最終更新日時: 2009/10/24
はじめに
- 手順は USB-Knoppixではじめよう に従いました。
- knoppix は以下を使いました。
- knoppix_v5.3.1CD_20080326-20080520-AC.iso
- knoppix_v5.3.1DVD_20080326-20080523-AC.iso
- syslinux は syslinux-3.82.zip を使いました。
- 古いバージョンのセットアップも参考になります。 → knoppix setup
( おまけ: knoppixでの ポート・スキャンの参考 → nmap )
作業
- CD版 Knoppix をダウンロードし CD-R に書き込む。 または
DVD版 Knoppix をダウンロードし DVD-R に書き込む。 - CD版 Knoppix を起動して 4GB USBメモリ を初期化する。 または
DVD版 Knoppix を起動して 8GB USBメモリ を初期化する。- USBメモリを接続してから QTpartedを起動する。
- パーティションは次のようにする。
パーティション1 CD版 740MB ( DVD版 4600MB ) fat32
パーティション2 残り全部 ext3 - うまきいかないときは
デバイスを右クリックして「新規パーティションテーブルの作成」を実行する。
- windows で起動し直して ( もしくは 別の windows PC で )
CD-ROM または DVD からの起動に必要なファイル をUSBメモリにコピーする。- boot フォルダ内の isolinux フォルダ
中のファイルをすべて USBメモリのルート直下 にコピーする。 - isolinux.cfg ファイルのみ さらに syslinux.cfg の名前でコピーしておく。
- boot フォルダ内の isolinux フォルダ
- syslinuxを実行して USBメモリから起動できるようにする。
- syslinux-3.82.zip の win32\syslinux.exe のみを解凍し
コマンドプロンプトを開いて その中にドラッグして
syslinux.exe -a 'USBメモリのドライブ名':
を実行する( -a はアクティベートの意味 )。 - これで knoppixの起動画面は表示されるようになるので
USBメモリからうまく起動できないときは ここまでを何度も繰り返す。
windowsで USBメモリ全体を初期化 してから試すとうまくいくこともある。
Linuxで 容量を変えて初期化しなおす方が効果的なよう。
- syslinux-3.82.zip の win32\syslinux.exe のみを解凍し
- Knoppix の必要ファイルを CD-R または DVD-R から USBメモリ にコピーする。
- KNOPPIX フォルダ
フォルダごと USBメモリのルート直下 にコピーする。 - ハッシュのチェックは md5make がうまく動かないようなので
HashChecker を使用。
- KNOPPIX フォルダ
- USBメモリで起動する。
- 再起動時にUSBドライブが認識されないときは
Knoppix 起動時のオプションに noeject を指定するのがよさそう。
- 再起動時にUSBドライブが認識されないときは
Knoppix起動時のオプション
- syslinux.cfg を修正する。
- オプションの説明は knoppix-cheatcodes.txt にある。
- DEFAULT linux の設定を変える。
APPEND の冒頭に以下を追加する。
noswap nodhcp noeject myconf=scan - TIMEOUT を 100 に変更する。
- LABEL knoppix の設定をコピーして LABEL usb_knoppix を作り
APPEND の冒頭に以下を追加する。
noswap nodhcp noeject - LABEL knoppix の設定をコピーして LABEL myconf を作り
APPEND の冒頭に以下を追加する。
noswap nodhcp noeject myconf=scan
起動後の作業用ツール
- あらかじめ 作業用ツールをコピーしておくと あとの作業が楽になる。
起動後の自動処理の設定
- ネットワークの設定 等
- Knoppix - Network/Internet Configuration を実行して
ネットワークカードを設定し
パーティション2のドライブの ルート直下に myconf フォルダを作り
以下のファイルをコピーする。
/etc/network/interfaces IPアドレスの設定
/etc/dhcpc/resolv.conf DNSの設定
- Knoppix - Network/Internet Configuration を実行して
- X起動後の自動処理の設定 等
- たとえば myconf フォルダの中に apache2.sh や sshd.sh を置く。
- knoppix起動後の自動処理
- パーティション2のドライブの ルート直下に knoppix.sh を置く。
- 以下は knoppix.sh の例( クリックで表示 )
apache2の設定
- サイトの設定
- 設定ファイルをコピーして
cp /Folder-somewhere/Local-site /etc/apache2/conf.d - 設定ファイルを読み直す。
/etc/init.d/apache2 reload
- 設定ファイルをコピーして
- OpenTaskの設置
- 必要なフォルダを作り パーミッションを設定する。
unzip -X opentask_1_0.zip - /var/www フォルダの中にシンボリックリンクを作る。
ln -s /somewhere/opentask /var/www/task-share
シンボリックリンクの名前が サイトの名前になる。 - .htaccess でアクセス権を設定する。
- 必要なフォルダを作り パーミッションを設定する。
- FreeStyleWikiの設置
- 必要なフォルダを作り パーミッションを設定する。
./setup.sh - フォルダの所有者を knoppix:knoppix に変える。
chown -R knoppix:knoppix /someWhere/FreeStyleWiki - /var/www フォルダの中にシンボリックリンクを作る。
ln -s /someWhere/FreeStyleWiki /var/www
- 必要なフォルダを作り パーミッションを設定する。
sshdの設定
- アクセス許可のファイル
- /etc/hosts.allow
sshd : 192.168.x.xx : ALLOW など
この設定を入れておくと 最初の応答がすばやく返ってくる。 - /etc/hosts.deny
- /etc/hosts.allow
- 設定ファイル
- /etc/ssh/sshd_config
UseDNS no を入れておくと ユーザ名を入力してからの応答が
すばやく返ってくる。
鍵だけの認証にするときは 次の2行を入れておく。
PasswordAuthentication no
ChallengeResponseAuthentication no
- /etc/ssh/sshd_config
- ホストの鍵
- /etc/ssh の中の
ssh_host_key , ssh_host_key.pub
ssh_host_rsa_key , ssh_host_rsa_key.pub
ssh_host_dsa_key , ssh_host_dsa_key.pub
- /etc/ssh の中の
- knoppixの鍵
- /home/knoppix/.ssh の中のauthorized_keys
- これらのファイルを myconf フォルダの中の ssh フォルダにコピーしておいて
knoppix.sh の中で設定すればよい。
- 起動と再起動
- 起動 /usr/sbin/sshstart
- 再起動 kill -HUP `cat /var/run/sshd.pid`
その他
- PS2マウスが動かないが usbマウスも接続 しておくと なぜか動く。
- Atheros社ネットワークカードへの対応
- Atheros AR8121/AR8113/AR8114 PCI-E Ethernet Controller
デフォルトではカードが認識されない。 - ドライバの作成( PC添付CDを使うとき )
linux-v1.0.0.7/src フォルダ内で 次のようにコンパイルする。
KBUILD_NOPEDANTIC=1 make install - ドライバの作成( メーカーサイトからダウンロードするとき )
AR81Family-linux-v1.0.1.0.tar.gz を メーカーサイト からダウンロード
して展開し srcフォルダ内で次のようにコンパイルする。
make install
展開時にエラーが表示されるが 無視して構わない。 - ドライバのインストール先
/lib/modules/2.6.24.4/kernel/drivers/net/atl1e/atl1e.ko
これを myconf にコピーしておく。 - ドライバの設置
knoppix.sh に以下を追加しておく。
- Atheros AR8121/AR8113/AR8114 PCI-E Ethernet Controller
- zipファイルの文字コード変換
- ./zip_u2s.pl filename.zip
ファイル名を utf8 → sjis 変換し filename_sj.zip に書き出す。 - ./zip_s2u.pl filename.zip
ファイル名を sjis → utf8 変換し filename_u8.zip に書き出す。
- ./zip_u2s.pl filename.zip
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