一回線第一試合 動き出す影、闇の爪

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さりげにツナ×京子だけじゃなくて獄ハルもやっちゃいました。 そうなると山本だけが一人者…ムムム…親近感がわいてきたぞ! 山本「俺じゃなくて作者のせいじゃねーか!」 それは置いといて、アルバにはかわいそうだがやはりあの展開にせざるをえない。 違う展開がないか模索したんだけどね。後、彼には後書きでは喋ってもらうつもりだよ。 良かったねソワレ。 では! ツナ「本編はじまりまーす!」 ---- 『さあ、三年ぶりに開催されるKOF、だいしてKOFRETURNS!ここ、並盛中学校を始め、 サカザキ道場、東京駅前、ギースタワー、万里の長城、99決勝ステージ、Ⅹ決勝ステージ、 旧ネスツ地上基地にて一回戦の火蓋が切って落とされようとしています!ここ、並盛中学校では ボンゴレチーム対韓国チームが行われます。三年前に一度終幕を迎えた 旧KOFにおいて常連 であった韓国チームに新星、ボンゴレチームがどこまで食らいつけるかが見物です!』 テンションの高いアナウンスの後、参加チームが校庭にて火花を散らす。 ワーワーという歓声に混じって特定の人物を応援する声も聞こえる。 『さあメンバー紹介に移りたいと思います!まずはボンゴレチーム!リーダーは沢田綱吉! 並盛高校に通うごく普通の高校生でありながら一部では空を飛んだり凄まじいスピードで 只者とは思えないような人間と渡り合ったりと言った目撃情報もある謎多き人物!』 ツナくーん!がんばってー!負けたら許さないもんね!負けてきてみろ、ねっちょりコースだぞ。 『副将は山本武、中学時代六打席連続本塁打を達成した驚異のスラッガー!今回は峰打ちのみという指定で 剣術を用いての参戦です!』 「ツナは人気だけど俺は普通なのな。」 黒い短髪の山本の台詞にツナは青白い顔で 「でもねっちょりがない分そっちが良かったかも…」 山本も負けたらねっちょりだぞー 「…みんな負けたらねっちょりなのな…」 『さあ、選手の皆さんがブルーになっていますが気にせず参りましょう!先鋒は笹川了平! ライト級最強の高校生ボクサー!座右の銘は極限!ご存じ極限ライオンパンチニストー!』 「うおおおおおおお!!!!きょくげええええええん!」 白髪の芝生ヘアーの了平のアナウンスや歓声に負けない叫びを聞き、隣にいた銀髪、 獄寺隼人が舌打ちして 「相変わらず五月蝿くてウゼー芝生だぜ…」 と言うとそれをかき消すようにアナウンスが 『続いて紹介するのはこの試合、ストライカーとして参戦する獄寺隼人!』 と言ったので満更でもなさそうに口を閉ざした。 『彼はイタリアと日本のクオーターで、今は日本在住ですがかつてイタリアにいた頃は ダイナマイトを自在に操り着火に煙草を用いることから二重の煙よりスモーキン・ボムの 異名をとっていた凄腕であります!』 獄寺さーん!ファイトですー!アホ寺ー!足引っ張ったらオレっちがぶっ殺しちゃうもんねー! 「ハルからのは満更でもなさそうだけどランボからのは思い切り舌打ちしてたのな。」 山本がそう言って見ると獄寺をツナが羽交い締めにして大騒ぎしている。 「放して下さい十代目!アホ牛は俺が果たします!」 「ダメだって隼人!まだ子どもなんだよ!」 「そうだぞタコヘッド!まずは落ち着くのだ!」 「オメーまたタコヘッドっつったな!ッつーかテメーには言われたくねーよ芝生!」 『さあ、大騒ぎしているボンゴレチームは放っておいて、韓国チームの紹介に移りましょう! リーダーは暴走する正義!悪は許さぬ熱い男!キム・カッファン!』 「無論、私は生涯現役で行くつもりだ!」 白い拳法着のキムの台詞に大男のチャン・コーハンと小男のチョイ・ボンゲがそれを聞いて 顔を青ざめさせる。 「オイ、俺達一生更正生活か…?」 「家内と肉屋はどうすればいいんでヤンスか…」 『続いてがっくりしている大男!鉄球暴走肉弾戦車!更正メンバーその一!チャン・コーハン! そして同じくがっくりしている小男!鉄爪竜巻大乱舞!更正メンバーその二!チョイ・ボンゲ!』 その紹介の仕方を聞き、二人は頭を抱えて 「「もう更正生活はイヤだアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」」 と叫ぶ。 全く、と銀の長髪を持つ黒い拳法着の男、ジョン・フーンが 「次は私の紹介だというのにあなたたちは…少し静かにして下さらないと。」 と説教をたれる。 『更正教師その二!暴走するアイドルオタク!人気アイドル麻宮アテナの幻覚を見て過去二度 欠場した男!ジョン・フーン!』 「その解説はないと思います…」 『さあ、どうせストライカーですしがっくりしているジョン選手は放っておいて早速チャン選手対 笹川選手、始めましょう!両者トラックの中央へ!」 その言葉に了平がガシッと両の拳を打ち合わせて進み出る。 「うむ、腕が鳴るな、チャンとやら、良い勝負をしようではないか!」 その言葉に中央にやってきたチャンは 「ぶっちゃけ俺は更正生活が終われば良いんだがな、まあ、お前とやるのは悪くなさそうだな。」 と鉄球を磨きながら答える。 『それでは行きますよ!』 「待った!」 『なんですか笹川選手?』 「少し準備の時間をくれ、最初から全開で行く。我流!形態変化!」 了平の左腕にあったバングルから装甲を纏ったカンガルーが現れ、了平の体にアーマーとなって 装備される。 「準備完了!もう良いぞ!チャン、待たせて済まんな。」 「気にすんな。俺も全開のお前と戦いたいからな。さあ、始めろ実況!」 『それでは、始めましょう!チャン、バーサス!リョウヘイ!ラウンド1!READY…』 空気が張り詰め、睨み合う二人の気迫が場の雰囲気を熱くする。そして… 『FIGHT!』 「鉄球粉砕撃!」 「極限太陽!」 鉄球と右ストレートがぶつかり合い、衝撃が客席となったトラックの外に吹き付ける。 「やるじゃねえか!」 「貴様もな!どんどん行くぞ!極限ラッシュ!」 「おもしれえ!テメエの拳と鉄球の回転と、どっちが速いか試そうじゃねえか!鉄球大回転!」 了平がラッシュを放つとチャンは鉄球を回転させて拳を完璧に防いでみせる。 「どうしたア!テメエの拳はそんなモンか!」 「まだまだァ!スピードアップだ!」 極限ラッシュのスピードが鉄球の回転速度を上回り、大きく弾く、そしてチャンの腕が大きく 上に弾かれ、懐ががら空きになる。 「面白かったぞチャン・コーハン!だがこれで決めさせてもらう!極限…」 「まだだぜ!」 了平が構えに入ったところでチャンは弾かれた勢いを利用して大きく飛び上がった。 そして叫ぶ。 「m=…えーっと…位置エネルギーはお前のモンだアアアアアアアアアアアア!鉄球大圧殺!」 「受けて立とう!極限イングラム!」 了平のステップにより分身した拳とチャンの巨体がぶつかる。 やがてガハッという声とともにチャンの巨体が地面に崩れ落ちた。 「ヌウ…楽しかったぞチャン・コーハン!今度特盛りの牛丼をたらふく奢ろう。」 「ゼエ…ハア…ハア…良いのか…?」 「無論だ!すでに俺とお前は極限と書いて友と呼ぶ関係にある!」 「楽しみにしてるぜ…」 そしてチャンが気を失うと実況が声を張り上げる。 『勝者、笹川了平!続けて戦いますか?』 「いや、俺も拳を痛めた、交代できるのであれば山本がかわってくれるか?」 「ああ、良いぜセンパイ!」 それでは、と実況が再び声を上げる。 『副将のお二人、チョイ・ボンゲと山本武、登場して下さい!ってえっ!?』 実況が驚いたのは山本とチョイがすでに刃を交えていたからだ。 「なかなかやるな、アンタ。」 「アンタもクソガキとは思えないでヤンスよ?」 言いながらも一太刀もう一太刀更に一太刀と太刀筋を重ねる。 「時雨蒼燕流攻式八の型篠突く雨」 「躱して猿突きでヤンス!」 「まだまだ!」 「次でヤンス!」 「どうだ!」 「キョキョキョキョキョ!」 やがて二人は離れて構え直す。 「そんじゃまあ…」 「小手調べは終わりでヤンスね。さあ、早くあの小僧がやったみたいに形態変化 とか言うのを見せてほしいモンでヤンス!」 「だったら…」 と山本はネックレスに手をかけて言う。 「見せてやるぜ!小次郎!形態変化!」 ネックレスから現れた青い炎を纏った燕が刀と合体し、山本自身も和服と二刀流になる。 「こうなったら峰打ち以外の手加減は…」 そう言いながら山本が鋭く踏み込み… 「出来ねえぜ!」 「お騒がせしましたアアアアアアアアア!」 チョイが遙か彼方に吹き飛ばされた。 「アッハハハ!ちょっとやり過ぎちまったのな!」 『決着ゥー!勝者山本武!』 「対象はツナに譲るぜ!」 山本がそう言って下がり、かわってツナがトラックの中央に出てくる。 「しょうがないな、じゃあ大将戦は…」 『沢田綱吉対キム・カッファン!』 「かかってこい!」 キムが構え、ツナが体を少しだけ硬くする。 「来たまえ、私が後手だ。」 「はい、では。」 ツナが凄まじい早さで近づき、正拳突きを放つ。 「早い!クッ!」 キムがそれをぎりぎりで躱し、ツナは右の拳を握りしめる。 「行きます!カッコだけビッグバンアクセル!」 コークスクリューがキムの顔面を襲う。 「やるな!だが!鳳凰飛天脚!」 顔を少しだけずらしてツナの拳を躱すとキムは真上に蹴りを放つ。 ツナもそれを少しだけ体をずらして躱すと軸足を払いにかかる。 「ぬっ!」 足が払われて体勢を崩したキムにすかさずカッコだけビッグバンアクセルを打ち込む。 「ゲハッ!グッ…くあっ!」 腹に拳が入ってひるみつつもキムはその腕を絡め取って固め、すかさず蹴りを放つ。 「ぐはっ!」 そしてツナの突きとキムの蹴りが交錯し、両方突き刺さる。 「く…やりますね…」 「ああ…君もなかなかですね…ですが…」 「ええ…負けるわけにはいきません…」 「「ここで決めます!」」 キムが片足を振り上げる。 「ネリチャギ!」 ツナはその踵落としを手の甲でずらす。 「覇気脚!」 踵落としの勢いで足を思い切りツナの脛に叩き付ける。 「グッ!」 「流星落!」 そして覇気脚の勢いでスライディング、そして踵落としに入る。 それをツナが防御、キムは続けて流星落の姿勢から前に飛び出す。 「鳳凰脚!」 「カッコだけビッグバンアクセル!」 キムの突撃を躱し、ツナは再び拳を繰り出す、単発ではなく連続でたたき込まれる 攻撃にキムがひるむと 「うまく決まるか分からないけど…カッコだけ鳳凰脚!」 膝蹴りの姿勢で思い切り飛び出し見事に鳳凰脚を真似て見せてキムを倒した。 ・・・・・ 『一回線第一試合、勝者は全ラウンド勝利の新星、ボンゴレチーム!』 なかなかやりますね、と黒い影が言った。 そこは11の影があり、暗い部屋だった。 一人がジヴァートマ、少しお遊びが過ぎるのではないか?と問うと影がもうひとつ そうだな、別にこのような大会を開かなくてもこれまでの常連を何らかのエサで釣り、 連れてくれば良いだけではないかという、それに7つの影が相づちを打つ。 いやいや、と最初に言葉を発した影、ジヴァートマが首を横に振り、量より質ですよと言う。 その後も10の影が会話を続けたが一つだけ一言も発しない影があった。 おや、とジヴァートマはその影に顔を向けて言った。 ユーダイム、貴方は何も思うところはないのですか? ユーダイムと呼ばれた彼は答えない、実動隊の人形と見なされた彼には言葉が存在しない。 いや、奪われたと言うべきだ。 (兄貴…) ユーダイムことソワレ・メイラは自分の意識で体が動いてくれないことに歯噛みした。 ---- ソワレ「オイなんだあの終わり方!」 いやあ、アデスにとらわれちゃってる雰囲気を出そうとおもってさ。 ソワレ「ふざけんな!」 良いじゃん、最高幹部なんだよ?それにこれ以上口答えすると強制的に黙らせるからね。 ソワレ「黒ッ!」 まあまあ、じゃあ次は初出番のシモンと極限流! リョウ「死ぬ気で見ろよ!」 炎真「それじゃあね!」

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