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京極夏彦には珍しいギャグ小説である。
なんてしたり顔で言えるほど、京極夏彦の作品を読んだことは無い。
なにしろこれが始めての作品だ。
しかし、京極夏彦と言えば文庫とは思えない厚さと、血も凍るような妖怪もの!に硬い文体というイメージしか無かったのも事実。
とは言え、こんな表紙に京極夏彦の名前がついていたのだから、驚き桃の木20世紀である。
中身は京極夏彦の完全自己満的なギャグである。
しかし、はてはてこれが心地良い。
文庫本に際し、色々とネタをいじくってるのがかなり好印象で、ギャグとしても"イケ"てた。
例えば次のようなところである

「ははあ。僕の自慢の綾波の転校生ヴァージョンが欲しいのか」
「違うよ」
「じゃあ復刻版のバイラスのソフビ」
「違うよ」
「古かった? じゃあ鋼の錬金術師の絵コンテか」
「あのな、お前の話のパートは時事ネタ流行ネタだしさ、古くなるのは解るよ。だから文庫にする時に変えちゃうってのはまだ解るけどさ。前の残したまんまネタ増やすなよ」

……総じて物語の登場人物のセリフとは思えないセリフがぽんぽん飛び出してくるのだ。
"地の文"について登場人物がうんぬん語りだすシーンでは、PSかまいたちの夜の某シーンを思い出したのは僕だけではあるまい。
どっちが初出かな?
他にも毎回のサブタイトルが有名なベストセラーをパロったタイトルなのも面白い。
『すべてはデブになる』『パラサイトデブ』……etc

とりあえず、万人に薦められる本では無さそうだ(苦笑
でも興味が沸いたらぜひ手にとって欲しい一冊です。

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