校門


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・1回目


いつもより早い時間に学校が終わったことだし、今日は帰ってゆっくりするかな。
そう思い、学校後にして校門にさしかかる。
ふと後ろに気配を感じたかと思うと、小走りのそれに追い抜かれた。
あれは…上城さんだ。 主「上城さん!」
白「はぇ?」

俺が呼び止めると上城さんは足を止めてこちらを振り向いた。

白「あ・・・」
主「今帰り?」
白「は、はいです・・・」

上城さんは少し困ったような顔でこちらを見ている。

主「あ、もしかして急いでたかな?」
白「ふぇ!?あ、まあ…そう、ですね…」
主「そっか、呼び止めちゃってごめんね。」
白「あ、いいえ…です。」
主「はは、それじゃまた明日な。」
白「はいです、それじゃ…」

そう言うと上城さんはまた小走りで帰っていった。
俺はその後ろ姿を少しの間見送り、帰路についた。



・2回目



さて、学校の残っててもやることもないし・・・おとなしく帰るとするか。
学校から帰っていく生徒たちの波に乗り、俺も校門から出ようとする。

ドンッ!!!!!!

白「ひゃうっ!」

背中に軽く衝撃を感じると共に聞き覚えのある声が聞こえた。

白「あぅー…」
主「白雪…?」
白「わ、ごめんなさいです、あの、前見てなくって、その、急いでて…!」
主「や、俺は平気だよ。白雪こそ大丈夫?」
白「あ、はいです!白雪は大丈夫ですよー!」
主「そっか。急いでるって言ってたけど…」

①どこか行くところだったの?
②あんまり慌てると危ないぞ。


①a
白「はいです!今日は学校が早く終わったので、公園に行ってみんなと遊ぶんですよぉー。」
主「みんなって?」
白「白雪のお友達です!」
主「あ、もしかして前も一緒に遊んでた子供たち?」
白「えへへ、いつも白雪が学校終わるのが遅いからあんまり遊べないけど、水曜日はいつもより早く学校が終わるからいつもよりたくさん遊べるんです!」
主「そっか、楽しそうだね。」
白「あ、そうだ!●●くんも一緒に行きましょう!」
主「え?」
白「それがいいです!ね、●●くん!」
主「・・・そうだな。うん、それじゃ俺も一緒に行っていいかな?」
白「わーい!きっとみんなも喜びますー!」
主「はは、そうだと良いな。」
白「白雪はすっごく嬉しいですよー!」
主「そりゃ光栄だな。」

そう言って白雪は俺の手をとり微笑んだ。

白「さ、早く行って遊びましょ!」
主「ああ。」

そのまま俺は手を引かれて公園と向かった。


①b
白「あ、そうだったです!わわ、こうしちゃいられないです!」
主「急用?」
白「秘密です!」
主「秘密…」
白「それじゃ、白雪は忙しいからもう行くです!」
主「あ、そっか…」
白「それじゃばいばいです!」
主「あ、うん、またな!」

白雪は笑顔で手を振りながら去っていった。
秘密か…いったい何だったんだろう…?



白「あ、そうですね!ご心配有難うです!」
主「こけたりすると大変だからな。」
白「えへへ、白雪けっこうやっちゃうんですよぉー」
主「ああー…」
白「ころんじゃうと痛いですもんねー…」
主「それもそうだけどケガすると大変だろ?」
白「はぅ、ケガしちゃうともっともっと痛いですもんね…!」
主「はは、気をつけろよ?」
白「はいです!それじゃ、白雪もう行きますね!あ、でもちゃんと気をつけながら行きますね!」
主「ああ、じゃまたな。」
白「ばいばいです!」

白雪はこっちを向いて手を振りながら去って行く…あ、つまづいた。

…が、こけはしなかったようだ。
はは、まったく、気をつけるって言ったそばからよそ見なんてしてるから…

白雪は照れくさそうに笑うと、今度はちゃんと前を向いて歩いて行った。