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詩篇#世界の神々をはじめ、人間たちや様々な生命体の本質は魂にある。
肉体は(物質的な肉体も、霊質的なエーテル体、アストラル体も含め)は本質ではなく、世界からの借り物である。
唯一魂だけがその存在の本質なのである。

人間の魂も神々の魂も元々はこの世界を創造したものより発生している。
神々が自らの魂を分割して分霊をつくるように、人間たちの魂も、この世界より分割されてできた存在なのである。
つまり魂の本質においては、人間も神々も、そして悪魔とされている存在も同一なのだ。

では、ただの人間と神々とを分けているものは何であろうか。
それは自分の魂(本質)がこの世界と同一であるということを、どれだけ自覚しているかの差である。
魂はこの世界と本質的には同一の存在である。つまり無限の力と可能性を秘めている。
本質は同じであるに関わらず、そのことに気が付いている存在とそうでない存在とでは、力に差が出てくるのだ。
この差を〈霊格〉と呼び、魂の霊的進化段階を表す。




2-1.覚醒

覚醒とは自らの本質とは魂であることに気が付くこととである。
しかしその事実に気が付いたとしても、魂そのものに、それに耐えられなるだけの器が無ければ、より上位の〈霊格〉に上がることはできない。
そのためにはより強い試練を克服する必要がある。

覚醒にはいくかの段階が存在する。
〈霊格〉とは、その魂の覚醒段階を表している。
詩篇#では〈霊格〉を0から5までの6段階で表現する。

〈霊格0〉とは、魂の本質に気が付いていないもので〈愚者〉あるいは〈眠りしもの〉と呼ばれる。
一般人の〈霊格〉はこの段階に位置する。
彼らは霊的な資質がないばかりか、自分たちが作り出した「科学的な」という暗示にかかっており、その範囲内でしか物事を考えられない。
科学で証明できないものは信じず、実際に見たとしても、錯覚や気の迷いとして片付けてしまう。
魂や霊、超常体などと言っても、彼らにとっては狂人の戯言にしか写らない。
また魂の宿っていない機械類なども、この段階に属している。

〈霊格1〉は、魂の本質に多少ながら気が付いたもので〈異能者〉と呼ばれる。
一般人よりも高い能力を有し、時には超常的な能力を発揮する。
ただし「科学的な」という暗示がまだどこかに残っているため、この力の源が魂であることを認めていない者も中には存在する。

〈霊格2〉になると、魂の本質について理解を深めたもので〈覚醒者〉と呼ばれる。
自らの本質が2つの側面を持っていることに気が付く。
まさに目覚めた者であり、この段階になると、自らの本質が肉体や記憶ではなく、魂であることを自覚する。

〈霊格3〉は〈転生者〉と呼ばれ、魂とは3つの側面が支えあう構造をとっていることに気が付く。
また自らの前世について思い出す。
前世を持たない場合は〈初生者〉と呼ばれる。

〈霊格4〉は〈神人〉と呼ばれ、自らの魂は3つの側面と1つの核から構成されていることを自覚する。
神界においても重要な地位につく。この〈霊格〉が主神である神族も多い。

〈霊格5〉は〈神〉の領域に入ったもので、5つ目の本質に気がつき、それぞれが対等に自らを構成していることを理解する。
まさに〈神〉と呼ぶにふさわしい〈霊格〉である。
この〈霊格〉の神格はほとんどマナス界と呼ばれる神界を作り出し、そこからより下位の神界を支配する。

各〈霊格〉はヘブライ密教であるカッバーラの「生命の木」になぞらえることができる。つまり覚醒とは、生命の木を登る行為に等しいということだ。

〈霊格0〉 まだ「生命の木」のスタートすら立っていない
〈霊格1〉 「マルクト(王国)」
〈霊格2〉 「イェソド(基礎)」
〈霊格3〉 「ティファレト(美)」
〈霊格4〉 隠された「ダアト(知識)」
〈霊格5〉 「ケテル(王冠)」


〈霊格〉を上昇させるためには、困難を伴う。
神界にいる者たちは、その神界にいる限り、それ以上の〈霊格〉上昇は望めない。
それは神界が自らに心地よい空間であるため、より高みへ至ろうとする渇望が生まれにくいためだ。

また「肉体」という枷こそが「魂」により強烈な試練を与えるのだ。
より強い試練/困難なくして、高い〈霊格〉に覚醒することは無い。
覚醒した魂は肉体が死すとも、〈霊格〉はそのまま保たれ、自らの神界へと帰還する。
元の〈霊格〉を超えることもある。

実は〈霊格5〉以上の〈霊格〉も存在する。
この詩篇#世界の真の創造主は〈霊格5〉を超えている。
つまり〈霊格5〉を超えた存在は、新たなる世界の創造主として、次なる霊的進化の階段を登り始めることになる。
次なる霊的進化の段階から見れば、詩篇#世界の神々など、〈愚者〉と変わらないのだ。
だがそのような世界はいったいどのような世界なのか、詩篇#世界からは想像もつかないため、取り扱わないこととする。




2-2.転生

現実界に生まれるほとんどの魂は、霊団と呼ばれる、大きな魂の塊より生じる。
この霊団は記憶も個性も無く、すべてが混ざり合った混沌とした存在である。
覚醒することなく死んでいったものは、ほとんどこの霊団へと還っていく。
霊団は各神族(神界)ごとにも存在するが、現実界そのものにも存在している。
信仰心を持つものは各神族に吸収され、無信仰のものたちは現実界の霊団に吸収される。
霊団は世界を構成する材料として利用されるケースが多い。
(現実界に存在する霊団が一体なんの材料となるのか不明な点は多々ある)

彼ら霊団より生まれた魂は「前世」は存在しない。
まれに「前世」らしき記憶を持って生まれることや「前世」らしき記憶を思い出すこともあるが、それは霊団に吸収された他の魂の断片的な記憶であり、個々の魂の「前世」では無い。
だが紛れも無く、本物の「前世」をもって生まれる魂も存在する。
それが〈転生者〉と呼ばれる者たちで、そのすべてが各神界より派遣された魂なのである。
(稀に霊団出身の魂が覚醒することがある)

彼ら〈転生者〉の目的は大きく分けて3つ存在する。
1つ目は現実界に神族の存在を知らしめ、信仰を集めること。
2つ目は現実界での代理戦争に勝利をもたらすこと。
3つ目は本体の〈霊格〉を上昇させるための手段として、分霊を転生させること。

往々にしてこれら目的を兼務して転生する場合がほとんどである。
しかし最近は、2つ目の代理戦争を目的とした〈転生者〉が相次いでいる。

転生により受肉することは、自由な魂に肉体という枷をつけるという非常に苦痛を伴う行為である。
しかも高い〈霊格〉を転生させるためには、受け入れる肉体にも非常に強い負荷をかけてしまい、受肉そのものが失敗してしまう可能性が有る。
そのため一時的に〈霊格〉を下げ、記憶を封印し、無垢な状態にしてから転生に臨むのである。
無垢なる存在となってしまうため転生した魂は、他の神族からも影響を受けてしまう可能性が有る。
しかしそれらデメリットよりも、メリットの方が多いため転生というシステムを利用するのだ。

神界より現実界へ直接影響を与えることは非常に難しい。
超えなければならない壁は高く、また無理な影響は世界そのものが拒絶してしまう。
これは世界そのものが持つ、自己保存本能のためといえるであろう。

無理をすれば神界の存在が直接現実界に姿を顕現することもできるが、それには莫大なエネルギーが必要となる。
特に主神クラスの存在がそれを行おうとした場合、神界のエネルギーをすべて使い切ってしまうことにもなりかねない。
確かにそれによる効果は計り知れないが、自らの世界を破壊してしまう愚行を犯すわけには行かない。
万が一神界が崩壊してしまったら、自らの帰還先と力の源の双方を同時に失うことになるのだから。

しかし現実界の存在が覚醒して〈霊格〉を上昇させた場合、さほどの無理をせずに、神界との接点を作り出すことができる。
しかも小規模な影響ならば、無理なく及ぼすことができる。
そこで転生させた魂にわずかずつ影響を与え続け覚醒を促す。
覚醒さえすれば、結果的に神界の存在が現実界に顕現するのと同じ結果を得られることにつながるからである。



2-2.分霊

分霊とは魂の一部分を切り分けて作り上げた新しい魂である。
基本的に元の魂と同じ存在であるが、切り分けた分の力しか持たない。
本体と分霊とはいかなる視覚や感覚でも捉えることは出来ないが、確実につながっている。

分霊を作り出すメリットはいくつかある。
本体自ら赴くことの出来ない他の神界へ偵察を出す場合。
先の転生者のように現実界に影響を与えるための場合もある
だが本体自らを強力にするためというためだけに分霊を作る場合もあるのだ。

覚醒はその分霊の存在力を高める。
覚醒したその分霊を再吸収することにより、本体はより強力な存在となることが出来るのだ。

〈霊格〉の高い存在は、自らの〈霊格〉を上昇させることが難しくなる。
「肉体」という枷も無ければ、〈霊格〉を上昇させるほどの試練や困難に立ち向かうことも無いのだ。

そのため彼らは、自らの魂の一部を切り出し、分霊をつくり、現実界へ転生させる。

そうして分霊が高い〈霊格〉になり、自らの元に帰還したとき、分霊を再度吸収し、その〈霊格〉を自らのものとするのだ。
ただし自らと同じ〈霊格〉に至った分霊を1体や2体吸収したところで、本体の〈霊格〉は上昇しない。
本体の〈霊格〉を上昇させるためには、数十~数百の分霊を吸収する必要がある。

しかも、もし分霊の側が本体の〈霊格〉より上になってしまった場合は、逆に本体が吸収されてしまう危険性もある。
さらには〈霊格〉を高めた分霊が、新たなる神格となってしまうこともありえる。そうなってしまうと、元のつながりは完全に絶たれてしまい、本体の〈霊格〉上昇は望めない。
そればかりか、本体と対立関係を生むこともしばしばある。
それでも分霊を転生させる神々は後を絶えない。

また稀に神族同士の抗争という神界そのものの存亡に関わる事件が起こる。
その場合も存在自体を消去さえれてしまう恐れがあるため、本体自らを危険な目にあわせるような行為はとらずに、分霊を差し向けることになる。



2-3.初生者

転生者と対をなす存在が、〈初生者〉と呼ばれる者たちである。

彼らは覚醒をしていながら、どの神族にもどの霊団にも属していないという稀有な存在である。
(極々稀に霊団より発生した魂も覚醒して〈初生者〉になることも有る)

彼らほとんどは、この世界そのものから、直接分裂してきた、まさに生まれたばかりの魂であり、非常に強い力を有している。
その理由をたとえるならば、魂が濃いと表現すべきだろうか。

分霊を作ればその分だけ魂を分割することになる。つまり薄まっていくのだ。
(もちろん分霊を再吸収しなおせば元の状態に戻る上、高い〈霊格〉に覚醒した分霊を吸収すれば、分霊を作る前よりも強い存在になれる)
しかし初生者の魂はまったく分霊を作ったことの無い魂である。
その分潜在的に持っている力は、他の存在よりも大きいのである。

彼ら〈初生者〉は非常に強い力を持っているが、どの神族にも所属していないため、各神族は彼らを自らの陣営に加えようと躍起になる。
自分たちの神族に加われば、強力な味方となるためだ。(場合によっては直接吸収したいと考える)
だが敵対神族に加われば、強力な敵となってしまう。
そのためもし敵対する神族の手に落ちそうになれば、それを阻止するために、存在そのものを消滅させようと熾烈な攻勢にでる。
こうして〈初生者〉のほとんどは、いずれかの神族に属するか、死して帰還すべき世界を見出せず、現実界の霊団へと吸収されていってしまう。

〈初生者〉は〈転生者〉のそれとは比べ物にならないほど過酷な運命が待っているのだ。
だが極めて稀ではあるが、自らの神界を作り出し、新たなる神族を形成してしまう〈初生者〉も存在する。
曼荼羅佛族の釈迦は〈初生者〉でありながら神族を形成した例である。
最も今では自らの分霊と他神族からの神々に曼荼羅佛族をゆだね、本体はさらに霊的進化を遂げ、次なる霊的段階に達しているという。