《エンパシー》

No.753 Command <第九弾
NODE(4)/COST(2)
効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間

 〔あなたの手札2枚〕を破棄する。その後、〔あなたのデッキ〕を全て見て、名称が異なるキャラクターカード2枚を抜き出し、あなたの場にスリープ状態で出してもよい。ただし、この効果で抜き出すキャラクターカード2枚は、テキストの括弧内に相互の名称が書かれていなければならない。

「甘く見ないでね、私達、二人で一人前なんだからね」

Illustration:鳥居すみ

コメント

デッキからキャラクターをサーチして場に出せる、抜群の展開力を誇るコマンドカード。ただし使用制限と手札破棄から、テーマデッキ以外での採用は難しい。

カードイラストの通りに夢月/9弾幻月/9弾を出すのもいいが、相互参照するカードはシナジーを形成するケースが多い。相手のディスカードフェイズでこのカードをプレイすれば、次のターンにはすぐ戦闘に移れる。サーチ能力を持つコマンドカードである利点をうまく活かすべし。

デッキを全て見るため、小悪魔/9弾も一緒に出せたりする。ノードや冥界にキャラクターが落ちてしまったら、転世『一条戻り橋』等で戻してやるといい。

ハンドコストの確保は、定番の銀ナイフをはじめ、各種ドロー強化で補う他、冥界にあることで意味を持つカードをハンドコストとするなどして手札破棄のデメリットを軽減する、といった方法がある。



エンパシーで使える組み合わせ

括弧内にお互いの名前が過不足無く括弧内に相互に書かれている必要があるため
あまり実用的でない組み合わせを除くと実質出せる組み合わせはかなり少ない。(第十三弾現在)

幻想生物の除去、隠密の付与が行える。1弾の秘封倶楽部を活かしやすくなった。ただし、コスト0のキャラクターであり、片方が欠けると機能しなくなるこの組み合わせで使用するのは少々代償が高くつきそうだ。

プリズムリバーデッキでの採用は比較的簡単。もっとも、三姉妹は奇襲持ちかつコストが1なので、効果は薄め。
冥界にキャラクターが落ちていることが条件のサポートスペルもあるので、ハンドコストとしてキャラクターを捨てつつ、スペル使用の条件を満たす、といった運用も可能。
基本的には他のエンパシーデッキにプリズムリバーを採用している場合、たまに狙うと考えた方がいいだろう。

輝夜側にはシナジーはない。永琳にしてみても素の状態ならデメリットとなる組み合わせだが、輝夜を強化することで永琳も強くなる。また、悠久の月明が使いやすくなるが、ノードから払ってもハンドコストとして使用しても、結局エンパシーが冥界の一番上になってしまうので干渉順や使用タイミングに留意する必要がある。
だが、蓬莱山 輝夜/1弾自身が「八意 永琳」をデッキから1コストで呼び出せるので、このカードを使ってまで出したいかは疑問である。サーチ手段の乏しい蓬莱山 輝夜/1弾を中々引けない時には一考の価値があるだろうか。


八雲 紫/9弾八雲 藍/1弾を強化したり別の藍を呼び出したりして式神をこき使うための組み合わせ。藍の戦闘力が8/10になるので戦力として期待できる。紫の効果で新たな藍を呼び出すのも一手。攻めにも守りにも使いやすい。最悪の場合でも、紫で相手キャラクターを道連れにできる。
小悪魔/9弾を場に出し、さらに八雲 紫/9弾が起動効果で二体目の八雲 藍/1弾を場に出すと全員分の打点が丁度ライフと同じ25点となる。恐らく現状では最も使われている組み合わせだろう。そのため読まれやすいので、使う場合は根絶に気を付けたい。
2011/08/13のエラッタにより、八雲 紫/9弾の(常時)効果は「八雲 藍」が場に居ると使えないようになったため、エンパシーの後、紫の効果で新たな藍を呼び出すことは出来なくなった。



場に出てもシナジーらしいシナジーはない組み合わせ。黒猫を手札の「火焔猫 燐」に変えれば、実質燐を2体出すカードとして機能するが、他の組み合わせに比べるとやや見劣りする。両者ともに重めのスペルが多いため、スペルのコスト軽減目的で採用するのも一手か。
ややコンボ色が強くなるが歴史創造の発動条件を一枚で満たせるのでエンパシーとも相性の良い銀ナイフを投入するのも手。


片方が冥界にある場合にのみシナジーを形成するため、同時に出すことにメリットはあまりない。神綺/7弾のバックアップがある魔界人デッキなら、実質5/4のアタッカー2体を一度に展開できると考えることもできる。
だが、この二枚は冥界魔界があれば実質0コストキャラクターになるのであまり相性が良いとは言えない。

エンパシーがコマンドカードであるという利点を最大限活用できる組み合わせ。こいしの能力で手札とデッキが対象から外れるため、相手プレイヤーのカードのプレイに干渉してプレイすることで守ることができる。(自動β)効果は諦めなければならないが、手札・デッキを対象とするカードはどれもいやらしいので、両者を使用するなら採用は検討に値する。
また、メンテナンスフェイズで手札の地霊殿をコストに使用して場に出した場合、即座に地霊殿(自動β)を起動出来る。覚えておいて損は無いだろう。
出てくるキャラクターの戦闘力が乏しい代わりに関連カードによって非常にトリッキーな立ち回りが出来る組み合わせとなっている。また、表象『夢枕にご先祖総立ち』想起『テリブルスーヴニール』の術者が一気に並ぶため、ワンショットキルも可能かも知れない。

ノード/コストが非常に重い2キャラをN4C2手札2枚で場に揃えられるのはかなりの強み。両者ともに互いを呼び出すテキストを持っているが、6コストも払ってカウンターされるよりは、2コストで済むこのコマンドを用いるのも悪くはない。どちらもシンプルなアタッカーなので、場に出したら絡められる前に勝負を決めたい。
大型アタッカーが2体並ぶので強力な組み合わせなのだが、いかんせん八雲 紫/9弾八雲 藍/1弾の影に隠れがちである。だが、こちらはあちらに無い戦術が揃っているので上手く活用したい。







公式Q&Aより

  • QA-353.片方のカードの名称が括弧内に一部のみしか書かれていない場合、No.753 エンパシーで抜き出す事はできますか?
  • A.いいえ、できません。お互いの名前が過不足無く括弧内に相互に書かれている必要があります。
    例えばNo.025 アリス・マーガトロイドとNo.662 藁人形の場合、No.662 藁人形の名称は「藁人形」であり、アリス・マーガトロイドは括弧内の記述に「藁人形」を持ちません。そのため、抜き出す事ができません。


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最終更新:2013年04月08日 20:31