食堂.

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**・1回目 ありがたいことにこの学校の食堂はお昼時以外も開いている。 だからこうやって放課後などに小腹が空いたときにも利用できるってワケだ。 さすがにランチにはお昼時だけだけれども、それ以外のメニューはいつでも食べられるようになっている。 主「さて、と…」 食券の自販機の前、どれにするか真剣に悩む。 うーん…どれも美味そうだなあ…何を食べるべきか… ち「わっ!!!」(まだ立ち絵、名前は出ない) 主「!?」 だ、誰だ…!? ち「あはは、やっほー!」(立ち絵、名前出る) 主「あ、なんだ垂髪か…」 ち「へへー、吃驚した?」 主「べ、別にー。」 ち「なーんだ、つまんないのー。」 主「つまる、つまらんで一々人をおどかすなっつーの!」 ち「あ、やっぱ驚いたんじゃん。」 主「うっせ。」 …っと、こんなことしてる場合じゃなかった。 早くどれにするか決め… ち「……………。」 主「……………。」 ち「……………。」 主「……何?」 ち「へ?」 さっきから垂髪の視線が… ち「あ、見てただけ見てただけ!気にしないで!」 主「そ、そうか…?」 じゃあ気を取り直して… ち「……………。」 主「……………。」 ち「……………。」 …ダメだ、なんか決めづらい。 主「…あのさ、俺まだ決まってないから、お先にどうぞ。」 ち「え、あたし?あたしは買わないけど?」 主「へ?じゃあ何しに食堂に…」 ち「あたしは飲み物飲みにきたんだけ!」 主「水!?」 ち「いやー、喉乾いちゃったんだけど、買うのはお金が勿体無いしね。食堂くればただで水とかお茶とか飲めるじゃん!」 主「確かに…」 ち「ねー?節約節約!」 主「偉い偉い。」 ち「へへー!」 主「…でも、じゃあ何でここにいるんだ?」 ち「ん?」 主「飲み物置いてあるのはあっちだぞ。」 ち「それはそうなんだけど、ちょーっと●●が何にするのかが気になってねぇ。」 主「ほお。」 ち「そんでもって、私もお腹が空いたなあと。」 主「へえ。」 ち「で、あわよくば分けてもらおうかと思いまして。」 主「おい。」 ち「えー、いいじゃん別にー。」 主「お前なあ…」 ち「ねーねー!…っと、もうこんな時間か。」 主「何か用事か?」 ち「うん。もーっ、●●が早く決めないから、あたしもう行かなきゃいけないじゃん!」 主「俺の所為かよ!」 ち「また今度は何か分けてよねー!」 主「やなこった。」 ち「もう、素直じゃないなあー」 主「何がだよ!」 ち「あはは、それじゃあねー!」 (暗転) ------------------------------- **・2回目 さてと、腹も減ったし何か食べていこう。 ん?あれは… ち「よっ、●●!」(立ち絵でる) 主「垂髪か。」 ち「何か食べるのー?」 主「まあな。」 ち「へぇー、そっかそっか!」 主「…言っとくけど分けないぞ。」 ち「へ?…もう、やだなー!あたしがそんなこと言うはずないじゃない!」 主「いや、この前食堂であったとき言ってただろ。」 ち「あれー?そうだっけー?覚えてないなあ。」 主「おい!」 ち「まあまあ、気にしない気にしない!」 主「…ったく。で、今日もまた何か飲みに来たのか?」 ち「やだなー、食堂きたからには何か食べるに決まってんじゃん!」 主「あ、そうなの?」 ち「へへーん、なんと昨日がお給料日だったのでしたー!」 主「おお!」 ち「ってワケで今日のちさ菜さんは豪華にいくよー!」 主「んじゃ俺にも奢ってくれ。」 ち「却下。」 主「なんだよ、ケチ。」 ち「何とでも言いなさい!これはあたしの汗と涙の結晶なのよ!そう簡単に使われてたまるもんですか!」 主「ちぇっ。」 ち「へへーん。」 毎度毎度人にはたかるくせに… 主「ところで、いくらぐらい入ったんだ?」 ち「お、聞きたい聞きたい!?」 主「まあな。」 ち「良くぞ聞いてくださいました!なんと…………約10万円よ!」 主「マジで!?」 ち「もっちろん!」 主「そんなにあるんだったら奢っ…」 ち「却下。」 主「くそぅ…」 それにしても10万なんて…こいつ余程働いたらしいな…。 ち「ほら、●●も食べるんだったら一緒に食べよ!奢んないけどね!」 主「へいへい。」 (暗転) ---------------------- **・3回目 放課後といえども、まだ食堂は賑わっている。 ちょうど小腹が空くころだもんな。 さて、今日は何を食べようか… …よし、今日はラーメンにしよう。 食券を買い、引き換える。 よし、席はどこにするかな…適当に開いてる席をー… ち「あ、●●!」(まだ立ち絵、名前は出ない) 主「ん?」 ち「やっほー!」(立ち絵、名前出る) 主「お、垂髪。よっす。」 ち「ここ来る?」 主「あ、いくいく。」 俺は垂髪のちょうど正面の席につく。 主「いただきまー…あれ?」 ち「ん?どしたの?」 主「弁当?」 ち「え?ああ、うん。だって安上がりだし!」 主「食堂で弁当ねえ…」 ち「天気良かったら中庭や裏庭で食べたんだけど、今日は雨だしねえ。そして何より飲み物ただだし!」 主「て言うか、お前昼も弁当食べてなかったか?」 ち「2個持参!」 主「2個…母親も大変だなあ…」 ち「……………」(微妙に表情曇る) 主「ん?どうかしたのか?」 ち「え、あ、いや!何でもない何でもない!」(表情、いつもの明るいのに戻る。) 主「そうか?」 ち「て言うか勘違いしないでよー、このお弁当、あたしが自分で作ってるんだから!」 主「あ、なーるほど。さては今失敗したの食っただろ?」 ち「うわ、ひっどーい!あたし結構こういうの得意なんだからね!」 主「へえー。」 ち「あー、絶対信じてない!」 主「信じてる信じてる。」 ち「うー…今に見てなさいよー、今度とびっきり美味しいの食べさせてぎゃふんと言わせてやるんだから!」 主「はいはい、楽しみにしてます。」 ち「ううー…」 (暗転) --------------------------- **・4回目 ち「あー、●●!!」(まだ立ち絵、名前は出ない) 主「へ?」 食堂に入った瞬間、名前を呼ばれた。 ち「お願い!一生のお願い!」 主「え!?な、何だよいきなり!?」 ち「奢って!」 主「やだ。」 ち「うー…じゃあお金貸して。」 主「金ぇ!?」 ち「いやー、ははは…今月ピンチでさあ、お昼は我慢できたんだけど、放課後になって猛烈にお腹空いちゃってさあ…」 主「金ってお前…確かバイトで10万稼いだって言ってたよな…?」 ち「うう…だってだってー…」 主「親から小遣いとかは?」 ち「え…?」 主「小遣い。」 ち「あ…貰って…ないよ…」(顔、曇り始める。) 主「うーん…でも貰ってないにしても10万は使いすぎだろー…」 ち「…………………」(目に光がない感じの。) 主「…………?」 ち「…………………」 主「…………垂髪?」 ち「…………………」 …どうしたんだろう、垂髪は暗い表情をしたまま項垂れている。 いつもは何言っても明るく受け流すのに… こんな垂髪は始めてみるかもしれない。 10万だもんな…余程反省してるのか…? 主「はあ…しゃーねーなー…今日だけだからな。」 ち「…あ…うん…」(目に光戻るけど、元気ない感じ) 主「ま、元気だせよ。」 ち「…え、ああ、うん。…ありがと!」(徐々にいつもの感じに戻る。) 主「で、何が食いたいんだ?」 ち「あ、ちょっと待ってね!えーっと…」 良かった、とりあえずいつものに戻ったみたいだ。 それにしても、いつも明るいこいつでも落ち込むときもあるんだなー… (暗転)

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