0002_第一話

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第二話 言葉の勉強がしたいデス。 読み書き出来るようになればかなり違うと思うのだけれど。 しかし、平民じゃ望み薄なのもまた事実。 ……こういう時は誰かに頼ろう!! というわけで……、助けてブリミル様! ……ただ教会に教えてもらいにいっただけだけどね。 とりあえず、覚えている知識はなるべく保存しておきたいし? こっちの文字を知って置けばカモフラージュにもなるんじゃないかなと。 勉強の合間にコツコツ書き留めておこうと思うわけですよ。 ふっふっふ、俺の秘密技をなめてもらっては困るぞ? 爆薬で死んだのは伊達ではないのだ。科学に関しては教科書を丸暗記しているといっても過言ではないだろう。 ちなみに芸術と保健体育も自信あり。 そのほかの教科はさっぱりでオール1だったけどなー。 興味があることには無類の集中力を発揮する、それが俺クオリティなのです。 まぁ、変態の変態たるゆえんはその辺りなんだけどねー。 「人が知らなくてもいいことを知ってる男」ってのが俺の代名詞だったよ。 それはともかく、書き写そうにもインクも紙もねぇよ。 一体どこまで……、だけど俺負けないんだからね! いいだろう作ってヤンよ! 木からか! 木から作れば満足か!!  インクもか! いいだろう任せなさい!! アー、そうなると脳に栄養が必要だ。日本食も食べたいな。 麹育ててみるかなー。 漫画でやってたし。かもすぞ? ああそうだ、大豆がねぇー……。 だが必ず見つけ出してやる! 白米もな!! どこまで自力でやればいいんだ? 特訓もしないといけないんだぞ? もっとも、まともに動けるようになるのが先だけどなー。
第一話 しばらくして、俺にもようやく状況が飲み込めてきた。 とんでもなく大変だったよ。 ベッドから動けないし。 基本盗み聞きなんだけど、赤ん坊だからなのか眠いのなんのって。 調査の結果どうやらここは、ハルケギニアのトリステイン王国っぽいことはなんとなく推測できた。 しかも、俺は完全無欠にどこをどう見ても平民なんだよなぁこれが。 おそらくゼロ魔……だよね? しかし……、こんな理不尽あんまりじゃないか? 神様よ? 普通、こういう転生とかって、チートな能力があったりするもんじゃないのん? もしくは、せめて貴族の生まれで現代知識使って内政したり。びっくり魔法使って、周囲をあっと言わせたりとか。 あるいは、出版とかどうよ?  物語アレンジして書いてって……。 そんな金なんてあるわけねぇし。 しかも、よりにもよって貴族至上主義のトリステインとは……。あれ? どうしようもない? ……ふっふっふ。だが神よ、甘いぞ? この程度の苦境、どうということはない! 変態を怒らせるとどうなるか教えてやらねばならないようだな! いつの日か、この一般平民から成り上がり、見事幸せになってみせるさ!  ……いや、それだけじゃあ生ぬるいな。 どうせなら才人ではなく、この俺様が英雄として君臨するってのはどうだろう? 原作キャラは俺の嫁じゃ! ざまみろ才人め!みたいな?  目標は高くってね! 妄想に浸っていたら、いつのまにか俺を巨大な影が見下ろしていたのだけれど。 ……アー、ですからね? お母様?  お願いですから、オムツを替える時は目線を逸らしていただけると……、アー。 おっきいほうとかマジで勘弁。 ぐぐぐ、屈辱! こうなれば、活動開始は早いほうがいい!!  首が据わったら、歩けるように特訓だ! 目指せ二足歩行!! バブデシ! バブデシ! 誰も見てないところで特訓特訓!! バブデシ! バブデシ! 捕まり立ちの次は腕立てでもするか! バブデシ! バブデ……アー、体あがらね。

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