世紀末救 世 > 星 主伝説

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星煌く宇宙の中に僕が映る 人の姿をした獣が映っている 嗚呼、なんということだろうか その御美目に僕を捉えた彼の姿はこんなにも美しいというのに 周りが美しいからこそ、その星煌く宇宙のような御美目の中の僕はひどく醜い 二つの宇宙が僕の目の前に迫る 共に来ないか、と優しく僕に語りかける 僕は何も答えられなかった 彼は口元に咲き誇る二輪の美薔薇を僕の口元へと近づける もしも、その燃える口づけを受け入れてしまえば僕はどうなるのだろうか 僕は──── ◇ 美という概念に人の姿を与え、白き聖衣を着せたならば、それはまさしく葉隠散のことだろう。 燃え盛る焔のような髪の毛は一本一本に至るまで天上の者が紡ぐ糸の如し、 その御美目、丹念に磨き上げられたエメラルドすらくすむ程の輝き、 口元には柔らかく淑やかな美薔薇が2輪、 その皮膚の白く柔らかいこと言葉には言い表せず、その爪の先に至るまでまさに美の結晶。 この様な悪趣味な殺し合いに呼ばれたといえど、散の美しさ微塵も衰えることなく、 D-7森林地帯、周囲の木々の中、見事な薔薇として彼は咲いていた。 「踏みしめる土の豊かなこと、周囲の緑たおやかに、そよ吹く風心地良く…………」 元いた世界には無かった溢れる緑、散は全身でそれを味わっていた。 「……だが、哀しいかな散の宿命。この美しい自然をドス黒き人間の血で汚さねばならない」 しばらく緑を堪能した後、物憂げな表情を浮かべ歩き始める散。 発せられるこの言葉、神の意思に従い殺し合いに乗る故か? 否! 「神を気取る者よ!この散!死合いに乗る気まるで無し!!」 響き渡るは燃える歌声!炎の叫び!       ココロ 「この散に認識捧げし臣!臆病風に吹かれ殺して何が王だ!何を美しいといえる!」 散はその美しさによって気づいていた、 愛すべき臣下がこの世界に呼び寄せられていることを。 散は王である、王とは美しいものである、 美しく在る散に臣下と世界を共にしていることなど、感じられないはずがない。                 コキョウ 「散の夢何一つ変わらず!瀕死の星に万物一体の境地成し遂げること! ならばこそ、この場にいようとも続けよう!人類抹殺! だが決して!それは醜き神に従うことにあらず!人類抹殺と共に成そう!愚神討伐!」 「…………駄目だよ」 森の中にて御美声を張り上げる散、 ザ・ヒーローはその声に気づき剣を携え、駆ける。 見極めなければ、その思いが心の中に溢れだす。 「…………駄目だよ」 散のもとに辿り着き、一言呟いた。 「君が人間だったのならば、僕は君のあらゆる行動を肯定出来た。 でも、駄目だ。君は人間じゃない」 「人間なぞとっくに捨てた!ここに居るのは超越の者!現人鬼葉隠散!」 「…………僕は人類の未来を守る者、ザ・ヒーロー。もう、言葉は要らないだろう?僕は君を殺す」 「笑止!この私の前にただの人間など塵芥も同然」 言葉も終わらない内にザ・ヒーローの体が跳ねた、 一足の内に、持っていた剣にて散の御美体へと斬りつける、 だが、剣は空を斬った。 散の御美足は地を離れ、華麗に宙を舞う。 「零式超吸着掌打!」 剣を避けられたザ・ヒーロー、当たれば皮を剥ぐ御美手、零式超吸着掌打の接近を許す。 だがその掌は届かない、咄嗟の蹴りが散の御美手を退ける。 蹴りの反動を利用して数歩分の後退、と同時に散が地面へと舞い戻る。 互い互いが手を伸ばせば届く距離、そこには確かに死の間合いが存在していた。 「……………………」 「……………………」 沈黙だけが其処に在った。 動けば死ぬ、動かねば死ぬ。 どこまで動くべきか、どこまで動かぬべきか、 ただ両者共に、それを推し量っていた。 どちらが先とも言えない瞬きが、勝負の再開を告げた。 再開した死合いの終わりは直ぐだった。 葉隠散の上腹部骨部はぶち砕かれ、 気合で抑えているが、ザ・ヒーローの口からは内臓が溢れ出んとしている。 三つ、ザ・ヒーローの知らない事実がある。 まず一つ目、彼が散を斬りつけた剣の名前を天空の剣という。 さてこの剣、天空の勇者にしか振ることを許されていない、 もしも天空の勇者以外の者がこの剣を握ったならば、 その重さは屈強な男数人がかりでやっと持ち上げることが出来るものに変化する。 何故、ザ・ヒーローがこの剣を触れたのか、神すら屠るその筋力で無理矢理に振っていたにすぎない。 二つ目、 葉隠散の体には零式鉄球という鉄球が埋め込まれている。 その汎用性は広く、 メタルスキンとなり弾丸を弾くこと、 投擲武器となって敵を討つこと、 バラバラになった肢体を繋ぎ合わせることなど、非常に幅広い。 さて、散が今纏っている聖衣、それはまさしく、変形した零式鉄球である。 つまり、散が骨折しているだけで済んでいるのは、 ザ・ヒーローが斬りつけたのが、 その零式鉄球で作られた聖衣によって纏われた散の御美体だったからである。 そして最後、 散の使う格闘技の名は零式防衛術。 当てたならば、それで死に至らしめるのに十分なのである。 散により受けた掌打、 それによってザ・ヒーローの内臓は大蛇のごとくのた打ち回り、口から今にも飛び出さんとしていた。 ただただ、気合だけで死亡を防ぐザ・ヒーローにゆっくりと散が近づいていった。 「…………よく私に当てた、見事であった」 賞賛する散に対し、 ザ・ヒーローが許されるのはふごふごと返事ともつかぬ言葉を呻くだけ。 「さて………… 愚神討伐!お前も散と共に来い!」 ザ・ヒーローの目が驚愕に染まった。 「散の臣は、元は私を討つために来た人類の勇将! お前もまたそうだ!私を討とうとしたことなど関係ない!私のものになれ!」 ザ・ヒーローに、散の唇が迫る。 ◇ ザ・ヒーローは幾多もの人の死と共にあった。 母は悪魔に殺された、 知人も友人も……運命によって選ばれたパートナーも核の炎によって焼きつくされた。 幼馴染は腐った動く肉塊にされた末に、天に召された。 核の炎によって崩壊した東京、そこでも必死に生きる人間、全ては水の底に沈んだ。 愛してくれた悪魔を撃ち殺した。 悪魔を身に宿した親友の心の臓を突いた。 神の手によって蘇った親友の首を刎ねた。 1人死ぬ度に、心に積み重なるものがあった。 血を浴びる度に、染め上がる意思があった。 肉を裂く度に、磨り減る心があった。 弾丸を放つ度に、消えていくものがあった。 嗚呼、憎い。■■が憎い。 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い                         憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 「散の臣は、元は私を討つために来た人類の勇将! 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い お前もまたそうだ!私を討とうとしたことなど関係ない!私のものになれ!」 憎い憎い憎い憎い憎い憎い                         憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 嗚呼!彼の言葉は僕の脳を蕩けさせる、 きっと、彼は心の底からに臣下となるものを大切に思っているのだろう。 だからこそ……その言葉は甘く浸透する。 過去にあった何もかもを捨ててしまおう、彼に身を委ねてしまおう。 そうすれば僕は幸福になれる………… 幸福に…… 幸福…… ハッピーエンドは失われた ◇ パチン 頬への衝撃の正体がザ・ヒーローのビンタであることに気づくのに、散は1秒の時を要した。 呆ける散を尻目に、ザ・ヒーローは手で無理矢理に内臓を押し込める。 「ありがとう、君のお陰で初心を思い出せたよ」 デイパックを開き、その中の世界樹のしずくを口の中に流しこむ。 「何人も何人も、君みたいな存在のために死んだ。 人間でありながら、その運命は人外の者によって定められた。 君はさっき人類抹殺と言ったね、僕はそれでもいいと思った。 君がもしも人間ならば、人間ならば人間を滅ぼしてもいいと思ったんだ」 「…………」 「君のお陰で覚悟は決まった、僕はこの殺し合いに乗る。 この場に居る悪魔全てを殺し、この場に居る人間全てが神と契約して人外になる機を潰し、 そして、僕が神と契約して、全ての悪魔を駆逐する……駆逐してみせる」 「おまえは……人類を守護するものではないのか?」 語りながら、ザ・ヒーローは再度デイパックの中に手を入れる。 「僕は、人類の未来を守る。 混沌の道だろうが、秩序の道だろうが、どちらでもない道だろうが、滅びへの道だろうが、どうだっていい。 人類が人類自身で未来を選ぶ権利……僕はそれを守る、 母も友も何一つとして守れない僕は……それぐらいしか守れないしね」 ザ・ヒーローがデイパックから取り出したのは1枚の翼であった。 「まだまだ、君には勝てそうにはない。 だから、また会おう。僕はかならず君を殺してみせる」 その名をキメラのつばさ、エリア間をランダムにワープするアイテムである。 【エリアD-7/森林地帯/1日目/深夜】 【葉隠散@覚悟のススメ】 [状態]:美しい、上腹部骨部骨折 [装備]:無し [道具]:基本支給品1式、不明支給品1~3 [思考・状況] 基本行動方針:人類抹殺!愚神討伐! [備考] 正しいから死んでません 【エリア???/???/1日目/深夜】 【ザ・ヒーロー@真・女神転生Ⅰ】 [状態]:健康 [装備]:天空の剣 [道具]:基本支給品1式、キメラの翼4枚 [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いに勝ち残り、神と契約する [備考] キメラの翼によりランダム移動中です、着地地点はお任せします |002:[[Project Metal]]|投下順|004:[[Messiah]]| |002:[[Project Metal]]|時系列順|004:[[Messiah]]| |初登場|ザ・ヒーロー|:[[]]| |初登場|葉隠散|043:[[Love is Real?]]|
星煌く宇宙の中に僕が映る 人の姿をした獣が映っている 嗚呼、なんということだろうか その御美目に僕を捉えた彼の姿はこんなにも美しいというのに 周りが美しいからこそ、その星煌く宇宙のような御美目の中の僕はひどく醜い 二つの宇宙が僕の目の前に迫る 共に来ないか、と優しく僕に語りかける 僕は何も答えられなかった 彼は口元に咲き誇る二輪の美薔薇を僕の口元へと近づける もしも、その燃える口づけを受け入れてしまえば僕はどうなるのだろうか 僕は──── ◇ 美という概念に人の姿を与え、白き聖衣を着せたならば、それはまさしく葉隠散のことだろう。 燃え盛る焔のような髪の毛は一本一本に至るまで天上の者が紡ぐ糸の如し、 その御美目、丹念に磨き上げられたエメラルドすらくすむ程の輝き、 口元には柔らかく淑やかな美薔薇が2輪、 その皮膚の白く柔らかいこと言葉には言い表せず、その爪の先に至るまでまさに美の結晶。 この様な悪趣味な殺し合いに呼ばれたといえど、散の美しさ微塵も衰えることなく、 D-7森林地帯、周囲の木々の中、見事な薔薇として彼は咲いていた。 「踏みしめる土の豊かなこと、周囲の緑たおやかに、そよ吹く風心地良く…………」 元いた世界には無かった溢れる緑、散は全身でそれを味わっていた。 「……だが、哀しいかな散の宿命。この美しい自然をドス黒き人間の血で汚さねばならない」 しばらく緑を堪能した後、物憂げな表情を浮かべ歩き始める散。 発せられるこの言葉、神の意思に従い殺し合いに乗る故か? 否! 「神を気取る者よ!この散!死合いに乗る気まるで無し!!」 響き渡るは燃える歌声!炎の叫び!       ココロ 「この散に認識捧げし臣!臆病風に吹かれ殺して何が王だ!何を美しいといえる!」 散はその美しさによって気づいていた、 愛すべき臣下がこの世界に呼び寄せられていることを。 散は王である、王とは美しいものである、 美しく在る散に臣下と世界を共にしていることなど、感じられないはずがない。                 コキョウ 「散の夢何一つ変わらず!瀕死の星に万物一体の境地成し遂げること! ならばこそ、この場にいようとも続けよう!人類抹殺! だが決して!それは醜き神に従うことにあらず!人類抹殺と共に成そう!愚神討伐!」 「…………駄目だよ」 森の中にて御美声を張り上げる散、 ザ・ヒーローはその声に気づき剣を携え、駆ける。 見極めなければ、その思いが心の中に溢れだす。 「…………駄目だよ」 散のもとに辿り着き、一言呟いた。 「君が人間だったのならば、僕は君のあらゆる行動を肯定出来た。 でも、駄目だ。君は人間じゃない」 「人間なぞとっくに捨てた!ここに居るのは超越の者!現人鬼葉隠散!」 「…………僕は人類の未来を守る者、ザ・ヒーロー。もう、言葉は要らないだろう?僕は君を殺す」 「笑止!この私の前にただの人間など塵芥も同然」 言葉も終わらない内にザ・ヒーローの体が跳ねた、 一足の内に、持っていた剣にて散の御美体へと斬りつける、 だが、剣は空を斬った。 散の御美足は地を離れ、華麗に宙を舞う。 「零式超吸着掌打!」 剣を避けられたザ・ヒーロー、当たれば皮を剥ぐ御美手、零式超吸着掌打の接近を許す。 だがその掌は届かない、咄嗟の蹴りが散の御美手を退ける。 蹴りの反動を利用して数歩分の後退、と同時に散が地面へと舞い戻る。 互い互いが手を伸ばせば届く距離、そこには確かに死の間合いが存在していた。 「……………………」 「……………………」 沈黙だけが其処に在った。 動けば死ぬ、動かねば死ぬ。 どこまで動くべきか、どこまで動かぬべきか、 ただ両者共に、それを推し量っていた。 どちらが先とも言えない瞬きが、勝負の再開を告げた。 再開した死合いの終わりは直ぐだった。 葉隠散の上腹部骨部はぶち砕かれ、 気合で抑えているが、ザ・ヒーローの口からは内臓が溢れ出んとしている。 三つ、ザ・ヒーローの知らない事実がある。 まず一つ目、彼が散を斬りつけた剣の名前を天空の剣という。 さてこの剣、天空の勇者にしか振ることを許されていない、 もしも天空の勇者以外の者がこの剣を握ったならば、 その重さは屈強な男数人がかりでやっと持ち上げることが出来るものに変化する。 何故、ザ・ヒーローがこの剣を触れたのか、神すら屠るその筋力で無理矢理に振っていたにすぎない。 二つ目、 葉隠散の体には零式鉄球という鉄球が埋め込まれている。 その汎用性は広く、 メタルスキンとなり弾丸を弾くこと、 投擲武器となって敵を討つこと、 バラバラになった肢体を繋ぎ合わせることなど、非常に幅広い。 さて、散が今纏っている聖衣、それはまさしく、変形した零式鉄球である。 つまり、散が骨折しているだけで済んでいるのは、 ザ・ヒーローが斬りつけたのが、 その零式鉄球で作られた聖衣によって纏われた散の御美体だったからである。 そして最後、 散の使う格闘技の名は零式防衛術。 当てたならば、それで死に至らしめるのに十分なのである。 散により受けた掌打、 それによってザ・ヒーローの内臓は大蛇のごとくのた打ち回り、口から今にも飛び出さんとしていた。 ただただ、気合だけで死亡を防ぐザ・ヒーローにゆっくりと散が近づいていった。 「…………よく私に当てた、見事であった」 賞賛する散に対し、 ザ・ヒーローが許されるのはふごふごと返事ともつかぬ言葉を呻くだけ。 「さて………… 愚神討伐!お前も散と共に来い!」 ザ・ヒーローの目が驚愕に染まった。 「散の臣は、元は私を討つために来た人類の勇将! お前もまたそうだ!私を討とうとしたことなど関係ない!私のものになれ!」 ザ・ヒーローに、散の唇が迫る。 ◇ ザ・ヒーローは幾多もの人の死と共にあった。 母は悪魔に殺された、 知人も友人も……運命によって選ばれたパートナーも核の炎によって焼きつくされた。 幼馴染は腐った動く肉塊にされた末に、天に召された。 核の炎によって崩壊した東京、そこでも必死に生きる人間、全ては水の底に沈んだ。 愛してくれた悪魔を撃ち殺した。 悪魔を身に宿した親友の心の臓を突いた。 神の手によって蘇った親友の首を刎ねた。 1人死ぬ度に、心に積み重なるものがあった。 血を浴びる度に、染め上がる意思があった。 肉を裂く度に、磨り減る心があった。 弾丸を放つ度に、消えていくものがあった。 嗚呼、憎い。■■が憎い。 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い                         憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 「散の臣は、元は私を討つために来た人類の勇将! 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い お前もまたそうだ!私を討とうとしたことなど関係ない!私のものになれ!」 憎い憎い憎い憎い憎い憎い                         憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い 嗚呼!彼の言葉は僕の脳を蕩けさせる、 きっと、彼は心の底からに臣下となるものを大切に思っているのだろう。 だからこそ……その言葉は甘く浸透する。 過去にあった何もかもを捨ててしまおう、彼に身を委ねてしまおう。 そうすれば僕は幸福になれる………… 幸福に…… 幸福…… ハッピーエンドは失われた ◇ パチン 頬への衝撃の正体がザ・ヒーローのビンタであることに気づくのに、散は1秒の時を要した。 呆ける散を尻目に、ザ・ヒーローは手で無理矢理に内臓を押し込める。 「ありがとう、君のお陰で初心を思い出せたよ」 デイパックを開き、その中の世界樹のしずくを口の中に流しこむ。 「何人も何人も、君みたいな存在のために死んだ。 人間でありながら、その運命は人外の者によって定められた。 君はさっき人類抹殺と言ったね、僕はそれでもいいと思った。 君がもしも人間ならば、人間ならば人間を滅ぼしてもいいと思ったんだ」 「…………」 「君のお陰で覚悟は決まった、僕はこの殺し合いに乗る。 この場に居る悪魔全てを殺し、この場に居る人間全てが神と契約して人外になる機を潰し、 そして、僕が神と契約して、全ての悪魔を駆逐する……駆逐してみせる」 「おまえは……人類を守護するものではないのか?」 語りながら、ザ・ヒーローは再度デイパックの中に手を入れる。 「僕は、人類の未来を守る。 混沌の道だろうが、秩序の道だろうが、どちらでもない道だろうが、滅びへの道だろうが、どうだっていい。 人類が人類自身で未来を選ぶ権利……僕はそれを守る、 母も友も何一つとして守れない僕は……それぐらいしか守れないしね」 ザ・ヒーローがデイパックから取り出したのは1枚の翼であった。 「まだまだ、君には勝てそうにはない。 だから、また会おう。僕はかならず君を殺してみせる」 その名をキメラのつばさ、エリア間をランダムにワープするアイテムである。 【エリアD-7/森林地帯/1日目/深夜】 【葉隠散@覚悟のススメ】 [状態]:美しい、上腹部骨部骨折 [装備]:無し [道具]:基本支給品1式、不明支給品1~3 [思考・状況] 基本行動方針:人類抹殺!愚神討伐! [備考] 正しいから死んでません 【エリア???/???/1日目/深夜】 【ザ・ヒーロー@真・女神転生Ⅰ】 [状態]:健康 [装備]:天空の剣 [道具]:基本支給品1式、キメラの翼4枚 [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いに勝ち残り、神と契約する [備考] キメラの翼によりランダム移動中です、着地地点はお任せします |002:[[Project Metal]]|投下順|004:[[Messiah]]| |002:[[Project Metal]]|時系列順|004:[[Messiah]]| |初登場|ザ・ヒーロー|048:[[・・・の祈 上空]]| |初登場|葉隠散|043:[[Love is Real?]]|

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