《幽香》

No.817 Character <第十弾
GRAZE(6)/NODE(9)/COST(5) 種族:妖怪

(自動α):
 〔このキャラクター〕はアクティブフェイズの規定の効果でアクティブ状態にならない。

(自動γ):
 〔あなた〕が戦闘ダメージを受けた場合、〔このキャラクター〕をアクティブ状態にする。

(常時)0:
 〔あなた〕はライフポイントをX支払う。その後、ターン終了時まで〔このキャラクター〕は「戦闘修正:+Y/+Y」を得る。Yはこの効果で支払ったライフポイントXの半分(端数切り下げ)に等しい。

攻撃力(12)/耐久力(10)

「だれ?こんな時間に…」

Illustration:道井祐輝

コメント

東方幻想郷の5面で登場した寝巻ゆうかりんがついにカード化。
風見 幽香/1弾より低コスト化し、かつパワーアップした。

だがデメリットとして(自動α)と、その救済用の(自動γ)を搭載している。
巨大とさえ言えるサイズを持つが、戦闘ダメージを受けないとアクティブにならないというデメリットは大きい。
一応、蟲の知らせなどで無効化が可能である。

起動効果はライフポイントを消費してのパンプアップ。
そのままでも大型な幽香をさらに強化することができるが、残念ながら初期ライフを全て注ぎ込んでも攻撃力は24で止まってしまう。
限りのあるライフポイントの消費に対してリターンは少なく、グレイズが怖ければライフを増やす手段が必要である。
「幽香」と聞いて思い出されるライフ回復カードといえば花符『幻想郷の開花』横溢があるが、それらが参照するカードは「風見 幽香」であって、「幽香」ではない。つまりこのカード自体との相性はあまりよくないと言える。

とにもかくにも、普通のデッキのフィニッシャーにしては癖が強すぎるので、リアニメイトの弾としての運用が中心になるだろう。アクティブインするカードとは非常に相性がよく、中でも貫通を手軽に付与できる月旅行計画との相性は抜群。ミニ八卦炉の戦闘修正と初期ライフからの起動効果を使えば、めでたく26点ダメージが叩き出せる。
他にも、十分すぎるほどの戦闘力と、デメリット持ちかつ戦術を一切持たないデザインから、人の眼をした魔物の対象とするのにも適している。


重い、使いにくいなど、扱いの難しいカードではあるが、その溢れる浪漫の前には、何れも些細な問題に過ぎないだろう。


  • 「幽香」と「風見 幽香」は別カードとして3枚ずつ入れることが可能。
  • 憑依等の戦闘力を参照するカードのエサとして最大の数値を誇る。
  • カードデザインとしては旧作らしく、テーマミュージックである「眠れる恐怖」を意識しているものと思われる。また、キャラクターカードの枠の中では、GRAZE(6)を誇る唯一のカードである(スペルを含めると土着神『御射軍神さま』という先輩がいるが)。
  • 起動効果そのものについて、必殺『ハートブレイク』の上位互換を内蔵していると言える。コマンドタイミングでの使用が可能である点と耐久力も上昇する点で勝る。同じ第十弾収録のカードでありながらこの性能差は皮肉なものと言えるが、必殺『ハートブレイク』が完全下位互換であるわけではない。


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最終更新:2011年09月07日 17:26