職員室"


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・1回目

―ガラッ

主「失礼します。」

お決まりの挨拶をして職員室の中に入る。
先生に渡す予定のプリントを持ち、ぐるりと周りを見渡して先生を探す。

あ、いた…と、誰かと話し込んでいるみたいだ。
あれは…羽生治か…?

そう思った瞬間羽生治と目が合った。

羽「あ、悪い悪い!もうちょっと待ってろ、な!」
主「へ?」

…あれ、何か羽生治と約束でもしてたっけな?
いや、何もしてないはずだ…多分。

プリントを渡すにも先生は羽生治と話し込んでるワケだし…待った方がいいよな。
そう思い二人が話し終わるのを待つ。

…と、どうやら話は終わったようだ。
よし、プリントを…

羽「やー待たせたな!そんじゃ行くか!」
主「は?ちょ、ちょっと…!」

―ガラッ

先生へプリントを持っていこうとすると、先生と話し終わったばかりの羽生治に無理やり外に出された。

主「一体なんなんだよ!」
羽「いやー、助かった!ちょうど先生に捕まって説教されてたんだよなー…」
主「説教?何で??」
羽「いつものサボリとか。」
主「あー…」
羽「ま、友達待たせてるってことで解放してもらえたけどな!」
主「お前…」
羽「んじゃ、俺はそろそろ帰るわ。またな!」
主「あ、ちょ、おい!」

………………。
行ってしまった。
はあ、も一回職員室入ってプリント出してくるか…



・2回目

授業も終わったことだし、さあ帰ろうと職員室の前を通りかかる。
と、丁度それは羽生治が先生につれられて今まさに職員室へ入ろうとしているところだった。
瞬間、羽生治と目が合う。
…口パクで何か言っている…

―た・す・け・て
…助けて、かあ…
と、言うことは今からまた説教でもされるところなんだろう。
うーん、どうするかなー…

①助ける
②助けない



…ま、仕方ない。
親友のよしみで助けてやるか!

俺は少し小走りで羽生治に駆け寄る。

主「おーい!」
羽「●●…!」

先生もそれに気付いたようで、俺に問いかけてくる。

礼「○○くん…どうしたんですか?」
主「こいつ今日掃除当番で探してたんですよー!」
礼「掃除当番…?でも今日は鉄野くんじゃないはずですが…」
主「あ、いえちょっと今日用事がある子がいて、その子順番変わったんですよー。な、羽生治!」
羽「そうそうそうなんですよ!だから俺掃除しなくちゃー…」
礼「……………」
主「ほら先生!」
礼「ふう…仕方ありませんね。鉄野くん、次からはちゃんとするんですよ?」
羽「はーい、分かりましたー。」

先生はそう言うと自分だけ職員室の中へと入っていった。
どうやら羽生治は無事に救出できたようだ。

羽「やー、マジ助かったよ!感謝感謝!俺、お前みたいな友達持って幸せだなあ…。」
主「はは、いいって。それより今度何か奢…」
羽「それとこれとは話が別だ!」
主「お前、まだ言い終わらないうちに…」
羽「ま、礼としては、今度お前が説教されそうになったら助けてやるよ!」
主「…俺はお前と違ってちゃんと授業にも出てるんだけどな。」
羽「まあ細かいことは気にするなって!」
主「はあ…」

まあとりあえず凄く感謝はされてるみたいだし、助けて正解だったようだ。



主「…………」
そう言えば、前にこんなことあったときに、俺上手いこと使われたよなー…
…いいや、今日はそのささやかな復讐ってことで。

俺は笑顔で羽生治に向かって手を振った。

羽「ああ、くそっ、●●ーーーーーーーーッ!!!!!」

羽生治よ、ご愁傷様。合掌。