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21世紀初頭、世界は一見平穏に見える。
20世紀末に騒がれた終末論騒ぎはどこへ消えてしまったのかと思えるほどだ。
しかし世界は確実に蝕まれており、人々が気づかないうちに、絶望的な状況へと変わってきている。

各地の霊的バランスが崩れ始めており、その歪は異常気象として観測されている。
今までに類を見ない、旱魃、洪水、大地震、大噴火が起こっている。
そして温暖化やオゾンホールなど地球そのものの異常や、太陽の異常活動なども観測されている。

天災だけではない、人災も様々な形で起こっている。
各地での民族紛争は終わりを見せるどころか、活発化しており、世界規模でテロが発生している。
一見平和な日常でも、強盗や殺人事件といった凶悪事件の発生率が増加している。
特に子供や老人といった弱者を対象とした凶悪事件が後を絶えない。

だが多くの人々は、それらを対岸の火としか見ていない。
よもや自分に降りかかるはずがないと、根拠のない自信に満ちているのだ。

世界のほとんどの人間は〈眠りしもの〉であり、先進国の人間ほど「科学的常識」に支配されている。
これは一種の信仰にも近いものがある。
通常、信仰や想いは対象がはっきりとしており、場所や神族、空間などに力を提供する。
そうして想念は解消されていく。(稀に漠然とした恐怖心が都市伝説を生み出すこともあるがそれは些細な例である)

しかしこの科学至上主義信仰の想念はどこに行くでもなく漂っている。
そのため現実界にいつまでも残り、現実界そのものを異界化させようとしている。
実際はこの想いこそ、霊的なバランスを崩している元凶なのである。

霊的バランスが崩れている現在、力の弱った神族も比較的容易に現実界に影響を与えることができ始めている。
民族紛争や、国際的テロはこれに端を発していることが多い。
だが同時に力の強い神族たちも、これを機にかつて果たせなかった、他神族の掃討にかかっており、その余波で現実界はさらなる悪化を招いている。
西洋科学はヘブライ神族ルシファー神派が人間にもたらしたものだと言われている。
もちろん諸説あるため真実ではないかもしれない。
もしそれが事実ならば、この壮大な陰謀は確実に実を結びつつある。




6-1.日本

21世紀に入っても、20世紀末からの不況はまだ重くのしかかっている。
不況の影響からか、凶悪事件の発生率も増加し、かつては世界一安全な国とまで言われた国が、今では犯罪者の天国と化してしまっている。
犯罪の増加率が高く、より残虐性を増している。
また某国による国家的拉致問題や核兵器問題、隣国とのわだかまりも解決していない。

日本政府は秩序回復と国際テロ組織に対抗するため、ついに憲法第九条を改訂し、自衛隊を自衛軍と認定し正式な軍隊と位置付けた。
これに関して国内世論はもちろん、韓国、北朝鮮、中国といった海外からの非難も相次いだ。
だが米、英、露、仏といった国々の支持を取り付けたことにより国際的にも認められた。
背後に何かしらの動きがあったことは間違い無い。

銃刀法(銃砲刀剣類所持等取締法)は未だ健在であるが既に形骸化してしまった。
一般人が銃器や刀剣類を所持することは禁止されているにも関わらず、ちょっとした路地裏に入れば、かなりの数の銃刀類が出回っている。
これは水と安全はただで手に入るという神話から脱却し始め、自分の身は自分で守るという意識が、日本人の中にも膨らんできている証であろう。
だが簡易に武器が手に入るという現状は、より凶悪な事件を多発させる原因にもつながり、自衛のためと称して武器を手にする人間が増えている。
つまるところ悪循環を招いているのだ。
警察も所持しているだけならば、取り締まることは無くなってしまった。
いや警察としては取り締まりを行いたいのであるが、あまりの流通規模に手が出せなくなってしまっているのだ。
そのため重要なポイントでのみ所持品のチェックを行う程度しか出来なくなってしまっている。
自衛軍はこの状況に目をつけ、ことある毎に警察に治安回復を名目とした出動依頼をするようにと圧力を掛けてきている。
警察は自らの名誉のためこれを断っているが、それがいつまで続くかは不明瞭である。

科学技術の進歩は目覚しく、夢であったはずの二足歩行型ロボットも次々と生まれている。
また自立型ロボットの成功例も現れ始めている。
自衛軍もこれに目をつけ、軍用ロボットという絵空事を真剣に討論している。
ロボット以外にも兵器の技術革新も進んでいる。
トラックで牽引できるほど小型化した荷電粒子砲や電磁波を用いた幻覚発生器は実験段階にまでこぎつけている。
中には直接プラズマ炎球を発生させる装置や重力波を制御するといった兵器まで開発しようという噂が流れている。

他方、超常体の出現頻度は、中東、アメリカに次ぎ世界第3位にある。
しかし一般人には凶悪時間が増えてきたという認識しか存在していない。
(このことが一般人をより一層武装化させるきっかけにもなっている)




6-2.アメリカ合衆国

善しにせよ悪しにせよ、最も典型的なキリスト教国家であるアメリカ合衆国は、独善的かつ攻撃的なヘブライ神族の性格をそのまま引継ぎ、世界の警察を自認し、強大な軍事力をもって他国の内政に干渉している。
特に「新世界秩序」構想を打ち立て、全世界をアメリカ化させることには躍起になっている。
この背後には各神族/神派間の思惑が秘められており、特にヘブライ神族ルシファー神派とベルゼバブ神派が忍び込ませた陰謀が如実に現れている。
ルシファー神派は数々のテクノロジーを提供し、超兵器と呼ばれるものを次々と開発し既に実戦配備している。
オーロラ、HARPそしてプラズナーと呼ばれる超兵器群である。
これら兵器郡はまだ日本を始め他国では実験段階のものである。

ベルゼバブ神派はアメリカ合衆国を現代のバビロニアにするべく画策している。
最終的にはヘブライを打ち倒し、シュメール神族への復活を願っている。
これは中東での絶えぬ戦火という形で実を結んでいる。




6-3.中東
世界の火薬庫こと中東は未だに戦争の火種が消えない。
有名なものとしてはパレスチナ地方の領土問題でがある。これはヘブライ神族のユダヤ神派とイスラム神派との、身内同士の抗争であるが、他神族もこの抗争を利用しようとしている。
きっかけはヘブライ神族がパレスチナ地方を自らの土地と勝手に定めたことから始まる。
今から約4000年ほど前のことだ。

当時そこにはシュメール神族のバール神派の勢力化にあり、エジプト神族より分かれでたばかりの新進気鋭のヘブライ神族がバール神派に戦いを仕掛けた。
結局この戦いはヘブライ神族の勝利となり、敗れたバール神派は散り尻となり、その一部はヘブライ神族ルシファー神派に吸収された。
(正確にはヘブライ神族に吸収され、貶められ、それをルシファー神派が拾った)

その後ルシファー神派バール霊族はルシファー神派とも袂を分かち、ベルゼバブ神派として独立し、ギリシア・ローマ神族に様々な情報とともに、ヘブライ神族を売りつけたという。
こうしたユダヤの民はパレスチナ地方を追われた。

ヘブライ神族はギリシア・ローマ神族報復のためキリスト新派を立ち上げ、ヨーロッパを席巻した。
また一方でイスラム新派を立ち上げ、中東の再支配に成功した。
だがここで、イスラム神派とユダヤ神派、キリスト神派の確執が生まれた。

1次大戦中、イギリスを掌握していたベルゼバブ神派(後にアメリカを活動の中心とする)の陰謀により、イギリスはユダヤ神派とイスラム神派に対しパレスチナを提供するという二枚舌の約束してしまった。
これが現在まで続くパレスチナ問題の最大の要因である。
1948年ユダヤ神派とキリスト神派によるイスラエル建国を機に各神派間の緊張は最高潮に達し、抗争は激化し現在も続いている。

それ以外にもイスラム神派の内部抗争や、ヒンドゥー神族との抗争(もちろん内部抗争も含む)など、歴史的にも古いこの土地柄による抗争が、いくつも繰り返されている。