真秀良について

~全てと共に生きよ~

真秀良はその昔、最高神・蒼天帝(そうてんてい)が戯れに作り出した世界でした。
その後、「混沌期」と呼ばれる時代に入り大きく荒れた真秀良でしたが、現れた男・倭伽武琉(わかたける)によって世界は治められ、
彼を「帝」として、以後世界は完全に人の手により治められるものとなりました。

近年の真秀良は、帝を頂点とし、三つの国をそれぞれの国の君主(国主)が、そしてさらに地方を地方領主(大名)が治めていました。
基本的に国の運営はそれぞれの国の君主に任され、帝は 「泰平の世の象徴」のようなものでした。

  • 神の箱庭
その昔、最高神・蒼天帝が手慰みに「小さな高天原(たかまがはら)」として作ったのが「真秀良(まほら)」である。
そして、その上に自らと似た形の生命を置いたのが、人間のはじまりであった。

蒼天帝の作った世界には他の神々も興味を持ち、そちらへ住み着く髪も現れ始めた。
しかし知識を持った人間たちは、人間どうして大きな争いを起こすようになる。

そのうち、「世界を消してしまおう」という意見も出たが、首を横に振ったのは蒼天帝だった。
すでに世界は人のものであるという考えのもと、蒼天帝は時が来るまで一切の手出しを禁じた。

  • 神代から人の代へ
そののちに現れたのが、類まれなる武と知、統率力を持った男・倭伽武琉である。
倭伽武琉が真秀良統一を果たしたのを見ると、蒼天帝は地上へと降りる。
そして 「全てを治め、全てと生き、全てと共に栄えよ」――そう告げて、宝玉と自らの名を一字与えた。
ここを境に、真秀良は完全に神代から人の代となったのである。

  • 世界の象徴
帝とは、 神から世界を引き継いだ者の証として与えられる名である。
帝は世界の最高権力者であり、神に代わってこの世界を取りまとめる存在である。

帝の命=勅命は最優先事項であるものの、それが下ることは殆ど無い。
基本的にそれぞれの国の運営は、各国の大名がその指揮を執っており、「最高権力者」と言っても、帝が表舞台に立つことは殆ど無い。

帝の基本的にして最大の役割は、常に心安く健やかに過ごし、世界を見つめ共に生きることである。
そのため「世界の最高権力者」とは言うものの、どちらかといえば 「世界の象徴」という印象の方が強いだろう。

  • 宝玉について
帝はその名を受け継ぐと共に、「宝玉」を受け継ぐ。
宝玉はそれ自体が何か特別な力を持つわけではなく、言ってしまえばただの美しい玉である。
しかしながら宝玉は、帝の名と共にかつて神から世界を託された証である。
そのため、この世界の統治者である者として、必ず所持していなければならない重要なものである。

  • 帝都について
蒼天帝が降り立ったとされる、真秀良で最も高い山「天至山」を中心としたささやかな領土。
それが、帝の住まう土地「帝都」である。
「都」とついてはいるが、一般にそう聞いて想像する華やかなイメージではなく、厳かな「聖域」という方が正しい。
最終更新:2012年08月03日 03:23