いので3枚以上あるなら「とりあえず」で使ってもそれなりに効果がある。
もちろん残り少ないライフを削りきる引導火力としても優秀だろう。
- その利便性から、かつてはグッドスタッフ及びサイドボードの常連となっていた。しかし星熊 勇儀/9弾の登場により、少々その立場が危うい。
- 相手次第であるが、ダメージを振り分けて神奈子繋がりの征服の果てにという夢がある。
関連
洩矢 諏訪子
《洩矢 諏訪子》
No.330 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(6)/COST(3) 種族:神
(自動β):
あなたの場に「洩矢 諏訪子」が1枚もおらず、「種族:人間」を持つキャラクターが3枚以上いる場合、〔手札にあるこのカード〕をあなたの場にスリープ状態で出すことが出来る。この効果はスペルカードのタイミングでしか使用できない。
攻撃力(6)/耐久力(6)
「これならすぐに信仰を取り戻せるわよ!」
(PR.082:「うひゃあ!良いね、戦ってくれるんだ。楽しみー」)
コメント
- 当然ながらこの自動効果で場に出る場合、プレイでは無いのでコストを支払う必要はない。
関連
霊烏路 空
《霊烏路 空》
No.331 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(7)/COST(2) 種族:妖怪/獣
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなた〕は(2)支払っても良い。支払った場合、〔あなたの冥界の上のカード1枚〕を裏向きにしてこのキャラクターにセットする。以後、そのカードは以下の効果を持つ装備カード「八咫烏」として扱う。
「戦闘修正:+2/+2
(自動α):
〔このキャラクター〕は「種族:神」を得る。
(自動γ):
〔このキャラクター〕が決死状態になった場合、〔場のカード全て〕を破棄する。」
攻撃力(5)/耐久力(5)
「黒い太陽、八咫烏様 我に力を与えてくださった事に感謝します」
コメント
地霊殿の庭に住まう地獄鴉、通称「お空」。
どこぞの人から
八咫烏の力を貰った。
高いノードの割に戦闘力が物足りないが、追加コストを支払う事で戦闘力が上がり、2つの能力を得る。
こちらが数で押されていたりなどして不利な場合は「八咫烏」をつけて壁にし、相手の攻撃を躊躇させる事が出来る。
(自動γ)は
決死状態になりさえすれば戦闘、効果などを問わないため、
除去での対処もしづらいだろう。
種族:神も得られるので神デッキへの採用も考えられる。しかし、その場合
八坂 神奈子/5弾や
魅魔/7弾のように何か優れた点が欲しい所。このカードは
スペルカードが優秀なのでそれを組み合わせて行きたい。
ただし、スリープさせる効果やバウンス、
破棄、除外などをされた場合何もできないため、過信は禁物である。
また、こちらから攻撃する場合、たとえ防御させてもこのカードが
決死状態にならなければ効果は発生しない。
こちらが攻勢の時は無理に「八咫烏」をつけず、
爆符『メガフレア』や
神霊の劫火、
『地獄の人工太陽』などとの
シナジーを活用するほうが利口かもしれない。
戦闘力自体は低めなため、無理に攻撃には参加させられないが、コストが低い為比較的容易にプレイできるのが嬉しい。このように、その場の状況やデッキに合わせて柔軟に戦法を変えられるのがこのキャラクターの利点と言える。
- アイデンティティだった八咫烏が単独カード化したり、使いやすい霊烏路 空/9弾の登場で向かい風ばかりが吹いている。神霊の劫火や爆符『ギガフレア』は此方の方が上手く使いこなせるので利用したい。
- 再起動の登場はこのカードとしては追い風となって嬉しい所。…しかし、その再起動がエラッタにより大幅に弱体化してしまった。相変わらずの向かい風である。
- 追加コストは「プレイされて場に出た時」なので、初めから4コストを払うキャラクターより瞋怒などで無効化された場合のリスクが少ない。
- セットカード「八咫烏」は装備カードである。その為、追加コストを支払う事を前提にデッキに入れる場合、他の装備カードと組み合わせる事が出来なくなる点に注意。
- 必要ノードが低いので序盤からでも妖魔の眷属で場に出す事が出来る…が、プレイでは無いので「八咫烏」をセットする事が出来ないので得策ではない。それこそ霊烏路 空/9弾を採用した方が良くなってしまう。
- 読み方は「れいうじ うつほ」。
関連
古明地 さとり
《古明地 さとり》
No.332 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(7)/COST(4) 種族:妖怪
(自動α):
〔あなた〕は、相手プレイヤーの場にいるキャラクターが術者のスペルカードの必要ノードとコストを0としてプレイすることが出来る。
(自分ターン)(3)(S):
〔相手プレイヤーの手札〕を全て見て、スペルカード、またはコマンドカード1枚を選んで破棄する。その後、〔この効果で破棄したカード〕を、あなたがプレイしたものとして解決する。但し、この効果によってタイミングが正しくないカードをプレイすることは出来ない。
攻撃力(6)/耐久力(6)
「さあ、心に武器を持って!自分の心象と戦うが良いわ!」
コメント
地霊殿の主、他者の心が読めるサトリ。
戦闘は苦手と自称しているはずだが、6/6はどう考えても
戦闘のプロである。
(自動α)は、相手の場のキャラクターのスペルカードの
術者になれる能力。
効果は高いものの、
蝶符『鳳蝶紋の死槍』のような「
術者無しでもデッキに入れるようなカード」がこちらのデッキに入っており、相手がそれらのカードの
術者を場に出しているような状況でしか役に立たない。相手への依存性が高すぎるため、ほとんどおまけのようなものであろう。
彼女の真の強さは2つ目の効果、
(自分ターン)にある。
3コスト掛かってしまうが、手札を失わずに
破棄を試みることが可能で、
破棄するだけならば、そのカードをプレイできるタイミングとして適正かどうかは関係が無い。
もちろん、使えるカードがあればしっかり使い、相手の手段を削いでゆこう。相手次第だが
離反工作や
死符『ギャストリドリーム』などを
破棄することが出来れば大きい
アドバンテージを得ることも可能。
ただし、「この効果によってタイミングが正しくないカードをプレイすることは出来ない。」という記述があるため、このカードの効果で
破棄したカードをプレイしたものとして解決する場合、
想起『テリブルスーヴニール』等よりも制限がかかる。
例えば、何らかの効果に
干渉で
起動効果をプレイし解決した場合、この効果の解決時にはまだ
干渉の解決の途中である。よって、プレイ可能なタイミングについて「干渉が行われていない場合」という制限がある
スペルカードは解決する事が出来ない。
よって、
(自分ターン)効果であることを利用し、
コマンドカードのタイミングで
スペルカードをプレイするようなプレイングは如何なる場合も成立しないことになる。
また、
コマンドカードには「メンテナンスフェイズにしかプレイできない」などの記述を持つものがあり、それらはそのフェイズでない場合、やはり「プレイしたものとして解決する」ことはできない。
関連Q&A
- Q148.No.332 古明地 さとりの自動効果によって相手の場のキャラクターが術者のスペルカードをノード・コストを0としてプレイした場合、そのスペルカードは術者がいるものとして扱われますか?
- A148.いいえ、扱いません。
- Q337.「プレイしたものとして解決する」効果で、例えばNo.075 マナの生成のように使用出来るターンや枚数、条件などの制限があるカードは、その制限を無視できますか?
- A337.はい、できます。
ただし、「プレイしたものとして解決する」効果に「タイミングが正しくないカードは解決出来ない」などの制限がある場合はその制限に従います。
No.075 マナの生成の場合、例えば自分のターン中に既に1枚解決されていた場合でも、「プレイしたものとして解決する」効果で更に解決する事ができます。
仮に「タイミングが正しくないカードは解決出来ない」が付与されていた場合でも、コマンドカードをプレイする条件を満たしている場合、相手ターン中でもプレイする事は出来ます。
- Q355.「プレイしたものとして解決する」という効果で、タイミングが正しくないカードは解決出来ない、と言う場合、正しいタイミングとは何を指しますか?
- A355.各カード種類毎の、プレイの条件を満たしているタイミングです。
例えばスペルカードの場合、「プレイしたものとして解決する」という効果がスペルカードのタイミングで使用され解決される場合にのみ、正しいタイミングとして効果を解決出来ます。
またスペルカードが世界呪符の場合、加えてこのターン中に世界呪符のプレイが解決されていない必要があります。
(参考:IR-5.4.1 IR-5.5.1 IR-5.6.1)
関連
古明地 こいし
《古明地 こいし》
No.333 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(7)/COST(4) 種族:妖怪
奇襲 隠密
(自動α):
〔このキャラクター〕はスペルカード、コマンドカード、及びキャラクター効果の目標にならない。
攻撃力(6)/耐久力(6)
「貴方には恨みはないけど、ここで野垂れ死ぬ未来をあげるわ」
(PR.102:「お姉ちゃんすら敵わなかった貴方の力、是非見せて欲しいわー!」)
コメント
心を閉じた少女、その心はサトリでも読むことが出来ない。
数少ない
隠密持ち
アタッカーの一人で、またあらゆるカードの効果の
目標にならないという高位の
耐性も所持する。
ただし欠点も大きく、まず自分のカードの
目標にもできないため、他のカードによる強化・フォローが行い辛い。
よって、ある程度はこのカードに書かれたスペックだけで頑張らなくてはならないのだが、そうなると比較的数が多く防御されやすい
種族:妖怪であり戦闘力もそのノード・コストに比べて少し頼りないという欠点が露呈してしまいやすい。
また例によって目標を取らないカードは通用するので、
恋符『マスタースパーク』などの全体除去にも弱い。
目標を取らないカードなら普通に受け付けるのを逆に利用し、それらのカードによるフォローを考えるのも一つの手ではある。
神術『吸血鬼幻想』などは種族を
吸血鬼に変えて比較的ブロックされ辛いようにすると同時に、戦闘補正によりライフ25点を削り切るスピードを1ターン分早めたりなどが出来るので相性が良いと言える。
上記の
隠密に比べると影は薄いが、一応
奇襲も所持している。
これだけのノード・コストの重さに加え元から除去
耐性を持つこのカードにおいて有用性は比較的低いが、それでも
情報戦などの
ハンデス効果で
破棄されそうになった時に
干渉でプレイ出来たりなど、十分役に立つ
戦術である。
関連
四季映姫・ヤマザナドゥ
《四季映姫・ヤマザナドゥ》
No.334 Character <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(8)/COST(2) 種族:閻魔
伝説
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたのデッキ〕を全て見て、「浄玻璃鏡」1枚を抜き出し、このキャラクターにセットしても良い。その後、デッキをシャッフルする。
(自動β):
〔あなたのカード〕のプレイが無効にされた場合、〔手札にあるこのカード〕をあなたの場にアクティブ状態で出しても良い。但し、この効果で「四季映姫・ヤマザナドゥ」を1度に複数枚場に出すことは出来ない。
攻撃力(5)/耐久力(6)
「裁判は上から下へ、あちらからこちらへ、常に一方的に行われなければならない!」
(PR.072:「天国か地獄か、貴方が行きたいのは、さあ、どっち?」)
コメント
四季映姫・ヤマザナドゥ/1弾のリメイクカード。
前回よりマシになったとはいえ相変わらず非常に高い必要ノードを持ち、プレイ時に
浄玻璃鏡をデッキからサーチしてセットする効果と、自分でプレイしたカードのプレイが無効になった時、手札からアクティブで場に出せる効果を持つ。
1つ目と2つ目の自動効果は相反するものであり、どちらかを使おうとするともう一つは使えなくなる。単純に相手のカウンター対策としてデッキに入れておくというのもアリではあるかもしれない。
そのノードから
恐ろしい波動の弾にしてもいいだろう。万が一
恐ろしい波動が無効にされても、このカードが自動効果により場に
アクティブで出てくるという二段構えが完成する。
しかしせっかく使うからにはプレイして
浄玻璃鏡を持って来たい。
セットされれば戦闘力は5/9となり、
浄玻璃鏡そのものの効果も決して弱いものではない。
なお、「あなたのカードのプレイが無効にされた場合」とは、自分で無効にした場合でも有効。
思念の看破や
最後の警告のようなカードと組み合わせると面白い。
自発的に5/6のキャラクターをアクティブで場に出せるので優秀なコンボだろう。
- ノードの割りにコストとグレイズは安い。第五弾にはこのカードに限らず、そのようなカードが多く収録されていた。
関連
※名称に「浄玻璃鏡」を含むカード
永江 衣玖
《永江 衣玖》
No.335 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(8)/COST(2) 種族:妖怪
(自動α):
〔あなたの場のキャラクター全て〕は〔効果範囲が「目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果(アイコンを参照)」であるスペルカード、コマンドカード〕の効果の対象にならない。
攻撃力(6)/耐久力(7)
「もう地震はいつ起こるのか判らない状態です。一刻を争います」
コメント
竜宮の使い、空気を読める人。
『エラッタ前の空気の読めなさは異常だった』等とは決して言ってはいけない。
自動効果により、カードの左上にある「効果範囲」のアイコンが
他にも
第五弾環境における強力な全体除去である
爆符『メガフレア』や裏向きカードの回収をしつつ除去されることもある
開宴『二拝二拍一拝』もこのアイコンなので、基本的にリセット系のスペル・コマンドに耐性が付くと考えても良いだろう。
また、大型キャラでありながらコストは2とリーズナブル且つ戦闘力も高い。
自動効果を生かしきれなくても場に出すだけで十分なプレッシャーになる。
月都万象展で出すのには向かないが、
リザレクションを使えば5ノードから2コストで出すことが可能。
また、相手の
恋符『マスタースパーク』などに
干渉で
妖魔の眷属をプレイしてこのカードを場に出すというテクニカルな事も出来る。
このように見た目以上に非常に汎用性の高いキャラクターである。
- 自分が恋符『マスタースパーク』をプレイし、干渉で相手が離反工作をプレイし、このカードが持って行かれると悲惨な事になる。一応注意。
- エラッタ前は「目標を取らないカードの効果を受けない」と言う効果だったので公式に相当数の質問が投げられ、FAQも混沌としていた。
- 彼女が自分の場に居る状態で破滅の呼び声を打った場合、自分の場のキャラクターは効果の対象にならないので、〔キャラ以外の場のカード〕と〔手札〕から5枚を選び取り除かなくてはならない。
- 効果範囲が「目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果」であるカードの一覧は目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果を参照。
関連
※「永江 衣玖」を参照するカード
比那名居 天子
《比那名居 天子》
No.336 Character <
第五弾>
GRAZE(4)/NODE(8)/COST(4) 種族:天人
伝説
(自動β):
〔プレイされているこのキャラクターカード、または、このキャラクター〕が相手プレイヤーのコマンドカード、スペルカードの目標になった場合、以下の効果から1つを選んで解決する。
1.〔あなた〕は1ドローする。
2.〔全ての相手キャラクター〕に3ダメージを与える。
(常時)(1):
この干渉終了時まで、〔あなたの場のキャラクターを目標にしているコマンドカード、スペルカード〕の目標を〔このキャラクター〕に変更する。但し、この効果では1つの効果に対し1度までしか目標を変更できない。
攻撃力(8)/耐久力(8)
「本番はこれから」
(PR.021:「貴方が私を満足させてくれる人間?」)
(PR.073:「そうだ、時間があるのなら私と暇つぶしをしない?」)
コメント
人騒がせの天人。
(常時)能力が
(自動β)を確実に発生させるトリガーではあるが、効果的に使うには「変更したいカードが使われたあとに
干渉する」必要がある。
理由の一つは、
干渉した効果の解決は、
干渉したときとは逆順に行われるため。詳しくは
干渉の項目を参照。
もうひとつは、
「同一干渉内では、ある1つのカードが発生源の同一の効果は1度しか使用できない」
というルールによるものである。
要は
少女密室と同じで、この効果を使用したあとに干渉で使用・プレイされた効果については目標を変更できないのである。
また、地味に自分が自分のキャラに使ったカードも強制的に変更されるので注意。
彼女の
(自動β)はコマンド・スペルの『目標になった時』=カードがプレイされて目標に指定された時点で即座に解決する。
目標の指定はカードの「解決を開始する前に」既に行われている。
つまり、
干渉の途中で彼女が目標になった時点で(自動β)の発生条件は満たされている。ゆえに、もし直接目標になった場合は直ちに(自動β)の効果を解決する。
その後は
ディゾルブスペルや
作戦阻止でそれらのスペル・コマンドカードのプレイを無効化してしまってもかまわない。
しかし「彼女以外が目標となっており
(常時)能力を使用する場合は注意が必要。
(常時)能力→カウンターカードという順で使用すると、
プレイ無効化+破棄が解決→
(常時)能力解決するが目標の変更は起こらない、となってしまう。
これを避けるためには、カウンターカード→
(常時)能力という順で使用する必要がある。
ちなみに今のところ
種族:天人は
連結を除くとこのカードと比那名居 天子
9弾、
12弾のみである。そもそも原作でも少数派の種族であるため、今後もあまり増えることはなさそうである。
- 総合ルールの制定に伴い、2011/03/13に施行されたテキスト修正により二番目の効果が(自動γ)→(自動β)へと修正されている。(自動γ)は場でしか機能しないというルールに反していたためであると思われるが、これにより一部QAの裁定が見直されている点に注意。
- 「比那名居天子合同誌」の購入特典としてプロモーションカードが配られた。後にRevision Packageにて再録された。
- 「~枚選ぶ」などの目標をとらない効果に対しては(自動β)は発生しない。
- 1種類のカードで3つの異なるフレーバーテキストを持つ珍しいカードの1枚。
公式Q&Aより
- QA-047.No.086 楼観剣をセットしたキャラクターで攻撃した時、自動効果の目標にNo.336 比那名居 天子を指定した場合、No.336 比那名居 天子の(自動β)は適用されますか?
- A.はい、そのキャラクターがNo.336 比那名居 天子から見て相手プレイヤーのキャラクターであれば、適用されます。
(参考:IR-11.3.12)
- QA-063.No.336 比那名居 天子の(自動β)の効果では、No.336 比那名居 天子がプレイされている時にでも、相手プレイヤーのカードの効果の目標になった場合に適用されますか?
- A.はい、適用されます。
- コメント
- (自動β)は場以外でも機能する。天子のプレイに対し断罪裁判をこれを目標にプレイされた場合、直ちに(自動β)を解決する。これにより行った1ドローで運良く手に入れたカウンターにより断罪裁判を無効化する、というプレイングはルール上適性である。
- QA-100.No.364 想起「テリブルスーヴニール」を冥界のNo.070 死符「ギャストリドリーム」を目標にプレイし、解決時にNo.336 比那名居 天子を目標にしました。その場合、No.336 比那名居 天子の(自動β)の解決は出来ますか?
- A.はい、出来ます。
(参考:IR-5.3.2)- コメント
- (自動β)であるためテリブルスーヴニールの解決に割り込む。
- QA-116.「効果の目標にならない」効果を受けているNo.336 比那名居 天子が(常時)効果を使用して解決した場合、目標は変更されますか?
- A.はい、変更されます。ただし、No.336 比那名居 天子は目標として不適切であるため、目標を変更された効果は解決に失敗します。
またこの時、No.336 比那名居 天子の(自動β)効果は解決されません。- コメント
- 目標指定が不可能なため、目標指定されることが条件である(自動β)は発生せず解決されない。
- QA-349.No.730 散霊「夢想封印 寂」をXが2以上としてプレイした時、No.336 比那名居 天子の起動効果で目標をNo.336 比那名居 天子に変更した場合、No.730 散霊「夢想封印 寂」は目標不適切になりますか?
- A.はい、不適切になります。
目標としてキャラクターが2枚以上必要ですが、No.336 比那名居 天子の起動効果によって目標がNo.336 比那名居 天子1枚になるため、目標が不適切になります。
関連
※「比那名居 天子」を参照するカード
符ノ壱“八雲 紫”
《符ノ壱“八雲 紫”》
No.337 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(7)/COST(4) 種族:妖怪
【壱符】
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、目標の〔相手プレイヤーの場のキャラクター1枚〕をゲームから除外する。
攻撃力(4)/耐久力(5)
「あなたは此処から抜け出せない。それが無間地獄」
コメント
スペルブレイクを得て帰ってきた、気味の悪い微笑み。
プレイ時にキャラクター一体を除外する効果を持つ。
単純にプレイ時の
自動効果で単体除去を持つというだけでも強力。防ぐ手段が非常に限られ、場に出るだけで安定して相手のカードを一枚消費させられる。
また「破棄」ではなく「除外」である点もポイントで、
藤原 妹紅/1弾などの
破棄しても戻ってくるキャラクターや
秘密結社などに対して効果が高い。
符ノ弐“八雲 紫”の効果の布石にもなり、しかも目標は相手の場のみなので、仮に相手の場ががら空きでもこのカードが除外される事は無いというメリットもある。
- 強力な除去キャラクターという点が評価され、符ノ弐“八雲 紫”を採用せずにこのカードのみ採用される事が多い。
関連
※「八雲 紫」を参照するカード
符ノ壱“伊吹 萃香”
《符ノ壱“伊吹 萃香”》
No.338 Character <
第五弾>
GRAZE(3)/NODE(7)/COST(4) 種族:鬼
【壱符】
(自動α):
〔このキャラクター〕はコマンドカードの効果の目標にならない。
(自動α):
〔このキャラクター〕はスペルカードの効果によって決死状態にならない。
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたの冥界の上のカード5枚〕を裏向きにしてこのキャラクターにセットする。以後、そのカードは以下の効果を持つ呪符カード「霧」として扱う。
「戦闘修正:+1/+1」
攻撃力(1)/耐久力(1)
「鬼は強いものの代名詞。あんたが自分を強いと思う程、鬼もまた強い」
コメント
スペルブレイクを得て帰ってきた、あらゆる密度を操る酒好きな子鬼。
冥界のカード5枚をそのまま
呪符カード「霧」としてセットし戦闘補正を得る効果と、スペル・コマンドに対する耐性を持つ。
6.決死状態と破棄に関する補足
●効果ダメージによる決死状態
既にダメージが蓄積しており、効果ダメージによって累計ダメージがそのキャラクターの耐久力以上になった場合、
その効果ダメージを発生させたカードの効果によって決死状態になったものとしても扱う。
乱暴に言えば、「それまでどんな手段でダメージを受けたかを問わず、とどめをさした効果によって
決死状態になったとして扱う」ということ。萃香が
決死状態を免れられるのは、とどめが「
スペルカードの効果」によるダメージだった場合、である。
スペルブレイクでの能力向上が視野に入るが、
弐符になると下2つの
自動効果が別物へと変化するため、こちらのまま運用するのも手ではある。
公式QAより
- Q013.「No.338 符ノ壱“伊吹 萃香”」の2つ目の自動効果は、ダメージを与えるスペルカードの効果に対してはどう適用されますか?
- A013.スペルカードの効果によって与えられたダメージによって「No.338 符ノ壱“伊吹萃香”」の耐久力を超えるダメージが蓄積された場合のみ、全てのダメージをリセットします。それ以外の場合では通常通りダメージが蓄積されます。また、既にスペルカードによってダメージを受けている状態で、スペルカード以外のカードの効果によって耐久力を超えるダメージになる場合、通常通り決死状態になります。
- Q086.「No.338 符ノ壱“伊吹 萃香”」の2つ目の自動効果は、スペルカードによってキャラクターが得た効果によって決死状態になることも防ぐことが出来ますか?
- A086.はい、決死状態になりません。スペルカードやコマンドカードによってキャラクターが効果を得た場合、その効果はキャラクターの効果であると同時にスペルカードまたはコマンドカードの効果でもあるとして扱います。
- Q090.「No.338 符ノ壱“伊吹 萃香”」はスペルカードによってマイナスの戦闘修正を与えられ、耐久力が0以下になった場合、決死状態になりますか?
- A090.はい、決死状態になります。耐久力が0のキャラクターは、耐久力が1以上にならない限り、必ず決死状態になります。
関連
符ノ弐“八雲 紫”
《符ノ弐“八雲 紫”》
No.339 Character <
第五弾>
GRAZE(4)/NODE(-)/COST(-) 種族:妖怪
【弐符】
(常時)(2)(S):
目標の〔ゲームから除外されているキャラクターカード1枚〕をあなたの場にスリープ状態で出す。
攻撃力(7)/耐久力(8)
「さあ、仕事に戻った戻った」
コメント
スペルブレイクをした、神隠しの主犯。
除外されたカードを場にスリープ状態で復帰させる。
また相手側の除外キャラクターも目標に出来る。これは
壱符紫の効果と相性が良く、相手キャラクターを除去してアドバンテージを稼ぎつつ、もしそれが見合う戦闘力を持ったキャラクターならこの効果で場に出す事が出来るので、上記の除外ギミックを上手く引けなかった場合もフォローが効く。
戦闘力も大きく上がるので戦闘でも頼もしく感じるだろう。
ただ効果との兼ね合いを考えれば、
結界『生と死の境界』辺りをセットして能力により大型アタッカーを使い回す事に専念した方がリスクが少ないかもしれない。
関連
※「八雲 紫」を参照するカード
符ノ弐“伊吹 萃香”
《符ノ弐“伊吹 萃香”》
No.340 Character <
第五弾>
GRAZE(4)/NODE(-)/COST(-) 種族:鬼
【弐符】
(自動β):
〔このキャラクター〕が場に出た場合、〔あなたの冥界の上のカード5枚〕を裏向きにしてこのキャラクターにセットする。以後、そのカードは以下の効果を持つ呪符カード「霧」として扱う。
「戦闘修正:+1/+1」
(自動γ):
〔このキャラクター〕が〔相手プレイヤーのスペルカード、またはコマンドカード〕の効果の目標になった場合、このキャラクターにセットされているカードを2枚選んで破棄する。その後、そのカードの効果を無効にし、破棄する。
攻撃力(3)/耐久力(3)
「我が群隊は百鬼夜行、鬼の萃まる所に人間も妖怪も居れる物か!」
コメント
順当に
符ノ壱“伊吹 萃香”から
スペルブレイクして場に出せば、セットカードは引き継がれるため合計10枚、(+10)/(+10)という脅威の戦闘補正になる。
もちろんその大量の
呪符を
『百万鬼夜行』によってキャラクターに変換する事も出来、その爆発力は相当なものとなる。
また
壱符萃香と違い、相手からのカードのみを無効化出来る様になった。
ただし、代償としてセットカードを削っていかなければならない。
削るべきセットカードは「霧」である必要はないので本人のスペル
鬼火『超高密度燐禍術』などで枚数を底上げするのも有効だろう。
- 忘れがちだが、自動効果でセットされる「霧」は冥界のカードを使用する。冥界のカードが4枚以下の場合は効果の解決に失敗し、1枚もセットすることが出来ない。
- 二つめの能力は(自動γ)であるため、セットされているカードが2枚以上ある限り、相手プレイヤーのスペルカード、またはコマンドカードの目標になった場合ただちにセットされているカード2枚を破棄し、そのカードの効果を無効にしなければならない。すなわち「破棄せず無効化しない」ことを選ぶことはできない。
- もちろん、セットカードが1枚以下であるならば自動効果は適用されない。
- スペルブレイクのルールの都合上一つ目の自動効果が適用される条件が単に「場に出た場合」となっているため、反転攻勢などで引っ張り出してきてもきちんと適用される。もっとも、その後「【壱符】を持つアクティブ状態の伊吹 萃香」を除外しなければ無意味だが。
関連
怪奇『釣瓶落としの怪』
《怪奇「釣瓶落としの怪」》
No.341 Spell <
第五弾>
NODE(1)/COST(1) 術者:キスメ
効果範囲:その他
発動期間:瞬間
〔あなたの冥界の上のカード1枚〕を裏向きにして、あなたの場にスリープ状態でセットする。以後、そのカードはキャラクター「物の怪(GRAZE0、1/1、種族:妖怪)」として扱う。
(自動β):
メンテナンスフェイズ開始時に〔あなたの手札1枚〕を破棄しても良い。破棄した場合、〔あなたの冥界にあるこのカード〕を手札に戻す。但し、この効果ではあなたの場に「キスメ」がいる場合、(1)支払うことで、手札を1枚破棄したものとして扱うことが出来る。
暗闇には様々な魍魎が潜んでいる。
コメント
1回限りの使い捨てではなく、
(自動β)によって回収し何度も使うことが出来る。
回収のためのコストはかなり辛いが、
術者がいればかなり緩和される。
プレイコストも無くなるので一緒に使うと良いだろう。
出て来る
物の怪は戦闘力こそ低いもののグレイズが0で非常に高い展開力を持つ為、さながら
レイラ・プリズムリバーの
幻想のように場を制圧する事が可能である。
しかも前述のカードに比べ必要なパーツが少ない為、気軽にデッキにギミックとして組み込めるのは嬉しい所だろう。
銀ナイフを
破棄すればノーコストでの回収が可能。
さらに
術者がいれば、毎ターンノーコストでキャラクターが増える。また「キスメ」さえいれば毎ターン(1)コストで
冥界から手札に戻せるため、
銀ナイフほどではないにしてもこのカード以外のカードの手札コストの代用としても有効である。
- このカードが2枚以上冥界に存在する場合、回収コストさえ払えれば全てを1度のメンテナンスフェイズに戻すことが出来る。ただし、回収コストは1枚ごとに支払い、効果の解決も1枚ずつ行う。
- このカードを破棄して冥界のカードを戻しても永久ループのようなことにはならない。
- 2009/12/30に施行されたエラッタで物の怪がスリープ状態で場に出るようになった。同時に銀ナイフにもエラッタが出たことにより、エラッタ以前のような展開力はなくなった。
関連
罠符『キャプチャーウェブ』
《罠符「キャプチャーウェブ」》
No.342 Spell <
第五弾>
NODE(1)/COST(1) 術者:黒谷 ヤマメ
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:持続
目標の〔相手プレイヤーの場のキャラクター1枚〕をあなたの場に移す。ターン終了時まで、そのキャラクターは攻撃と防御を行うことが出来ない。このターンの終了時、そのキャラクターを本来のプレイヤーの場にアクティブ状態で戻す。
張り巡らされた網が、敵を絡め取る。
コメント
黒谷 ヤマメの
スペルカード。
1ターン限り相手キャラクターのコントロールを得る。
離反工作や
因幡 てゐ/1弾に比べると、その圧倒的とも言えるノード・コストの低さが特徴。
すぐに戻ってしまい攻撃も制限されている為コントロール奪取としての利点は少ないが、ブロッカー除去としては耐久力や
種族に関係無く一体を除去出来るという確実性がある為悪くは無い性能。
だが、やはりコントロール奪取という性質上、専ら自分の場のキャラクターに対して効果を発揮するカードとのコンボを前提として使う事になる。
人魂灯、
執念の炎、
風神『風神木の葉隠れ』、
大妖怪降臨などと組み合わせるには格好のカードであり、
魔法研究のサーチ対象である事もあって、コンボカードとしての使い勝手はかなり向上していると言えるだろう。
さらに
霊烏路 空/9弾や
結束が登場したため、前者ならば相手場のキャラクターを実質二枚除去する事が出来、後者ならば
種族さえカバーできれば手札2枚、コスト2でキャラクター除去と能力強化ができるようになった。
また、
惑視『離円花冠(カローラヴィジョン)』との相性も抜群。相手キャラクターを送りつければこちらのキャラクターの損失を無しにキャラクターのコントロール奪取が可能。
このようにこの軽さで汎用性も高く、かなりのカードパワーを持ったコントロール奪取カードである。新たにカードが出る度に評価も上がっていくカードだろう。
- ちなみに、「このターンの終了時、そのキャラクターを本来のプレイヤーの場にアクティブ状態で戻す。」という一文のおかげで離反工作等で奪われたキャラクターを取り返す事が出来る。
関連
恨符『丑の刻参り』
《恨符「丑の刻参り」》
No.343 Spell <
第五弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:水橋 パルスィ
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:呪符
【呪符】
(自動α):
〔このキャラクター〕は「種族:鬼」を得る。
(自動α):
〔このキャラクター〕の戦術は全て無効になる。
(自動γ):
〔このキャラクター〕は、可能であれば1ターンに1回以上の攻撃を行わなくてはならない。
攻撃力(+3)/耐久力(-2)
貴船の神のお告げに従い、宇治川に身を投げた橋姫は鬼と生まれ変わり遂に目的を果たした。
コメント
水橋 パルスィの
スペルカード。
独特の戦闘修正と多くの効果を持つトリッキーな
呪符。
それぞれの効果や戦闘修正が複合的に影響し合い、攻撃に使うにも妨害に使うにも非常に癖の強いカードとなっている。
攻撃に使う場合、高い攻撃補正(同ノード・コストの
呪符はおろか
装備と比べても高め)を持つが、耐久補正により耐久力2以下のキャラクターは
決死状態になるので実質セット不可能、それ以上あるキャラであっても弱体化による場持ちし辛さは避けられない。
また効果により
戦術が無効化されるので、
先制や
隠密・
貫通などの要素と絡める事が出来ず、攻撃強制効果も耐久力が弱体化する補正値と組み合わさると地味ながらも非常に厄介で、状況次第ではアタッカー一体を完全に紙にしてしまいかねないリスクを持っている。
このように、単純な攻撃力の増加目当てで使うにはあまりにも癖が強い。
似たような補正値を持つ
鬼火『超高密度燐禍術』という存在もその使いづらさを一層際立てていると言えるだろう。
逆に妨害に使う場合、まず耐久力が2下がるという補正値から耐久2以下のキャラクターに対し除去カードと同然の働きをする。
人界剣『悟入幻想』と同ノード・コストで効果は下位互換に等しいが、
玉兎/5弾や
霧雨 魔理沙/1弾など刺さる相手はまだ多い方であろう。
またそれ以上の耐久力を持つキャラクターであっても妨害
呪符として機能する。耐久力の減少と攻撃強制効果が合わさり、ある程度の攻撃力を持ったブロッカーが場にいれば遠からず
決死状態に出来るだろう。特に
マナチャージキャラクターや
先制ブロッカーなどを封じる手段として有効である。
ただし攻撃力が結構上がってしまうので、一方的に倒そうとするならブロッカーを吟味する必要が出て来る。下手をすると相手に高攻撃力のアタッカーを一体献上してしまう事にもなりかねない。
前述の除去効果ほどは期待出来ないものの、同じカードの用途の一つとして選択肢には入るだろう。
これらの他にも
種族:鬼を付加させる効果も持ち、
星熊 勇儀/5弾を強化させたり、逆に相手に付加させて
節分や
幽鬼剣『妖童餓鬼の断食』で封殺したりなどの運用が考えられる。もちろん逆に相手からこれらのカードを使われるというリスクも存在する。
とはいえ、長所・短所共に上記の効果に比べれば地味であり、敢えてこれを目的で使うことは少ないだろう。
総合して、除去したいなら専用の除去カードの方が、強化したいなら専用の
装備なり
呪符なりの方が使いやすく、噛み合うデッキも非常に限られる感は否めないだろう。
呪精デッキなどは、自キャラを
決死状態にする手段を増やしつつ、出た後の呪精を強化しつつ場持ちし辛くさせる=冥界に送りやすくさせられるので、比較的相性が良いと言えるか。
- 人形も無効に出来るので人形キャラクターをアタッカーに変えるという用途も無くは無いが、元々の耐久力が2以上ある人形は咒詛『首吊り蓬莱人形』とアリオーシュしかおらずそれだけの為に使うのは現実的ではない。
- 「可能ならば攻撃を行う」というのは「攻撃可能な状態でメインフェイズを終了することは出来ない」という意味であるため、スリープを伴う起動効果を起動するなどして攻撃できない状態になっている場合は攻撃をしなくても良い。逆に言えば、それらの起動効果を阻害する効果ではないということである。
- 戦術は効果を無効にしているだけで記述はなくならないため、伝説には効果が無い。
関連
散符『栄華之夢(ルナメガロポリス)』
《散符「栄華之夢(ルナメガロポリス)」》
No.344 Spell <
第五弾>
NODE(3)/COST(2) 術者:鈴仙・優曇華院・イナバ
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:呪符
【呪符】
(自動α):
あなたのドローフェイズはスキップされる。
(自動γ):
あなたのメインフェイズ開始時に、〔あなたのデッキの上のカード3枚〕を見て、1枚を選んで手札に加える。選ばなかったカードは破棄する。
栄華の極みは夢のように儚く、すぐに散り果ててしまうであろう。
コメント
鈴仙・優曇華院・イナバの
スペルカード。
ドローフェイズのドローをスキップし、代わりにデッキを操作して一枚手札に加える。
一度場のキャラクターにセット出来れば、以降の手札をかなり意図的に操作する事が出来る。そしてデッキ自体も毎ターン3倍の速度で消えていく為、特定の欲しいキーカードを引く場合は破格の性能のデッキ圧縮としても機能する。
プレイコストは高めだが追加コストを必要としない為、早期にプレイすれば同系統のカードの中でも最高のコストパフォーマンスになり得るデッキ操作カードである。
残りのカードを破棄する為、冥界利用カードや
銀ナイフと組み合わせられるのも及第点。
ドローフェイズ自体をスキップする
人形の森も実質的に無効化出来る。
逆にメインフェイズ自体を
神様との宴会でスキップされてしまえばカードを引けなくなってしまったりもする。
- もしデッキの残り枚数が2枚以下の場合、2番目の効果は「デッキの上のカードを3枚」見る事が出来なくなる為効果が解決されなくなる。つまりドローフェイズもスキップされている為、実質的にこのカードがある限りライブラリーアウトしなくなる事になる。
もちろん強引な取引などで強制的にドローさせられれば負けになるので過信は出来ないが、その場合も残り2枚ならギリギリ耐える事も出来るので、マナチャージなどで枚数を調整する事でデッキ破壊に対しリスクをかなり狭める事が出来るのは確か。
関連
開海『海が割れる日』
《開海「海が割れる日」》
No.345 Spell <
第五弾>
NODE(5)/COST(1) 術者:東風谷 早苗
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:持続
ターン終了時まで、〔あなたの場のキャラクター全て〕は「隠密」と以下の効果を得る。
「【(自動γ):
〔このキャラクター〕が相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える場合、そのダメージを無効とし、〔相手プレイヤーのデッキの上のカードX枚〕を破棄する。Xはこの効果で無効にした戦闘ダメージの値に等しい。】」
葦の若葉をつかむように握り投げはなされてしまった建御名方神は、ただちに逃げ去った。~古事記
コメント
東風谷 早苗の
スペルカード。
1ターンの間全体に
隠密を付与させるが、攻撃によるライフダメージがデッキを削る効果に変換される。
ライフダメージを与える事が出来ないというデメリットを持つが、全体に
隠密なので手軽に複数のキャラクターによる攻撃をかなり通しやすくなる。
その為、ある程度の戦闘力を持つアタッカーさえ場に揃えればかなりの早さでデッキを削る事が可能で、ライブラリーアウト戦術の最後の詰めとして使える。
符ノ弐“伊吹 萃香”や
旧都などと組み合わせると面白いことになるかもしれない。
複数のキャラクターの攻撃、特にアタッカーの攻撃力に効果が依存しているという点が多少ライブラリーアウト戦術とコンセプトが異なる感はある。だが
隠密付与や、デッキ破壊の性質上グレイズがリスクになり辛いという点を上手く生かせば十分戦力になり得る。
- 河童『お化けキューカンバー』と同様、貫通効果でも効果が発揮される(貫通によるダメージは戦闘ダメージであるため)。また、戦闘ダメージが無効となっているため、1以上の戦闘ダメージを与える必要があるグレイズは不可能である。
公式QAより
- Q078.こちらが「No.345 海が割れる日」を解決し、相手プレイヤーが「No.373 閉ざされた瞳」を解決しました。この時、こちらのキャラクターの攻撃を相手が防御しなかった場合、相手のデッキは破棄されますか?
- A078. いいえ、効果の対象として不適切になるため、効果が無効になります。そのため、通常通り相手プレイヤーに戦闘ダメージが与えられます。
関連
岐符『サルタクロス』
《岐符「サルタクロス」》
No.346 Spell <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(6)/COST(3) 術者:射命丸 文
【幻想生物】 伝説 先制 維持コスト(1)
(自動α):
〔このキャラクター〕は、新たに戦術を得ることは出来ない。
(自動γ):
〔このキャラクター〕が相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、ターン終了時まで〔全てのプレイヤー〕は自分のキャラクターに防御を行わせることが出来ない。
攻撃力(4)/耐久力(5)
高天原から葦原中国を照らす神の眼光に負け、
誰も猿田彦が何者かを問うことが出来なかった。
コメント
戦術を得ることができないので
貫通や
隠密は得られないが、防御された場合にブロッカーを除去したり、
神符『神が歩かれた御神渡り』でブロックされにくくして効果を通せればあとは一方的に殴れるというのは大きい。
- あまりないシチュエーションではあるが、(自動γ)効果発揮後に旧都を使われると一転してピンチになる場合も。
- こちらもあまりないシチュエーションだが、(自動γ)効果の対象は〔プレイヤー〕であるため、効果発揮後でも符ノ壱“紅 美鈴”などの『キャラクター効果による防御』は可能である。
関連
難題『仏の御石の鉢 -砕けぬ意思-』
《難題「仏の御石の鉢 -砕けぬ意思-」》
No.347 Spell <
第五弾>
NODE(5)/COST(3) 術者:蓬莱山 輝夜
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:装備
【装備】 神器
(自動β):
〔このカード〕が場に出る場合、〔あなた〕は1ドローする。
(自動γ):
〔このキャラクター〕が戦闘によって相手キャラクターを決死状態にした場合、〔相手プレイヤー〕にXダメージを与える。Xはこのキャラクターのグレイズの値に等しい。
攻撃力(+3)/耐久力(+4)
釈迦が終身雇用したという光を持った鉢。
コメント
蓬莱山 輝夜の
スペルカード。
セット時に1ドローする効果と、戦闘破棄を条件に相手プレイヤーへグレイズ分ダメージを与える効果を持つ
神器。
相手キャラクターを戦闘破棄する事でダメージを与える事が出来るので、セットするキャラクターにもよるが
貫通や
白楼剣以上のダメージを与え得る。
相手のブロッカーの能力値に関係無くダメージが通る為、チャンプブロックを阻止する意味でも非常に有効である。
また1ドローが付いている為、手札消費を抑えられかなり使い勝手が良い。
蓬莱山 輝夜/5弾とのシナジーも優秀で、そのカード自体もかなり低ノード・コストで術者を兼ねている事もあり、ドローギミックとして採用するのも面白いだろう。
関連
神符『天人の系譜』
《神符「天人の系譜」》
No.348 Spell <
第五弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:八意 永琳
効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔あなたのデッキ〕を全て見て、称が異なるキャラクターカード3枚を抜き出し、デッキをシャッフルする。その後、相手プレイヤーはこの効果で抜き出したカードを全て見て、1枚選ぶ。〔あなた〕は選ばれたカードを手札に加え、選ばれなかったカードを任意の順番でデッキの下に戻す。
遥か古から続く系譜が、古き絆を呼び起こす。
コメント
手札に加えられるのは三枚の内相手が選んだ一枚のみで、また全て違う名称のカードでなければならないので、特定の必須カード一枚を手札に加えたい場合の
サーチカードとしては向かない。
逆に、選んだ三枚のどれを手札に加えても良い、という状況を作り出せれば強い。
このカード自体はノード3コスト1で手札を減らさず任意のカードと交換出来るという破格の使い勝手の良さを持っていて、しかも他二枚がデッキの下に潜る効果は見方を変えれば二枚分のデッキ圧縮のおまけまで付いてくるという事でもある。
例えば
月都万象展で出す前提で大型アタッカーを三種類用意出来れば、確実に
サーチ出来て手札事故の予防にもなるのでかなり美味しいだろう。
合葬『プリズムコンチェルト』とも相性が良く、プリズムリバーの三枚のうちどれを選んでも
サーチの条件を満たす事が出来る為、デッキの下に潜る事がほぼデメリット足り得ない。
また所詮は人間の選択なので、プレイングやブラフで特定のカードを選ばせる事も出来なくは無い。単純な
サーチカードより使い方が難しい分、柔軟な発想が求められるカードである。
関連
死歌『八重霧の渡し』
《死歌「八重霧の渡し」》
No.349 Spell <
第五弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:小野塚 小町
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔スリープ状態のノード全て〕を公開し、その中に含まれていたキャラクターカードを全て破棄する。それ以外のカードは裏向きにし、スリープ状態でノードにセットする。
渡し船に響くのは、使者の思いを伝える歌。
コメント
小野塚 小町の
スペルカード。
リスクをお互いに孕む。むやみに使うのは危険。
大型キャラクターを伏せることが多い序盤で使うとこちらのリスクも少なくて済むか。
伏せたカードからデッキの傾向がわかる、かもしれない。互いに。
終盤でノードを確認して
紅葉狩りという使い方もなくはないが、やはりリスクは高い。
関連
霊符『古き地縛霊の目覚め』
《霊符「古き地縛霊の目覚め」》
No.350 Spell <
第五弾>
NODE(6)/COST(2) 術者:小野塚 小町
効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔全てのプレイヤー〕は、〔自分の冥界にある必要ノードが6以上のキャラクターカード3枚まで〕をスリープ状態で場に出しても良い。場に出した場合、〔場に出したプレイヤー〕はXダメージを受ける。Xは、この効果で自分の場に出したキャラクターの本来の耐久力の合計値に等しい。
この地に縛り付けられて幾百年?それとも幾千年?
コメント
この効果で出せるのは必要ノードが6以上のキャラクターに限られている。
6ノード帯ともなればキャラクターの耐久力は高いものが多く、3枚出せばかなりのダメージを受けることになるだろう。
主に
黄泉の舟などのサーチカードとセットで使う事になるだろう。
スリープ状態で場に出るので速攻で決める事は出来ず、多量のライフコストから使用ターンの防御も辛いというリスクはあるが、それにさえ耐え切れれば3体ものアタッカーを一度に場に出せる展開力は優秀。
注意が必要なのが、相手も(同様にライフコストが必要になるとは言え)3体までキャラクターを出す事が出来るという事。
スリープ状態で出てくるという都合上、場に出したキャラクターで先に攻撃できるのは相手なので、使用時は相手の
冥界のカードには気を配る必要がある。
万全を期すならめぼしいカードに対して
古の記憶や
無縁塚などの除外手段でフォローを入れるといいかもしれない。
また多大なダメージを受けることを使用し、
魂の花を能動的に使用することが出来る。
相手のターンを挟まずにこちらのキャラクターを
アクティブ状態に出来るため、一気に勝負を決めることも不可能ではないだろう。
- 「ダメージを受ける。その後~」という記述ではないため、ダメージを無効化してもキャラクターが場に出せなくなることはない。よって、森羅結界や大結界『博麗弾幕結界』などとは相性が良い。
- 「3枚まで~しても良い」というテキストなので、どちらかのプレイヤーの冥界のキャラクターカードが3枚未満でも解決に失敗することはない。
- 「冥界のキャラクターカードを選択した時点で」受けるダメージXが決定する。このため、実質「本来の耐久力の合計値」=Xとなる。例えば星熊 勇儀/5弾を選んだならば、例え使用時にノードが4枚以下であっても受けるダメージは4である。(Q&A002)
- このQ&Aの裁定を受けて、Revision Packageに「本来の」という記述が追加されたカードが収録された。効果は変化していないが、より分かりやすくなっている。
- 特に記述がないため、必要ノード-は0として扱う。よって、西行妖/1弾などをこのカードで出すことは出来ない。
- かつては呼び出したキャラクターがアクティブ状態で場に出るというデタラメな性能であったため、このカードを主軸としたワンターンキルコンボが存在した。
マナの生成と産霊『ファーストピラミッド』を組み合わせることによって先攻1ターン目から小野塚 小町/5弾を術者として出し、黄泉の舟によって合計攻撃力が25以上になるように大型キャラを落とし、このカードで並べることで、1ターンキルが成立するというもの。- 2009/05/02のエラッタによってキャラクターがスリープ状態で出るようになり、上記のワンターンキルは成立しなくなった。
関連
魍魎『二重黒死蝶』
《魍魎「二重黒死蝶」》
No.351 Spell <
第五弾>
GRAZE(2)/NODE(3)/COST(1) 術者:八雲 紫
【幻想生物】 維持コスト(1)
(自動γ):
〔このキャラクター〕が戦闘によって決死状態になった場合、〔相手プレイヤーのデッキの上のカード4枚〕をゲームから除外する。
攻撃力(5)/耐久力(3)
罔両の交点に、生まれた、在りえない、呪われた、命。
コメント
ノード・コストに対して戦闘力がかなり高い。
が、維持コストが必要である点から、単体でアタッカーとしては多少使い辛い。少なくとも一アタッカーとしては
小野塚 小町/5弾という同じノード帯で同じ戦闘力を持つキャラクターがいる為、このカードを使うぐらいならそちらの方が安定しやすい。
幻想生物であるという点に着目すれば、
金符『シルバードラゴン』と比べれば出したターンに攻撃出来ないが維持コストを支払う事で高戦闘力のまま場に維持出来るので一長一短か。
戦闘によって破棄された場合に誘発するデッキ除外効果を持つが、「戦闘によって破棄」という条件と「デッキの上から4枚」という効果対象から、除外効果としてもデッキ破壊効果としても中途半端である。
関連
※「二重黒死蝶」を参照するカード
結界『生と死の境界』
《結界「生と死の境界」》
No.352 Spell <
第五弾>
NODE(4)/COST(1) 術者:八雲 紫
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】
(自動α):
全てのカードは冥界に置かれる代わりにゲームから除外される。
(自動γ):
〔このカード〕が破棄された場合、冥界に置かれる代わりにゲームから除外する。
もう、戻れない。
テキスト修正@2011/02/09
コメント
各種冥界利用カードを封じる事が出来るが、あくまで「冥界に置かれない」のみであり、このカードを使う以前に冥界に落ちたカードの利用を封じる事は出来ない。スペルカードであり先置きしておかなければならない事も考えれば、それらへの対策カードとしては
無縁塚の方が使い勝手は良い。
その為、このカードは主に自身がカードを継続的に除外する為のギミックとして使用する事になるだろう。
除外キャラクターを帰還させる
符ノ弐“八雲 紫”とは当然相性が良い。
関連
疎符『六里霧中』
《疎符「六里霧中」》
No.353 Spell <
第五弾>
NODE(3)/COST(2) 術者:伊吹 萃香
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】
(自動γ):
あなたのメンテナンスフェイズ開始時に、〔あなたの冥界の上のカード1枚〕を裏向きにして、〔このカード〕にセットする。
(常時)0:
〔このカードにセットされているカード全て〕を破棄する。その後、ターン終了時まで、目標の〔キャラクター1枚〕は「戦闘修正:-X/±0」を得る。Xはこの効果で破棄したカードの枚数の2倍に等しい。
深い霧は視界のみならず、その心をも迷わせる。
コメント
セットカードが増えるペースは1ターンに付き1枚と地道だが、いざ使う時には枚数分の2倍の効果がある為、早い段階で高い効果を発揮するようになる。
いつでも起動可能で1枚でもセットされていれば効果があるので、早期に場に出す事が出来れば確実に被ダメージを減らす事が出来る。
ただ、一度の起動で全てのセットカードを
破棄しなくてはならないので、例え目標のキャラクターの攻撃力が低い場合でも必要以上のセットカードを
破棄せざるを得ず、また複数のキャラで攻撃されたりすると弱いなどの欠点も持つ。
鬼火『超高密度燐禍術』で無理矢理セットカードを増やす事で、一度限りだが瞬間的に効果を増やす事も出来なくは無い。
また維持コストがなく冥界のカードを場に出し続けていけるので、
破滅の呼び声との相性も良好。
関連
鬼火『超高密度燐禍術』
《鬼火「超高密度燐禍術」》
No.354 Spell <
第五弾>
NODE(4)/COST(1) 術者:伊吹 萃香
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
目標の〔場のカード1枚〕に、〔そのプレイヤーのデッキの上のカード3枚〕を裏向きにしてセットする。そのカードがキャラクターにセットされた場合、以後そのカードは以下の効果を持つ呪符カード「鬼火」として扱う。
「戦闘修正:+1/±0」
ありえないほど高密度で圧縮された燐は、
災厄の炎をもたらす。
コメント
伊吹 萃香の
スペルカード。
目標のカードに+1/+0の戦闘修正を持つ
呪符を一度に3枚セットする。
その効果は単純に考えればキャラクター一体の攻撃力を永続で+3する
呪符と言えるので、使い勝手が良い。
戦術などの付加効果が無いが、元々
先制や
貫通を持つキャラクターを強化する為に使う分にはむしろコスト相応で無駄が無いスペックがありがたい。また
呪符なので、他の
呪符や
装備と組み合わせたりする事も可能である。
「+3」ではなく「+1が3枚」である事は一長一短だが、どちらかと言えばメリットとして働く事が多い。
解呪一枚の損害も少ないし、
符ノ壱“パチュリー・ノーレッジ”のような効果とのシナジーも期待出来る。またセットカードも枚数として数える
破滅の呼び声とも相性が良い。
デメリットとしては、
八坂 神奈子/3弾を相手にする場合はリスクが3倍になり、
『全人類の緋想天』の対象にならざるを得ず、ほんの僅かだがデッキが早く消耗する為相手がデッキ破壊してくる場合相性が悪いぐらいか。
関連
力業『大江山颪』
《力業「大江山颪」》
No.355 Spell <
第五弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:星熊 勇儀
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:持続
ターン終了時まで、〔全てのキャラクター〕は「戦闘修正:+X/±0」と「貫通」を得る。
Xはこの効果の解決時にあなたの冥界にある「大江山颪」の枚数に等しい。
その進軍、山颪の如く。
コメント
Xは『解決時に』冥界にある「大江山颪」の枚数である。
リニューアル後のルールで、プレイしたカードが冥界に行くのは解決『後』直ちに…のため、
プレイしたこのカード自体は数に入れないので注意。
(冥界に「大江山颪」が無い状態でプレイした場合、戦闘修正は±0/±0。)
攻撃力補正が欲しい場合は事前・事後に他の2枚のうちから冥界に落とす必要がある。
無理ではないが、攻撃力補正を得る事を前提に採用するのはかなり厳しいものがあるだろう。
貫通の付与にしても、同じノード・コストで安定性の高い
ミニ八卦炉があるので、「全体に付与出来る」という点を生かした採用が求められるのは言うまでも無いだろう。
また
貫通による恩恵を生かす為にはそれぞれにある程度の打点の高さも要求される為、小型速攻などには向いていない。
総じて、中~低速のビートダウンのサポートに向いたカードである。
前述の攻撃補正の得辛さも、ある程度後になってくればノードからの破棄や
香霖堂などによって冥界に送る事も不可能では無くなってくる。
理論上かなり困難とは言え、「コスト1で全体に攻撃+2と
貫通付与」という破格の性能になる可能性を秘めているというだけでも夢のあるカードである。
ただし、相手も同じ恩恵を受けるという点は忘れやすいので注意。
貫通だけならどうという事はないが、攻撃補正が入るとブロッカーから思わぬ反撃を受けたりする可能性も無くは無い。
- 性質上、最高の状態を一度使えば終わり(他の2枚が冥界に落ちている)なのもネックか。旧都や永遠亭などで使い回すのも選択肢の一つかもしれない(前者は相手のアタッカーに注意)。
関連
怪輪『地獄の苦輪』
《怪輪「地獄の苦輪」》
No.356 Spell <
第五弾>
NODE(4)/COST(1) 術者:星熊 勇儀
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:呪符
【呪符】
(自動γ):
あなたのターン開始時に、〔あなた〕は1ダメージを受ける。
攻撃力(-2)/耐久力(-2)
回り続ける車輪のように、その苦しみは終わらない。
コメント
星熊 勇儀の
スペルカード。
キャラクターに対しマイナス補正と、プレイヤーへの継続ダメージを与える
呪符。
主に用いるのは、ロックカードと組み合わせてのロックバーンだろう。
幸せのお賽銭箱や
河城 にとりと比べると、確実に相手のライフだけを毎ターン削っていくので、
解呪が無ければ文字通り守っているだけで勝てる、というような状況も作り出せる。
ただし、高いマイナス補正によって耐久3以上あるキャラクターでなければセット出来ない、という欠点がある。
ただでさえ相手のキャラクターに貼り付けなければ効果を発揮しないカードだけに、汎用性に若干難があるのは否めないだろう。
良く採用される
サニーミルクを対象に出来るのはせめてもの救いだが、その場合は毎ターンの
マナチャージを許してしまう為なかなか立ち行かない。
相手のアタッカーを弱体化させるカードとして見るのも一つの手か。
狂符『幻視調律(ビジョナリチューニング)』ほどではないにしても大きくグレイズ効率を下げられ、また耐久2以下のキャラクターに対してなら除去としても機能するので、上記とは逆に汎用性を助ける形になっている。
関連
審判『浄頗梨審判』
《審判「浄頗梨審判」》
No.357 Spell <
第五弾>
NODE(2)/COST(1) 術者:四季映姫・ヤマザナドゥ
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
目標の〔「種族:人間」または「種族:幽霊」を持つキャラクター1枚〕を決死状態にする。
浄頗梨の鏡によって人の全てを映し出し、その罪を裁く。
コメント
- 読みは「じょうはりしんぱん」。また、厳密にはこの名前のスペルは原作「東方文花帖」では登場していない。原作での名称は「審判『浄頗梨審判 -射命丸文-』」である。
- 皮肉にもこのカードでは種族:天狗である「射命丸 文」を裁く事は出来ない。
関連
神符『神が歩かれた御神渡り』
《神符「神が歩かれた御神渡り」》
No.358 Spell <
第五弾>
NODE(5)/COST(2) 術者:八坂 神奈子
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:持続
ターン終了時まで、目標の〔キャラクター1枚〕が攻撃を行う場合、〔相手プレイヤー〕はX支払っても良い。支払わない場合、自分のキャラクターに防御させることは出来ない。Xはこの効果の解決時のあなたのノードの枚数に等しい。
氷結した諏訪湖の氷が膨張してせりあがる様は、
ミシャグジ様が通った後とも言われている。
コメント
八坂 神奈子の
スペルカード。
目標のキャラクター一体の攻撃に対する防御に多大なコストを付与する。
いわば
種族の制限が無い
隠密であり、どのようなキャラクターでもノードを加速させるだけで攻撃を通す事が出来る。
ノード数で優っていれば完全に防御不可能になるが、そこまでしなくとも防御するのに5~6コスト掛かってしまうのはかなり痛いので防御制限として十分な働きをしてくれる。
強力な効果だが、キャラクター1体のみで1ターンしか効果が無いので、ライフを一撃で削り切れる攻撃力がある場合の除いて多少効率の悪さが否めないか。
場合によっては
旧都や
永遠亭で使いまわして二度アタックするというのもアリだが、その場合はアタッカーのグレイズに注意。
関連
開宴『二拝二拍一拝』
《開宴「二拝二拍一拝」》
No.359 Spell <
第五弾>
NODE(6)/COST(3) 術者:洩矢 諏訪子
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔あなたの手札1枚〕を破棄する。その後、〔「種族:神」を持たないキャラクター全て〕を本来のプレイヤーの手札に戻す。
神への敬意を捧げ、ついに本当の戦いが始まる。
コメント
洩矢 諏訪子の
スペルカード。
特定のキャラクター以外の全キャラクターを手札に戻すカード。
自身が
種族:神中心デッキなら相手だけご退場願える優れもの。
神の加護と並び、
神デッキを代表する切り札と言える。
一見
恋符『マスタースパーク』と似た効果に思えるが、『手札に戻す』点が大きく違う所。
たとえ場に「種族:神」のキャラクターがおらずとも、ノード・コスト(と二体目以降は
奇襲)さえあれば手札から再プレイすることができる。
ただしそれは相手も同じなので注意しよう。
奇襲速攻持ちキャラクターが相手手札に戻った場合、そのキャラクターで防御されてしまう。
戦術を持たないキャラクターに
現代神の悟達を使用して
種族:神を得つつ強化、このカードを出して無防備な相手に直接攻撃というのが理想の展開だろうか。
大魔法『魔神復誦』の登場により自分の場を構築しやすくなっている。合わせて使う事で非常に高い打点を生み出す事も可能となった。
関連
恨霊『スプリーンイーター』
《恨霊「スプリーンイーター」》
No.360 Spell <
第五弾>
GRAZE(1)/NODE(4)/COST(1) 術者:火焔猫 燐
【幻想生物】 維持コスト(1)
(自分ターン)0:
目標の〔あなたの冥界にあるキャラクターカード1枚〕を裏向きにして〔このキャラクター〕にセットする。以後、そのカードは以下の効果を持つ呪符カード「怨念」として扱う。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
「戦闘修正:+1/+1」
攻撃力(2)/耐久力(3)
その妖怪は死者の脾臓を食し、貪り、ただ喰らい続けると言う。
コメント
冥界にキャラクターさえ存在していれば1ターンに+1/+1ずつ戦闘力を上げ続け、また攻撃や防御もそれと併行して行える。
グレイズも低く、3~4ターン程度維持させれば地味に強力なアタッカーとして化けてくれるだろう。
ただこのカード自体に何か特別な
戦術や効果があるわけではなく、また
維持コストが必要な割に
術者とのシナジーも特に無いので、育つのに時間が掛かる割には他のキャラクターより優れている点が少ないという印象が大きい。
冥界にキャラクターがいなければ戦闘力増加が途切れてしまうのも結構厄介。また、
パンプアップの条件もセットカードの数では無く「怨念」という専用の
呪符カードによる効果なので、近年のカードと比べると使い辛さも目立つ。
- 「怨念」自体が戦闘修正を持っているので、伊吹 萃香/9弾などの効果によって別のキャラクターに移し変えられた場合、移し変えられた先のキャラクターが+1/+1の戦闘修正を得る事になる。
関連
『死灰復燃』
《「死灰復燃」》
No.361 Spell <
第五弾>
NODE(5)/COST(0) 術者:火焔猫 燐
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:持続
ターン終了時まで、〔「ゾンビ」以外のあなたの場のキャラクター〕が決死状態になった場合、その決死状態を無効としても良い。無効にした場合、そのキャラクターを裏向きで、あなたの場にスリープ状態でセットする。以後、そのカードは以下の効果を持つキャラクター「ゾンビ(GRAZE2、4/1、種族:幽霊)」として扱う。
「【(自動γ):
〔このキャラクター〕が決死状態になった場合、破棄される代わりにゲームから除外する。】」
死して尚も、その身を燃やし続ける。
コメント
火焔猫 燐の
スペルカード。
ターン終了時まで、
決死状態になった「ゾンビ」ではないキャラクターを
ゾンビとして場にセットすることが可能になる。
ゾンビは決して低くない戦闘力を誇り、さらに
裏向きカードなので
キスメ/9弾によるサポートも受けられる。
仕事を終えた小型キャラクターや
人形等をわざと
ゾンビに変えてアタッカーにしてしまうという使い方もあるだろう。
効果は相手ターンまで持続しない点に注意。さらに
スペルカードなので相手ターンにプレイする事も出来ない。よって、相手の除去に合わせて使うといった事は残念ながら行えない。
関連
爆符『メガフレア』
《爆符「メガフレア」》
No.362 Spell <
第五弾>
NODE(5)/COST(3) 術者:霊烏路 空
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔あなた〕は(4)支払う。その後、〔全ての相手キャラクター〕にXダメージを与える。Xはこの効果でコストを支払った後の、あなたのノードの枚数に等しい。その後、あなたのメインフェイズを終了する。
核融合による究極の攻撃。神の炎が全てを焼き尽くす。
コメント
相手キャラクター全てに、手札コストのような余計なコストも掛からず「解決時のノードの枚数分」のダメージを与えるダメージを与える。
高いダメージを狙う場合、いかにノードを蓄えるかが問題であり、
マナチャージ辺りのノード加速は必要となるだろう。
また、普通に使えば7コストも掛かってしまう為、ダメージを極力減らさない為にも
術者と組み合わせてのプレイが望ましい。それでも4コスト支払わなければならない為、高威力はなかなか狙えない。補助として
征服の果てにあたりを握っておくといいだろう。
このように、条件さえ整えば相手キャラクターのみに高いダメージを与え得る強力な全体除去となり得るのだが、それでも
メインフェイズが終了してしまうというデメリットを持つ。
相手の
ブロッカーを除去しても、そのターン追撃を行う事が出来ない。
その高い除去効果を発揮出来たなら1ターン程度なら何とでもなるのだが、主力級のキャラクターを生き残らせたり、またキャラクター以外のカードで詰め手段を持つ相手なら逆効果になり得るので注意が必要である。
また全体除去なら他にも優秀なカードが増えてきたため、コストパフォーマンスの悪いこちらを積極的に採用する理由は少ないと言っていい。
ただし
術者をデッキに採用している場合かつ、
電符『雷鼓弾』や
魔空『アステロイドベルト』では成果を期待出来ない場合やデッキのスペーズが足りないといった場合には此方が採用される場合もある。全盛期程では無いが、目的意識を持って採用すればまだまだ活躍を期待出来るカードと言える。
- 追加コストの支払いは効果の解決時なので、プレイ自体を無効にされた場合払う必要はない。
- 何らかの原因で追加コストを支払えない場合は効果の解決に失敗する。
- 当然「その後~」の記述であるダメージは発生しないが、メインフェイズも終了しなくなる。
- このカードの「事実上のコスト」は3+4=7ではない。
- 何故なら、「プレイコスト:3」と「効果解決時に支払うコスト:4」は支払うタイミングが異なるため、「1度のコストの支払いで、1枚のノードからは1コストしか発生させる事が出来ません。」という制約を受けないからである。つまりプレイコストとしてアクティブノードをスリープ状態にしたならば、効果解決時にそのスリープノードを使ってコストを支払うことがルール上適性であるため、ノード5枚、うち3枚以上がアクティブノードであればプレイできる。
- 2009/08/15に施行されたエラッタにより、追加コストが2→4となり重くなった。
関連
※このカードを使用する主なデッキ・コンボ
『地獄の人工太陽』
《「地獄の人工太陽」》
No.363 Spell <
第五弾>
NODE(5)/COST(2) 術者:霊烏路 空
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】 維持コスト(1)
(自動γ):
あなたのメンテナンスフェイズ開始時に、〔あなたの冥界の上のカード1枚〕を裏向きにして、〔このカード〕にセットする。
(自動γ):
あなたのメインフェイズ開始時に、〔「霊烏路 空」以外の、必要ノードがX以下のキャラクター全て〕を破棄する。Xはこのカードにセットされているカードの枚数に等しい。この効果では必要ノードの値が「-」の場合、5として扱う。
太陽と同じ原理のプラズマ核融合。
巨大なエネルギーを生み出すが、制御が難しい。
コメント
霊烏路 空が最後の手段に使ったスペルだからか制御が非常に難しい。敵味方問わず全てのキャラクターを
破棄していくうえ、毎ターン必ず火力が上昇していく。セットされたカードが減ることはないので、いずれはあらゆるキャラクターが毎ターン破棄されていくことになる。この凄まじいパワーをいかに制御するかがこのカードの見せ所だろう。
代表的なのは「霊烏路 空」を組み合わせたコントロールだろう。破棄効果は「霊烏路 空」のみ効果を受けないので、他のキャラクターを一掃しつつ空を活躍させる事が出来る。
他にはセットされるカードを
破棄するなどして、丁度良い火力で留めておくといった使い方も出来る。
伊吹 萃香/9弾などで裏向きカードを外したりするといったコンボを狙ったりするといいだろう。
元々必要ノードが高いカードでデッキを構築するという運用法もある。特に
霊烏路 空/9弾はこのカードとシナジーがある他、他の仲間を守ってやることが出来るので非常に相性が良い。
最初の内は小型キャラクターしか処理出来ないが、
鬼火『超高密度燐禍術』や
永夜の術で加速させることで、早い段階から大型キャラクターを除去できるようになる。
また
決死状態ではなく
破棄なのも魅力的で、
嫦娥のように決死耐性があるキャラクターは勿論、
神の加護のような決死無効カードの影響も受けずにキャラクターを除去しに掛かる事が出来る。
上述の通り
解呪などで
破棄されるが、セットされたカードが7枚くらいになってくるとそこからの切り替えがかなり難しいので、このカードが場に出た場合はなるべく早く決着をつけるなりなんなりしたほうが賢明である。
- 霊烏路 空/5弾は八咫烏でこのカードごと吹き飛ばしてしまっていたので少々扱いづらかったが、新たな「霊烏路 空」の登場でこのカードの使いやすさも上がった。うち二枚は鬼火『超高密度燐禍術』とも相性が良いので、このカードを軸にデッキを組んでもいいかもしれない。
- 対象は『「霊烏路 空」以外』である。そのため、相手の場にある「霊烏路 空」と名の付くカードも効果の対象にならない。焔星『十凶星』の術者として採用される事の多い霊烏路 空/9弾には注意が必要。
関連
想起『テリブルスーヴニール』
《想起「テリブルスーヴニール」》
No.364 Spell <
第五弾>
NODE(3)/COST(3) 術者:古明地 さとり
効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間
目標の、〔冥界にあるスペルカード1枚〕を抜き出し、〔あなた〕がそのカードをプレイしたものとして解決する。但し、この効果で「テリブルスーヴニール」を目標にすることは出来ない。
思い起こすは原初の記憶、深層に隠されたビジョンを再現する。
コメント
名前に「テリブルスーヴニール」を含まないスペルカードであれば何でも目標に出来るため汎用性が高い。このカード自体がコスト3と重いが、
死符『ギャストリドリーム』など、使い回したくなるほど強力な効果を持つカードなら損失はない。
また、
冥界にあるスペルカードをプレイできる、という効果自体が大きなアドバンテージを持つことを忘れてはならない。
なにせ手札にそのカードがなくてもプレイ出来るのだ。
秘密結社、
冥符『紅色の冥界』をはじめとするサルベージや
リアニメイト手段が多くある
キャラクターカードとは異なり、スペルカードは手札以外からそれを使う手段が非常に限られており、回収手段も少ない。
その点このカードは冥界にスペルがあり、
無縁塚などで
目標を喪失しない限り、狙ったスペルカードの効果を使うことができる。
さらにこのカードがデッキに眠っているという情報があれば、デッキに1枚しかないスペルカードが現時点において不要でも、それをノードに伏せることが可能になり、プレイングの幅が増す。またこのカードをちらつかせることにより、相手にスペルカードの使用を躊躇わせることが可能かもしれない。
そして、コストのわりに必要ノードが低いという大きなメリットがある。
冥符『紅色の冥界』、
兎符『因幡の素兎』、
毒符『樺黄小町』といった逆転要素の高いカードは、概ね必要ノードが高く、序盤で追い込まれた場合腐ってしまいかねない。
その点このカードは3ノードあればプレイ可能なので、追い詰められノードも少ない状況をひっくり返すパワーがある。特に相手の
兎符『因幡の素兎』をプレイし返した場合のアドバンテージは大きいだろう。
また
表象『夢枕にご先祖総立ち』など、複数回プレイすることで爆発的な戦闘修正を得ることができるカードなどを、ぎりぎりのノードからプレイすることもできる。
当然のことではあるが、このカードは
術者を据えると最大の効果を得ることができる。いわばあらゆるカードの
術者になれるも同然なので、再利用するスペルにかなり自由が利くのだ。
古明地 さとり/5弾の効果で相手の手札から落としたスペルカードを、さらにこのカードで使いまわす…といった展開になれば、相手の精神的ダメージもなかなかだろう。
- 「あなたがプレイしたものとしてその効果を解決する」の記述から、連結を持つスペルカードを目標に取った場合は指定されたカードを除外しないと効果を解決出来ない。敢えて除外をせずに【連結】を持つスペルカードを除外するということも可能であり、天竜『雨の源泉』を何度も使い回して来る相手ならば有効打にもなる。
- このカードで目標に指定したスペルカードの効果を解決するのはこのカードの解決時。これは「プレイしたものとして解決する」効果が解決されるのはこのカードの効果解決時で、それまでは単にこのカードの目標でしかないため。
- 「抜き出す」効果であるため、冥界に存在する特定のカードの枚数を参照するタイプの効果を持つスペルカードの場合は注意が必要。抜き出した時点で、そのカード自体は冥界には存在しない。
- 例えば自分の冥界に鬼声『壊滅の咆哮』が3枚あるとき、そのうち1枚を目標にこれをプレイし解決した場合、鬼声『壊滅の咆哮』におけるXの値は3ではなく2である。
- 大きな意味を持たせるのは難しいが、冥界のカードの順番を操作することができる。
- 「テリブルスーヴニール」を目標にすることは出来ないとあるが、原作においても現在名称に「テリブルスーヴニール」を含むスペルはこのカードしかないのであまり意味は無い。
関連Q&A
- Q041.既に世界呪符をプレイして解決したターン、No.364 想起「テリブルスーヴニール」で冥界にある世界呪符を持つカードを目標にした場合、その世界呪符は場にセットされますか?
- Q041.はい、セットされます。
(参考:IR-5.3.1.b)
- Q052.冥界のカードを目標にするカードをプレイする場合、コストを支払った事によって冥界に落ちたカードを目標にする事は出来ますか?
- A052.いいえ、出来ません。目標の指定はコストの支払いの前に行います。(カードをプレイする方法を参照ください)
- Q060.No.364 想起「テリブルスーヴニール」によって【連結】を持つカードを目標として解決出来ますか?
- A060.はい、出来ます。ただし、目標のスペルカードの解決時には【連結】で指定されたカードをゲームから除外しなくてはなりません。
- Q100.No.364 想起「テリブルスーヴニール」を冥界のNo.070 死符「ギャストリドリーム」を目標にプレイし、解決時にNo.336 比那名居 天子を目標にしました。その場合、No.336 比那名居 天子の(自動β)の解決は出来ますか?
- A100.はい、出来ます。
(参考:IR-5.3.2)
- Q110.「No.364 テリブルスーヴニール」で目標を指定するスペルカードを目標とする場合、そのスペルカードの目標はいつ指定しますか?
- A110.「No.364 テリブルスーヴニール」の解決時に指定します。これは「プレイした物として解決する」という効果が発生するのは「No.364 テリブルスーヴニール」の解決時であり、それまでは目標のスペルカードは何ら効果を持たないためです。
- Q154.No.364 想起「テリブルスーヴニール」の目標となって解決されたカードは、解決後に冥界の上に置かれますか?
- A154.はい、それが場に残るカードでない場合は冥界に上に置かれます(先に目標となったカードが冥界に置かれます。)
- Q218.No.364 想起「テリブルスーヴニール」でNo.060 時符「プライベートスクウェア」を目標に解決した場合、No.060 時符「プライベートスクウェア」の(自動β)効果は解決されますか?
- A218.はい、解決されます。その場合、目標となったNo.060 時符「プライベートスクウェア」が本来のプレイヤーの手札に戻ります。
関連
本能『イドの解放』
《本能「イドの解放」》
No.365 Spell <
第五弾>
NODE(5)/COST(2) 術者:古明地 こいし
効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間
ターン終了時まで、〔あなた〕がキャラクターカードをプレイし、コストを支払う場合、〔あなたのデッキの上のカードX枚〕をゲームから除外することで、Xコストを支払ったものとすることが出来る。但し、この効果では一度に2コストまでしか支払う事が出来ない。
スーパーエゴの抑圧から解放された、完全なる自由。
コメント
古明地 こいしの
スペルカード。
キャラクターカードのプレイに限り、デッキをそのままコストとして使うことが出来るようになるカード。
そもそもこのゲームはコストが使い捨てであることが一つの特徴であるが、その特徴を根本から覆すカードである。
カードゲームの法則である「ルールを破壊するカードは強い」の通り、使い方次第で絶大な効果を持つことになる。かつては様々な
ワンショットキルデッキに投入されて大暴れしていた。
基本的に、ライフコストやマナコストに比べデッキコストは「デッキが切れない限り全く痛くないコスト」であるので、普通にノードからコストを支払うより遥かに楽にコストを支払う事が可能となる。
だが、あまりにも効果が強力であったため、
エラッタが出され弱体化された。以前はこの効果で支払えるコストに上限がなかったが、2009/08/15のエラッタ以降、2コストが上限とされた。
これによりかつて存在した多くの
ワンショットなどが成立しなくなった。
しかしそれでも強力過ぎる効果だったため、2010/08/27に再度エラッタを掛けられて必要ノードが高くなった。二度も大きなエラッタを掛けられたカードは少ない。このカードがいかに強力だったかが良く分かる。
そして2013/04/03、このノードコストからですら
藤原『滅罪寺院傷』を使うソリティアが結果を残したため、ついに三度目のエラッタを下された。コストの使い道が基本的には1ターンに1枚しか出せないキャラクターカード限定となり、その使い道が大きく制限されてしまった。三度目のエラッタは史上初。まさに、キング・オブ・ぶっ壊れカードであった。
- 「コストを支払う場合~支払ったものとすることができる」という効果であるため、このカードの効果を解決したターンであってもノードからコストを支払ってもいいし、ノードとデッキ両方をあわせてコストの支払いをしても良い。要するに、コストの支払い手段を増やす効果である。
- 支払う順番は「このカードの効果で払うコスト」→「ノードから払うコスト」の順。
- その強力な性能から、ワンターンキルやワンショットの温床となっていた。代表的なものは冥界一硬い盾とお月見、速攻を持った1ノードアタッカーを使ったワンターンキルなど。
- 2009/08/15のエラッタにより一度に2コストまでしか支払うことができなくなったため、上述のコンボは成り立たなくなった。
- 2010/08/27のエラッタによりノードコストが5/2となり、非常に重くなった。
- 2013/04/03のエラッタによりキャラクターカードのコストしか支払えなくなった。
- 現状、「一部のキャラクターをデッキの限りループさせられる」という効果になっている。例えば十六夜 咲夜/5弾なら、単体で出し入れをかなりの回数行える。現状でも除外領域を肥やすことに意味がある他、将来的に「キャラクターがプレイされて場に出た場合」が条件となる自動効果を持つカードが出現した場合など、このカードが活躍する可能性もまだ眠っていると言える。咲夜以外にも組み合わせ次第でループは発生するので、探してみるのもいいのではないだろうか。
公式QAより
- Q097.「No.365 イドの解放」が解決した後にカードをプレイする場合、必要ノードが不足している場合でも、デッキの上のカードをゲームから除外することでコストを支払い、カードをプレイすることは出来ますか?
- A097.いいえ、出来ません。必要ノードを満たしている必要があります。
- コメント
- 支払ったものとすることが出来るのは「コスト」であり「ノード」ではないため。
- Q113.「No.365 イドの解放」で、3コスト以上のコストを支払う場合、「No.365 イドの解放」の効果で1~2コスト分だけを支払い、残りのコストをノードから支払う事は出来ますか? (8/15~)
- A113.はい、出来ます。その場合、先に「No.365 イドの解放」で支払うコストを決定し、その後にノードから支払うコストを決定します。
- コメント
- 支払う手段を増やす効果であるため。ただし先に「イドの解放で支払うコスト」を決定し、その後「ノードから支払うコスト」を決定する。
関連
抑制『スーパーエゴ』
《抑制「スーパーエゴ」》
No.366 Spell <
第五弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:古明地 こいし
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔あなた〕はライフポイントをX支払う。その後、目標の〔キャラクター1枚〕を決死状態にする。Xは目標のキャラクターの必要ノードの値に等しい。この効果では必要ノードの値が「-」の場合、5として扱う。
イドを抑制した、心の規範。
コメント
人界剣『悟入幻想』と同じノード・コストであらゆるキャラクターを除去出来る為ノードに優しく、特に早いデッキではその耐久4以上あるブロッカーが出された場合でも速やかに除去出来る汎用性が大きな武器となる。
逆に、ある程度後になってくるとそのライフコストがネックとなる。
いくらコストが低くともキャラクター一体を除去する為に8点以上ライフを失うのはかなり痛く、また本来
人界剣『悟入幻想』で気軽に焼けるようなキャラでもライフ2~4点のコストが付随し、専門のカードに比べ使い勝手がかなり悪くなる。
その高い汎用性に比べればリスクとして安いとは言え、安易に使うのは命取りになりやすいのは注意が必要だろう。
逆にどれだけライフを失っても最終的に相手のライフを先に削り切れるような攻撃的なデッキならば、非常に心強い除去カードとなるはずである。
関連
魚符『龍魚ドリル』
《魚符「龍魚ドリル」》
No.367 Spell <
第五弾>
NODE(3)/COST(2) 術者:永江 衣玖
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:装備
【装備】 貫通
(自動α):
〔このキャラクター〕は「戦闘修正:+X/±0」を得る。Xはあなたの手札の枚数に等しい。
(自動γ):
〔あなた〕がダメージを受けた場合、〔このカードにセットされている「龍魚ドリル」全て〕を破棄する。
攻撃力(+X)/耐久力(-)
正面に立ち塞がる敵もろとも、貫き突破する。
コメント
手札にもよるが、高い攻撃補正を得る事が出来る。
手札が2~3枚程度あればとりあえず及第点のスペックとなるので十分実用範囲内だろう。
強引な取引などのドローカードと組み合わせてさらに高い攻撃補正を求めるのも悪くない。
- 同じようなカードであるミニ八卦炉と比べ、上記の戦闘補正と場持ちのしやすさの他にスペルカードとコマンドカードの違いがあるが、これは一長一短。
- 貫通を敢えて無視してコマンド装備として扱える利便性があったミニ八卦炉に対し、このカードは魔法研究によってサーチ出来る為コンボパーツとして扱いやすくなっている。
関連
光珠『龍の光る眼』
《光珠「龍の光る眼」》
No.368 Spell <
第五弾>
NODE(4)/COST(1) 術者:永江 衣玖
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:装備
【装備】
(自動γ):
ターン開始時に、〔あなたの冥界の上のカード1枚〕をゲームから除外する。ターン終了時まで、〔このキャラクター〕はこの効果でゲームから除外したカードの種類によって以下の効果を得る。
・キャラクターカード… 「戦闘修正:+2/±0」
・スペルカード… 隠密
・コマンドカード… 先制
攻撃力(-)/耐久力(+2)
龍眼が光を放ったそのとき、何かが起こる。
コメント
永江 衣玖の
スペルカード。
ターン開始時に冥界の一番上にあるカードの種類によって効果が変わる特殊な
装備。
要は直前に冥界に落としたカードによって効果が決まる。
しかもいちいち除外する為継続的に同じ効果を出し続ける事が難しく安定しないが、得られる効果自体は「+2/+2」「
隠密」「
先制」とどれも悪くは無い。
また耐久+2は固定なので、キャラクター一体を守る分には及第点の性能はあると言えなくもない。
ただ戦闘力補正、
隠密付与はそれ専門のカードが存在しており、こんな回りくどいカードを使うよりはそちらの方がスマートで使いやすい。
それに比べ
先制は継続的に得られるカードが今の所これだけなので使う価値もあるのだが、その場合このカードの効果の継続的に使いづらいという性質と相性が悪く、やはり「このカードを使うぐらいなら」という風になりがちである。
ただ一つ利点と言えるのが、このカードがスペルカードであるという事で、
魔法研究によってサーチ出来る為
光学迷彩スーツより安定してコンボパーツに組み込みやすい。
ちなみに「ターン開始時」なので相手ターン開始時も含む。その為自分のターンに特定の効果を出したい場合、該当する種類に加えてもう一枚分冥界に落とさなければならない。
当然かなり早いペースで冥界を消費する為、何かしら冥界利用するカードを搭載しているなら注意が必要。
関連
気符『無念無想の境地』
《気符「無念無想の境地」》
No.369 Spell <
第五弾>
NODE(5)/COST(2) 術者:比那名居 天子
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】 維持コスト(1)
(自動γ):
〔あなた〕がダメージを受ける場合、そのダメージを無効とし、〔あなたのデッキの上のカードX枚〕を破棄する。Xはこの効果で無効にしたダメージの値に等しい。
耐えがたき苦難を一身に受け、耐え続ける。その境地に果たして何を見るのか。
コメント
なお、効果の解決時にデッキ枚数がX枚未満である場合、適切な対象を指定出来ないため解決を行えず、ダメージが無効にならない。
関連
『全人類の緋想天』
《「全人類の緋想天」》
No.370 Spell <
第五弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:比那名居 天子
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔場に複数出ている、同じ名称であるカード全て〕を破棄する。
存在の頂、非想非非想天。
この天処を以て真の涅槃処、非無想なるが内道においては、生死の境。
コメント
通常、例えデッキのキーカードであっても1枚しか場に出さない事などザラである。相手が複数の同じキャラクターを展開してくれるのを待つのではあまりに実用性が無さ過ぎる。
基本的には
神鬼『レミリアストーカー』や
兎符『因幡の素兎』といった展開型デッキに対するアンチカードとしての運用が前提となるのだが、汎用性に優れる
疾風『風神少女』と比較してこちらを選ぶメリットは少ない。
強いて挙げるとするならば、対象を決死状態ではなく直接破棄するため通常よりも除去対策が採りにくいこと、キャラクター以外も効果の対象に含まれるといったことが挙げられる。
しかしながら、互いに名称の同じカードをコントロールしていた場合、このカードを使っている分こちらが一枚分アド損になるのでお世辞にも使い勝手のよいカードとはいえない。
そのため、このカードを能動的に活用するには
稗田 阿求/7弾や
変装あたりのカードと運用することにより、確実に相手の主力を潰したりアドバンテージ面での優位を確保する工夫が必要である。
関連
霊撃
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勇み足
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閉ざされた瞳
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嫉視する夜叉
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最終更新:2011年09月14日 22:34