小説読書会*開催記録

  • 『月と六ペンス』サマセット・モーム

渋谷のとあるCAFEにて読書会を開催いたしました。

この日集ってくださったのは合計5名
3人の方が読書会は初めてで、とても初々しく爽やかな会となりました。

今回の課題本は、サマセット・モーム『月と六ペンス』



画家ゴーギャンをモデルに、エゴイスティックな芸術家の破天荒な人生を描いた、劇作家モームの小説です。

読書会では、話題が尽きることがありません。おひとりおひとりの感想や男女の感じ方の違い、
モデルとなったゴーギャンの人生や作家の他の作品についてなど、自由にさまざま語り合いました。
また、翻訳家によって台詞の内容が大いに違っている箇所を発見したり、イギリス人のジョークについて楽しい脱線で盛り上がり、
イギリス人のシニカルなユーモアを「真綿でくるんだ針のよう」と表現した方もいて、思わずみんなで唸る場面も(笑)





私は、実際にタヒチまで足を運んだモームの、タヒチの夜の描写が素晴らしいと思いました。
読書会では、本当にいろんな意見が伺えて、毎回驚きと発見の連続です。





今回も大変興味深く、笑いの絶えない楽しいひととき。
大きな窓の明るいカフェで気持ちよくお話できました。









最終更新:2014年04月30日 13:14