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――――桐原先生、至急理事室へいらして下さい。




葵理事…。
いったい何の用なんだろう。ろくな用じゃなかったらすぐ帰ってしまおうかな。



「失礼します、葵理事…何でしょうか?」


「早いね、珠美せんせ。そんなにオレに会いたかったの?」




またこの人はすぐ人をからかって…。




「もぅ、ふざけないで下さいよ。それで何なんですか、用事」




「ああ、この資料を――…っと」


「ちょっ! 葵理事!?」





資料を渡そうと近づいて来た葵理事は、私に覆い被さるようによろけた。





息遣いが荒い…。

もしかしたら、熱があるのかもしれない。




「熱あるんじゃないんですか!?」


「何、心配してくれてんの? 優しいね、珠美せんせは」


「バカな事言ってないでそこのソファーで休んでいて下さい。
 私は体温計を持ってくるので」




そう言って理事室から出ようとする私の腕を葵理事が掴む。












「行くなよ。…寂しいだろーが。

 オレ、熱あるんじゃねーのか? 大人しくしてるから側にいろよ。

 理事長命令だ」








次の授業はちょうどないし、そんな命令しなくても側にいるのに…。


でも、微かに赤い葵理事の顔を見ると思わず笑ってしまう。




そんな私の様子に気付いたのか、葵理事と視線が絡む。


そして何故かニヤッと笑い―――…














「人の顔見て笑うような悪いせんせには、お仕置きが必要だな――…」











あっという間に唇が塞がれる。


すぐに離れると思っていたそれは、なかなか離れず長い時が過ぎる。








深い深い、キス―――…。







「……っ、はぁ…」




やっと解放された私は空気を求め、息を吸う。




「気持ちよかった? 珠美せんせ」




クスクスと笑っている葵理事は息一つ乱れていない。




――キス、慣れてるんだろうな…。




「オレ、このやり方ならすぐ熱下がっちゃいそうだわ」


「はいはい。わかりましたから早く休んで下さいね。
 葵理事が倒れたら困る人もいるんですから」



「…珠美、とか?」




そう悪戯っぽく笑う葵理事は、私の膝の上にいる。



「…早く元気になって下さいね」




私は、眠ろうとしている葵理事を見ながらそう呟いた…。





うふふ、何これ。
葵さん貴方エロいよ…
最後に呼び捨てなのは葵理事並みの愛なのです♪