図書室,

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**・1回目 授業も早く終わったことだし…そうだな、図書室にでも寄ってみるかな。 (図書室へ) 図書室に入ると数人の生徒たちが席について本を読んでいた。 俺もとりあえず席に荷物を置いて…と。 さ、本を探すか…今日は何を読むかな…。 ・ ・ ・ うーん…なかなか良いのがないなあ… もうちょっと探してみるかな… ・ ・ ・ ダメだ…見つからない… さっきから1、2ページ見てはやめ、また次のも1、2ページ見てはやめの繰り返し。 気づけばもう図書室はオレンジ色に染まっていた。 小「ちょっとあんた!いつまでいるつもりぃ!?」 主「へ?」 ふと声をかけられ、振り向くとそこには有栖川がいた。 主「有栖川…こんなとこで何やってんの?」 小「何って図書委員の仕事よ!と・しょ・い・い・ん!」 主「あー…」 そう言えば有栖川って図書委員だったな。 小「まったくー…もう閉めるんだからようがないんだったらさっさと帰ってよね!」 主「へ?あ…もうそんな時間か…。」 ふと周りを見渡すと、さっきまで本を読んでいたはずの人たちはもういなくなっていた。 小「あんた席に着かずにうろうろしてばっかで…本も読まずに何しに来たのよ…」 主「やー、それがさ、なかなか本が決まんなくて。」 小「そう言うのを時間の無駄って言うのよ!さ、さっさと帰る!」 主「はーい。」 小「分れば良いのよ分れば!はい、荷物。」 主「あ、サンキュ。」 小「はい、出てった出てった!」 主「へいへい。」 俺はそのまま図書室を追い出された。 --------------------------------------- **・2回目 うーん、家に帰っても特にすることもないし…図書室にでも寄るかな。 (図書室へ) ガラリ 扉を開き中に入る。 いつもながらやはり図書室は静かー… 小「あー!あんた!ちょうど良いとこにきたわね!!」 …ではなかった。 いきなり大声が響いたかと思うと有栖川がこちらに駆け寄ってきた。 小「ちょっとの間当番代わってくれない!?」 主「へ?俺?」 小「急用なの!ね、いいでしょ!?」 主「えー…」 ①引き受ける ②引き受けない ①a 主「ああ、別にいいけど…」 小「ありがと!貸し出し用の判子とかはカウンターの上に出してあるからそれ使って!」 貸し出しカウンターの上を見るとそれらしきものが置かれてあった。 主「あれか。おっけー、分った。」 小「じゃあ頼んだわね!」 そう言うと有栖川は図書室を後にした。 主「さて、と…」 大人しく貸し出しカウンターに座っとくか… ・ ・ ・ うーん…それにしても結構暇な仕事だなあ… 有栖川が図書室を去ってから20分ほど経過しただろうか。 あれから3人ほどが貸し出し許可をとりにきたものの、それ以外する仕事もなく俺は暇を持て余していた。 主「ふぁ…」 日当りもよく意外と居心地の良い空間に思わずあくびが出る。 ヒヤリ… 主「っ~~~~~~!!!!!」 突然首元に当てられたひやりと冷たいものに思わず声にならない声が上がる。 小「あははっ!」 主「有栖川~…!」 聞こえた笑い声に振り向けば、その正体は有栖川だった。 主「お前、頼み事聞いてやった恩も忘れて…」 小「わ、忘れてないわよ!………はい!」 主「え?」 差し出された有栖川の手には缶ジュースが握られていた。 そうか、さっきの冷たいものの正体はこれか… 小「だからこうやってお礼買ってきたんじゃない!」 主「あ、ありがと…。」 吃驚した分、なんだか拍子抜けしたな… …あれ? その瞬間、ふと一枚の張り紙が目に留まった。 『室内飲食禁止』 主「……………。」 小「…何よ、人がせっかく買ってきてあげたのに文句でもあるの?」 主「いや、あれ…」 俺は張り紙を指差す。 小「……………。」 主「な?」 小「い、いいのよ!図書委員のあたしが良いって言ってるんだから!!い、いらないんだった別に飲まなくても良いのよ、別に!」 主「あ、いえいえ、有難くいただきます!」 小「…フン、初めからそう言えば良いのよ。…はい!」 缶ジュースを受け取る。 よく冷えてて暑くなってきた今の季節、とても気持ちよく感じる。 プッシュッ… 開けて飲めば、冷たい液体が喉を潤していく。 主「あー…美味い。」 小「当たり前でしょ!あたしが買ってきてあげたんだから!」 主「そーですね。」 小「さ、ちゃんとお礼もしたんだからさっさとカウンターから出てってよね、仕事の邪魔!」 主「はいはい。」 その後、俺は閉館時間まで適当に本を読んで時間を潰した。
**・1回目 授業も早く終わったことだし…そうだな、図書室にでも寄ってみるかな。 (図書室へ) 図書室に入ると数人の生徒たちが席について本を読んでいた。 俺もとりあえず席に荷物を置いて…と。 さ、本を探すか…今日は何を読むかな…。 ・ ・ ・ うーん…なかなか良いのがないなあ… もうちょっと探してみるかな… ・ ・ ・ ダメだ…見つからない… さっきから1、2ページ見てはやめ、また次のも1、2ページ見てはやめの繰り返し。 気づけばもう図書室はオレンジ色に染まっていた。 小「ちょっとあんた!いつまでいるつもりぃ!?」 主「へ?」 ふと声をかけられ、振り向くとそこには有栖川がいた。 主「有栖川…こんなとこで何やってんの?」 小「何って図書委員の仕事よ!と・しょ・い・い・ん!」 主「あー…」 そう言えば有栖川って図書委員だったな。 小「まったくー…もう閉めるんだからようがないんだったらさっさと帰ってよね!」 主「へ?あ…もうそんな時間か…。」 ふと周りを見渡すと、さっきまで本を読んでいたはずの人たちはもういなくなっていた。 小「あんた席に着かずにうろうろしてばっかで…本も読まずに何しに来たのよ…」 主「やー、それがさ、なかなか本が決まんなくて。」 小「そう言うのを時間の無駄って言うのよ!さ、さっさと帰る!」 主「はーい。」 小「分れば良いのよ分れば!はい、荷物。」 主「あ、サンキュ。」 小「はい、出てった出てった!」 主「へいへい。」 俺はそのまま図書室を追い出された。 --------------------------------------- **・2回目 うーん、家に帰っても特にすることもないし…図書室にでも寄るかな。 (図書室へ) ガラリ 扉を開き中に入る。 いつもながらやはり図書室は静かー… 小「あー!あんた!ちょうど良いとこにきたわね!!」 …ではなかった。 いきなり大声が響いたかと思うと有栖川がこちらに駆け寄ってきた。 小「ちょっとの間当番代わってくれない!?」 主「へ?俺?」 小「急用なの!ね、いいでしょ!?」 主「えー…」 ①引き受ける ②引き受けない ①a 主「ああ、別にいいけど…」 小「ありがと!貸し出し用の判子とかはカウンターの上に出してあるからそれ使って!」 貸し出しカウンターの上を見るとそれらしきものが置かれてあった。 主「あれか。おっけー、分った。」 小「じゃあ頼んだわね!」 そう言うと有栖川は図書室を後にした。 主「さて、と…」 大人しく貸し出しカウンターに座っとくか… ・ ・ ・ うーん…それにしても結構暇な仕事だなあ… 有栖川が図書室を去ってから20分ほど経過しただろうか。 あれから3人ほどが貸し出し許可をとりにきたものの、それ以外する仕事もなく俺は暇を持て余していた。 主「ふぁ…」 日当りもよく意外と居心地の良い空間に思わずあくびが出る。 ヒヤリ… 主「っ~~~~~~!!!!!」 突然首元に当てられたひやりと冷たいものに思わず声にならない声が上がる。 小「あははっ!」 主「有栖川~…!」 聞こえた笑い声に振り向けば、その正体は有栖川だった。 主「お前、頼み事聞いてやった恩も忘れて…」 小「わ、忘れてないわよ!………はい!」 主「え?」 差し出された有栖川の手には缶ジュースが握られていた。 そうか、さっきの冷たいものの正体はこれか… 小「だからこうやってお礼買ってきたんじゃない!」 主「あ、ありがと…。」 吃驚した分、なんだか拍子抜けしたな… …あれ? その瞬間、ふと一枚の張り紙が目に留まった。 『室内飲食禁止』 主「……………。」 小「…何よ、人がせっかく買ってきてあげたのに文句でもあるの?」 主「いや、あれ…」 俺は張り紙を指差す。 小「……………。」 主「な?」 小「い、いいのよ!図書委員のあたしが良いって言ってるんだから!!い、いらないんだった別に飲まなくても良いのよ、別に!」 主「あ、いえいえ、有難くいただきます!」 小「…フン、初めからそう言えば良いのよ。…はい!」 缶ジュースを受け取る。 よく冷えてて暑くなってきた今の季節、とても気持ちよく感じる。 プッシュッ… 開けて飲めば、冷たい液体が喉を潤していく。 主「あー…美味い。」 小「当たり前でしょ!あたしが買ってきてあげたんだから!」 主「そーですね。」 小「さ、ちゃんとお礼もしたんだからさっさとカウンターから出てってよね、仕事の邪魔!」 主「はいはい。」 その後、俺は閉館時間まで適当に本を読んで時間を潰した。 ①b 主「ああ、別にいいけど…」 小「ありがと!貸し出し用の判子とかはカウンターの上に出してあるからそれ使って!」 貸し出しカウンターの上を見るとそれらしきものが置かれてあった。 主「あれか。おっけー、分った。」 小「じゃあ頼んだわね!」 そう言うと有栖川は図書室を後にした。 主「さて、と…」 大人しく貸し出しカウンターに座っとくか… ・ ・ ・ うーん…それにしても結構暇な仕事だなあ… 有栖川が図書室を去ってから20分ぐらいか…まだかなあ… ・ ・ ・ …有栖川はまだ帰ってこない。 いくらなんでも遅すぎなんじゃないだろうか…。 ・ ・ ・ その後閉館時間が来ても有栖川は帰ってくることはなかった。 これは…もしかして俺仕事押し付けられたのか…? くそう…やられた… ② 主「ごめん、それはちょっと…」 小「なによー…いざって時に役に立たないわね!」 主「そんなこと言われてもなあ…」 小「もういいわよ!…よし、今日は人も少ないしもう閉館ってことにするわ!」 主「はぁ?」 小「さ、出てって出てって!」 主「え、ちょ、ちょっと!」 ピシャッ! …締め出されてしまった。 はあ…仕方ない、今日は何もせずに帰るか…。

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