7月

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**18、1日(休み時間)/教室 今日からテスト期間だ。 憂鬱に鳴りながらも、先ほどの授業で黒板に書かれたテスト範囲をメモる。 白「あぅ~~~~~…」 隣の席では白雪がうな垂れている。 主「白雪、どうかしたの?」 白「あ、●●くん!」 白雪は、ぱっと顔を上げるとこちらを見た。 白「なんでテストなんてあるんですかあ…?」 主「え、何でって言われてもなあ…。」 白「白雪、難しいこと考えるの大嫌いなんですぅ…。」 主「うん、まあ俺もだな。」 白「小さい頃はそんなこと考えなくても良かったんですよねえ…はうぅ…。」 主「はは、まあ仕方ないことだけどなあ…。」 白「もう白雪お勉強はうんざりですぅ~…。」 主「はは、俺もできればしたくないけどな。」 白「あうぅ…。」 またうな垂れる白雪。 主「まあ俺もテストが憂鬱なのは同じだけどな。」 白「むー………。」 そのまま白雪は顔を机に伏せてしまった。 主「はあ…勉強しないとなあ…。」 白「はっ!いいこと考えたです!!」 また突然に白雪は顔を上げる。 主「良いこと…?」 白「はいです!とっても良いことです!」 主「なになに?」 白「うふふー…あのですねー…」 主「うんうん」 白「●●くん!白雪と一緒にお勉強しましょう!」 主「へ?勉強?一緒に?」 先ほどとはうってかわって満面に笑みを浮かべて白雪は言う。 白「はいです!きっと二人で勉強すれば楽しいですよぉ!」 主「あー…なるほど。確かに二人でするのは効率も良さそうだしなあ…。」 それに白雪と一緒に入れるのは嬉しい。 主「うん、良いねそれ。」 白「でしょー?えへへ。」 俺が承諾すると白雪は嬉しそうに答えた。 白「白雪、放課後は教室に残ってお勉強しようと思いますー。なので●●くん、お暇なときは来てくださいね!白雪待ってます!」 主「うん、分かったよ。なるべく行けるようにするよ。」 白「えへへ…●●くんと一緒なら頑張れそうな気がしますー。」 主「うん、俺も白雪が一緒なら頑張れそうだよ。」 白「一緒に頑張りましょうね!約束です!指きりげんまんですよぉ~。」 そう言って白雪は小指を出してきた。 俺も小指を出して、白雪の指と絡める。 白「ゆーびきりげんまん、うーそついたらはーりせんぼんのーます!ゆーびきった!」 聞きなれたフレーズを歌うと指を離す。 白「きっとですよ!」 主「ああ、白雪こそな。」 白「白雪はもちろんですよぉ~!」 ち「おーい!○○~!!!!!」 そのまま白雪と喋っていると、垂髪に呼ばれた。 白「………。」 主「ん?どうしたー?」 とりあえずそのまま返事を返す。 ち「ちょっとこっちきてー!」 垂髪は手招きをしながらこっちにこいと指示する。 主「…ったく、仕方ないな。」 俺は席を立つ。 白「あ…。」 主「ごめん、ちょっと行ってくるな。」 白「…はい、です。用事、終わったら戻ってきてくださいね…?」 主「うん、すぐ戻ってくるよ。」 白「いってらっしゃいです…。」 そのままその場所を後にして垂髪のところへと向かった。 --------------------------------------- 主「何?どうかしたか?」 ち「へへー、呼んだだけ!」 主「はあ?なんだよ、呼んだだけって…」 ち「んー…なんて言うか、○○困ってそうだったし。」
**18、1日(休み時間)/教室 今日からテスト期間だ。 憂鬱に鳴りながらも、先ほどの授業で黒板に書かれたテスト範囲をメモる。 白「あぅ~~~~~…」 隣の席では白雪がうな垂れている。 主「白雪、どうかしたか?」 白「あ、●●くん!」 白雪は、ぱっと顔を上げるとこちらを見た。 白「なんでテストなんてあるんですかあ…?」 主「え、何でって言われてもなあ…。」 白「白雪、難しいこと考えるの大嫌いなんですぅ…。」 主「うん、まあ俺もだな。」 白「小さい頃はそんなこと考えなくても良かったんですよねえ…はうぅ…。」 主「はは、まあ仕方ないっちゃ仕方ないな。」 白「もう白雪お勉強はうんざりですぅ~…。」 主「俺もできればしたくないけどな。」 白「あうぅ…。」 またうな垂れる白雪。 主「ま、テストが憂鬱なのはみんな同じか。」 白「むー………。」 そのまま白雪は顔を机に伏せてしまった。 主「ふう…勉強しないとなあ…。」 白「はっ!いいこと考えたです!!」 また突然に白雪は顔を上げる。 主「良いこと…?」 白「はいです!とっても良いことです!」 主「どした?」 白「うふふー…あのですねー…」 主「ん?」 白「●●くん!白雪と一緒にお勉強しましょう!」 主「へ?勉強?一緒に?」 先ほどとはうってかわって満面に笑みを浮かべて白雪は言う。 白「はいです!きっと二人で勉強すれば楽しいですよぉ!」 主「あー…なるほど。確かに二人でするのは効率も良さそうだしなあ…。」 確かにそれは一理あるな、と納得する。 勉強するのは嫌だけど、二人なら一人で勉強するよりも気がまぎれるかもしれない。 主「うん、そうだな…良いな、それ。」 白「でしょー?えへへ。」 俺が承諾すると白雪は嬉しそうに答えた。 白「白雪、放課後は教室に残ってお勉強しようと思いますー。なので●●くん、お暇なときは来てくださいね!白雪待ってます!」 主「うん、分かった。なるべく行くようにするから。」 白「えへへ…●●くんと一緒なら頑張れそうな気がしますー。」 主「そうだな、俺も頑張れそうな気がする。」 白「一緒に頑張りましょうね!約束です!指きりげんまんですよぉ~。」 そう言って白雪は小指を出してきた。 俺も小指を出して、白雪の指と絡める。 白「ゆーびきりげんまん、うーそついたらはーりせんぼんのーます!ゆーびきった!」 聞きなれたフレーズを歌うと指を離す。 白「きっとですよ!」 主「ああ、白雪こそな。」 白「白雪はもちろんですよぉ~!」 ち「おーい!○○~!!!!!」 そのまま白雪と喋っていると、垂髪に呼ばれた。 白「………。」 主「ん?どうしたー?」 とりあえずそのまま返事を返す。 ち「ちょっとこっちきてー!」 垂髪は手招きをしながらこっちにこいと指示する。 主「…ったく、仕方ないな。」 俺は席を立つ。 白「あ…。」 主「ごめん、ちょっと行ってくるな。」 白「…はい、です。用事、終わったら戻ってきてくださいね…?」 主「うん、すぐ戻ってくるよ。」 白「いってらっしゃいです…。」 そのままその場所を後にして垂髪のところへと向かった。 --------------------------------------- 主「何?どうかしたか?」 ち「へへー、呼んだだけ!」 主「はあ?なんだよ、呼んだだけって…」 ち「んー…なんて言うか、○○困ってそうだったし。」 主「困る…?俺が?」 ち「うん、だって○○勉強嫌いそうじゃん。」 主「お前なあ…まあ確かにその通りだけど。」 ち「あはは!…うん、まあそれもあるんだけど、なんて言うか………」 主「なんて言うか…?」 ち「…や、やっぱいーや。」 主「ええ!?言いかけたことは最後まで言えよなー!」 ち「えへへ、言おうとしてたこと忘れちゃったー」 主「はあ…ったく。」 ち「ごめんねー。」 主「まあいいけど…そんじゃ俺戻るわ。」 ち「え…あ、うん…」 主「じゃあな。」 ち「…………」 -------------------------------- 主「お待たせ。悪かったな。」 白「いいえ…。あの、何話てたんですか…?」 主「いや、それがさー、あいつ呼んだのはいいけど何話すのか忘れたって!」 白「楽しそうでしたね…?」 主「そうかあ?」 白「…………」 主「白雪?」 白「寂しかったです…」 主「え?」 白雪は俺の服の裾をキュッと掴む。 白「もう、どこにも行かないでくださいね…?」 主「え、あ、や、ご、ごめん…!」 突然そんなことを言われて焦りながらも答える。 ―キーンコーンカーン と、いいタイミングでチャイムが鳴った。 主「あ、ほ、ほらチャイム…!席につかないと…」 白「………はい。」

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