夜明けの海岸


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薄暗闇の中、男は征く。
男の体はボロボロで、先程の戦いで骨は折れ。
体はギシギシと軋んでいる。
しかし男は確たる足を緩めはしない。
男を突き動かすは、復讐、憎悪、ドロリとした情念。
討たねばならぬ敵が居る。ならば肉体を突き動かし、其れを為すのみ。
その過程で、肉体が幾ら傷つこうが構わない。その都度治せばいいだけの事。
屠った怪物のディパックの中にて見つけた奇妙なる物体を飲み込みと、傷は軽くなった。
動くのに支障が無ければ、その上を望むすべも無い。
しかして、気力だけで立つのにも限界はある。
座して死を待つのみなど考えられず。
怪物を屠った後、西へと向かい場所を探した。
夜が終わるまでの、繰り返すべく闘争。
それに適した場所を。
烙印を刻み込まれた時からの日課。
押し寄せる奇跡の奔流。
其れを砕き、打ち据え、殺し、先に進まねばならない。
今の彼には愛用の武器はない。
しかし、魔神の愛用品。何をも砕く金槌がある。
この、凶悪なる金槌を振り回せさらには一時的な休息を取れる場所。
其れを探した。



そうして、小一時間程西の方へ歩き格好の場所を見つけた。
海岸に木々が固まって生えていた。
木々それぞれはヒョロヒョロと長く、枝が上方に密集している。
見たことも無い木だが気にすることは無い。
魔性も感じられないようだ。
その木の根元にて、じっと蹲り心胆を練る。
金槌は抱いたまま。そうでなければ落ち着かない。
幼少の頃からの彼の性質。
警戒する……死霊は来ない。
警戒する……亡者は訪れない。
警戒する…………


どれ程そうしていただろうか。
辺りに陽光が満ちてきている。
死霊共は顕れなかった。
「っ……」
食事を取っていると、首筋に刻まれし烙印にジワリとした痛みが訪れた。
気配は西の方から感じられる。
己の敵がそこに居る。それだけで十分であった。



男は黒き鎧を着込み、凶悪なる金槌を携え、西を目指す。


【F-8/中央海岸線/2日目/早朝】
【ガッツ@ベルセルク】
【状態】全身軽度の打撲、胸部骨折、腹部骨折。回復カプセルで治療済み、完治には至らず。
【装備】魔神の金槌@DQ5 漆黒の鎧@真・女神転生Ⅰ 
【道具】基本支給品×2、回復カプセル(残り2個)@メタルマックス2:リローデッド 、不明支給品0~2
【思考】
基本:復讐
1:西(F-7)を目指し敵を討つ


039:見えない境界線 投下順 041:楽園の素敵な妖精と通りすがりのお侍の話
039:見えない境界線 時系列順 044:夢の続きの既視感
019:その感情の名を── ガッツ 056:なんとも醜い復讐劇の序章
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