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 **5-1、3日(朝)/主人公の部屋
 
 ピピピピピピピピピッ
 
 ガシャン!
 
 主「……………」
 
 今日もいつものように目覚まし時計の音で目が覚める。
 まだ眠い目を無理やり開けて、ボーっとする意識を覚醒させようとする。
 
 主「……………あれ…」
 
 大分意識もはっきりとしてきたところで気付いた。
 そう言えば今日って休み…ゴールデンウィークで…。
 どうやら間違えて目覚ましをかけてしまっていたようだ。
 
 主「…なんか損したな…寝なおそ…」
 
 俺はもう一度布団に包まると目を閉じて意識を手放した。
 
 ・
 ・
 ・
 
 羽「……どうするよこれ。」
 ち「ありゃー、見事におやすみ中ねー…」
 
 …うるさい…部屋の中に誰かが入ってきたようだ…が、しかし。
 どうにも睡魔には勝てないようで。
 気付かないふりをしてまで寝ていよう…。
 
 羽「起すか?」
 ち「そうね!起さなきゃ始まんないわ!」
 羽「じゃ、早く起せよ。」
 ち「うーん、でもどうせ起すなら面白く起こしたくない?」
 羽「面白くって…」
 
 ………やっぱりうるさい。
 多少その声にイライラしながらも布団を頭から被りなおして、いよいよ本格的に寝なおす体制に入った。
 
 ち「……………起きちゃった…かな?」
 羽「…いや…まだ…みたいだな…。」
 ち「セーフ…!そんじゃ、起しますか!」
 羽「はい、頑張ってー。」
 
 ち「せーの……おっはよー!」
 
 どさっ!
 
 主「ぐはっ…!」
 
 いきなり何かが俺の上に振ってきた。
 突然のことに吃驚したが、それよりも痛い、とにかく痛い。
 声に鳴らない声を上げてうずくまる。
 
 主「…ー――ッぅううう」
 ち「…あれ、どしたのー?」
 羽「お前…やりすぎだろ…」
 ち「え、何がー?」
 
 しばらくそのまま蹲っていると、なんとか痛みが和らいできた。
 それにしても胃に何も入ってない状態で良かった…
 もし何か入ってたら吐くところだったな、完璧に…。
 
 ようやく意識もはっきりしてきたところで、俺の上に乗っている物の正体を突き止めようと視線を上げた。
 
 ち「よっ!」
 
 そこには垂髪が、俺に馬乗りになっている状態でいた。
 
 主「あ、おはよう……………って何でいるの!?」
 
 一瞬普通に挨拶を返してしまったものの、この状況は普通じゃないだろと、すぐ我に返った。
 
 ち「えへへー、吃驚した?」
 主「あ、うん。…って、かなり痛かったぞ!本気で死ぬかと思った…。」
 羽「ははは、ご愁傷様。」
 主「て言うか何で羽生治も!?」
 羽「いや、○○いますかって聞いたら入れてくれてさー。」
 
 俺まだ寝てたのに何で入れるかな…。
 
 ち「せっかくのゴールデンウィークだし一緒に遊ぼうと思って!」
 主「行き成り!?」
 羽「ああ、こいつが吃驚させようって。」
 ち「サプライズよ、サプライズ!えへへー、驚いた?」
 主「とりあえず垂髪さんはさっさとどいていただけませんか。重いので。」
 ち「ひどい!乙女にむかって!!」
 
 文句を言いながらも垂髪は俺の上からようやくどいた。
 やっと開放されて起き上がる。
 
 主「ふぅ…でも行き成り来られてもなー…特に俺んち面白いものもないし…」
 ち「へ?…ああ!違う違う!」
 主「え、何が?」
 ち「遊びに来たんじゃなくって、誘いに来たの!」
 主「へ?」
 羽「いや、この前ゴールデンウィーク中の予定がどうのこうの言ってたじゃん。」
 ち「だから、あたし達が楽しい思い出作ってあげようと思ってー!」
 
 確かにそんな話題も話した気もするけど…まさか行き成り来るとは…
 
 主「…ああ、うん…大体は把握できた。」
 羽「おお、飲み込みが早いな!」
 ち「さっすがー!んじゃ、早く行こ!」
 主「…その前に準備させてください。」
 
 急かす二人(主に垂髪)をなだめつつ、俺はぱぱっと準備を済ませることにした。
 
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 **5-2、3日(朝)/道路
 
 なんとか用事を済ませて家を出る。
 さて、今から何処へ行くのだろうか?
 
 主「なあ、今から何処行くの?」
 ち「あれー、言ってなかったっけー?」
 主「はい、それはもう全然。」
 羽「まだお前引っ越してきて一ヶ月ぐらいだろ?だから街を案内してやろうかと思って。」
 主「あ、確かにそれは助かるな…」
 ち「でしょー?ふふふ、この街のことならまっかせなさーい!」
 羽「まあ遊べそうなとことか教えてやるよ。」
 主「うん、それじゃあお願いします!」
 
 俺はそのまま二人に付いて行った。
 
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 **5-3、3日(午前中)/案内
 
 (駅前)
 
 ち「まずは言わずと知れた駅前だよ!」
 羽「まあここは利用する奴も多いから、結構知ってる奴に会うかもな。」
 ち「よっし、そしたら商店街の中から行こうか!」
 
 (服屋/商店街)
 
 羽「ここは服屋な。手ごろな値段だし、俺はまあまあ気に入ってるんだけど。」
 ち「ああー、良いなー、新しい服欲しいなあー…お金ないけど。」
 羽「…次行くぞ。」
 
 (本屋/商店街)
 
 ち「ここは本屋だよ!」
 羽「小さい割りに意外と品揃え良いし、読書とか好きなら結構使えると思うぜ。」
 
 (CD屋/商店街)
 
 羽「あ、ちょっと俺CD見てきて良い?」
 主「うん。」
 ち「いってらっしゃいー!…てことで、ここがCD屋ね!」
 主「なるほど。」
 ち「あ、羽生治戻ってきた!じゃ、次行こっか!」
 
 (ドラッグストア/商店街)
 
 ち「ここがドッラグストアね!」
 羽「意外とお菓子とかスーパーで買うより安かったりするんだよなー。」
 
 (ペットショップ/商店街)
 
 ち「で、ここがペットショップ…ああ、みんな可愛いなあ、もう!」
 羽「動物好きな奴らは結構見に来たりしてるぽいぜ。…さ、次行くぞ!」
 ち「ええ、もうー?あたし滅多に来ないのにー…ばいばい、わんちゃん、ねこちゃんー!」
 
 (喫茶店/商店街)
 
 ち「ここだよ、ここの喫茶店!あたしバイトしてんの!」
 主「へえー、そうなんだ。」
 ち「あ、ちなみにあたしがバイトしてるときに来て奢れって言ってもダメだからね!」
 羽「えー、ちょっとくらい奢れよー。」
 ち「だーめ!あたしの給料から引かれちゃうんだから!」
 
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 **5-4、3日(お昼)/ファーストフード
 
 ち「さてと、案内がてらここでお昼食べていきますか!」
 主「ハンバーガーか。賛成!」
 羽「よっしゃ、飯だ飯!」
 
 午前中も結構歩いたせいか、お腹空いて空いてたんだよなー…
 
 そう思いながら財布を開けるとある物が目に付いた。
 これはー…丁度ここの割引券だ。
 そう言えばこの前道を歩いてるときに配られてたのを貰ったんだっけ…。
 その割引券は2枚綴りになっていた。
 1枚は俺が使うとして、後1枚どうしようか…。
 
 ***①ちさ菜にあげる
 そうだ、垂髪にあげよう。
 
 主「垂髪!」
 ち「んー?どしたのー?」
 主「丁度割引券2枚あったから1枚やるよ。」
 ち「え、いいの!?やったー!!」
 羽「あ、ちょ、おま!親友の俺を差し置いて…!」
 ち「へへーん!あたしだって親友だもーん!」
 羽「ちくしょー…!」
 ち「へへっ、ありがと○○!」
 
 羽生治には悪いことをしたけど、とりあえず垂髪は喜んでくれたみたいだ。
 良かった。
 
 (ちさ菜好感度アップ、羽生治好感度ダウン)
 
 ***②羽生治にあげる
 そうだ、羽生治にあげよう。
 
 主「羽生治!」
 羽「んー、どした?」
 主「丁度割引券2枚あったから1枚やるよ。」
 羽「お、やった。ありがたく使わせてもらうわ。」
 ち「あーっ、贔屓!贔屓!」
 羽「うるさい!これは俺が貰ったんだから俺の!」
 ち「あたしに頂戴よぉー!」
 羽「だーめ、俺のったら俺の!…あ、○○ありがとな!」
 
 垂髪には悪いことをしたけど、とりあえず羽生治は喜んでくれたみたいだ。
 良かった。
 
 (羽生治好感度アップ、ちさ菜好感度ダウン)
 
 ***③誰にもあげない
 うーん…1枚しかないし、やっぱり取っておこう。
 
 (好感度に変化なし)
 
 ・
 ・
 ・
 
 ち「よっし、それじゃ食べ終わったし、次行きますかー!」
 
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 **5-5、3日(午後)/案内
 
 (ゲームセンター)
 
 羽「ここはゲームセンターな。遊ぶのには良いだけど、たまに生徒指導で先生も徘徊してるからなあ…ま、普通にしてりゃ特に問題はないけどな。」
 ち「あたしもたまにはゲーセンでパーッと遊びたいなあ。でもすーぐお金なくなっちゃうんだよねぇ…はあ…」
 
 (コンビニ)
 
 ち「コンビニだよー!24時間開いてて何でも揃うって便利だよねぇー!」
 羽「便利なだけあって結構来る奴も多いからな。」
 
 (河川敷)
 
 ち「ここが河川敷ね。あたし結構ここ好きなんだー!」
 羽「夏になると毎年ここで花火大会もあるしな。」
 ち「屋台もいっぱい出て楽しいんだよ!」
 
 (図書館)
 
 羽「ここは図書館。当たり前だけど冷暖房完備で静かだし…まあ勉強するような奴にとっては最適の環境だろうなあ…。」
 ち「静かにしてなきゃなんて、あたしは耐えられないけどねー、あはは!」
 羽「まあ俺にも無縁だな。それじゃ次行くか。」
 
 (並木道)
 
 ち「この通りはずっと並木道になってるんだよ。」
 羽「クリスマスが近づくと、ここの木全部に電飾つけるからかなり派手になるんだよなあ。」
 ち「あはは、賑やかで良いじゃん!」
 
 (公園)
 
 羽「ここが公園な。」
 ち「遊具も多いし、噴水とか広場もあるし…確かデートスポットにもなってるんだっけ?」
 羽「そうそう、のんびり過ごせるって人気なんだよなあ。」
 
 (教会)
 
 ち「ここが教会。日曜日の朝にはミサがあって、誰でも参加できるらしいよ!」
 羽「それ以外でも日中なら開放してるから、開いてる時間ならいつでも来れるみたいだけどな。」
 
 (神社)
 
 羽「そんで、ここが神社ー…ん?どうした?」
 ち「そこに張り紙があって、巫女さんのバイト募集だってさ!給料良いんだったらやってみようかなー…なーんて。」
 羽「お前、神聖な職業に…」
 ち「えへへー」
 
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 **5-5、3日(夕方)/道路
 
 ち「うーん、こんなところ…かな?」
 羽「そうだなー…日も暮れてきたしな。」
 
 気が付けばもう空はオレンジに染まっていた。
 
 ち「大体分かった?」
 主「うん、ばっちり。」
 ち「お、それは良かった!」
 羽「それじゃ、そろそろ帰りますか。1日中歩いてたしもう俺は疲れたわ…」
 主「あー…そう言えば俺も疲れた。」
 ち「だらしないなーもう!…でもそだね、そんじゃそろそろ解散しますか!」
 主「はーい。」
 羽「賛成。」
 ち「よし、そんじゃ解散!」
 羽「んじゃまたな。」
 ち「ばいばーい!」
 主「うん、今日はありがと!ばいばい!」
 
 そうして俺達は別れた。
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