第十弾カードリスト・詳細版
ゴリアテ人形
《ゴリアテ人形》
No.781 Character <
第十弾>
GRAZE(0)/NODE(1)/COST(0) 種族:なし
人形
(自動γ):
〔このキャラクター〕は相手プレイヤーのスペルカード、コマンドカードの目標になった場合、決死状態になる。
攻撃力(3)/耐久力(5)
「・・・」
コメント
1ターン目から維持コスト無しに出せるブロッカーとしては破格の数字であるが、反面スペル、コマンドに対してはとにかく脆い。
目標になっただけで壊れてしまう、試作品の設定を活かされたキャラクター。
自分のスペル、コマンドでは
決死状態にならないので、ブロッカーとして使うならばそこを補強してやるといい。
逆に言えば、序盤でこの人形を突破するにはカードを一枚浪費しなければならないということ。どちらにしろ、相手にすれば潰すのも相手するのも厄介なブロッカーだ。
付け加えるならば、相手の
人形潰し占いの目標になっても解決よりも先に自壊する。
関連
ティターニア
《ティターニア》
No.782 Character <
第十弾>
GRAZE(0)/NODE(1)/COST(0) 種族:なし
人形
(自動γ):
〔このキャラクター〕が決死状態になった場合、〔あなた〕は2ダメージを受ける。
攻撃力(4)/耐久力(4)
「・・・」
コメント
ゴリアテ人形と同じく破格のサイズの
人形だが、こちらは
決死状態になったときに、プレイヤーがペナルティを受ける。低ノードキャラクター相手なら頼りになりそうなサイズだが、攻撃力4点は意外と達成しやすい数字であるため、過度の期待は出来ない。
遠隔支援端末を使うにはもっとも効率がいいキャラクターといえる。
関連
黒猫
《黒猫》
No.783 Character <
第十弾>
GRAZE(0)/NODE(1)/COST(0) 種族:妖怪/獣
(自動α):
あなたの場に必要ノードが5以上のキャラクターがいる場合、以下の効果は無効になる。
(自動γ):
〔このキャラクター〕が攻撃を行う場合、〔あなたのデッキの上のカード1枚〕を破棄する。破棄したカードがキャラクターカード以外だった場合、〔あなた〕は2ダメージを受ける。
攻撃力(2)/耐久力(2)
「・・・」
コメント
ノード1コスト0にして2/2、さらにグレイズ0という破格のスペックを持つキャラクター。
攻撃時にデッキトップを破棄し、キャラクター以外ならばダメージを受けるデメリットがあるが、キャラクターを多数採用したビートダウンならデメリットは無視できる程度であり、むしろ
兎角同盟や
表象『夢枕にご先祖総立ち』とのシナジーが生じるメリットにすらなりうる。
攻撃しなければデメリット効果は生じないので、相手にブロッカーがいる場合も邪魔にはならない。
妖怪ビート、獣ビートの1ノード帯として有力な候補となるだろう。
関連
玉兎
《玉兎》
No.784 Character <
第十弾>
GRAZE(1)/NODE(1)/COST(1) 種族:妖怪/獣
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたの冥界の上のカード1枚〕をアクティブ状態でノードに加えてもよい。
攻撃力(1)/耐久力(1)
「マジでー?」
コメント
二匹目の月の兎さん。
プレイ時に
冥界の一番上のカードを
アクティブでノードに加えられる能力を持つ。
マジでー?
玉兎/5弾同様ノード加速を得意とするが、一匹目に比べ少々取りつき難いキャラクターとなった。
前回のような疑似
マナチャージではなく、
冥界の上のカード一枚なので冥界にカードが存在しない場合は解決できないので序盤にプレイすることにアドバンテージは少ないといえるだろう。
かと言って中盤に来られると戦闘力の上回る
リリーホワイト/1弾で十分になってしまう。
冥界からカードを引き上げることができるのでうまく使えればいい活躍をしてくれるのではないだろうか。
関連
レイセン
《レイセン》
No.785 Character <
第十弾>
GRAZE(1)/NODE(1)/COST(1) 種族:妖怪/獣
(自動γ):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出たターンの終了時、〔あなた〕は1ドローする。
(自動γ):
全てのプレイヤーは自分のカードの効果でデッキを見た、または公開した場合、自分の手札を2枚破棄する。
攻撃力(1)/耐久力(2)
「忍び込んだ形跡があった不浄な者はすべて捕えました」
コメント
デッキを見る効果と公開する効果に対して手札2枚破棄というペナルティを追加する。このカードのプレイヤー自身もペナルティを受けるため、自分のデッキにもサーチ効果を採用し辛い欠点が生まれる。が、これを使う前提でデッキを構築できるのだからいくらでも回避のしようがある。
(自動γ)であるため、手札2枚の破棄は見る効果や公開する効果の解決後である。
香霖堂などの、手札に加えるタイプのカードに有効で、状況次第で引いたカードをそのまま破棄することになることもある。
逆に、
運命操作の場合、他に何もなければ解決後は手札が1枚であるため効果がない。
忘れがちだが耐久力が2もあり、ターン終了時に
キスメ/5弾のようにカードを1枚ドロー出来る効果を持つ。
ブロッカー兼1ドローカードとして一応の仕事が出来るので、メインから採用しやすいのも特徴。1/2という戦闘力なら
くるみ/9弾と相打ちも取れ、
不意打ちでも落ちない。このようにただの1ノードキャラクターとしても総じて高い性能を誇っているといえる。
- 「自分の効果」で「(プレイヤー問わず)デッキ」を見たor公開した場合に発生する。相手のデッキを見たり公開しても手札2枚破棄である。
- サーチや抜き出し効果を持つカードに依存したコントロールデッキでは対策が必須となる。エンパシーデッキなどはこれ1枚で瓦解する恐れすらある。プレイヤーが対象ではないため禁弾『カタディオプトリック』の対象にならない上に耐久力2で不意打ち単体では決死状態に出来ないなど、対策も容易ではない。
- ただ、手札が1枚以下ならば何も怖くない。八雲 紫/9弾のように見て「場に出す」タイプの効果は手札枚数自体は必要としていないため、無理矢理押し通すことも不可能ではない。
- 散符『栄華之夢(ルナメガロポリス)』とこれが揃うと「ドローフェイズスキップ」「デッキトップ3枚見る。1枚手札にして2枚破棄」「手札2枚破棄」となる。
- デッキトップ3枚から、状況を打開できる1枚を選ぶことで対処は可能だが、手札をプレイ出来るのは2枚破棄を行ってからとなる。そのため、対処カードに対するカウンターまでケアすることが非常に難しい。
公式Q&Aより
- Q375.「デッキを(全て)見て、~をしても良い」という効果を解決する場合、デッキを見ないと言う事は可能ですか?
- A375.いいえ、出来ません。デッキを見る所までは必ず実行します。以降の部分については任意となります。
関連
エレン
蜃
《蜃》
No.787 Character <
第十弾>
GRAZE(1)/NODE(2)/COST(1) 種族:妖怪
(自動γ):
〔あなた〕が戦闘ダメージを受ける場合、そのダメージを無効とし、〔このキャラクター〕にXダメージを与える。Xはこの効果でダメージを無効にされたキャラクターのグレイズの値に等しい。
攻撃力(1)/耐久力(3)
「…」
コメント
東方三月精にて存在を語られた、蜃気楼を生み出す貝の妖怪。読みは「しん」。
特に際立った戦闘力は無いが、プレイヤーへの戦闘ダメージを自動で肩代わりし、そのダメージ量は攻撃力ではなくグレイズ値に依存する。そのため、グレイズ1ならば3回攻撃されなければ死なず、グレイズ0に至っては完全に攻撃を無効化してしまう。グレイズ3以上に対しても戦闘ダメージを最低1回無効に出来る計算になり、戦闘でライフを0にして勝つデッキに対しては、いるだけで面倒なキャラクター。
戦闘力をあげてやるのもいいが肩代わりするダメージは効果ダメージで扱われるので、
要石を置くだけで、軽いロック状態を作ることが出来る。
関連
小兎姫
アリス
《アリス》
No.789 Character <
第十弾>
GRAZE(1)/NODE(2)/COST(1) 種族:人間
マナチャージ(1)
(自動α):
あなたのノードが3枚以上の場合、〔このキャラクター〕の種族は種族:魔法使いに変更される。
(自動α):
あなたのノードが5枚以上の場合、〔このキャラクター〕は「戦闘修正:+2/+2」を得る。
攻撃力(1)/耐久力(1)
「もう少しおとなしく出来ないの?」
コメント
「東方怪綺談」に登場するアリス。
軽量で
マナチャージを所持し、さらに自分のノード数に応じて効果が追加されていく。
ノードが3以上になると種族が
種族:魔法使いに変更される。これにより
グリモワールオブアリスを
セットしたり、
小悪魔/9弾の強化にも一役買えるようになる。
基本的に以下の効果の方が重要だが、魔法使いを主軸とした統一デッキならばそれを生かした運用も可能となるだろう。ただし、効果適用後も
冥界にいる場合は変わらず
人間なので、
岡崎 夢美/10弾の効果で場に出す事が出来ない点には注意。
また「変更」なので豊富な
種族:人間のサポートカードの恩恵は逆に得られなくなってしまう点にも一応注意が必要だろう。
ノードが5以上になると+2/+2の戦闘修正を得られる。これにより、
マナチャージとしての役目を終えた後は攻撃3グレイズ1の小粒なアタッカーとして運用する事が出来る。
ノードを5以上維持するという工夫が必要にはなるものの、この手のカードにある「序盤から出せるが後半場に腐りやすい」弱点を単体で補う事が出来る為、地味ながらも使い勝手が良い効果である。
これらの効果を生かす事で、他の単純に軽い
マナチャージキャラクターとは違った運用が可能となる、序盤用のノード要員としては新基軸となり得るカードである。
逆に言えば、そのようなカードであるからこそメタとして
不意打ちのようなカードが機能しやすくなる為、環境やデッキとの相性次第で生きも死にもするカードと言えるだろう。
- 勘違いするプレイヤーが多いが、あくまでも別名称なのでこのカードと「アリス・マーガトロイド」をデッキに3枚ずつ投入する事は可能である。もしこれが不可能ならば「符ノ弐」を持つカードを壱符キャラクターと一緒に3積みする事も不可能になってしまう。
- 元人間という設定からか種族:魔界人では無い。これにより、「東方怪綺談」出身のキャラクターの中では唯一「神綺」とのシナジーが無くなってしまった。
- 公式見解としては「アリスが人間という設定はあれど、魔界人であるという設定は見当たらなかったため」らしい。
関連
多々良 小傘
《多々良 小傘》
No.790 Character <
第十弾>
GRAZE(1)/NODE(2)/COST(2) 種族:妖怪
奇襲 速攻
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、あなたはカードの種類を1つ宣言し、〔相手プレイヤーのデッキの上のカード1枚〕を公開する。公開されたカードの種類が、あなたが宣言した種類と同じだった場合、〔相手プレイヤー〕は自分の場のキャラクター2枚までを選べるまで選び、手札に戻す。異なっていた場合、〔あなた〕は自分の場のキャラクター1枚を選んで破棄する。
攻撃力(2)/耐久力(2)
「こうしたら驚いてくれるかな?」
コメント
二度目の収録となる小傘。
やや扱いにくいCIP持ち。
自動βは、宣言が当たれば相手にキャラクター2枚のバウンスを強要する。
相手のデッキトップがわからないままではギャンブルになるため、確実に成功させる手段を作りたい。このキャラクターを2枚揃えてプレイすればほぼ確実ではあるが、
永江 衣玖/9弾とならばタダで毎ターンチェックを行えるため、非常に相性がいい。
記憶『DNAの瑕』も合わせることで、毎ターン2枚ずつバウンスを強制することも可能になる。
ただし、手札に戻すカードを選ぶのは相手プレイヤーなので、強力なCIP持ちや、コスト0のキャラクターなどを選ばれてしまうと大した損害が与えられない。連結や高コストキャラクター、セットカードのあるキャラクターなどを選ばざるを得ない状況を作ってやると活躍しやすいだろう。
- 奇襲、速攻を持つが多々良 小傘/7弾よりも戦闘力が低下しており、ブロック時のバウンス能力も失った上に、代わりに得たのがギャンブル能力という扱いにくさが際立つ1枚となってしまった。運用したいのであれば、上述のコンボのようなアドバンテージを意識した運用法を心がけたい。
関連
雲居 一輪
《雲居 一輪》
No.791 Character <
第十弾>
GRAZE(1)/NODE(2)/COST(2) 種族:妖怪
警戒
(自動α):
〔あなたの場の装備カードがセットされたキャラクター全て〕は相手プレイヤーのスペルカードの効果によって決死状態にならない。
(自動α):
〔このキャラクター〕は「雲山」がセットされている場合、「マナチャージ(1)」を得る。
(自動β):
〔このキャラクター〕が場に出た場合、〔手札、または冥界にある「雲山」1枚〕をあなたの場にアクティブ状態で出しても良い。
攻撃力(2)/耐久力(3)
「賊の類の質問に答える気は無い」
コメント
やや重めのコストだが、
警戒、
装備によるスペルカードでの決死耐性、「雲山」を装備することによる
マナチャージ、さらに雲山をタダ出しorリアニメイトと、非常に多岐にわたる効果を持つ。
特に雲山を出す効果は場に出る手段を問わないため
孤高の監視者は勿論、このキャラクターをリアニメイト→同時に雲山もリアニメイト出来るという、アドバンテージの取りやすいものとなっている。
総じて優秀なカードだが、
雲居 一輪/7弾とはマナチャージを得る条件が異なったり、
雲山/7弾を能動的に破棄させることが出来なくなっているのでハンデスによるコントロール要素は失ってしまっている。
孤高の監視者の利点であったゲームコントロール性は損なわれている他、「雲山」も自身の効果で調達出来るのでこちらを採用する場合は無理に
孤高の監視者を採用する必要も無いだろう。
関連
雲山
《雲山》
No.792 Character <
第十弾>
GRAZE(3)/NODE(2)/COST(2) 種族:妖怪
貫通
(常時)0:
〔このキャラクター〕を目標の〔あなたの場のキャラクター1枚〕にセットする。以後、このカードは以下の効果を持つ装備カードとして扱う。
「戦闘修正:+3/+2 貫通」
攻撃力(3)/耐久力(2)
「…」
コメント
貫通を持ってはいるが、コストも重く、グレイズも3とやたら高く、戦闘力は1コストレベル。とても攻撃に参加させれそうにないキャラクターだが、
装備カードへと化ける能力を持つ。
雲山/7弾と比べると
奇襲やハンデス効果を失いコントロール性が非常に損なわれているが、その代わりに全体的に使いやすい効果になった。
このカードのプレイ自体には2コストが掛かるものの、装備カードになる効果は
常時なうえコスト0で使用出来る。さらに3/2という高い戦闘修正に加えて
貫通付与のオマケ付き。
2ノード2コストで
是非曲直庁の威令でカウンターをされない装備カードがこの性能だと考えれば、性能としては十分だろう。
真価を発揮したければ
雲居 一輪/10弾と組み合わせたい。2コストを踏み倒すリクルート効果と共に、リアニメイト効果によりアドバンテージを失いやすい装備カード化の欠点を補える。
そのまま
雲居 一輪/10弾に装備させれば
マナチャージも付加されるが、単純にフィニッシャーを強化させてやるだけでも十分強いだろう。
関連
カナ・アナベラル
朝倉 理香子
十六夜 咲夜
《十六夜 咲夜》
No.795 Character <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(3)/COST(2) 種族:人間
奇襲 速攻
(自動γ):
〔このキャラクター〕が決死状態になった場合、〔あなたのデッキ〕を全て見て、任意の枚数の「十六夜 咲夜」を抜き出し、相手プレイヤーに見せてから手札に加えても良い。その後、デッキをシャッフルする。
攻撃力(4)/耐久力(2)
「時止めの練習はこの位にしましょう」
(PR.081:「今は時が私を味方しているわ!」)
Illustration:
里村響(PR.081:
伍長)
コメント
タイムパラドックスな咲夜さん。
基本運用方法は
十六夜 咲夜/1弾と似通っており、相手の攻撃に
干渉で割り込むのが主な仕事。ただしこちらは攻撃力が4になり、防御力が2に下がってしまったため、防御というより
奇襲による相打ちを狙った設計である。
また攻撃力が上がったのでアタッカーとしても実用範囲内。
奇襲速攻を持っているためフィニッシャーとなる事も多い。
十六夜 咲夜/1弾と違ってスリープ能力を失っており、2体同時に相手取るような性能はなくなったものの、デッキから任意枚数の「十六夜 咲夜」を抜き出すことができる。相打ちになりやすい戦闘力だが、これにより手札アドバンテージにおいて有利に立つ事が出来る。
また、「十六夜 咲夜」はどれも牽制効果を有したものが多く、相手に対するプレッシャーとなるだろう。
関連
魂魄 妖夢
《魂魄 妖夢》
No.796 Character <
第十弾>
GRAZE(1)/NODE(3)/COST(2) 種族:人間/幽霊
警戒
(自動α):
あなたの場、または冥界に「魂魄 妖忌」がある場合、〔このキャラクター〕は「先制」を得る。
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたのデッキ〕を全て見て、「楼観剣」、または「白楼剣」1枚を抜き出し、このキャラクターにセットしても良い。その後、デッキをシャッフルする。
攻撃力(3)/耐久力(3)
「何かすっきりしない時は取り敢えず斬ってみる事ね!」
(PR.116:「幽霊道とは死ぬことと見つけたり」)
コメント
このカードを入れるなら、一緒に「楼観剣」か「白楼剣」を入れるのが常識だろう。
プレイ時に
装備をサーチできるので、実質的な戦闘力は5/4か4/5になりコスト対戦闘力のバランスが素晴らしいことになる。さらに優秀な戦術である
警戒を持つという大盤振る舞い。
ただし
楼観剣、
白楼剣共に現在では扱いにくい
装備であるため、能力面での運用性が苦労しそうである。
関連
※名称に「魂魄 妖忌」を含むカード
※名称に「楼観剣」を含むカード
※名称に「白楼剣」を含むカード
※「魂魄 妖夢」を参照するカード
因幡 てゐ
《因幡 てゐ》
No.797 Character <
第十弾>
GRAZE(1)/NODE(3)/COST(2) 種族:妖怪/獣
(自動α):
〔あなたの場の「種族:人間」を持つキャラクター全て〕は相手プレイヤーのコマンドカードの効果の対象にならない。
(常時)(1):
この干渉終了時まで、〔このキャラクターを目標にしているスペルカード、コマンドカード〕の目標を〔あなたの場のキャラクター〕に変更する。但し、この効果では不適切な目標に変更することは出来ず、また、1つの効果に対し、1度までしか目標を変更できない。
攻撃力(2)/耐久力(4)
「大丈夫、死にはしない、かも」
コメント
悪そうな顔の割に、しっかりと
種族:人間をサポートしてくれる幸運の兎。
常時効果は目標の変更。
コマンドカード耐性を与えるこのカードは狙われやすいため、その自衛手段として有効。相手からすれば非常に厄介な存在と成り得るだろう。
関連
ナズーリン
《ナズーリン》
No.798 Character <
第十弾>
GRAZE(1)/NODE(3)/COST(2) 種族:妖怪/獣
(自動γ):
あなたの場のキャラクターに装備カードがセットされた場合、〔あなた〕は1ドローする。この効果は重複しない。
(常時)(1)(S):
〔あなたの手札1枚〕を破棄する。その後、目標の〔あなたの冥界にある装備カード1枚〕を手札に戻す。
攻撃力(3)/耐久力(4)
「おや?君も魔界まで来たのかい?」
(PR.084:「人間はレア度0だからわざわざ拾わないよ」)
コメント
宝塔を見つけた毘沙門天の監視役。
多少重くなった代わりに戦闘面が強化されており、アタッカーとしても安心して運用できる。
一方常時は手札一枚と
冥界の装備の交換。
装備回収としては
ナズーリン/7弾より高コスト化してしまっているが、「上のカード3枚」という制限をなくしたために好きな装備を回収できるメリットが増えた。
手札コストの定番として
銀ナイフとはナイフ自体が装備なのも合わせて相性が良い。
- 余談だが、彼女のみ第十弾でリメイクされた「東方星蓮船」のキャラクターの中で唯一必要ノードとコスト両方が上がっている。この効果なら仕方ないだろうが。
関連
北白河 ちゆり
橙
《橙》
No.800 Character <
第十弾>
GRAZE(1)/NODE(4)/COST(2) 種族:妖怪/獣
(常時)(1):
あなたの場に「黒猫」がいない場合、〔あなたのデッキ〕全て見て、「黒猫」1枚を抜き出し、あなたの場にアクティブ状態で出しても良い。その後、デッキをシャッフルする。この効果で場に出た「黒猫」は、ターン終了時にデッキの下に戻る。この効果は1ターンに1度しか使えない。
(自動α):
あなたの場に「八雲 藍」がいない場合、以下の効果は無効になる。
(自動α):
〔このキャラクター〕の戦闘力は、あなたの場の戦闘力が最も高い「八雲 藍」と常に同じになる。
攻撃力(3)/耐久力(4)
「うーん、マタタビが足りないのかなぁ」
コメント
運用法も
八雲 藍/10弾同様かと思いきや、
常時効果で呼び出すのが「黒猫」。黒猫は速攻戦法には向いているものの、テキストはどれも上位キャラを特殊プレイするものばかりで、戦闘力は期待できない。あとひと押し欲しい場面でもなければ、呼び出すメリットは少ない。
同じ猫らしく
火焔猫 燐/9弾と相性が良い。呼び出す「黒猫」を
黒猫/5弾にすれば、手札にこのカードと
火焔猫 燐/9弾が揃うだけで一気に場を制圧する事が出来る。
関連
※名称に「黒猫」を含むカード
※名称に「八雲 藍」を含むカード
※「橙」を参照するカード
鈴仙・優曇華院・イナバ
《鈴仙・優曇華院・イナバ》
No.801 Character <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(4)/COST(2) 種族:妖怪/獣
速攻
(自動α):
〔あなたの場の「種族:獣」を持つキャラクター全て〕は「戦闘修正:+1/+1」を得る。
(相手ターン)(2)(S):
〔攻撃を行っている相手キャラクター1枚〕の攻撃を取り消す。その後、〔相手プレイヤー1人〕にXダメージを与える。Xはこの効果で攻撃を取り消した相手キャラクターの攻撃力の半分(端数切り捨て)に等しい。
攻撃力(3)/耐久力(2)
「いくら速く動いても、私の幻覚から逃れる事は出来ない」
コメント
関連
村紗 水蜜
《村紗 水蜜》
No.802 Character <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(4)/COST(2) 種族:幽霊
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔2枚以上の任意の枚数のキャラクター〕に4ダメージを振り分けて与える。但し、キャラクターに振り分けられるダメージの最大値は2とする。
攻撃力(4)/耐久力(4)
「誰か居るの?」
コメント
ノードが軽くなって使いやすくなった村紗 水蜜。
村紗 水蜜/7弾と比べると戦闘力の低下と起動効果の消失が目立つので、一概にこちらが優秀とは言えない。しかし、あちらと比べると効果が自分に及びづらくなった点と即効性がある点で勝る。
関連
射命丸 文
《射命丸 文》
No.803 Character <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(4)/COST(2) 種族:天狗
先制 抵抗(2)
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたのデッキ〕を全て見て、「葉団扇」1枚を抜き出し、このキャラクターにセットしても良い。その後、デッキをシャッフルする。
(相手ターン)(2):
〔このキャラクターにセットされている「葉団扇」1枚〕を破棄する。破棄した場合、目標の〔キャラクター1枚〕をデッキの上に戻す。
攻撃力(4)/耐久力(3)
「私にあなたの対抗新聞を見せて欲しいわ」
(PR.086:「貴方は私に負けて戻るのが一番無難な選択肢なのです」)
コメント
久しぶりにリメイクされた幻想のブン屋。
二つの能力を得て帰ってきた。
自動効果は場に出たときにデッキから
葉団扇をサーチしてセットするというもの。
葉団扇はセットしたキャラクターを
アクティブ状態にする効果なので、デッキに
葉団扇があれば擬似
速攻持ちだと言える。
また、地味に
抵抗を持っているのでプレイは無効にされにくい。
起動効果はこのカードにセットされている
葉団扇を破棄して目標のキャラクターをそのプレイヤーのデッキトップに戻すというもの。
相手ターンにしか使えず2コストも要求されてしまうが、スリープにする必要も無く相手のアクティブフェイズに
干渉すればドローを止めることが出来る。
葉団扇が無いと使えないが、
ナズーリン/7弾などで繰り返し回収していけば相手にとってとてもいやらしい存在になる。
- 優秀なキャラクターであるが、強力なハンデス効果を持つ射命丸 文/5弾に少々立場を譲っている感は否めない。しかし、こちらも先制抵抗擬似速攻と強力な戦力にはなるので種族:天狗デッキならばどちらを採用するかはよく考えて決めたい。
関連
※名称に「葉団扇」を含むカード
姫海棠 はたて
《姫海棠 はたて》
No.804 Character <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(4)/COST(2) 種族:天狗
先制 抵抗(1)
(自動γ):
あなたのターン開始時、〔相手プレイヤー〕は手札のコマンドカード1枚を破棄する。破棄出来ない場合、相手プレイヤーは手札を公開し、〔あなた〕は手札を1枚破棄する。
攻撃力(4)/耐久力(3)
「お互い対抗新聞同士になって最強を目指すよ!」
コメント
このキャラクターが場に居続ける限り相手プレイヤーは自分のターンが始まる度に
コマンドカードを手札から破棄しなくてはいけない。
自動効果であるためターンの開始時にコマンドカードを自分で使って手札から無くすというプレイングは出来ない。
破棄出来ない場合は相手プレイヤーは手札を見ることが出来るが、代わりに自分の手札を捨てなければならない。
銀ナイフを捨てて手札消費を無くしたり、
妖怪の山や
魔界など冥界にあることで意味を成すカードなどを捨てられれば相手プレイヤーの手札を見つつディスアドバンテージを回避できる。
相手に捨てさせるカードは
コマンドカードのみで捨てるカードを選ぶのは相手なので大きくコントロールが出来るわけではないが、放って置いてもは相手の手札から
コマンドカードがほとんど無くなりカウンターの心配が減るのでかなり強力だといえる。
- 対象にしているのは〔相手プレイヤー〕なので閉ざされた瞳などの『〔あなたの手札〕は相手プレイヤーのカードの効果の対象にならない』のような効果が適用されていても手札破棄は解決される。
- 逆に相手に銀ナイフを握られ続けると手札破棄が止まってしまい、相手の手札が無くなると自分だけ手札を捨てる羽目になる。
- 自分の手札は無くても問題は無い
- イリュージョナリィブラストはコマンドカードのため手札から無くなるので問題ないが赤眼『望見円月(ルナティックブラスト)』を握られ続けると毎ターン手札破棄&手札破棄を強制させられ、自分がコントロールされてしまう。
関連
寅丸 星
《寅丸 星》
No.805 Character <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(5)/COST(1) 種族:妖怪
(自動α):
〔このキャラクター〕は装備カードがセットされている場合、「戦闘修正:+2/+2」を得る。
(常時)(2):
〔このキャラクターにセットされている装備カード1枚〕を破棄する。その後、目標の〔スペルカード、またはコマンドカード1枚〕のプレイを無効とし、破棄する。
攻撃力(4)/耐久力(4)
「もし貴方が道を誤っているのであれば、この毘沙門天の法灯の前にひれ伏す事になるでしょう!」
コメント
寅丸 星/7弾より軽く、より戦闘向きにリメイクされたうっかり毘沙門天代理。
代わりに多少自衛力に欠けるものの、装備をコストとした
是非曲直庁の威令を内蔵。少しコストは掛かるものの、装備をつけ直してやれば、その後も保険や牽制として機能してくれることだろう。
コストとして破棄した装備は
ナズーリン/7弾や
幻想『第一種永久機関』で回収したいところである。
- このカードに装備カードが無くても常時効果を使用する事は出来る。そのままでは勿論破棄する装備が無いので不発で終わるが、干渉でコマンド装備をセットしてやれば問題無い。
関連
八雲 藍
《八雲 藍》
No.806 Character <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(5)/COST(2) 種族:妖怪/獣
(常時)(2):
あなたの場に「橙」がいない場合、〔あなたのデッキ〕全て見て、「橙」1枚を抜き出し、あなたの場にアクティブ状態で出しても良い。その後、デッキをシャッフルする。この効果で場に出た「橙」は、ターン終了時にデッキの下に戻る。この効果は1ターンに1度しか使えない。
(自動α):
あなたの場に「八雲 紫」がいない場合、以下の効果は無効になる。
(自動α):
〔このキャラクター〕の戦闘力は、あなたの場の戦闘力が最も高い「八雲 紫」と常に同じになる。
攻撃力(4)/耐久力(5)
「ここは、今度は強くなった橙にやられるがいいわ」
コメント
主人である
八雲 紫/9弾と式の
橙/10弾とともにサイクルを形成する。
性能としては決して悪くは無いが、上記2種や
八雲 藍/1弾に比べてどうにも半端で地味な印象がぬぐえない。本当の敵は自分自身という事なのだろう。
単純な戦闘力だけを見ると5ノード2コストで4/5と、やや不安が残るものの無難な水準は持っている。さらに
自動効果によって場の「八雲 紫」の戦闘力に等しくなるので、扱いやすい
八雲 紫/9弾で5/6、最も大きい
八雲 紫/1弾で8/10まで伸びる。だが
八雲 藍/1弾が、「八雲 紫」がいるだけで8/10になれるので、特別魅力的な能力とはいえない。
各サイクルを同時に使えば、紫一人の強化で3倍のリターンが見込める。それはそれで魅力的ではあるが、それにしても総戦闘力で見ればやはり
八雲 藍/1弾で十分代替可能である。
そのため、このカードを扱う場合、
常時効果が肝になってくる。
しかし、現時点で「橙」のサーチならば
式神『橙』他いくらでも方法があり、そもそも橙は比較的軽いので、特別この効果に頼る必要性はそれほど高くもない。むしろ、さっさと橙をプレイした方が手っ取り早い。
毎ターン効果を継続して使えれば強力なのだが、要求されるコストも2コストとバカにできず、使いどころに意外と頭を悩ませる事になる。そのため、この効果は「保険」として考えて、あまり依存しすぎない方がよいだろう。
関連
※名称に「橙」を含むカード
※名称に「八雲 紫」を含むカード
※「八雲 藍」を参照するカード
蓬莱山 輝夜
《蓬莱山 輝夜》
No.807 Character <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(5)/COST(2) 種族:人間
伝説 耐性:幽霊
(自動α):
〔このキャラクター〕はあなたの場の「神器」を持つ装備カードの枚数によって以下の効果を得る。
・2枚以上…「警戒」
・4枚以上…「(相手ターン)(1):
〔あなたの場の「神器」を持つ装備カード1枚〕破棄する。その後、目標の
〔キャラクター1枚〕を決死状態にする。」
攻撃力(4)/耐久力(6)
「私を連れ出すのは本当に大変な事よ…大昔にも同じ様なやり取りをした事があるわ」
(PR.100:「あらやだ、お酒で気が大きくなってるのかしら」)
コメント
五つの難題特化型の輝夜。
場の
神器の数によってテキストを得る
自動効果を持つ。
活用しようと考えた場合、必然的に難題を頼る事になるだろう。
どちらも強力な効果だが場に複数の神器を用意する手段は限られている。よって、実質
五つの難題とのコンボを前提としたカードといえる。
五つの難題を使う都合、ややデッキ構築に工夫が必要になるものの、その手間に見合うだけのパワーを秘めたカードだと言える。
- このカードと五つの難題にセットされているカード数=神器の枚数と考えやすいが、新難題『エイジャの赤石』と新難題『ミステリウム』については神器ではないので注意したい。
- PR版はフレームレスカード仕様となっている。
- フレームレスカードについては変身を参照。
- 東方系のカードスリーブでお馴染みの「サーファーズパラダイス」が販売している「東方雅華乱舞」とのコラボカード。この絵柄はスリーブにもなっているので、もしPR版を使うならばそのスリーブを使ってみるのも面白いだろう。
ルール上の注意点
- (相手ターン)効果について
- この効果の使用後、解決前にあなたの場の「神器」を持つ装備カードの枚数が4枚未満になった場合、(自動α)の条件が満たされなくなるため起動効果のテキストは無効になり、効果も無効になって解決に失敗する(IR-7.3.1.b)
- 対して、この効果の解決中に(この効果での破棄などで)あなたの場の「神器」を持つ装備カードの枚数が4枚未満になった場合でも、効果の解決は続行する(IR-7.1.12.d)
関連
※「蓬莱山 輝夜」を参照するカード
藤原 妹紅
《藤原 妹紅》
No.808 Character <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(5)/COST(2) 種族:人間
耐性:幽霊
(自動γ):
〔このキャラクター〕がダメージを受けた場合、〔相手プレイヤーのデッキの上のカード3枚〕を破棄する。
(常時)(1):
この干渉終了時まで、〔このキャラクター〕が決死状態になった場合、直ちにその決死状態を無効にする。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
攻撃力(5)/耐久力(4)
「本当の恐怖は、約束された恐怖の向こうにある」
コメント
3度目の収録となる、相変わらず死なないようで割と戦場から退場させられる人。
1弾では半永久復活、
7弾では強化だったが、今回は
竹林の火事に代表されるデッキ破壊に特化した能力となった。
理由は問わず、ダメージを受ける度に相手のデッキを3枚ずつ削っていく。単純に戦闘でダメージを受けてもよし、特に有効な相手がいなくなった
不意打ちを自分で使うもよし。
しかし現環境では強力な
冥界利用カードが増えているため、中途半端に効果を使っては敵に塩を送る事になる。永続的に使う為にも出来る限り自分でもダメージソースを用意しておきたい。
それでも盤面に一切触れなかった今までのデッキ破壊カードとは違い、キャラクターであること自体に安定感が存在する。戦闘力もそこそこ高いので相手の攻めの一手を潰す事も出来る。
最もお手軽かつ永続的なのが
槌の子とのコンボ。
槌の子の効果で
マナチャージと同時に3ダメージを受けるので、そのまま相手のデッキを3枚削ることが出来る。後は両者を守りつつ、
マナチャージを続けるだけでデッキを削りきれるはずである。
妹紅らしく
決死状態を無効にする効果も備えているが、1ターンに1回まで+使用した
干渉終了時までなので、戦闘ダメージで一度
決死状態になった場合を狙い撃ちされやすい。
しかし、この効果のおかげで前述のデッキ破壊効果を最大限に使う事が出来るのは確かである。このカードの強さを支えている一番の効果だろう。
こっそり
耐性:幽霊を所持しているが、相手の
種族:幽霊と戦闘を行ってもデッキ破壊効果を使えないという弱点がある為、一概に優秀な
戦術とは言えない。
関連
西行寺 幽々子
《西行寺 幽々子》
No.809 Character <
第十弾>
GRAZE(3)/NODE(5)/COST(3) 種族:幽霊
即死
(自動α):
〔あなたの場の「種族:幽霊」を持つキャラクター全て〕は必要ノードがX以下の相手プレイヤーのスペルカード、コマンドカードの目標にならない。Xはあなたの場の「種族:幽霊」を持つキャラクターの枚数に等しい。
(自動β):
手札にある〔このカード〕が相手プレイヤーのカードの効果で破棄され、冥界に置かれた場合、目標の〔相手キャラクター1枚〕を決死状態にする。
攻撃力(5)/耐久力(6)
「冥界の桜は人間には目の毒かしら?」
コメント
三度目のリメイクを果たして帰ってきた亡霊姫。
これまで登場した「西行寺 幽々子」は、どれも強力な効果を備えるもののノード帯の割に攻撃力が低いキャラクターが多かったが、このカードはアタッカーとして十分先頭に立てる戦闘力となっている。
そもそも同じ5ノード3コストである他のキャラと比較しても平均以上の戦闘力を持ちながら、
即死という極めて戦闘に向いた戦術を持ち、さらにメリット効果を2つも持っている。全体的にカードパワーが上がっている現環境とはいえ、
東風谷 早苗/3弾等のような5ノード帯の絶版組と比べると隔世の感があるか。
これまでのような優秀な
スペルカード群の
術者としての運用だけでなく、幽々子らしい高い耐久力と
即死によって、アタッカー・ブロッカーとして高い信頼の置けるカードであることは間違いない。
それだけに留まらず効果も優秀である。
まず場の
種族:幽霊は
幽霊の数以下の必要ノードを持つスペル・コマンドの効果の目標にならないという効果を持つ。
自身も幽霊なので、このカード1枚だけでも
緑眼のジェラシーなどに耐性を持っていることになる。
『死体繁華街』や
後天性変異と組み合わせて場のキャラクターを全て幽霊にしてやったり、
死符『ゴーストタウン』や
再生で場の幽霊を増やしてやるなどしてやるといいだろう。除去を撃たれた
干渉で
死霊の復活を使ってこのカードを出してやれば、アドバンテージを取ることの出来るカウンターとしても機能する。
また、自分だけでなく他の幽霊にも効果を付与する。全体的に
グレイズの値が低い幽霊にとっての天敵である
緑眼のジェラシーに耐性を持たせるだけでも非常に優秀な効果であり、特に
黄泉の剣聖チームや
魂魄 妖忌/1弾といったグレイズ0の大型キャラを守ることが出来るのは非常に大きいだろう。デッキタイプとしては噛み合わないが
騒霊三姉妹チームを筆頭とした「プリズムリバー」たちのサポートにもなるか。
関連
※「西行寺 幽々子」を参照するカード
聖 白蓮
《聖 白蓮》
No.810 Character <
第十弾>
GRAZE(3)/NODE(6)/COST(2) 種族:魔法使い
伝説 マナチャージ(1)
(自動α):
〔あなたの場のキャラクター全て〕は自分ターンの間、「戦闘修正:+1/±0」を得る。
(自動α):
〔あなたの場のキャラクター全て〕は相手ターンの間、「戦闘修正:±0/+1」を得る。
攻撃力(5)/耐久力(5)
「私はこれから、私を解放してくれた者へ恩を報いに行かなければなりません」
コメント
低コストになって帰ってきた妖怪寺の僧侶。
他キャラのサポートをするところは
聖 白蓮/7弾と同じだが、運用方法は全く異なる。
聖 白蓮/7弾はキャラ強化に大量のコストを必要としたものの、こちらは立っているだけで自分の全てのキャラクターに戦闘修正を掛ける事が出来る。
あちらはその性質上少数精鋭で戦うデッキと相性が良いが、こちらは
臨時雇用や
蝶符『バタフライストーム』のように大量展開するカードの補助に優れている。
しかし大量展開を行うデッキには既に
キスメ/9弾や
大妖精/9弾のようなより軽い全体
パンプアップ効果持ちが存在する。
それらと一緒に採用するのも良いが、必要ノードの高さが災いしただ何も考えずに投入したのではやはり見劣りしてしまうだろう。採用するならば出来るだけ「種族問わず強化出来る」という点に着目するべきだろう。
古明地 こいし/5弾を始めとする6点アタッカーの必要攻撃回数を1回減らせるので、コントロールデッキの打点強化も出来るマナチャージャーと考えるのもいいかもしれない。
また、マナチャージで溜めたノードをそのまま大量展開に繋げられる
幻想の四季とはシナジーを形成する。
戦闘力も素で5/5と低め。
ただし
パンプアップ効果は自分にも及ぶので、自分ターン時は6/5、相手ターン時は5/6になるのでコスト2の大型としてはギリギリ及第点といえるだろう。
ノードは6と低くなったが
第十弾現在、相変わらず聖 白蓮のスペルは
術者不要のものが多く、彼女が低コスト化したところで
魔界の幻船で早めに戦闘修正を得るごとぐらいしかメリットが無い。
超人『聖 白蓮』を使うデッキならこちらを入れるべきだろうか。
- 弱くは無いのだが、上記の理由と少々爆発力に欠けるせいであまり評価の高くなかったカード。ノードさえあれば大きな恩恵を与えられていた聖 白蓮/7弾の存在も大きい。勿論、魔界の武神チームのようにこのカードと相性の良いカードもあるので全く使えないというわけではない。
関連
レミリア・スカーレット
《レミリア・スカーレット》
No.811 Character <
第十弾>
GRAZE(3)/NODE(6)/COST(3) 種族:吸血鬼
先制 伝説
(自動α):
〔このキャラクター〕は「戦闘修正:+X/±0」を得る。Xは相手プレイヤーの場のキャラクターの枚数に等しい。
攻撃力(6)/耐久力(4)
「明日までに、ちょっとみんなの力を奪っておこうと思ってね」
(PR.106:「じゃあ決まりだね、今回のもお前が犯人だ!」)
コメント
敵が多い程に闘士を燃やすカリスマ溢れるお嬢様。
相変わらず運命を操ろうとはしてくれない。
相手の場のキャラクターの枚数分強化されるのはいいが、
貫通を所持しておらず、状況を挽回できるような制圧力も皆無なので、この能力を頼みにするのは難しい所。
幸い彼女のスペルカードはその多くが優秀で、特に
神槍『スピア・ザ・グングニル』であれば
貫通も付与でき2,3回も攻撃すれば勝負を決められるので、このカードを運用するなら
術者と割り切ってしまうのがいいだろう。
関連
深山の大天狗
《深山の大天狗》
No.812 Character <
第十弾>
GRAZE(3)/NODE(6)/COST(3) 種族:天狗
先制 隠密
(自動α):
〔このキャラクター以外の、あなたの場の「種族:天狗」を持つキャラクター全て〕は相手プレイヤーのスペルカードの効果の対象にならない。
(自分ターン)(2)(S):
目標の〔キャラクター1枚〕を本来のプレイヤーの手札に戻す。
攻撃力(5)/耐久力(6)
「天魔様がお呼びだ」
コメント
(自動α)は自分の他の天狗をスペルカードから守る効果。
強力な除去
コマンドカードやキャラクター効果が出てきている現環境ではやや心許ないが、
天魔と並ぶと途端に強力な布陣が完成してしまう。
種族:天狗を持つキャラクターカードを簡単に場に出せる
霊峰の魔獣の存在が有るため容易にこの布陣が完成してしまうかもしれない。
ちなみに
天魔の効果によってこのカードの効果自体が無効にされてしまうので、全ての
種族:天狗が効果・スペル・コマンドの対象にならないという強力なロックは完成しない。
天魔を
スペルカードから守ることが出来るので強力な事に変わりは無いが、
天魔のエラッタが解除されていなければ最強の布陣になっていたと思うと少し残念である。
起動効果はこのカードをスリープにする事で目標のキャラクター1枚を手札に戻す効果。
射命丸 文/10弾と違いスリープを要求され戻すのは手札なのですぐにまた出てきてしまうが、コストを支払えれば何回でも使えるので一概に下位互換とは言い切れない。
また、自分のキャラクターカードも戻せるため自分の
(自動β)を持つキャラクターを再利用出来たりもする。
深山の大天狗/3弾と比べ戦闘力は下がったもののコストが2減り
隠密を得て任意のキャラクターを2コストで戻せるためとても使いやすくなった。
攻撃力に比べてグレイズは3と少々高いが
隠密持ちの天狗なので攻撃は通りやすい。
他の天狗に耐性を持たせられるため天狗デッキを作るなら
天魔と一緒に是非入れていきたい。
関連
岡崎 夢美
封獣 ぬえ
《封獣 ぬえ》
No.814 Character <
第十弾>
GRAZE(4)/NODE(7)/COST(6) 種族:妖怪/獣
奇襲 伝説 抵抗(3)
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔相手プレイヤーの場の裏向きのキャラクター全て〕を決死状態にし、〔相手プレイヤー〕にXダメージを与える。Xはこの効果で決死状態にしたキャラクターの枚数の2倍に等しい。
(自動β):
〔相手プレイヤー〕がデッキからキャラクターを場に出した場合、〔手札にあるこのキャラクターカード〕をあなたの場にアクティブ状態で出しても良い。但し、この効果で「封獣 ぬえ」を1度に複数枚場に出す事は出来ない。
攻撃力(8)/耐久力(6)
「魔界まで行ってあの僧侶を助けたかと思ったら、まさか、有りもしない幻のUFOをこじ開けて私を追ってくるなんて驚いたわ」
コメント
プレイされた時に発動する
(自動β)は、裏向きキャラクター限定の
地霊殿のような効果。
『死体繁華街』等で生成される
呪精や
兎符『因幡の素兎』で生成される
鰐など、複数出てきて対処が難しい裏向きキャラクターを一掃してやれるので頼りになるだろう。
地霊殿と同様に
パペットリッターとも噛み合わせがよい。
ただしキャラクター限定なので、裏向きでセットされているカードなどは除去してやる事が出来ない。
公式Q&Aより
- Q372.No.041 レミリア・スカーレットの自動効果のように、デッキのカードを場に出し、それがキャラクターになる場合、No.814 封獣 ぬえの自動効果は適用出来ますか?
- A372.いいえ、できません。場に出てからキャラクターになるのではなく、場に出る時点からキャラクターである必要があります。
関連
綿月 豊姫
《綿月 豊姫》
No.815 Character <
第十弾>
GRAZE(3)/NODE(8)/COST(4) 種族:人間
警戒 伝説
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたの冥界の上のカードX枚〕を裏向きにしてあなたの場にスリープ状態でセットしても良い。以後、そのカードはキャラクター「玉兎(GRAZE1、1/1、種族:妖怪/獣」として扱う。Xは相手プレイヤーの場のカードの枚数からあなたの場のカードの枚数を引いた値に等しい。
(自分ターン)(1)(S):
目標の〔あなたの場のキャラクター2枚〕を破棄する。その後、〔キャラクター1枚〕を決死状態にする。
攻撃力(6)/耐久力(7)
「最近は月の都に不穏な空気が流れているからね。私たちの人手は多いに越したことはない」
コメント
数の不利を数で補い、質の不利は二人一殺玉砕突破。
指揮官としては多分間違ってる。鉄砲玉にされる
兎達が哀れである。
プレイして場に出た際に、1/1の
玉兎を相手の場のカードの枚数差だけ生み出す。キャラクターの枚数ではないので、
焔星『十凶星』をはじめとする
裏向きカードを多様する相手とは比較的相性が良く、特に
超小型プランク爆弾を相手に貼って寝かせれば、一気に数を稼ぐことも可能。上手くいけば、キャラクター展開で大きくリードを得る事になる。。
ブロッカーの質よりも数を求められる場面では非常に重宝する。裏向きであり、
種族も
獣・
妖怪と強化しやすい要素が詰まっているため、最低限の数で下地を作っておけば質と量を一気に得ることも可能。
獣を強化する関係で
鈴仙・優曇華院・イナバ/10弾とは相性がよく、
闇符『ダークサイドオブザムーン』も
妖怪であることに有用である。
また、自分の場のキャラクターを2枚破棄することで、キャラクターを1枚決死状態にすることも出来る。自分で生み出した
玉兎を投げるも良し、仕事を終えてブロッカーになった
サニーミルク/1弾や動けなくなった
くるみ/9弾などを投げるも良し。
さらに場のキャラクター1枚を
決死状態にする効果は、目標をとらず解決時に対象を決めるために対処しづらい効果である。
似たような効果を持つカードに
霊烏路 空/9弾が居るが、全体的なコストやその制限はあちらの方が遥かに優れている。しかし下位互換というわけでは無く、こちらの効果は、対象に制限が無いという点で勝っており、本人が
警戒持ちなのでスリープコストがそこまで痛くないのもポイントであろう。
伝説と
警戒を所持するとはいえ、8ノード4コストで6/7とサイズは心もとなく、数の差が無ければ
玉兎を生み出す能力もいまいち振るわない。アドバンテージを取ろうとして、耐えられる限界を間違えることの無いようにプレイしたい。
関連
綿月 依姫
《綿月 依姫》
No.816 Character <
第十弾>
GRAZE(5)/NODE(8)/COST(4) 種族:人間
警戒 伝説
(自動β):
〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたのデッキ〕を全て見て、「祇園様の剣」1枚を抜き出し、このキャラクターにセットしても良い。その後、デッキをシャッフルする。
攻撃力(7)/耐久力(6)
「どうした?動いても構わないよ。祇園様の怒りに触れるけど」
コメント
祇園様の剣運用特化型依姫。
テクニカルな行動が出来た
前回とは違い、今回は非常に分かりやすいカードとなっている。
このカードをプレイした時
祇園様の剣をデッキから抜き出して
装備する事が出来るので、実質的な戦闘力は11/6となる。加えて
戦術の
先制を得るため、戦闘面ではほとんど打ち負ける事はないだろう。
警戒を持っているので、いざ攻撃に移っても
祇園様の剣の効果を生かし続けることができる。
このカードの戦法はとにかく殴り続ける事。すがすがしいまでのごり押しである。
とはいえ除去耐性があるわけでもなく、
死符『ギャストリドリーム』などであっさり除去されてしまう。他にも
レミリア・スカーレット/10弾のように高い攻撃力を持つ
先制持ちに立たれると途端に苦しくなるのでこのカードを使うのならば何かしらのフォローは必須である。
またグレイズが5と高い点に注意。万が一
祇園様の剣が
破棄されても十分前線に立てる戦闘力ではあるが、グレイズ5の割りに合わない数値になってしまうので攻撃を控える必要もあるだろう。
関連
幽香
《幽香》
No.817 Character <
第十弾>
GRAZE(6)/NODE(9)/COST(5) 種族:妖怪
(自動α):
〔このキャラクター〕はアクティブフェイズの規定の効果でアクティブ状態にならない。
(自動γ):
〔あなた〕が戦闘ダメージを受けた場合、〔このキャラクター〕をアクティブ状態にする。
(常時)0:
〔あなた〕はライフポイントをX支払う。その後、ターン終了時まで〔このキャラクター〕は「戦闘修正:+Y/+Y」を得る。Yはこの効果で支払ったライフポイントXの半分(端数切り下げ)に等しい。
攻撃力(12)/耐久力(10)
「だれ?こんな時間に…」
コメント
東方幻想郷の5面で登場した寝巻ゆうかりんがついにカード化。
風見 幽香/1弾より低コスト化し、かつパワーアップした。
だがデメリットとして
(自動α)と、その救済用の(自動γ)を搭載している。
巨大とさえ言えるサイズを持つが、戦闘ダメージを受けないとアクティブにならないというデメリットは大きい。
一応、
蟲の知らせなどで無効化が可能である。
起動効果はライフポイントを消費してのパンプアップ。
そのままでも大型な幽香をさらに強化することができるが、残念ながら初期ライフを全て注ぎ込んでも攻撃力は24で止まってしまう。
限りのあるライフポイントの消費に対してリターンは少なく、グレイズが怖ければライフを増やす手段が必要である。
「幽香」と聞いて思い出されるライフ回復カードといえば
花符『幻想郷の開花』や
横溢があるが、それらが参照するカードは「風見 幽香」であって、「幽香」ではない。つまりこのカード自体との相性はあまりよくないと言える。
とにもかくにも、普通のデッキのフィニッシャーにしては癖が強すぎるので、
リアニメイトの弾としての運用が中心になるだろう。アクティブインするカードとは非常に相性がよく、中でも
貫通を手軽に付与できる
月旅行計画との相性は抜群。
ミニ八卦炉の戦闘修正と初期ライフからの起動効果を使えば、めでたく26点ダメージが叩き出せる。
他にも、十分すぎるほどの戦闘力と、デメリット持ちかつ戦術を一切持たないデザインから、
人の眼をした魔物の対象とするのにも適している。
重い、使いにくいなど、扱いの難しいカードではあるが、その溢れる浪漫の前には、何れも些細な問題に過ぎないだろう。
- 「幽香」と「風見 幽香」は別カードとして3枚ずつ入れることが可能。
- 憑依等の戦闘力を参照するカードのエサとして最大の数値を誇る。
- カードデザインとしては旧作らしく、テーマミュージックである「眠れる恐怖」を意識しているものと思われる。また、キャラクターカードの枠の中では、GRAZE(6)を誇る唯一のカードである(スペルを含めると土着神『御射軍神さま』という先輩がいるが)。
- 起動効果そのものについて、必殺『ハートブレイク』の上位互換を内蔵していると言える。コマンドタイミングでの使用が可能である点と耐久力も上昇する点で勝る。同じ第十弾収録のカードでありながらこの性能差は皮肉なものと言えるが、必殺『ハートブレイク』が完全下位互換であるわけではない。
関連
西行妖
《西行妖》
No.818 Character <
第十弾>
GRAZE(3)/NODE(9)/COST(5) 種族:幽霊
(自動β):
目標の〔あなたの冥界にある、「種族:人間」、または「種族:幽霊」を持つキャラクターカード5枚〕をゲームから除外してもよい。除外した場合、〔手札にあるこのカード〕をあなたの場にスリープ状態で出す。この効果はスペルカードのタイミングでしか使用できない。
(自動γ):
冥界のカードが場に出た場合、〔相手プレイヤー〕にXダメージを与える。Xは場に出たカードの枚数の2倍に等しい。
攻撃力(6)/耐久力(10)
「…」
コメント
第一弾から長い時を経て帰ってきた妖怪桜。
通常の手段で出せるようになったが二回り程戦闘力は小さくなった。
西行妖、開花…や
死霊の復活と組み合わせる必要が無くなったのは大きな強化と言える。
戦闘力が小さくなった代わりに
冥界の
人間か
幽霊を持つキャラクターカードを5枚分除外する事でも場に出せるようになっている。
- フレーバーテキストは前回の西行妖/1弾とは違い、いつもの「…」である。ちょっぴり残念。
関連
八意 永琳
《八意 永琳》
No.819 Character <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(10)/COST(7) 種族:人間
耐性:幽霊
(自動β):
あなたの場に「蓬莱山 輝夜」がいる場合、〔このカード〕の必要ノードとコストを-5してプレイすることができる。
(自動γ):
〔このキャラクター〕が相手キャラクターと戦闘を行う場合、戦闘終了時まで「戦闘修正:+4/+4」を得る。
(自動γ):
〔このキャラクター〕が戦闘によって相手キャラクターを決死状態にした場合、次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。
攻撃力(4)/耐久力(6)
「ここまで誘い出したのも、思う存分遊ぶ為。安心していいわ。朝になれば満月は元に戻してあげるから」
コメント
再び重くなって帰ってきた月の民。
戦闘に関する複数の
自動効果を持つ。
ノード・コスト共に異常といえるほど高く、普通に出すと戦闘力とコストが釣り合わない。よって、「蓬莱山 輝夜」との併用でN5C2で展開するのが基本であろう。
キャラクターとの戦闘では+4/+4の大きなな戦闘修正が付与され、高い制圧力を誇る。さらに、
(自動γ)により、戦闘で相手キャラクターを
決死状態にできればドローを封じられるおまけ付きである。
カードゲームの根幹を司る「ドロー」を封じるのは、逆転の可能性を封じることと同義であり、それを回避すべく防御しないという選択肢まで考えられる。
これを逆手に取れば、装備等で強化を施す事によって、相手に苦渋の選択を強いる、といったようにゲームの主導権を握り易くなる。
伝説を保持しないため神器によるサポートは受けられない。輝夜繋がりで新難題シリーズをつけて強化するとスマートだろう。
- 第十一弾現在、ノード・コストの合計値が最も高いキャラクターカード。月都万象展でほぼ確実に出せる。
関連
※名称に「蓬莱山 輝夜」を含むカード
※「八意 永琳」を参照するカード
嫦娥
《嫦娥》
No.820 Character <
第十弾>
GRAZE(0)/NODE(-)/COST(-) 種族:人間
伝説 耐性:幽霊
(自動α):
〔あなた〕はダメージを受けない。
(自動α):
〔このキャラクター〕は他のカードの効果で決死状態にならない。
攻撃力(0)/耐久力(3)
「…」
コメント
「東方儚月抄」に名前のみ登場するキャラクター。
西行妖/1弾以来の必要ノード・コストが‐の
弐符ではないキャラクターカード。
(自動α)により、そのプレイヤーは一切のダメージを受けなくなる。
オレンジ/9弾と違い戦闘ダメージも受けないので、相手がこのカードを処理するカードを持っていない場合、このカードを出しただけで決着が付く事もある。
さらにこのカード自体も、
(自動β)により他のカードの効果で
決死状態にならない。戦闘では普通に
決死状態になってしまうものの、このキャラクターを戦闘に参加させる事は滅多に無いだろう。
このように出されるだけで一部のデッキは詰みかねない効果を備えている。
いずれも強力ではあるが、対策法が無いというわけでは無い。このカードを対策するには以下の方法が考えられる。
- ライブラリーアウトや特殊勝利効果
- 竹林の火事でデッキ破壊を行いライブラリーアウトを狙ったり、『反魂蝶』による特殊勝利を狙う。特定のデッキにしか組み込めないギミックなのでこのカードのメタというには少々辛い。
- 破棄や除外で対処する
- コントロール奪取
- カード効果は普通に受けるので離反工作などによるコントロール奪取を狙う。自分が強力な効果を利用出来るようになるので対策方法としては非常に有効である。
- 耐久力を0にする
このように強力なように見えるこのカードにもスキは多い。自分で使う場合、中でも
離反工作は非常に危険である。このカードを出しただけで安心せず手札にカウンターカードは常に握っておきたい。
出せればゲームの流れを制圧しうる効果を持つこのカードだが、最大の欠点として必要ノード・コストが‐なため出すのは容易でない。
種族も
人間なので
西行妖/1弾のように
死霊の復活に頼る事も出来ない。
しかし、月にいるためか
月の都を使用すれば簡単に出すことが出来る。序盤に攻撃して来る事の多い
くるみ/9弾はこのカードの戦闘力合計と同じ3なので
月の都との相性は抜群。この他に
不滅『フェニックスの尾』なども利用し、何とかして場に出してあげよう。
さりげなく
伝説持ち。滅多にないことだろうが、
神器を
装備して殴るなんてことも可能。攻撃を行わないにしても
祇園様の剣あたりを装備して放置したり、
難題『龍の頸の玉 -五色の弾丸-』で相手キャラクターの除去を狙ったりするなど如何だろうか。
そして
耐性:幽霊まで所持してはいるが、このカードが場に出ている状況で攻撃を仕掛けてくる相手はそうそう居ない。よって、こちらはこのカードを強化して攻撃したり、
諏訪大戦などをプレイされた時くらいにしか活用出来そうに無い。
- 傀儡の死者や鬼符『ミッシングパワー』などでこのカード自体が「〔このキャラクター〕は~決死状態になる」というテキストを持った場合、それによる決死状態は(自動α)では防げない。
- "他のカードの効果で決死状態にならない"とは、"「効果の発生源」がこのカードではない効果 で決死状態にならない"という意味である。
- 名前の読み方は「じょうが」。
- 「嫦娥」とは中国神話に登場する羿の妻。不死の薬を飲み、月に逃げたとされている。東方における嫦娥も同じく不死の薬を飲んでいる。
関連Q&A
- Q090.決死状態にならない、という効果が適用されているキャラクターは、戦闘修正により耐久力が0以下になった場合でも決死状態になりませんか?
- A090.いいえ、決死状態になります。耐久力が0のキャラクターは、耐久力が1以上にならない限り、必ず決死状態になります。
(参考:IR-9.2.2.b)
関連
虹符『オーバー・ザ・レインボー』
《虹符「オーバー・ザ・レインボー」》
No.821 Spell <
第十弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:多々良 小傘
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:持続
ターン終了時まで、〔全てのキャラクター〕はそのキャラクターより必要ノードが大きいキャラクターの攻撃を防御する事が出来ない。
オズが手を伸ばしたのですがドロシーがあと数歩という所で縄が切れ、気球は空に舞い上がりました。~オズの魔法使い
コメント
低ノードキャラでのブロックをさせづらくする効果だが、攻撃キャラも低ノードだと効果が薄いため、ウィニーデッキで最後の一押しに使うというわけにはいかず、中~高ノードキャラを大量に並べるデッキが1ターンで25点削るために使うのに向いている。
関連
驚雨『ゲリラ台風』
《驚雨「ゲリラ台風」》
No.822 Spell <
第十弾>
NODE(5)/COST(2) 術者:多々良 小傘
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔キャラクター以外の場のカード全て〕を本来のプレイヤーのデッキに戻し、シャッフルする。
ゲリラ台風は海水の温度が急激に変化する事で極めて短時間の内に発生する。
コメント
多々良 小傘の
スペルカード。
キャラクター以外の全てのカードをデッキに戻す。
呪符、
世界呪符に限らず、
装備、
装備/場、果てはただセットされているだけのカードも全てデッキに戻す。逆に言えばキャラクターだけは場に残せるためタイミングを間違えなければ一気に立て直しをはかれる。
- 破棄するわけではない
- 再度引きなおされうるが、それまでに解決策を用意したり、ゲームを決めてしまえば問題ない。
- 破棄を条件とする各種効果は適用されない。例えば離反工作や信仰心と東風谷 早苗/11弾、信仰は儚き人間の為にの効果で奪われたキャラクターは取り戻せなくなるが、逆に考えれば奪い取ったキャラクターは戻ることがなくなる。
関連
拳符『天網サンドバッグ』
《拳符「天網サンドバッグ」》
No.823 Spell <
第十弾>
NODE(2)/COST(1) 術者:雲居 一輪
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】
(自動γ):
あなたの場のキャラクターと相手キャラクターが戦闘を行い、戦闘によって何れのキャラクターも決死状態にならなかった場合、その戦闘終了時に〔戦闘を行った相手キャラクター〕を決死状態にし、〔相手プレイヤー〕に3ダメージを与える。
天に張り巡らされた網が敵を捕縛し、逃げ出すことを許さない。
コメント
戦闘の結果、お互いに死ななかった場合に相手キャラクターだけを一方的に
決死状態にし、ついでに相手プレイヤーにもダメージを負わせる。単純に防御力過多なだけのキャラクターではそれよりも高い攻撃力や
即死であっさり落ちるため、
虚人『ウー』のような戦闘で死なないキャラクターを用意したい。
スペルカードで
決死状態にできないキャラクターなどにも意味が薄いが、「その後、~」ではないため、プレイヤーへの3ダメージだけは入る。
世界呪符として場に残るため、それ相応のブロッカーを用意することで牽制としての意味合いが強く、ブロッカー強化には一躍買っている。
だがこのカードが展開している状態で相手が攻撃してくる場合は何らかの突破法を用意している場合が多く、ロックとしての信頼性は低い。
効果を狙って起動するならば、悠久の月明や死守などコンバットトリックを活用するのが良いだろう。
関連
拳打『げんこつスマッシュ』
《拳打「げんこつスマッシュ」》
No.824 Spell <
第十弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:雲居 一輪
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:装備
【装備】
(自動α):
〔このキャラクター〕のグレイズは0に変更される。
攻撃力(+1)/耐久力(-1)
渾身の一撃を受ければただでは済まない。
コメント
グレイズ0はそれだけで脅威であることは過去の大会が証明しており、回避性能の高いキャラクターがグレイズ0になるだけで十分な脅威となる。
ただし、耐久力-1は思ったよりも大きく、一方的に勝てた相手に相打ちを取られるようになってしまうことが意外と多く、グレイズ0が弱点となる場面も多く存在するため、過信は禁物である。
関連
式符『飛翔晴明』
《式符「飛翔晴明」》
No.825 Spell <
第十弾>
NODE(1)/COST(0) 術者:橙
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:持続
ターン終了時まで、目標の[キャラクター1枚]は「戦闘修正:+1/+1」を得る。この効果の解決時に、あなたの場に「橙」がいる場合、更に「戦闘修正:+1/+1」を得る。
(自動β):
〔このカード〕がプレイされたターンの終了時、このカードは手札に戻る。
安部保名に助けられた白狐は恩返しの為に女の姿となり、保名と結婚して晴明を産んだ。~葛の葉子別れ伝説
コメント
打ち消されたり、冥界にある間に
無縁塚等で除外されない限りは繰り返し使い続けられる強化カード。術者である橙がいれば+2/+2となるため、目に見えて大きなアドバンテージを得られるが、+1/+1だけでも繰り返し使い続けることでアドバンテージは積み重なっていく。
0コストであるために手札に重なっても何も問題がない点も大きく、手札で重なっても気兼ねなく連打して使っていきたい。
関連
鬼符『青鬼赤鬼』
《鬼符「赤鬼青鬼」》
No.826 Spell <
第十弾>
GRAZE(0)/NODE(1)/COST(1) 術者:橙
【幻想生物】 維持コスト(1) 警戒
(自動α):
〔このキャラクター〕は自分ターンの間、「戦闘修正;+2/±0」を得る。
攻撃力(1)/耐久力(2)
青鬼の計画は、青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをし、それを赤鬼がこらしめるというものだった。~泣いた赤鬼
コメント
自分ターンの間のみ攻撃力が上がり、3/2になる。
1ターン目で出せるグレイズ0の3/2という、序盤のアタッカーとしては申し分の無いスペックのカード。地味に
警戒持ちといういやらしさ。
低グレイズ速攻のデッキでは、かなり良い働きを見せてくれるだろう。
ミニ八卦炉や
狗符『レイビーズバイト』と組ませれば序盤のダメージもかなり期待でき、維持コスト1も安いものだろう。
後者の場合は頃合を見て維持コストを払わずに破棄する事も可能である。
低グレイズ速攻は序盤に小型を展開するので、キャラクターのプレイにカウントされない
幻想生物であることから、ダメージソースの確保が容易なことも大きい。
関連
人符『現世斬』
《人符「現世斬」》
No.827 Spell <
第十弾>
NODE(2)/COST(1) 術者:魂魄 妖夢
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
目標の〔「種族:天狗」、または「種族:獣」を持つキャラクター1枚〕を決死状態にする。
高速で飛び回る妖を一撃の下に斬り伏せる。
コメント
非常に安く確定除去を行えるが、種族限定であるために環境によって左右される。
関連
妄執剣『修羅の血』
《妄執剣「修羅の血」》
No.828 Spell <
第十弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:魂魄 妖夢
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
目標の〔あなたの冥界にある、このターン決死状態になって破棄されたキャラクターカード1枚〕をあなたの場にアクティブ状態で出す。
現世への妄執が修羅へと変貌させる。
(PR.093:)
コメント
非常に軽いリアニメイトカードではあるが、
スペルカードである以上、自分のターンに
決死状態になったキャラクターしか釣れず、除去に対する回答になることは極めて稀。
攻撃を行い、相打ちや一方的に負けたキャラクターを釣り上げ、再度攻撃を行わせるのが主な使い方となりやすく、その際は
ルーミア/7弾や
スターサファイア/9弾のような決死状態から自動効果につながるキャラクターを釣り上げていきたい。
関連
幻象『ルナクロック』
《幻象「ルナクロック」》
No.829 Spell <
第十弾>
NODE(1)/COST(1) 術者:十六夜 咲夜
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
目標の〔キャラクター1枚〕をアクティブ状態にする。
狂気の月が時間を歪ませる。
(PR.124:時間を操る事で連続攻撃が可能となる。)
コメント
先輩であり、同じ
術者を持つスペルカードである
奇術『ミスディレクション』とどうしても比較されてしまうカードである。あちらは相手のブロッカーを排除できるという強烈な効果を併せ持ち、攻撃をさらに通しやすい。よってカード単体の効果を見ればこちらが劣ってしまう。
しかしそれだけでこちらが下位互換であるかというとそうではない。このカードの利点はスリープ状態にする他のキャラクターが必要ない点にある。例えば
ワンターンキルを仕掛けるようなデッキの場合、1ターン目の相手の場にはまずキャラクターがいないので小回りが効くこのカードの方が使いやすく、また1ノードの差も馬鹿にならない。
また
奇術『ミスディレクション』には
アクティブ状態のキャラクターを
干渉で除去あるいは
スリープ状態にすることで
アクティブにする効果を目標不適切にするという回避方法もあり、それが出来ないこのカードの方がわずかに信頼性が高い。
とはいえ尖ったデッキでもない限りは
奇術『ミスディレクション』のほうが基本的に優秀なので、あくまで使い分けが重要である。
似たような効果を持つ
密命も含め、デッキ構築の際はどれを採用するかよく考えよう。
- 悪夢の記憶チームの起動効果で悪夢の記憶チームを目標にこのカードを解決し続けることで、小悪魔/1弾の戦闘力を無限に増やすコンボがある。詳しくは悪夢の記憶チームのページで。※現在は悪夢の記憶チームのテキスト修正によりコンボは不可である。
- キャラクターのスリープ起動効果を複数回起動できるカードと考えても良い。上記の悪夢の記憶チームが最たるものだが、スリープコストが必要なだけあって強力な効果が多い。ただし起動コストがある場合は2回分かかるので、その点には注意が必要である。
関連
魔獣『鎌鼬ベーリング』
《魔獣「鎌鼬ベーリング」》
No.830 Spell <
第十弾>
GRAZE(2)/NODE(6)/COST(1) 術者:射命丸 文
【幻想生物】 維持コスト(2) 先制 警戒
(自動γ):
〔このキャラクター〕が相手キャラクターと戦闘を行う場合、〔相手プレイヤーの手札1枚〕を無作為に選び、公開する。公開したカードがコマンドカードだった場合、そのカードを破棄し、このキャラクターは戦闘終了時まで「即死」を得る。
攻撃力(4)/耐久力(5)
つむじ風に乗って現れるイタチに似た妖怪。両腕の鎌のような爪で切りつけられた傷は骨にまで達し、死に至る事もある。
コメント
攻撃力4で
先制・
警戒持ちのため運用しやすい。
また、戦闘時に発生する自動効果も持つ。
戦闘を行う場合に、相手の手札を無作為に1枚公開させる。それがコマンドカードであれば破棄させた上に、このカードが
即死を持つ。このため戦闘もほぼ勝利できる。コマンドカードでなかったとしても、手札1枚の情報を手に入れられるため、無駄にはならない。
また、これを倒せるキャラクターで防御しなかった場合、相手は手札がコマンドだらけである可能性が高いという予想もつく。
ダメージクロックであれば、ブロックをほぼ強制させることになる
岐符『サルタクロス』のほうが優秀であるため、情報かクロックのどちらが欲しいかを見極めて採用したい。
関連
逆風『人間禁制の道』
《逆風「人間禁制の道」》
No.831 Spell <
第十弾>
NODE(4)/COST(2) 術者:射命丸 文
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】 維持コスト(3)
(常時)(1)(S):
目標の〔プレイされたキャラクターカード1枚〕のプレイを無効とし、手札に戻す。
強烈な逆風に、地に足の付いていない者はたちまち吹き飛ばされる。
コメント
毎ターン使用できる
瞋怒のように見えるが、カウンターしたキャラクターカードは手札に戻り、もう一度プレイすれば場に出てしまうため、実際には「1枚のキャラクターカードのコストを2倍にする」だけである。
最も、3コスト程度でも十分に二の足を踏ませることになり、4コストを超える重量級は必要ノードの都合でプレイすら不可能になる可能性もある。逆に1コスト以下にはほとんど効果が無い。
2枚セット出来れば、2コスト以上はほぼ完封状態を作れるだろうが、維持コストの高さから、術者も同時に守り続ける必要がある。
逆に考えれば、相手の瞋怒を完封出来る……かもしれない。
関連
棒符『ナズーリンロッド』
《棒符「ナズーリンロッド」》
No.832 Spell <
第十弾>
NODE(3)/COST(2) 術者:ナズーリン
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:装備
【装備】 貫通
(常時)(1):
〔このキャラクター〕を破棄する。その後、目標の〔あなたの冥界にあるカード1枚〕を手札に加える。但し、この効果で「ナズーリンロッド」を目標にすることは出来ない。
攻撃力(+1)/耐久力(-)
ダウジングロッドが隠された宝を見つけ出す。
コメント
起動効果で冥界にある「ナズーリンロッド」以外なら何でも回収できる。ただしセット先のキャラクターを破棄するため、2:1交換で回収することになる。
攻撃力+1のついでで使用するには重過ぎるので、何が何でも回収する必要があるカードがある時だけ採用を検討したい。
継続的に
貫通を得ることができるというメリットもある。
プレイコストが1高く、戦闘修正が1低く、貫通を得るのにコストがいらない、ちょっと変わった使い方のできる
ミニ八卦炉という考え方もできる。
装備かつスペルカードなのでサーチや回収手段には恵まれている。効果そのものは汎用性が高い上安定しているので、デッキを綿密に構築すれば有用な武器になりうるだろう。
関連
宝塔『グレイテストトレジャー』
《宝塔『グレイテストトレジャー』》
No.833 Spell <
第十弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:ナズーリン
効果範囲:複数の効果を持つカード
発動期間:瞬間
以下の効果から1つを選んで解決する。
1.〔あなたのデッキ〕を全て見て、「宝塔」を1枚抜き出し、相手プレイヤーに見せてから手札に加えても良い。その後、デッキをシャッフルする。
2.〔あなた〕は(1)支払い、〔あなたの手札にある「宝塔」1枚〕を破棄しても良い。破棄した場合、〔あなた〕はXドローする。Xはこの効果で破棄した「宝塔」の必要ノードに等しい。
聖の封印を解くには、飛倉の破片と毘沙門天の宝塔が必要だった。
コメント
ナズーリンの
スペルカード。
二種類の効果のいずれも「宝塔」を参照する。
2の効果では手札の「宝塔」をドローに変換する。実質2枚使用で3~4枚ドローとなる上に、本来使用できた効果を考えると割高なドローソースといえる。ナズーリンや
想起『テリブルスーヴニール』で上手くフォローしたい。
しかし、「宝塔」が腐りにくくなるという利点はある。いざとなれば積極的に狙って行っても構わない効果だろう。
関連
※名称に「宝塔」を含むカード
波符『赤眼催眠(マインドシェイカー)』
《波符「赤眼催眠(マインドシェイカー)」》
No.834 Spell <
第十弾>
NODE(1)/COST(0) 術者:鈴仙・優曇花院・イナバ
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:持続
ターン終了時まで、目標の〔キャラクター1枚〕の攻撃力と耐久力を入れ替える。このターン終了時、〔あなた〕は1ドローする。
狂気の兎の瞳が精神を揺さぶる。
コメント
攻撃力0のキャラクターを破棄させたり、戦闘力が偏っているキャラクターを本来の使い方をさせなくしたり出来る。
コマンドならばともかくスペルカードとしては地味であり汎用性の高い効果ではないが、コスト0かつ手札消費が戻ってくる使い勝手の良さもあって、例えば
嫦娥を処理出来るカードの一枚であったりなどふとした時に役に立つ事がある。
関連
惑視『離円花冠(カローラヴィジョン)』
《惑視「離円花冠(カローラヴィジョン)」》
No.835 Spell <
第十弾>
NODE(3)/COST(2) 術者:鈴仙・優曇花院・イナバ
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
全てのプレイヤーは〔自分の場のキャラクター1枚〕を選ぶ。その後、選んだキャラクターを(そのプレイヤーの)相手プレイヤーの場に移す。但し、何れかのプレイヤーが選ぶ事が出来ない場合、この効果は無効となる。
幻覚で精神を混同させる。
コメント
鈴仙・優曇華院・イナバの
スペルカード。イラストも効果も非常にいやらしい。
最序盤は仕事を終えた
玉兎/10弾と相手の
サニーミルク/1弾を交換したりと、一方的に美味しいトレードを行える可能性があり、後半に厳選されたキャラ同士のにらみ合いに陥った場合などに均衡を破るトレードが行える場合もある。
神符『杉で結ぶ古き縁』と違い、自分の場のキャラクター数を減らさずにデメリット持ちのキャラクターを押し付けることが出来る。
相手の場に依存しやすい面もあるが、盤面を見極めれば有利なトレードを行いやすいため、非常に強力なカードである。
- 2012/03/09のエラッタにより、大きくテキストが書き換えられた。エラッタ前はNODE(1)/COST(0)と非常に安い上に相手の場にキャラクターがいなくても自分の場のキャラクターを押し付けることが可能だった。相方だった(エラッタ前の)秋 静葉/7弾を押し付ける簡単なドローロックが環境を荒らしたため、大きく弱体化することになってしまった。
関連
溺符『ディープヴォーテックス』
《溺符「ディープヴォーテックス」》
No.836 Spell <
第十弾>
NODE(6)/COST(1) 術者:村紗 水蜜
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔全ての場のキャラクターのうち、最も耐久力が高いキャラクター1枚〕を決死状態にする。
強大な者ほど深い渦巻きから逃れる術が無い。
コメント
キャラクターの耐久力に依存する単体
除去カード。
熱符『ブレイクプロミネンス』の耐久力版といえるカード。
熱符『ブレイクプロミネンス』同様主に大型キャラを除去することになるため、こちらのキャラクターの耐久力が低めである低ノード速攻デッキなどと、比較的相性がいい。
耐久力だけが極端に高いキャラクターや、条件を揃えた
八雲 藍/1弾などを除去するのに向いているが、
魅魔/7弾のように攻撃力だけが高いキャラを除去するのは難しくなっている。
どちらも一長一短であるため、環境次第で採用枚数を考えていきたい。
また、多くの大型キャラクターは攻撃力と耐久力が等しい場合も多いので「
熱符『ブレイクプロミネンス』の方を採用すれば勝てた」という状況にはなりにくい。
- 目標ではなく対象をとる。このため、効果の解決時に最も耐久力が高いキャラクターを、決死状態にする。パンプアップや他の除去などが使用されると、狙っていたキャラククターを決死状態にできない場合がある。
関連
錨符『幽霊船長期停泊』
《錨符「幽霊船長期停泊」》
No.837 Spell <
第十弾>
NODE(1)/COST(1) 術者:村紗 水蜜
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】 維持コスト(2)
(自動α):
〔あなたの場のキャラクター全て〕は「警戒」を得る。
(常時)(0):
この効果はメインフェイズにしか使用できない。〔あなたの冥界の上のカード1枚〕を裏向きにして、〔このカード〕にセットする。その後、ターン終了時まで〔このカード〕はキャラクター「幽霊船の港(GRAZE(0)、0/7、種族:なし)」として扱う。
【(自動γ)
〔このカード〕にカードが3枚以上セットされている場合、このカードを破棄する。】
帰る方向を聞いた船幽霊は港に先回りしてくる。
コメント
自分のキャラクター全員が
警戒を得るため、ブロッカーの用意を意識せずに攻撃、マナチャージが行えるようになる。また、緊急時には3度まで0/7のキャラクターにもなれるが、
湊符『幽霊船の港』と違い、相手の攻撃に反応してアクティブ状態に戻る能力は所持していない。
1ノード1コストと非常に軽い反面、維持コストが2と高く設定されているため、術者前提と考えたほうがいい。また、
破壊工作で壊されるため、
警戒前提で行動したら壊されて逆転負けしたなどということもありえる。
- 効果的によく似ている彩符『彩光乱舞』という先輩が存在する。詳細はリンク先に譲るが、軽い分こちらがやや使いやすいものの、優劣はあまりないと言っていい。将来的に警戒を持つことにデメリットが出来る場合、相対的にこちらの評価が下がることは有り得るものの、決定的な評価の差ができるほどではない。
Q&Aより
- QA-370.No.836 幽霊船長期停泊およびNo.840 仙狐思念の起動効果を使用して3枚目のカードがセットされた場合、キャラクターになる前に自動効果により破棄されますか?
- A.いいえ、自動γの解決より先にキャラクターになり、キャラクターになる効果で指定されていないため、この自動効果は一旦無効になります。ターン終了時の処理でキャラクターではなくなりテキストが再度有効になった際に自動効果が解決され、破棄されます。
3回までキャラクターになることが出来る。また、ターン終了時までに2枚以下に減らせば破棄はされないことになる。
関連
法灯『隙間無い法の独鈷杵』
《法灯「隙間無い法の独鈷杵」》
No.838 Spell <
第十弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:寅丸 星
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:装備
【装備】
攻撃力(+3)/耐久力(+2)
ヴァジュラ。心の煩悩を打ち砕く帝釈天の武器。
コメント
神器などの特殊な装備条件を持たない
装備の中では
太歳星君の影に次ぐ修正値を誇る。
特に+3/+2という戦闘修正は中々の物であり、
術者でかつ装備の効果をあまり意識しない
寅丸 星/10弾とも特に相性が良い。
だが同時に他の付加効果を一切もたないという、バニラカード同然のかなりシンプルな
装備にもなっている。
一見すると速攻デッキと相性が良い様に見えるが、速攻デッキではこのカードと同じノード帯である
大魔法『魔神復誦』の方が大きい成果を上げられる事も多い。戦闘修正値も
雲山/10弾と同じ数値であり、しかもあちらは
貫通を得るオマケ付きである。
このようにライバルが非常に多いため、上記の
寅丸 星/10弾と組み合わせる等、しっかりとした目的意識を持って採用したい。
- 神器のようなフレーバーテキストだが仏具のためか、それとも伝説を持たない寅丸 星のためか、ごく一般的な装備カードとなっている。
- このカードで大魔法『魔神復誦』を越える戦闘力を得る為には元々の戦闘力が4/5以上である必要がある。よって、中速デッキ向けと言えるかも知れない。
関連
寅符『ハングリータイガー』
《寅符「ハングリータイガー」》
No.839 Spell <
第十弾>
GRAZE(3)/NODE(5)/COST(3) 術者:寅丸 星
【幻想生物】 維持コスト(1) 速攻 貫通
(自動γ):
あなたのターン終了時に〔このキャラクター〕がアクティブ状態だった場合、〔あなたの場のカード1枚〕を破棄する。
攻撃力(6)/耐久力(6)
釈迦の前世である薩埵王子は飢えた虎と7匹の子の為に身を投げて虎の命を救った。
コメント
6点という打点に加えて
速攻、
貫通と、不意打ち気味にダメージを追加できる。
スペルカードなのでキャラクターのプレイ回数と関係なく、初見であれば相手の計算を大きく狂わせることが出来る。
相手の計算を狂わせるという意味では攻撃力と
貫通のおかげで
鵺符『弾幕キメラ』以上に優秀と言える。
アクティブ状態のままターンを終了すると自分の場のカードを1枚
食べてしまうデメリットを所持するが、
秘術『グレイソーマタージ』等のこちらの場にセットされる妨害系
呪符カードを
破棄する事が出来るという一面も持つ。
攻撃を止められるなどしてずっとアクティブ状態を強いられると、自軍の被害がどんどんと広がっていく……と思いきや、この効果は自分も対象にできるため、いざとなったら自分を破棄することで被害を最小限に抑えることが可能。
ノードとコストは重いものの、
維持コストは1と安いため、
術者なしでも維持しやすいのも魅力のひとつである。
幻想生物の中でもトップクラスの実力を持つのは間違い無い。
- (自動γ)で破棄するカードは目標を取っていない。活用出来るカードも少ないのであまり意味は無いが。
関連
式神『仙狐思念』
《式神「仙狐思念」》
No.840 Spell <
第十弾>
NODE(2)/COST(1) 術者:八雲 藍
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】 維持コスト(1)
(常時)(0):
この効果はメインフェイズにしか使用できない。〔あなたの冥界の上のカード1枚〕を裏向きにして、〔このカード〕にセットする。その後、ターン終了時まで〔このカード〕はキャラクター「式神(GRAZE(1)、4/2、種族:妖怪/獣)」として扱う。
【(自動γ):
〔このカード〕にカードが3枚以上セットされている場合、このカードを破棄する。】
圧倒的な力を持つ者だけが式神を操る事が出来る。
コメント
最序盤から動ける4/2サイズは脅威であるのは、エラッタ前の
小悪魔/9弾が証明してくれた。また、通常時は
世界呪符であるため、除去手段が限られやすいという面もある。
ただし、速攻デッキでは維持コスト1が気になる部分であり、術者を添えるにも八雲藍は中ノード中コスト帯に位置するキャラクターであるため、速攻戦術には向かない。
それでもセット後毎ターン効果を使用すれば、3コストで12点のダメージになる。コスト度外視で使えば高打点であることは間違いないので、速度最重視であれば採用の価値がある。
関連
密符『御大師様の秘鍵』
《密符「御大師様の秘鍵」》
No.841 Spell <
第十弾>
NODE(4)/COST(0) 術者:八雲 藍
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
目標の〔あなたの場のキャラクター1枚〕を破棄する。その後、〔あなたの冥界にあるキャラクターカード2枚まで〕をあなたの場にスリープ状態で出す。但し、場に出すキャラクターカードの必要ノードの合計は、この効果で破棄したキャラクターの必要ノード以下でなければならない。また、この効果では必要ノードの値が「-」である場合、8として扱う。
空海が秘した真言密教の奥義。
(PR.089:御大師様が胎蔵曼荼羅に花を投げると、その花は中心の大日如来の上に落ちた。)
コメント
手札1枚+場1枚でキャラクター2枚までを釣り上げるリアニメイトカード。0コストであるため、低予算で場の数を増やすことが出来る。
ただし、場に出す条件を加味すると、2体出しは徐々に線が細くなっていくという欠点があり、逆に1体出しの場合は同等のサイズを釣り上げやすいが、2:1交換となる欠点が生まれる。
場のキャラクターの必要ノードを問うため、
霊烏路 空/9弾と相性がいい。最初に破棄したキャラクターも指定が可能なため、破棄したキャラクター+αで釣り上げることも可能になる。また、破棄の目標として
藤原 妹紅/1弾は非常に相性がよく、1:2交換でリアニメイトが行える。
棘符『雷雲棘魚』と組み合わせることで、1コスト+スリープのみで莫大なアドバンテージの確保が可能。相手の場にキャラクターが多数存在していれば、高ノードのキャラクターでも容易にリアニメイトできる。
関連
新難題『エイジャの赤石』
《新難題「エイジャの赤石」》
No.842 Spell <
第十弾>
NODE(5)/COST(3) 術者:蓬莱山 輝夜
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:装備
【装備】 先制 抵抗(3)
(自動α):
〔このキャラクターにセットされている「エイジャの赤石」〕は他のカードの効果によって破棄されない。
(自動α):
〔このキャラクター〕は「戦闘修正:+X/+X」を得る。Xはこのキャラクターにセットされているカードの枚数に等しい。
(自動γ)
場のカードが破棄された場合、〔あなたのデッキの上のカード1枚〕を〔このキャラクター〕にセットする。
攻撃力(+2)/耐久力(+2)
結晶内で光が数億回も反射し、莫大な光エネルギーを放出する宝石。
コメント
先制が付き、
破棄無効、実質+3/+3。さらに3番目の効果で更に強化されていく。それでいて神器ではない。
自動γによりセットカードの枚数を増やせる。
プレイヤーやカードの種類、破棄の手段を問わず、場のカードが破棄された場合に発生するため、比較的機会は多い。ただし、同時に複数枚のカードが破棄されても、「破棄された場合」を条件とする自動γは1回しか発生しないためにカードは1枚しかセットされない。ただし、装備カードをセットしたキャラクターが決死状態になったりなどで、セットカードがセット先と同時にではなくセット先の破棄の解決の中で破棄される場合には、2枚以上つくこともある。
公式QAより
- QA-190.No.498 メディスン・メランコリーの常時効果が解決された後、複数のキャラクターが同時に破棄された場合、その枚数分だけダメージが発生しますか?
- A.いいえ、複数のカードが同時に破棄される場合、その破棄は同時に発生するため、同時に何枚破棄されても2ダメージのみが発生します。
- コメント
- 「破棄」が起こる回数は一回である。このため「破棄された場合」の効果は一度だけ発生する。
関連
不滅『フェニックスの尾』
《不滅「フェニックスの尾」》
No.843 Spell <
第十弾>
NODE(5)/COST(3) 術者:藤原 妹紅
効果範囲:複数の効果を持つカード
発動期間:瞬間
以下の効果から1つを選んで解決する。
1.〔あなたの冥界にあるキャラクターカード1枚〕をあなたの場にスリープ状態で出す。次のターンの終了時まで、この効果で場に出たキャラクターの耐久力は1に変更される。
2.目標の〔「種族:幽霊」を持つキャラクター1枚〕を決死状態にする。
不死鳥の尾には死者をも立ち直らせる力がある。
コメント
藤原 妹紅の
スペルカード。
かの有名な「ファイナルファンタジー」シリーズの同名アイテムを彷彿とさせる効果。
このように汎用性が高く使いやすいカードだが、コスト3で非常に重いという欠点を含む。汎用性を求めないならば他の同様の効果をもつカードの採用を考えたい。
術者である
藤原 妹紅/10弾が優秀なキャラクターなので、こちらと組み合わせるのも良いだろう。
関連
必殺『ハートブレイク』
《必殺「ハートブレイク」》
No.844 Spell <
第十弾>
NODE(6)/COST(2) 術者:レミリア・スカーレット
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:持続
〔あなた〕はライフポイントをX支払う。ターン終了時まで、目標の〔キャラクター1枚〕は「戦闘修正:+Y/±0」を得る。Yはこの効果で支払ったライフポイントXの半分(端数切り下げ)に等しい。
決死の一撃で息の根を止める。
コメント
レミリア・スカーレットの
スペルカード。
払ったライフの半分を攻撃力に変換して一撃必殺を狙うカード。
典型的なスーサイドカードだが、修正値は半分切り下げ。しかも攻撃力しか上がらずに
スペルカードなので、攻撃が通ったのを確認してから強化するという事も出来ない。最悪
人形が1体でも
アクティブ状態ならばそれだけで腐ってしまう事がある。速攻デッキに投入したい所なのだが、
術者含め必要ノードの高さからそれも出来ない。
確かに一撃の大きさは魅力だが、どうにも使い勝手の悪さばかり目立ってしまう。ダメージの伸びも重いコストの割には常識的な範囲なので、浪漫性やネタ性も並程度でしかない。
そのくせ
雲外蒼天で流されたり、強化した瞬間
コマンド除去による
決死の一撃を喰らったり、
イリュージョナリィブラストを食らって自分の息の根の方が止まる様だけは容易に想像する事が出来る。
性能だけだったら一押しとしてそこまで悪くも無いので、このカードが
コマンドカードだったらと思うと非常に残念である。
乾坤一擲や
悪夢の記憶チームと併用すれば、相手の予想の斜め上を行くフィニッシャーになるかもしれない。
- 自分のライフポイントを任意の数値削れる事から拳骨『天空鉄槌落とし』と組み合わせてみるのも面白いだろう。
- レミリアのスペルだが、このカードの効果は姉より妹の方がよっぽど使いこなす事が出来る。紅月の女王チームを使う場合には採用する価値はあるだろう。
Q&A
- QA-371.ライフポイントを任意の値だけ支払う事が出来る場合、現在のライフポイントを超えて支払う事は出来ますか?
- A.いいえ、出来ません。支払う時点でのライフポイントが上限となります。
(参考:IR-1.9.4.b)
関連
蝶符『鳳蝶紋の死槍』
《蝶符「鳳蝶紋の死槍」》
No.845 Spell <
第十弾>
NODE(6)/COST(2) 術者:西行寺 幽々子
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔あなたの手札1枚〕を破棄する。その後、目標の〔場のカード1枚〕を破棄する。
平家の怨念が滅亡をもたらす。
(PR.085:滅亡をもたらす死の鳳蝶)
Illustration:
カズ (PR.085:
ちもち)
コメント
西行寺 幽々子の
スペルカード。
幽々子のスペルらしく優秀な単体除去効果を備える。
種類を問わず1枚のカードを
破棄できるため、メインデッキから
世界呪符、
装備/場対策カードとして採用できる万能除去。そのため対策カードとしては
星熊 勇儀/9弾以上に汎用性が高い。
また、
目標の関係上
決死状態ではなく
破棄な点も見逃せない。
呪精のように
決死状態をトリガーにするカードの他に、
嫦娥のような決死状態に耐性があるキャラクターも問題無く除去する事が出来る。
手札1枚を別途破棄する必要があるため、実際には2:1交換になるが、それでも万能除去であることには変わりない。
銀ナイフを採用していれば1:1交換にもなる。
現環境ではデッキの多様性が広がっているため、
幽々子除去コントロールデッキにおける新たな切札には勿論、中速~低速デッキであれば積極的に採用していきたいカードだろう。
- 手札コストがあるせいか除去カードとしては2コストと比較的コストが安いので、死符『ギャストリドリーム』と違い無理に術者を据える必要は無い。
- 2011年10月1日から開催された公式・公認大会の優勝賞品になんとこのカードが選ばれた。前回は必須カード級の強引な取引が選ばれていたので、このカードがいかに優秀かが伺える。
- 読みは「あげはもんのしそう」鳳蝶はアゲハ蝶のことである。
関連
魔法『紫雲のオーメン』
《魔法「紫雲のオーメン」》
No.846 Spell <
第十弾>
NODE(3)/COST(1) 術者:聖 白蓮
効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔任意の枚数のあなたの手札〕をデッキに戻し、シャッフルする。その後、〔あなた〕はXドローし、メインフェイズを終了する。Xはこの効果でデッキに戻したカードの枚数に等しい。
幸運の兆し。白蓮の救いはよりよい世界をもたらすのか。
コメント
任意の手札枚数をデッキに戻して同数をドローする手札交換カードだが、戻してシャッフルするのが先なので、最悪戻したカードを引きなおす可能性が生まれる。また、Xドローとされているため、
運命のダークサイドを重ねられると眼も当てられない状況になる。
また、効果解決と同時にメインフェイズが終了するので引いても即使えない、ドローは出来るがこのカード分手札総数は1枚減ってしまっている等、ドローソースとしては欠点が多い。山札にある必要があるカードを引いてしまった場合の保険として採用する程度にとどめたい。
逆転『リバースヒエラルキー』と組み合わせて相手のターンに使うことで
『永夜返し -夜明け-』のようなターンスキップとして運用できる。飛ばせるのはメインフェイズのみで手札も減ってしまうが僅か1コスト+術者要らずはなかなかに強力。
罪人の金鉱床に引っかからないのもポイント。
同条件下でメインフェイズ以外に打った場合の処理は裁定待ち。
関連
『スターソードの護法』
《「スターソードの護法」》
No.847 Spell <
第十弾>
NODE(1)/COST(1) 術者:聖 白蓮
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】
(自動α)
〔このカード〕がアクティブ状態の場合、〔必要ノードがX以下のキャラクター全て〕は攻撃を行う事が出来ない。Xはこのカードにセットされているカードの枚数に等しい。
(自動β)
〔このカード〕が場に出た場合、〔あなたの手札全て〕を裏向きにしてこのカードにセットする。
(相手ターン)(S):
この効果はメンテナンスフェイズにしか使用できない。〔このカードにセットされているカード1枚〕をあなたの手札に加える。
聖なる光の剣が攻撃の抑止力となる。
コメント
聖 白蓮の
スペルカード。
攻撃を制限する世界呪符。
その名前と効果とフレーバーから、某TCGの代表的魔法カードを彷彿とさせる・・・なんてことは思ったら負け。
最速1ターン目から半永続的に攻撃を停止させられるため、攻撃制限としては優秀。しかし、欠点が多い。
自動βにより、手札全てを一旦失うことになる。起動効果で1枚ずつ回収出来るので相手の場に合わせて手札を回復できる。だが、
破壊工作によって簡単に潰され多大なディスアドバンテージを被る恐れがあるので過信は出来ない。
保険の意味も含めて、このカードと相性抜群の
悲運『大鐘婆の火』などによるサポートがぜひとも欲しい所である。
また、セットカードの回収が相手ターンメンテナンスフェイズにしか行えないにもかかわらずスリープを伴うのもネック。回収すれば、攻撃制限は消えてしまう。
関連
鵺符『鵺的スネークショー』
《鵺符「鵺的スネークショー」》
No.848 Spell <
第十弾>
NODE(4)/COST(2) 術者:封獣 ぬえ
効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間
〔あなたのデッキの上のカード3枚〕をあなたの場にアクティブ状態でセットする。以後、そのカードは以下の効果を持つキャラクター〔蛇(GRAZE(1)、1/1、種族:なし)〕として扱う。
「即死」
ぬえの尾から現れた蛇が敵の喉笛を狙う。
コメント
1枚で3体のキャラクターを増やすという点では
兎符『因幡の素兎』や
蝶符『バタフライストーム』という前例がある。
蛇は前者から生成される
鰐と比べると戦闘力は僅か1/1しかなく、後者から生成される
夢蝶と比べるとグレイズが1ある点で劣る。
しかし、こちらはデメリット無しで
即死を持っている。相手からすれば戦闘をしたくないという見た目以上のいやらしさをもつ。
アクティブ状態で出せるため、即ブロッカーとしても働いてくれるので、デッキを問わず活躍の場が見込める可能性がある。
関連
鵺符『アンディファインドダークネス』
《鵺符「アンディファインドダークネス」》
No.849 Spell <
第十弾>
NODE(5)/COST(2) 術者:封獣 ぬえ
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
目標の〔あなたの場の表向きのキャラクター1枚〕を破棄する。その後、キャラクターカードが公開されるまで〔あなたのデッキの上のカード〕を1枚ずつ公開していく。キャラクターカードが公開された場合、そのカードを抜き出し、あなたの場にスリープ状態で出す。その後、抜き出したカード以外をデッキに戻し、シャッフルする。
黒雲の中から得体の知れない何かが現れる。
コメント
封獣 ぬえの
スペルカード。
自分の場のキャラクターを破棄する代わりにデッキからキャラクターを出す。
公開したキャラクターカードを場に出す制限は特に無いため、
西行妖/1弾のようなカードも問題無く場に出せる。普通に使えばギャンブルカードだが、
宏観前兆などである程度操作する事が出来る。
弐符や
連結は場に出た時点で、更に各々の条件を満たす必要があるため要注意。
関連
薬符『壺中の大銀河』
《薬符「壺中の大銀河」》
No.850 Spell <
第十弾>
NODE(4)/COST(1) 術者:八意 永琳
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】
(常時)0:
〔このカード〕と〔全てのプレイヤーの冥界にあるキャラクターカード全て〕を本来のプレイヤーの任意の順番でデッキの下に戻す。
後漢の費長房が、薬売りの老人が壷の中に入るのを見て一緒に入れてもらうと、立派な建物があった。~壷中の天地
(PR.090:)
コメント
(常時)起動効果で、このカードと全てのプレイヤーの冥界にあるキャラクターカード全てを、デッキに戻す。戻す際の並び順は任意で選べるが、場所がデッキの底であるため、再利用には工夫が必要。
冥界に落ちてしまったキャラクターカードの再利用目的で使用するならば、基本的にはサーチ効果を持つカードとの組み合わせが良いだろう。例えば
ルーミア/7弾や
スターサファイア/9弾のように、それ自体が冥界に行きやすいサーチ持ちキャラクターとは相性が良い。場>冥界>デッキ>場というサイクルを繰り返せるからである。しかし、そういったカードを運用するデッキに欲しいカードかというと、やや疑問が残る。
似た性質の
転世『一条戻り橋』と比べた場合、キャラクター以外も戻せ、1ドローつきが存在するあちらの方が便利な場面が多いかもしれない。
とはいえ、このカードならではの使い方も存在する。
せっかく大量のキャラクターカードをデッキに戻せるので、忘れられがちな
死霊の復活の二つ目の効果を使ってみるのも一興。
また、相手のキャラクターカードも戻る点も利用の余地がある。「プリズムリバー」のような冥界に枚数があることで効果を発揮するカード群は、そのために相手が手間をかけて冥界に貯めている場合が多く効果が見込める。連結キャラクターへの抑制にもなる。
いずれの使い方にしても、目的を持っての投入が望ましい。
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最終更新:2011年08月18日 20:55