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プロロ~グ」(2007/05/29 (火) 02:16:47) の最新版変更点

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( ´ω`)「腹減ったお・・・」 部屋を見渡すが食べられそうな物は何一つない。 いや、正確には『見付けられない』だろうか。 部屋の中は散乱したゴミと、衣服で埋め尽されている。 それでも彼は何か無いかと、 全部引っくり返しては空腹と戦っていた。 ( ^ω^)「!」 ふと白い箱がゴミの中から頭を覗かせていた。 (;^ω^)「名無三・・・」 彼は恐る恐るその物体を手にとる。 グッとした確かな重さと共に、箱を持ち上げた。 ( ;ω;)「やったお!中身が入ってるお!」 それは何年前かに興味本意で買った、 スーパービックペヤング焼そばだった。 意気揚々と開封し早速お湯を入れようとして彼は気が付いた。 (;^ω^)「電気も水道も止められてて、           お湯が作れねーお・・・」 ( ^ω^)「そうだお!コンビニならタダでお湯をくれるお!」 すぐさまお湯をゲットする旅に旅だった。 ( ^ω^)「ずぞぞっ!ずぞぞっ!」 まるでバキュームカーのように、 巨大な容器から麺を吸い上げる。 コンビニの前で人目も気にせずその掃除機は稼働し続ける。 ( ^ω^)「ずぞっ(そろそろ金が尽きてきたお)        ずぞっ(単発のバイトでも探すかお)」 直径1mもある巨大なペヤング焼きそばを1分で平らげたブーンは、 コンビニで求人広告を漁りだす。 ( ^ω^)「なかなか楽そうなのが無いお~」 御所望の楽なバイトが見つからず、 やる気も無さげにペラペラとページをめくる。 その時、本当に小さな広告だがやけに目に付く広告があった。 対象年齢 18~28歳 当日のみのお仕事です。 給与:成功報酬型 基本給:日給1万円+成功時99万円~ ・お仕事内容は簡単なゲームを1日体験していただくだけです!  誰でもできるものです!特に体力に自信のあるかたは奮って御応募ください。 掲載期限 ○月○日 有限会社トゥエンティーフォー ( ^ω^)「!ゲームやるだけで日給1万かお!!!        しかも成功すれば99万以上!!!」 何のゲームかは明らかにされていないが、 ゲームに自信のあったブーンはすぐさま公衆電話を取った。 ( ^ω^)(でも、そんなに報酬が出るならよっぽど難しいゲームなのかお) ぴぴるぴるぴる!ぴぴるぴる! ガチャ 「お電話ありがとうございます、トゥエンティフォーです」 聞くからに惹かれる声。 間違いなく美人に違いない。 (* ^ω^)「済みませんお、※1ワークインザ・ビップを見て電話しましたお」 ※1ワークインザ・ビップ VIP内最も多いい求人フリーペーパー 「お問い合わせありがとうございます。  ゲーム体験の御応募でよろしいでしょうか?」 ( ^ω^)「ですお!是非やらせて欲しいですお」 「ありがとうございます。それでは受付を致しますので、   お名前、ご住所……」 色々な個人情報を相手先に教えた上で、 アルバイトの日時を言われた。 「それでは、明日の午後8時よりゲームのスタートとなります。  内藤様は夕方5時にVIP駅前シャトルバス乗り場までお越しください」 ( ^ω^)「把握しましたお」 「それでは後日お待ちしております」 変な受付電話だった。 アルバイトなのに、履歴書も必要なく 家族の事まで聞かれた。 まぁ、あんだけ報酬が出るんだから成功は無理だろう。 日給の1万だけでも貰えればいいや。 そんな気持ちでいた。 気楽な感じで…。 ~翌日~ (; ^ω^)「ここでいいはずだお…」 既に周りは暗くなり始めている。 遠目に24と書かれたバスが見えた。 バスの横では添乗員らしき女性が紙に何かを記入しながら 応対しているのが見える。 ソロソロと近づき話しかける。 (; ^ω^)「あのー、すみません        先日お電話したものですが…」 从'ー'从「あ、お名前をお願いします♪」 かわいい (* ^ω^)「内藤ホライゾンですお」 从'ー'从「内藤…内藤っと、あ!ありました。        座席は18番になります~。        お弁当と飲み物を受け取ってくださいね♪」 思いがけない食事だ! 対応も良い、事務員も可愛い 何かいい事が起きそうな気がした 从'ー'从「本日はお越しいただきまして、誠にありがとうございます。       乗務員の渡辺です、本日1日よろしくお願いします」 バスが走り出し、事務員さんがマイクで喋りだす。 从'ー'从「今回は20人もの方が参加してくださいました。        お弁当を食べながらでも結構ですので、        お渡しした書類に目を通し、ご記入お願いします」 渡された書類には、ゲームによって生じた身体的影響、 万が一の怪我などの保険の事が書いてあった。 また、その保険の料金は、全額会社側で負担してくれる旨。 ( ^ω^)「ハムハムッ!(僕が出さなくていいなら何の問題も無いお)」 ('A`)「…」 ( ^ω^) ! 隣に座っている根暗そうな男が、穴が開きそうなほど書類に見入っている。 ( ^ω^)「そんなに心配することないお!        もっと気楽に行けばいいお」 ('A`)「ん?あ、あぁ…」 ( ^ω^)「僕はブーンだお、君もゲームが得意なのかお?」 ('A`)「いや、先月リストラされて金に困ってな…」 (; ^ω^)「そうかお…(こうはなりたくないお)」 ('A`)「そうだな…何でも考え込むのは悪い癖だ。     気楽に行こう!俺はドクオだ、今日一日よろしくな」 ( ^ω^)「よろしくお願いしますお」 そんなこんなでバスは市内を出、 山奥へと走っていく。 ゲームの体験テストでこんな山奥に? と、流石に周りの参加者もざわざわしだした。 ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、渡辺さん?」 耐えかねたのか、ドリル髪した女が渡辺さんに問いかける。 从'ー'从「はい、なんでしょう?」 ξ゚⊿゚)ξ「ゲームのテストでこんな山奥まで行くの?」 从'ー'从「申し訳ありません、       当社の意向でして、自然の多いところでのテストが望ましい。       との報告があるんです」 マト^д^)メ「気を使ってくれてんだな」 ξ゚⊿゚)ξ「まぁ…しょうがない…か」 从'ー'从「御理解、ありがとうございます」 それから1時間ほどうねうねした山道を走り、 ようやくバスが停まった。 从'ー'从「皆さんお待たせしました。       到着しました、バスから降りてください~」 ( ^ω^)「長旅で疲れたお~」 ('A`)「ここ…は?」 見渡す限り森森森 まるで樹海のような深い森の中に、 明らかに場違いな立派なビルが建っていた。 だが、そのビルからは有刺鉄線が左右に伸び、 その奥には何人とも立ち入れないような柵が作られている。 鬱蒼とした中に聳え立つビルは、なんとも奇怪でいて そして不気味だった。 ξ゚⊿゚)ξ「へぇ~、こんな所にこんな立派なビルがねぇ(あるのかお)」(^ω^ ) ( ^ω^)「…」 (*^ω^*) ξ#゚⊿゚)ξ「こっちみんな、この豚」 (; ^ω^)「豚…口の悪い女だお、やっぱりおにゃのこは2次元のほうがいいお」 ξ#゚⊿゚)ξ「顔だけじゃなく、頭も悪いようね」 从;'ー'从「落ち着いてくださいね~。        このゲームは皆さんで一気に参加していただく物になるので、        参加者さんのチームワークも重要ですよ~」 ( ^ω^)(オンラインゲームかなんかのテストかお…?) ξ゚⊿゚)ξ「こんな男と協力するくらいなら、他の人と協力するわよ」 (# ^ω^)「この女…」 (;'A`)「まぁまぁ、ここは暗くて気味が悪いし、     ビルに入ろうぜ」 (# ^ω^)「そうするお」 ξ#゚⊿゚)ξ「ふんっ」 参加者が全員ビルに入っていく。 从'ー'从「こちらですよ~」 通された部屋はガランとしていて、 部屋の真ん中にリュックサックがまとめで置いてある。 ( ^ω^)(パソコンは何処だお?) 从'ー'从「それでは、今から当社の代表からゲームの説明がありますので、        その場でお待ちになってください~」 それだけ言うと、渡辺さんは部屋を後にした。 そして入れ替わるように、1人のスーツの男が部屋に入ってきた。 (´・ω・`)「初めまして、トゥエンティーフォー代表のショボンです」 見るからに雰囲気を纏った男。 見た目は怖くは無いのだが、何故かとてつもない威圧感を感じた。 (´・ω・`)「これから、皆さんにやっていただくゲームの説明をさせて頂きます」 他の参加者も何かを感じたのか、シーンと静まり返り ショボンと言う男の話に耳を傾ける。 (´・ω・`)「これより、PM8時から24時間鬼ごっこをしてもらいます」 (; ^ω^)「お、鬼ごっこ?」 (´・ω・`)「えぇ、24時間鬼に捕まらなければ成功です」 (;'A`)「はぁ…」 (´・ω・`)「説明に戻ります。        範囲はこのビルから有刺鉄線で囲まれている直径2kmの森の中。        如何なる方法を使ってでも結構です」 ξ゚⊿゚)ξ「で、鬼って誰よ?」 (´・ω・`)「鬼さんは全員で5人、後で御紹介します」 男は淡々と話を進める (´・ω・`)「皆さんが何をしてもいいように、鬼も何でもやってきます。       くれぐれも怪我等にお気をつけください」 (;-_-)「怪我って…何で怪我するのさ?」 (´・ω・`)「そうですね…銃とか日本刀とか、鬼の好みで違いますね」 ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ!銃って…」 「ふざけんな!」「やってられるかよ!」「帰る」「氏ね!死ねじゃなく氏ね」 様々な罵倒が飛び交う。 それもそうだ、銃や刀を使う鬼ごっこなんて正気の沙汰じゃない。 (# ^ω^)「そんな危険な鬼ごっこなんて、やってられるかお!」 (#'A`)「そうだ!さっさと帰してくれ」 (´・ω・`)「困りましたねぇ、もう契約は成立してるんですが」 マト#>д<)メ「この詐欺師!」 (´・ω・`)「しょうがない、理解していただくために…」 パンッ! ---- マト#゚д゚)メ・∵. 男が赤と黄色い液体を頭から流し、床に転がる 「うわぁぁぁぁぁああ」「あsfなどfじなおぢさd」「あっちょんぶりけ」 悲鳴が部屋を支配する (´・ω・`)「やれやれ」 パンッ! ショボンがもう1発銃を撃つ 同時に参加者全員がビクッとし静まり返る (´・ω・`)「ようやく、自分達の立場を分かっていただけたようですね」 震えるもの、泣き出すもの、縮こまるもの (; ^ω^) (´・ω・`)「予定通り、PM8時より『ゲーム』の開始です。        ちなみに、有刺鉄線には100万ボルトの電流が流れています。        超えようとか、触ったりとかすれば即死なので気を付けて下さい。        それでは鬼さんを御紹介しましょう」 開いた扉から入ってきたのは初老の男。 だが、肩には古っぽい銃を担ぎ 眼にはギラギラとした力が宿っていた。 / ,' 3 「ふぉっふぉ、荒巻と申しますじゃ」 (;'A`)(!この人は…) (´・ω・`)「知っての通り、彼は荒巻商事の社長さんで、当社のお得意様です」 / ,' 3 「いや~、鳥やら鹿やらを撃つのに飽きちゃってねぇ。       前回の獲物は歯ごたえが無かったから、君らには期待してるよ」 (; ^ω^)「狂ってるお…」 次に入ってきたのは袴を着た、いかにも『好青年』という感じの若い男だった。 腰には侍のように刀を2本差している。 ( ・∀・)「こんにちは、モララーと言います」 (´・ω・`)「彼は剣道の学生日本チャンピオンだ。        実際に人を切る感触を求めて、今回初参加になる」 川 ゚ -゚)「…」 ( ・∀・)「剣を極めるために、申し訳ないですが容赦はしないつもりです」 ξ;゚⊿゚)ξ「あの人…テレビで見たことあるわ…」 次はカットソーにジーンズというラフな格好をした 女の子が入ってきた。 虫をも殺せないような、可愛らしい女の子に見える。 (*゚ー゚)「しぃ、と申します。お初にお目にかかります」 (´・ω・`)「彼女は元看護婦さんで、今回初参加になる」 (*゚ー゚)「人を救うだけじゃなくて、殺すことも勉強だと思い参加しました。      よろしくお願いします。」 (;'A`)「…」 (*゚ー゚)「今まで死は何度となく見てきましたが、       手を下すのは初めてです、殺しちゃった方はごめんなさい」 (,,゚Д゚)「…」 最後は瓜二つの男が2人入ってきた。 迷彩服に全身を包み、銃を背負っている。 ( ´_ゝ`)「流石兄者と申す者、ここでお別れを言っておこう」 (´<_` )「おいおい、兄者なんで侍口調なんだ?」 (´・ω・`)「彼らは流石兄弟。元々サバイバルチームとしてエアガンで野戦ゲームをしていたが、         よりリアルを求めて参加してくれている。今回で5回目だ」 ( ´_ゝ`)「いい声で鳴いてくれよ」 (´<_` )「漫画の見すぎだ」 (´・ω・`)「以上5人が今回の鬼さんだ。        くれぐれも見つからないように。        あ、ちなみに報酬は1人あたり100万の計算で、        全員生き残れば、全員に合計100万ずつ。        参加者は20人だから、1人だけ生還すれば2000万の報酬だよ」 今逃げれば、撃ち殺される。 異を唱えても撃ち殺される。 もはや逃れられない (; ^ω^)                 ('A`;)         ξ;゚⊿゚)ξ  (-_-;)    川 ゚ -゚)       (゚∀゚ ;)    (´∀` ;)          (,,゚Д゚)      ミ゚Д゚,;彡 生き残るためには 『 逃 げ る 事 』 (´・ω・`)「さぁ、ゲームスタートだ。        皆さん、フィールドに散ってください」 こうしてゲームは始まった。 ~( ^ω^)が死の一日に挑むようです~   プロロ~グ 完

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