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小説読書会*開催記録

  • 『ジキル博士とハイド氏』R・L・スティーヴンソン

渋谷のとあるCAFEにて読書会を開催しました。
今回の課題本はロバート・ルイス・スティーヴンソン『ジーキル博士とハイド氏』
この作品はお芝居にも映画にもなり、あまりにも有名ですが、原作を読んだことのある方は極めて少ないと思います。
今回の参加者の方も全員が初めて読まれたということでした。


人間の心に内在する善と悪、西洋における悪と日本人にとっての悪の捉え方の違い、社会的存在としての人間の振る舞い、
多重人格、切り裂きジャック、実在した作品のモデル、作者の私生活、中島敦『光と風と夢』・・・などが話題に。
「この作品を読んで、私の中にハイドを見た」とおっしゃっている方がいて印象的でした。
また、作品のラストの(ハイドの)「自分を開放する勇気」「自己を救う勇気」の解釈についても様々に話し合いました。




今日の私たちの結論・・・・ ≪『ジキルとハイド』は読まれざる名作である。≫



私は、アタスンとプールの会話や、ラニオンとハイドの会話に恐々とさせられ、こうした台詞の機微にスティーヴンソンの
作家としての天分を垣間見たように感じました。短い作品でありながら物語の全てが戯曲以上に戯曲的で、100年以上経った
今でも人を惹きつける理由が、原作を読んではっきりとわかったように思います。
みなさんも、あらすじはご存知だと思いますが、あえてこの「読まれざる名作」を読んでみてはいかがでしょうか?






午後のゆるい日差しの中、気づいたら、あっという間に3時間!の楽しいトークでした。




原作の英文やたくさんの資料を用意してくださった方もいて、いろいろ勉強になりました。