「ワンショット」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「ワンショット」(2012/11/27 (火) 15:38:26) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
**《ワンショット》/俗語
***コメント
同一ターン内に大量のダメージを与えること。
それにより勝利することを「ワンショットキル」と言う。
転じて、それを狙ったデッキやコンボのことを言う場合もある。
「13点攻撃を2回通せば勝てる」という見地で考えるならば、
“「攻撃力10以上のキャラクター」+[[鬼符『ミッシングパワー』]]+[[奇術『ミスディレクション』]]”
が無駄のないワンショットキルであろう。
これならば相手のブロッカーを半ば無視できる[[貫通]]が付く。
***有名なワンショット
さて、もっとも古くから存在し、かつポピュラーなワンショットのギミックは、[[フランドール・スカーレット/1弾]]+[[禁忌『レーヴァテイン』]]+[[奇術『ミスディレクション』]]による14点貫通の二回攻撃であろう。
元々[[貫通]]を持っている[[フランドール・スカーレット/1弾]]の爆発力を限界まで引き出すこの組み合わせは、[[第一弾]]環境から現在まで根強く残っている。速攻・低速の如何に関わらず「フランデッキ」といえばワンショットキル、というのはもはや常識という感さえ漂う。ルールブックに掲載されている「漫画で分かるVISION」でもこのコンボが登場する事から、いかにこのコンボが有名かが分かるだろう。
[[フランドール・スカーレット/1弾]]のワンショットキルは下記のリアニメイトギミックを積み込み、奇襲性と即効性を突き詰めているデッキタイプが特に有名である。
[[冥符『紅色の冥界』]]や[[傀儡の死者]]を使用した[[リアニメイト]]タイプのワンショットも有名。ワンショット狙いで釣り出されるキャラの定番はやはり[[四季映姫・ヤマザナドゥ/1弾]]や[[魂魄 妖忌/1弾]]だろう。
前者は[[伝説]]持ちなので[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]との相性が抜群であり、文字通りワンショットとなる27点を一度の攻撃でたたき出せる。[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]のデメリットが気になる場合でも[[鬼符『ミッシングパワー』]]だけでなく[[ミニ八卦炉]]でも水準の13点に到達し、十分以上の打撃を叩き出す。
後者はグレイズ0なので、[[奇術『ミスディレクション』]]での複数回攻撃のリスクが非常に低く、「相手に対処するノードを与えない」というワンショットの理想を具現化したキャラである。
「爆発力」で言えば[[戦操『ドールズウォー』]]+[[人形解放戦線]]は特筆すべき力を持つ。「戦闘修正:+3/±0」を2度受け、その攻撃力は+6。つまりこちらの場の人形の元々の攻撃力が全て1だとしても「相手の場のアクティブ状態のキャラクター」の数を4体上回るだけで、あっさり28点が通る計算である。
また、特殊だが戦闘修正の優先順位を利用した「無限攻撃力」によるワンショットも存在する。自分の場に何らかの効果で[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]を装備した[[魂魄 妖夢/5弾]]が1体と[[半幽霊]]が1体、ノードが1あれば可能で、妖夢の[[(常時)]]効果を起動し解決し、続いて[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]の[[(常時)]]効果を起動し解決するというもの。
「戦闘修正の優先順位のルール」により、妖夢の最終的な耐久力は「常に」[[半幽霊]]の耐久力と同じ値になるため、[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]の[[(常時)]]効果を何度でも使用できる。以降、起動し解決するたび攻撃力が2ずつ上昇していく。[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]の[[(常時)]]効果の起動コストが(0)であるため何度でも使用でき、理論上攻撃力をいくらでも上昇させることが可能なのである。
もっとも、[[伝説]]を持たない[[魂魄 妖夢/5弾]]に[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]を持たせるには工夫が必要だし、ギミックの都合上対策がとりやすいため、成功させるのはなかなか困難であるが。
攻撃しないタイプのワンショットで有名なのは[[彩符『彩光乱舞』]]+[[実と虚の境界]]+[[幻想の四季]]だろうか。[[戦操『ドールズウォー』]]や[[怪奇『釣瓶落としの怪』]]なども利用してキャラクターを増やし、[[勇み足]]や[[葉符『狂いの落葉』]]で加速。キャラクター13体で26点である。
無論、[[神術『吸血鬼幻想』]]や[[騒符『ノイズメランコリー』]]などで全体強化して攻撃すれば、より少ない枚数で削りきれる。合わせて[[騒符『ソウルゴーハッピー』]]を使われれば、「ワンショットキル」されなくても絶望しか見えないライフ差が待っている。
[[第九弾]]環境のワンショットで特に有名だったのは通称「八雲家」による[[エンパシー]]を使った物だろうか。相手ターン中に[[エンパシー]]でデッキから[[八雲 紫/9弾]]と[[八雲 藍/1弾]]を呼び出し、更に自身の効果で[[小悪魔/9弾]]を場に出す。自分のターンが来たら[[八雲 紫>八雲 紫/9弾]]の[[常時効果>(常時)]]、または[[式神『八雲 藍』]]をプレイしてもう一体の[[八雲 藍/1弾]]を場に出す。
[[八雲 藍>八雲 藍/1弾]]は[[(自動α)>(自動)]]により戦闘力が8/10になるので、紫の5点、藍の8点×2、小悪魔の4点で丁度25点である。
相手のターンを挟むとはいえ、[[エンパシー]]を[[ディスカードフェイズ]]に使用すれば対応は困難なので強力なワンショットだった。
現在では[[八雲 紫/9弾]]も[[小悪魔/9弾]]もエラッタが掛かり、決める事が出来なくなってしまった。
また、[[第十二弾]]環境まで特に有名だったのが[[木符『シルフィホルン』]]と[[新難題『ミステリウム』]]によるワンショットキルだろうか。かつては[[ワンターンキル]]のギミックとして有名だったこのコンボだが、その強さから近年ワンターンキル目的以外でも注目を集めてた。
しかし、2012年11月23日付けのエラッタにより現在は使用できない。
//方法は至って簡単。[[木符『シルフィホルン』]]をプレイして起動効果でアクティブ状態に。後は[[難題『仏の御石の鉢 -砕けぬ意思-』]]と[[難題『蓬莱の弾の枝 -虹色の弾幕-』]]を連結素材にした[[新難題『ミステリウム』]]を[[木符『シルフィホルン』]]に装備し、後はひたすら殴るだけである。戦闘修正の-値を考えても9+7+5+3+1で丁度25点になるのであっさりとワンショットキルの完成である。連結素材は25点削り切れるならば[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]等でも構わない。
//そして何よりこのコンボ、[[種族:なし]]による[[隠密]]の連続攻撃なので対策が困難なのである。相手が対策カードを握っていなかったり、相手の場に[[種族:なし]]が居ない場合はどうしようもなく、相手はそのまま殴られ続けるのを見ているしかない。
***ワンショットの弱点
ここまでつらつらとワンショットのギミックを列記してきたが、これらのギミックは致命的な欠陥を抱えている。「[[カウンター]]」と「回復」、そして「除去」である。
当然ながら、それぞれのコンボのギミックパーツが[[断罪裁判]]を始めとした[[カウンター]]カードで止められてしまうと、そこまでかき集め、プレイしたカードは戻ってこない。ワンショットデッキはコンボに特化しているため、キーカードを失うことはそのまま敗北につながると言っても過言ではない。
また[[花符『幻想郷の開花』]]などでライフを25点以上にされた場合も、「25点ダメージを叩き出す」ためのデッキ(上記の例ならば13点攻撃2回)にとっては非常に厳しい展開になる。攻撃力が高いゆえに、[[森羅結界]]などで大幅に回復される可能性もある。
除去に関しては言うまでもないだろう。「フランドールを出したけど寝てる間に[[死符『ギャストリドリーム』]]を撃たれました」とか「[[戦操『ドールズウォー』]]を使用して人形をせっせと並べてたら[[魔空『アステロイドベルト』]]で世界呪符ごと人形が壊滅しました」などといった事になれば目も当てられない。
それが故に、「相手が対処できない(相手に対処するターンを回さないか、あるいは対策カードがないかあってもノードが不足して撃てない)うちに」成立させるのが理想となる。
またカウンター対策としては[[空虚『インフレーションスクウェア』]]、[[幻想『花鳥風月、嘯風弄月』]]、[[八雲 藍/5弾]]といった「カウンターを使わせない」カードを使ってもよいし、自分もカウンターカードをフル投入して全て通し切るという方法も考えられるだろう。
理想を突き詰めていき、「相手が対処できない」ギミックが究極形になったものが、「[[ワンターンキル]]」である。詳しくは当該ページ参照。当然ながら全てがワンショットのギミックである。
-One Shotだからといって「1キャラの一撃必殺でなければなけない」ということは無い。
-プレイヤーの高威力必殺技、というイメージだろうか。
-「ワンターンキル」は本来第一ターンで勝利する事を指すので、似てるようで違う。
----
***関連
-[[その他TCG用語・俗語集>俗語集(五十音順)]]
-[[ワンターンキル]]
----
**《ワンショット》/俗語
***コメント
同一ターン内に大量のダメージを与えること。
それにより勝利することを「ワンショットキル」と言う。
転じて、それを狙ったデッキやコンボのことを言う場合もある。
「13点攻撃を2回通せば勝てる」という見地で考えるならば、
“「攻撃力10以上のキャラクター」+[[鬼符『ミッシングパワー』]]+[[奇術『ミスディレクション』]]”
が無駄のないワンショットキルであろう。
これならば相手のブロッカーを半ば無視できる[[貫通]]が付く。
***有名なワンショット
さて、もっとも古くから存在し、かつポピュラーなワンショットのギミックは、[[フランドール・スカーレット/1弾]]+[[禁忌『レーヴァテイン』]]+[[奇術『ミスディレクション』]]による14点貫通の二回攻撃であろう。
元々[[貫通]]を持っている[[フランドール・スカーレット/1弾]]の爆発力を限界まで引き出すこの組み合わせは、[[第一弾]]環境から現在まで根強く残っている。速攻・低速の如何に関わらず「フランデッキ」といえばワンショットキル、というのはもはや常識という感さえ漂う。ルールブックに掲載されている「漫画で分かるVISION」でもこのコンボが登場する事から、いかにこのコンボが有名かが分かるだろう。
[[フランドール・スカーレット/1弾]]のワンショットキルは下記のリアニメイトギミックを積み込み、奇襲性と即効性を突き詰めているデッキタイプが特に有名である。
[[冥符『紅色の冥界』]]や[[傀儡の死者]]を使用した[[リアニメイト]]タイプのワンショットも有名。ワンショット狙いで釣り出されるキャラの定番はやはり[[四季映姫・ヤマザナドゥ/1弾]]や[[魂魄 妖忌/1弾]]だろう。
前者は[[伝説]]持ちなので[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]との相性が抜群であり、文字通りワンショットとなる27点を一度の攻撃でたたき出せる。[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]のデメリットが気になる場合でも[[鬼符『ミッシングパワー』]]だけでなく[[ミニ八卦炉]]でも水準の13点に到達し、十分以上の打撃を叩き出す。
後者はグレイズ0なので、[[奇術『ミスディレクション』]]での複数回攻撃のリスクが非常に低く、「相手に対処するノードを与えない」というワンショットの理想を具現化したキャラである。
「爆発力」で言えば[[戦操『ドールズウォー』]]+[[人形解放戦線]]は特筆すべき力を持つ。「戦闘修正:+3/±0」を2度受け、その攻撃力は+6。つまりこちらの場の人形の元々の攻撃力が全て1だとしても「相手の場のアクティブ状態のキャラクター」の数を4体上回るだけで、あっさり28点が通る計算である。
また、特殊だが戦闘修正の優先順位を利用した「無限攻撃力」によるワンショットも存在する。自分の場に何らかの効果で[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]を装備した[[魂魄 妖夢/5弾]]が1体と[[半幽霊]]が1体、ノードが1あれば可能で、妖夢の[[(常時)]]効果を起動し解決し、続いて[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]の[[(常時)]]効果を起動し解決するというもの。
「戦闘修正の優先順位のルール」により、妖夢の最終的な耐久力は「常に」[[半幽霊]]の耐久力と同じ値になるため、[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]の[[(常時)]]効果を何度でも使用できる。以降、起動し解決するたび攻撃力が2ずつ上昇していく。[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]の[[(常時)]]効果の起動コストが(0)であるため何度でも使用でき、理論上攻撃力をいくらでも上昇させることが可能なのである。
もっとも、[[伝説]]を持たない[[魂魄 妖夢/5弾]]に[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]を持たせるには工夫が必要だし、ギミックの都合上対策がとりやすいため、成功させるのはなかなか困難であるが。
攻撃しないタイプのワンショットで有名なのは[[彩符『彩光乱舞』]]+[[実と虚の境界]]+[[幻想の四季]]だろうか。[[戦操『ドールズウォー』]]や[[怪奇『釣瓶落としの怪』]]なども利用してキャラクターを増やし、[[勇み足]]や[[葉符『狂いの落葉』]]で加速。キャラクター13体で26点である。
無論、[[神術『吸血鬼幻想』]]や[[騒符『ノイズメランコリー』]]などで全体強化して攻撃すれば、より少ない枚数で削りきれる。合わせて[[騒符『ソウルゴーハッピー』]]を使われれば、「ワンショットキル」されなくても絶望しか見えないライフ差が待っている。
[[第九弾]]環境のワンショットで特に有名だったのは通称「八雲家」による[[エンパシー]]を使った物だろうか。相手ターン中に[[エンパシー]]でデッキから[[八雲 紫/9弾]]と[[八雲 藍/1弾]]を呼び出し、更に自身の効果で[[小悪魔/9弾]]を場に出す。自分のターンが来たら[[八雲 紫>八雲 紫/9弾]]の[[常時効果>(常時)]]、または[[式神『八雲 藍』]]をプレイしてもう一体の[[八雲 藍/1弾]]を場に出す。
[[八雲 藍>八雲 藍/1弾]]は[[(自動α)>(自動)]]により戦闘力が8/10になるので、紫の5点、藍の8点×2、小悪魔の4点で丁度25点である。
相手のターンを挟むとはいえ、[[エンパシー]]を[[ディスカードフェイズ]]に使用すれば対応は困難なので強力なワンショットだった。
現在では[[八雲 紫/9弾]]も[[小悪魔/9弾]]もエラッタが掛かり、決める事が出来なくなってしまった。
また、[[第十二弾]]環境まで特に有名だったのが[[木符『シルフィホルン』]]と[[新難題『ミステリウム』]]によるワンショットキルだろうか。かつては[[ワンターンキル]]のギミックとして有名だったこのコンボだが、その強さから近年ワンターンキル目的以外でも注目を集めてた。
しかし、2012年11月23日付けのエラッタにより現在は使用できない。
//方法は至って簡単。[[木符『シルフィホルン』]]をプレイして起動効果でアクティブ状態に。後は[[難題『仏の御石の鉢 -砕けぬ意思-』]]と[[難題『蓬莱の弾の枝 -虹色の弾幕-』]]を連結素材にした[[新難題『ミステリウム』]]を[[木符『シルフィホルン』]]に装備し、後はひたすら殴るだけである。戦闘修正の-値を考えても9+7+5+3+1で丁度25点になるのであっさりとワンショットキルの完成である。連結素材は25点削り切れるならば[[神槍『スピア・ザ・グングニル』]]等でも構わない。
//そして何よりこのコンボ、[[種族:なし]]による[[隠密]]の連続攻撃なので対策が困難なのである。相手が対策カードを握っていなかったり、相手の場に[[種族:なし]]が居ない場合はどうしようもなく、相手はそのまま殴られ続けるのを見ているしかない。
***ワンショットの弱点
ここまでつらつらとワンショットのギミックを列記してきたが、これらのギミックは致命的な欠陥を抱えている。「[[カウンター]]」と「回復」、そして「除去」である。
当然ながら、それぞれのコンボのギミックパーツが[[断罪裁判]]を始めとした[[カウンター]]カードで止められてしまうと、そこまでかき集め、プレイしたカードは戻ってこない。ワンショットデッキはコンボに特化しているため、キーカードを失うことはそのまま敗北につながると言っても過言ではない。
また[[花符『幻想郷の開花』]]などでライフを25点以上にされた場合も、「25点ダメージを叩き出す」ためのデッキ(上記の例ならば13点攻撃2回)にとっては非常に厳しい展開になる。攻撃力が高いゆえに、[[森羅結界]]などで大幅に回復される可能性もある。
除去に関しては言うまでもないだろう。「フランドールを出したけど寝てる間に[[死符『ギャストリドリーム』]]を撃たれました」とか「[[戦操『ドールズウォー』]]を使用して人形をせっせと並べてたら[[魔空『アステロイドベルト』]]で世界呪符ごと人形が壊滅しました」などといった事になれば目も当てられない。
それが故に、「相手が対処できない(相手に対処するターンを回さないか、あるいは対策カードがないかあってもノードが不足して撃てない)うちに」成立させるのが理想となる。
またカウンター対策としては[[空虚『インフレーションスクウェア』]]、[[幻想『花鳥風月、嘯風弄月』]]、[[八雲 藍/5弾]]といった「カウンターを使わせない」カードを使ってもよいし、自分もカウンターカードをフル投入して全て通し切るという方法も考えられるだろう。
理想を突き詰めていき、「相手が対処できない」ギミックが究極形になったものが、「[[ワンターンキル]]」である。詳しくは当該ページ参照。当然ながら全てがワンショットのギミックである。
-One Shotだからといって「1キャラの一撃必殺でなければなけない」ということは無い。
-プレイヤーの高威力必殺技、というイメージだろうか。
-「ワンターンキル」は本来第一ターンで勝利する事を指すので、似てるようで違う。
----
***関連
-[[その他TCG用語・俗語集>俗語集(五十音順)]]
-[[ワンターンキル]]
----