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-人間不信 ミズキは今の両親の実の子供ではない。 実は、ミズキの母が強姦魔に襲われてできた子供なのだ。 母親やその両親は生むのを猛反対したが、本当の血の繋がりのない父親だけが 命を粗末にするんじゃないと、生むことに賛成した。 そうしてミズキが生まれる。 しかし、母親は得体の知れない血の混じった自分の子供を どうしても受け入れられず、邪険に扱ってしまう。 幼いミズキでも嫌われていることは何となくわかっていた。 それでも父親だけはミズキを実の子供のように可愛がった。 大きな休みがくると自分の職場(サブウェイ)にも連れて行った。 ミズキは父が大好きだった。 ミズキが18歳のころ父親が不慮の事故で他界する。 父親が他界した時に、母親がとうとう耐えられなくなって 父親と本当の血のつながりがないことを話してしまった。 お前は強姦魔の子供だ、と。 あるべき命ではないんだ、と。 ミズキは自分を嫌った。自分は人と関わってはいけないと思った。 自分は子孫を残してはいけないと思った。強姦魔の血は絶やさなければならないと。 と、同時に性を憎んだ。性行為を憎んだ。 子孫を残す行為を快楽としかとらえていない人間を憎んだ。 ミズキはこの真実を知って、ますます父親が好きになった。 父のようになりたいと思った。 そうして、鉄道員になることを決意した。 -ケチャップ ミズキの両親は共働きで、ミズキはいつも一人だった。 両親は早朝に出かけ、二、三日帰ってこないこともある。 そのため、食事は自分で用意しなければならない。 しかし幼いミズキは用意できるはずもなく、冷蔵庫の食べれるものを漁るようにして食べていた。 ケチャップに依存しているのはそのため。ケチャップをかければ何でもおいしく食べられたので それからケチャップを重宝するようになる。 自分はケチャップに命を救われた。むしろケチャップが命だ、と。

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