屋上"


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・1回目

主「あれ…羽生治!」
羽「よ!」

屋上につくと羽生治がそこにはいた。

主「こんなとこで何してんの?」
羽「お前こそ。」
主「俺は暇つぶしだけど…」
羽「はは、暇人だな。」
主「うっせ。で、お前は?」
羽「何だと思う?」
主「…暇つぶし?」
羽「それはお前だろ。」
主「そうですね。」

…と、羽生治の手に1冊の小さな冊子があることに気づく。

主「あ、読書!」
羽「…俺がそんなことするように見えるか?」
主「見えない。」
羽「だろ?」
主「じゃあ何だよ。」
羽「何でしょうねー?」
主「いい加減教えろよー。」
羽「企業秘密です。」
主「なんだよそれ。」
羽「はは、まあその内…な。そんじゃ、俺そろそろ行くわ。」



・2回目

―ガチャッ

主「お…」

屋上には羽生治がいた。
…?
小さな冊子に何か書き込んでいる。
あれは…この前の冊子だ。

主「よ!」
羽「ぅわっ!」

…凄い驚きようだな。

羽「な、なんだお前かよ。」
主「勉強?…なワケないか。」
羽「なんかイラつくな。」
主「はは。…で、それこの前のと同じやつだよな?何やってんの?」
羽「お勉強。」
主「はあ?まっさかー。」
羽「お前な…」
主「で、ホントは何なの?」
羽「や、勉強であながち間違っちゃないぜ。」
主「ええ!?」
羽「ま、社会勉強ってやつだな!」
主「社会勉強…」
羽「そそ。ま、俺は行くわ。そんじゃねー。」
主「あ、ああ…」

社会勉強かあ…一体何なんだぁ…?



・3回目

―キィ…

少しだけドアを開けて覗いてみる。
…よし、ちゃんと羽生治はいるな。
今日こそ何をやってるのか突き止めてやる…!

気づかれないように静かにドアを開け屋上に出る。
ゆっくり近づいて…と…

後ろから冊子を覗…

羽「!?」
主「あ…」

気づかれた…!
振り向くと同時に冊子が閉じられる。

羽「な、な、な、何やってんのお前…!」
主「いやいや、屋上にきたら羽生治がいたから何やってんのかなーと思いまして。」
羽「…見たか?」
主「少し。」

…まあ、文字が書いてあるのが分かるくらいで中身までは読めなかったけど。

主「で、それ何?」
羽「はあ…見ての通り俺のネタ帳だよ、ネタ帳。」
主「ネタ帳…」
羽「そ。情報収集して、いろいろ役に立ちそうなこと書き込んでるワケ。」
主「あー…。」

なるほど、そういうことね。

主「でも何で屋上で?」
羽「んー?ここだと校庭一面見渡せるし、結構いろいろとネタ拾えるんだよ。」
主「へえー…」
羽「ま、俺くらいの観察眼がないと無理だろうけどな。」
主「んー…」

確かに俺じゃあここから校庭見渡しただけで特に何も情報なんて拾えないだろうなあ…。

羽「ま、お前も知りたいことがあれば教えてやるよ。」
主「おお、マジで!?」
羽「でもこのネタ帳のことは秘密にしとけよ。」
主「了解。」



・4回目

―ガチャ

お、いたいた。

主「羽生治ー!」
羽「お、お前も来たか。」
主「まあ暇つぶしってやつでな。」
羽「相変わらずの暇人で。」
主「羽生治さんも相変わらずの情報収集ですか?」
羽「まあな。」

そう言いつつ羽生治は校庭を眺める。

主「…て言うかそんなに情報とか集められるんだったら新聞部とかに入れば?」
羽「はあ!?」

行き成り大声を出す羽生治。

主「え?な、何…?」
羽「あ、いや…て言うかさ、あんなつまんねー部に誰が入るかよ…」
主「つまんない?」
羽「だってよ、新聞部なんてせいぜい何々部が優勝しましたーとか、楽しい行事がありますよーぐらいじゃん。」
主「ああ…確かに…。」
羽「だろ?」
主「うん、お前には向かないかもな。」
羽「……………」
主「羽生治?」
羽「…まあ、俺もさ、元々は新聞部だったんだよ。」
主「ええ、マジで!?」
羽「中学のときな。」
主「…かなり前だな。て言うか高校でじゃないのね。」
羽「ああ。で、つまんなかったからやめた。」
主「…お前らしいな。」
羽「ま、そういうことだ。」
主「なるほどねー…」

それから二人でそのまま校庭をボーっと見つつ、他愛もない話をした。