スポーツをしていれば大丈夫?


スポーツをしていれば安心(健康)と思われがちです。

若い保護者とお話しすると、スポーツをさせたいと考える人が
増えている事がわかります。しかも、3歳から幼稚園に通い、
早くから様々な運動を経験させられているので、出来ないこと
を悩む保護者が多いようです。
例えば「なわとび」、男の子は4・5歳で1人なわとびができない
子が多いですが、幼稚園で出来る女の子にバカにされるといっ
て練習するのです。そのやり方を見ているとまだまだその前に
動きづくりとしてやらなければ縄跳びが出来るはずがないと思
われます。
しかも元気いっぱいの男の子の動きを見ていると、動きを調整
する能力よりも、俗に言う暴れまわる方に力の発揮がなされて
おり、リズム系の調整が出来ない状況にある事がわかります。
男の子は、幼児期に1人なわとびを無理にやらなくても、3人組
のなわとび練習を数多くやることがよいと思います。
幼稚園から縄を持たされると、家で練習させなくてはならない
ので気が重いという保護者。何回とべたかがなぜ課題となるの
かがまったくわかりません。縄を持たずにやってもうまくリズ
ムに乗って跳躍できない男の子も、他の動きづくりをしている
うちにリズムが少しずつ取れるようになります。それでも縄を
もって1人なわとびをする必要はないと考えます。
できるならばよいのですが、できないことを練習したり悩んだ
りする必要はまったくないと考えます。低学年のうちにやれる
ようになります。

幼稚園の先生から聞いたという「3歳から運動をさせないといけ
ない」と。オリンピックの選手が3歳から始めたという話を聞い
て、にわかに早まる幼児期からのスポーツ活動。環境と素質を
よく見て、本当にオリンピックを狙うのか、狙えるのか、狙う
必要があるのか?保護者はその選択をきちんとした理論的背景
の元に考えて子どもにチャンスを与えていくべきと考えます。
水泳の指導者をしていた親の影響で早くから水泳をやり、オリ
ンピックに出る事ができた選手は北海道でも例があります。
しかし一方で、同じような例で小さいときから水泳をほとんど
毎日のようにやり、小さい大会では活躍していた子が、中学生
になって急にやめ、どんどん太りだし今は肥満児になっている
という子もいます。
いろいろなからだの動かし方を経験し、いつの間にか種目が選
択されていくようであれば長く続くでしょうが、やらされてい
たのかもしれないやり方では、つまずきがあったときに継続意
志が急に薄れてしまいかねません。
北海道の中学女子の体力が全国最下位。うなずける事態が目に
付き何とかしなくてはと考えていますが、高学年になって動き
たくなくなる女子をどのように身体を動かすチャンスを与える
かは難しいところです。
4歳から私達の活動に参加する女子が、5年生になり、あんなに
きれいに走り、気持ちよさそうに走っていたのに走りたくない
というようになりました。長くやっていた剣道もやりたくなく
なってきたとのこと。
ここから太り始める年齢で、11歳肥満日本一の北海道の子ども
をどうするか悩みます。肥満といっても見かけではなく、脂肪
質で代謝の悪いからだになることですから、太っていないから
よいと考える保護者が多いのですが、汗をかかない、かけない、
動きたくない、動けない、低体温で寒がりの冷え性をもっと心
配しなければなりません。
その上、日本人に多い糖尿病も、肥満によるばかりではなく、
やせぎす女子の糖尿病も心配されるようになりました。
実際、太目の人は痩せる努力で病状が変化しますが、痩せてい
る人はその治療が難しいといわれます。子どもは風の子、寒く
ても外で遊ぶのが大好きです。外がいやだといっていた子ども
達が寒くても、雪が降っても外がよいというようになります。
福島の子ども達は外で遊べなくてかわいそうといいますが、
北海道の子ども達は外で遊ばなくても保護者も心配しません。
なぜでしょうか。
外で元気に遊んだ経験のない人が子育て年齢になっていますの
で、幼児でさえ、家の中で静かに遊ばせる方を選択する母親が
増えています。
キッズクラブで参加の母親が「子どもってこんなに動くものなん
ですねー」 びっくりです。これは当たり前ですよといいますが、
「疲れるー」。母親の体力不足、運動不足が蔓延です。


一方で低年齢からの偏ったスポーツ活動にあおられ、

からだの使い方が悪いことによるスポーツ障害が増加して
います。バランスの偏り・体のねじれ・ゆがみは、年齢を
重ねていく上で様々な影響を及ぼします。

からだの使い方や筋肉の動かし方、トレーニングの仕方

を学び、じっくり自分のからだを再発見しながら構築する必要
があります。

成長盛んな時期に正しい動きを身につけることが、将来

の健康長寿を約束してくれます。



布上恭子/ライフスタイル研究所














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