東方擬態録


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東方擬態録【トウホウギタイロク】

東方擬態録とは、七峰来駕創作大系の「七峰来駕三部作」における第一作であり、「現実からの完全な逃避、あるいは現実逃避からの帰還」を描こうとした作品である。
その名の示すとおり東方projectシリーズから着想を得た作品だが、本作品を書くに至るまで来駕は基本的に脳内作品を表に出さず、
それも以前は2ちゃんねるのAA長編モノを噛み砕いた二次創作が来駕内の主流であったため、本作はまさに試験的・意欲的な作品であったといえる。
実際、来駕において初のオリジナルTSF小説とも言えるが、TSFそのものよりも東方メンバーでの百合プレイが望まれていたと思われる。

ストーリーは、八雲紫の気まぐれによって神隠しに遭った七峰来駕がその内に眠る「擬態する程度の能力(物理的な攻撃を受けた後、その相手に変身できる)」を覚醒させ、
7日間の間幻想郷中を駆け巡り、その末に怪異・ドッペルゲンガーとして幻想郷に留まるか、能力を捨て外の世界(現実社会)に戻るかを迫られるというもの。
紫に問われる7日目が満月で、それ以前に上白沢慧音の姿を得ていた来駕は自身の全ての記憶を「なかったこと」にすることが可能であるため妖怪変化が可能となるのである。

これが書き起こされようとしたのがちょうど2010年頃の8月1日で、そのため舞台は夏だったのだが、
「永琳の薬とにとりの機械で永遠亭の兎から来駕の複製を作り出して外の世界に送り込む」という極めて保身的なシナリオを描いてしまったことと、
所詮7日間を事細かに描ききることができなかったため事実上の霧散と相成ってしまった。
これらの1・2話は当時のブログに書かれていたが、記事もろとも消去しているため現在は見ることは出来ない。だがテキストデータ自体は今も保存されている。

現在「新訳版」としてこの作品をリメイクしようという動きがNO NAME内に存在する。
擬態能力を持つ男性が紫の気まぐれで幻想入り、という基本設定は変わらないものの、主人公があくまで「私」である(七峰来駕でもあり、でもない)ことと、
その主人公が記憶喪失で、博霊霊夢の姿で目を覚ますところからスタートする、「七つの大罪」をテーマにした異変を解決するために7日間を生きる、という
大幅な設定変更をすることで合意を得たとされている。

当時より東方側の設定も増えたため作品化はなかなか難しいかもしれないが、同人誌化するための地盤を固めつつあると考えてもいいだろう。