Quo Vadis

深爪 著者:中山可穂

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あらすじ 裏表紙より
どうしようもなく好きになった。体が溶けるように求め合い、もう二度と離れられないと知った。運命の恋なのに、涙が止まらない。何故ならあなたは人妻だから――。強く惹かれあい、もつれあい、傷つけあう二人二人の女性「なつめ」と「吹雪」。幼い子供を守るために、壊れかけた家庭を再生しようとする「マツキヨ」。相容れぬ二つの絆で結ばれたものたちが織り成す、愛と赦しの物語。

また、当然のようにレズものです。
仕方ありません、作者が作者だから。
今までいくつかこの作者の本は読んできたけれど、今回の一番の注目点は、男性の「マツキヨ」の存在。
一人だけ、優しく、暖かくて、理想を絵に描いたような夫の「マツキヨ」。
一人の男、一人の父親として真摯な姿勢に心打たれた。
そして衝撃を受けるのは、その「マツキヨ」すら捨てられるという話。
その愛が利己的すぎるように見えるのは、まだ僕が子供ということだろうか。

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