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風邪っぴき葵さん」(2007/05/29 (火) 20:20:06) の最新版変更点

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---- ――――桐原先生、至急理事室へいらして下さい。 葵理事…。 いったい何の用なんだろう。ろくな用じゃなかったらすぐ帰ってしまおうかな。 「失礼します、葵理事…何でしょうか?」 「早いね、珠美せんせ。そんなにオレに会いたかったの?」 またこの人はすぐ人をからかって…。 「もぅ、ふざけないで下さいよ。それで何なんですか、用事」 「ああ、この資料を――…っと」 「ちょっ! 葵理事!?」 資料を渡そうと近づいて来た葵理事は、私に覆い被さるようによろけた。 息遣いが荒い…。 もしかしたら、熱があるのかもしれない。 「熱あるんじゃないんですか!?」 「何、心配してくれてんの? 優しいね、珠美せんせは」 「バカな事言ってないでそこのソファーで休んでいて下さい。  私は体温計を持ってくるので」 そう言って理事室から出ようとする私の腕を葵理事が掴む。 「行くなよ。…寂しいだろーが。    オレ、熱あるんじゃねーのか? 大人しくしてるから側にいろよ。    理事長命令だ」 次の授業はちょうどないし、そんな命令しなくても側にいるのに…。 でも、微かに赤い葵理事の顔を見ると思わず笑ってしまう。 そんな私の様子に気付いたのか、葵理事と視線が絡む。 そして何故かニヤッと笑い―――… 「人の顔見て笑うような悪いせんせには、お仕置きが必要だな――…」 あっという間に唇が塞がれる。 すぐに離れると思っていたそれは、なかなか離れず長い時が過ぎる。 深い深い、キス―――…。 「……っ、はぁ…」 やっと解放された私は空気を求め、息を吸う。 「気持ちよかった? 珠美せんせ」 クスクスと笑っている葵理事は息一つ乱れていない。 ――キス、慣れてるんだろうな…。 「オレ、このやり方ならすぐ熱下がっちゃいそうだわ」 「はいはい。わかりましたから早く休んで下さいね。  葵理事が倒れたら困る人もいるんですから」 「…珠美、とか?」 そう悪戯っぽく笑う葵理事は、私の膝の上にいる。 「…早く元気になって下さいね」 私は、眠ろうとしている葵理事を見ながらそう呟いた…。 ---- うふふ、何これ。 葵さん貴方エロいよ…
---- ――――桐原先生、至急理事室へいらして下さい。 葵理事…。 いったい何の用なんだろう。ろくな用じゃなかったらすぐ帰ってしまおうかな。 「失礼します、葵理事…何でしょうか?」 「早いね、珠美せんせ。そんなにオレに会いたかったの?」 またこの人はすぐ人をからかって…。 「もぅ、ふざけないで下さいよ。それで何なんですか、用事」 「ああ、この資料を――…っと」 「ちょっ! 葵理事!?」 資料を渡そうと近づいて来た葵理事は、私に覆い被さるようによろけた。 息遣いが荒い…。 もしかしたら、熱があるのかもしれない。 「熱あるんじゃないんですか!?」 「何、心配してくれてんの? 優しいね、珠美せんせは」 「バカな事言ってないでそこのソファーで休んでいて下さい。  私は体温計を持ってくるので」 そう言って理事室から出ようとする私の腕を葵理事が掴む。 「行くなよ。…寂しいだろーが。    オレ、熱あるんじゃねーのか? 大人しくしてるから側にいろよ。    理事長命令だ」 次の授業はちょうどないし、そんな命令しなくても側にいるのに…。 でも、微かに赤い葵理事の顔を見ると思わず笑ってしまう。 そんな私の様子に気付いたのか、葵理事と視線が絡む。 そして何故かニヤッと笑い―――… 「人の顔見て笑うような悪いせんせには、お仕置きが必要だな――…」 あっという間に唇が塞がれる。 すぐに離れると思っていたそれは、なかなか離れず長い時が過ぎる。 深い深い、キス―――…。 「……っ、はぁ…」 やっと解放された私は空気を求め、息を吸う。 「気持ちよかった? 珠美せんせ」 クスクスと笑っている葵理事は息一つ乱れていない。 ――キス、慣れてるんだろうな…。 「オレ、このやり方ならすぐ熱下がっちゃいそうだわ」 「はいはい。わかりましたから早く休んで下さいね。  葵理事が倒れたら困る人もいるんですから」 「…珠美、とか?」 そう悪戯っぽく笑う葵理事は、私の膝の上にいる。 「…早く元気になって下さいね」 私は、眠ろうとしている葵理事を見ながらそう呟いた…。 ---- うふふ、何これ。 葵さん貴方エロいよ… 最後に呼び捨てなのは葵理事並みの愛なのです♪ ----

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