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「一人称安定しないし勝利したし、自殺でもしとくか」 ズキューン!! 【葉隠覚悟@覚悟のススメ 死亡】 【キャスカ@ベルセルク】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】基本支給品、不明支給品1~3 【思考】基本:無し 【備考】蝕以降 |007:[[決起]]|投下順|009:[[森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon]]| |007:[[決起]]|時系列順|009:[[森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon]]| |初登場|キャスカ|:[[]]| |初登場|葉隠覚悟|:&color(red){GAME OVER}| ◇ この異常な状況下において悪夢を見ることなど別段おかしいことではない。 特にその女性、キャスカにとってはそうである。 先程まで幼女が殺し合いの開始を告げた場所は彼女の身に起きた悪夢、蝕の場を如実に再現していた。 記憶も人格も、何もかもを失い赤子の様に振る舞う彼女であったが、 やはり先の光景は心に訴えるものがあったのか、 逆十字学園教室内の隅にて、吹雪の中に体を置いたかのように体を縮こませ震えている。 何かが、足りないような気がする。 教室に掛けられた時計の長身が何歩か歩みを進めた後に、彼女はその様な事を心に思っていた。 言語の記憶を忘れた故に、決して明確に思考を行えたわけではない。 だが、だからこそ心が直接的に彼女に訴えていた。 この様な時に、共にいてくれる誰かがいた筈であると。 探そう、と心が囁く。 探そう、と体が頷く。 思いっきり伸びをする。 少しよろめきながら立ち上がる。 一歩、二歩、足を進ませる。 教室のドアは開いている。 行こう。 彼女にとっての不幸は、前方確認が不完全だったことである。 結果としてキャスカは少年、葉隠覚悟に衝突し、 褐色の肌を若干赤に染めながら、数刻よろめくこととなった。 ◇ 怒りを胸に沈めてはならぬ 怒りは両足に込めて 己を支える礎とせよ 黒髪を短く刈り、口元に浮かぶは決意、そして両の瞳に強き意志を宿す少年、葉隠覚悟。 恐怖に身を震わせることもなく、狂気に目を濁らせることもなく、ただ前を見据えて、歩を進める。 目的はただひとつ、この殺し合いの場にあろうと何一つとして変わらない。 零式防衛術──受け継がれし技術を用いて牙を持たぬ人の剣となること。 そして、速やかにこの殺し合いの主催を討った後、人類抹殺を企む悪鬼、葉隠散──兄であった男を討つこと。 勇敢にも巨悪に立ち向かい為す術も無く殺された剣士、父の仇を討とうとしてあっさりと殺されてしまった少年。 このままでは、再びあの様な惨劇が起こってしまう。 固く握りしめた拳からはうっすらと血が滲んでいた。 歩を進める内に視界の内に収めた建造物、その外観は流石の覚悟をも驚愕させた。 逆十字学園、覚悟の通う学校である。 頭では理解している、体では理解している。 それでも、覚悟の心が揺らいだことを否定出来はしない。 此処に逆十字学園があるということ、その意味。 否が応にも想像せざるを得ないのである。 逆十字学園に向け、駆ける覚悟。 教室内に人の気配を発見する。 急ぎ駆ける。 結果として葉隠覚悟はキャスカを鍛え上げた体で受け止めることとなったのである。 「あー」 成熟した躰から不釣り合いに放たれる喃語は、覚悟に困惑の念を抱かせるには十分であった。 (認識が崩壊している……生来…………いや、下手人が近くに……?) この様な状況下において確実な判断は下せない。 更に言えば、迂闊に彼女を放置すればむざむざと悪鬼に襲わせることとなる。 思考、揺れ動く狭間。 結局の所、覚悟はこの場を動けないでいた。 この様な時こそ彼の相棒である零がいれば良かったのだろうが、 心を繋いだ鎧は神とやらに没収されたらしく、覚悟の手元にはいない。 「うぅ?」 キャスカが童の様な目で覚悟を見上げ、呟いた。 覚悟はその言葉の意味を理解することは出来ない、 だが、その言葉の後、歩み出すキャスカを見て決意する。 その目には意志が宿っていた。 ならば、俺は彼女の歩に合わせよう。 覚悟は完了している。 【キャスカ@ベルセルク】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:基本支給品、不明支給品1~3 [思考・状況] 基本行動方針:??? [参戦時期]:モズグス戦以降 【葉隠覚悟@覚悟のススメ】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:基本支給品、不明支給品1~3 [思考・状況] 基本行動方針:牙無き人の剣となってこの殺し合いの主催を討ち、葉隠散に挑む。 1:キャスカと共に行く [参戦時期]:腑露舞撃破、零奪還直後 [備考]:支給品内に零が無いことは確認済みです。 |007:[[決起]]|投下順|009:[[森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon]]| |007:[[決起]]|時系列順|009:[[森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon]]| |初登場|キャスカ|:[[]]| |初登場|葉隠覚悟|:[[]]|
「一人称安定しないし勝利したし、自殺でもしとくか」 ズキューン!! 【葉隠覚悟@覚悟のススメ 死亡】 【キャスカ@ベルセルク】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】基本支給品、不明支給品1~3 【思考】基本:無し 【備考】蝕以降 |007:[[決起]]|投下順|009:[[森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon]]| |007:[[決起]]|時系列順|009:[[森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon]]| |初登場|キャスカ|036:[[Himmlisch Atem]]| |初登場|葉隠覚悟|:&color(red){GAME OVER}| ◇ この異常な状況下において悪夢を見ることなど別段おかしいことではない。 特にその女性、キャスカにとってはそうである。 先程まで幼女が殺し合いの開始を告げた場所は彼女の身に起きた悪夢、蝕の場を如実に再現していた。 記憶も人格も、何もかもを失い赤子の様に振る舞う彼女であったが、 やはり先の光景は心に訴えるものがあったのか、 逆十字学園教室内の隅にて、吹雪の中に体を置いたかのように体を縮こませ震えている。 何かが、足りないような気がする。 教室に掛けられた時計の長身が何歩か歩みを進めた後に、彼女はその様な事を心に思っていた。 言語の記憶を忘れた故に、決して明確に思考を行えたわけではない。 だが、だからこそ心が直接的に彼女に訴えていた。 この様な時に、共にいてくれる誰かがいた筈であると。 探そう、と心が囁く。 探そう、と体が頷く。 思いっきり伸びをする。 少しよろめきながら立ち上がる。 一歩、二歩、足を進ませる。 教室のドアは開いている。 行こう。 彼女にとっての不幸は、前方確認が不完全だったことである。 結果としてキャスカは少年、葉隠覚悟に衝突し、 褐色の肌を若干赤に染めながら、数刻よろめくこととなった。 ◇ 怒りを胸に沈めてはならぬ 怒りは両足に込めて 己を支える礎とせよ 黒髪を短く刈り、口元に浮かぶは決意、そして両の瞳に強き意志を宿す少年、葉隠覚悟。 恐怖に身を震わせることもなく、狂気に目を濁らせることもなく、ただ前を見据えて、歩を進める。 目的はただひとつ、この殺し合いの場にあろうと何一つとして変わらない。 零式防衛術──受け継がれし技術を用いて牙を持たぬ人の剣となること。 そして、速やかにこの殺し合いの主催を討った後、人類抹殺を企む悪鬼、葉隠散──兄であった男を討つこと。 勇敢にも巨悪に立ち向かい為す術も無く殺された剣士、父の仇を討とうとしてあっさりと殺されてしまった少年。 このままでは、再びあの様な惨劇が起こってしまう。 固く握りしめた拳からはうっすらと血が滲んでいた。 歩を進める内に視界の内に収めた建造物、その外観は流石の覚悟をも驚愕させた。 逆十字学園、覚悟の通う学校である。 頭では理解している、体では理解している。 それでも、覚悟の心が揺らいだことを否定出来はしない。 此処に逆十字学園があるということ、その意味。 否が応にも想像せざるを得ないのである。 逆十字学園に向け、駆ける覚悟。 教室内に人の気配を発見する。 急ぎ駆ける。 結果として葉隠覚悟はキャスカを鍛え上げた体で受け止めることとなったのである。 「あー」 成熟した躰から不釣り合いに放たれる喃語は、覚悟に困惑の念を抱かせるには十分であった。 (認識が崩壊している……生来…………いや、下手人が近くに……?) この様な状況下において確実な判断は下せない。 更に言えば、迂闊に彼女を放置すればむざむざと悪鬼に襲わせることとなる。 思考、揺れ動く狭間。 結局の所、覚悟はこの場を動けないでいた。 この様な時こそ彼の相棒である零がいれば良かったのだろうが、 心を繋いだ鎧は神とやらに没収されたらしく、覚悟の手元にはいない。 「うぅ?」 キャスカが童の様な目で覚悟を見上げ、呟いた。 覚悟はその言葉の意味を理解することは出来ない、 だが、その言葉の後、歩み出すキャスカを見て決意する。 その目には意志が宿っていた。 ならば、俺は彼女の歩に合わせよう。 覚悟は完了している。 【キャスカ@ベルセルク】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:基本支給品、不明支給品1~3 [思考・状況] 基本行動方針:??? [参戦時期]:モズグス戦以降 【葉隠覚悟@覚悟のススメ】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:基本支給品、不明支給品1~3 [思考・状況] 基本行動方針:牙無き人の剣となってこの殺し合いの主催を討ち、葉隠散に挑む。 1:キャスカと共に行く [参戦時期]:腑露舞撃破、零奪還直後 [備考]:支給品内に零が無いことは確認済みです。 |007:[[決起]]|投下順|009:[[森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon]]| |007:[[決起]]|時系列順|009:[[森林に変態の影が/Perverts in the Dungeon]]| |初登場|キャスカ|036:[[Himmlisch Atem]]| |初登場|葉隠覚悟|036:[[Himmlisch Atem]]|

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