再始動

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◆ ◆ ◆ 死体が見つかりゃラッキー。 この世界では……特にハンター稼業じゃそんなもんさ。 だからアンタの兄貴はラッキーだった、そうだろ? ◆ 「オザワにミカエルにロウヒーロー…………アスラ王はまぁ、お察しってところだな」 放送で呼ばれた四人の死者、そう死者達。 彼らもまた己と同じように此処に呼ばれ、そして──再び死んだのだろうか。 「…………呆気ねぇ」 かつての敵、そしてかつての友の名を聞いてカオスヒーローが送る言葉はただそれだけ。 ただ、ほんの少しだけ煙草の煙が目に染みて、かつての友が、神の人形になる前の事を思い出し、 「本当に…………呆気ねぇもんだ」 本音を煙に巻いて、もう一度呟いた。 「まぁ、オザワに関してはもう一度俺がぶっ殺してやりたかったがな」 カオスヒーローは煙草の火を壁に押し付けながら、 同じように蘇りつつも再度相見えるの事の無かったかつての敵に皮肉を感じ、笑う。 「ああ、お嬢様と話すときには煙草を吸わないことにしてるんだ、俺は紳士だからな」 背後から感じる殺気に、鷹揚に構えるは勝者の余裕か。 むくりと立ち上がるミシカに、カオスヒーローは振り向くことすらしなかった。 「飯の時間にしようぜ、腹ァ減っちまった」 「ふざける…………」 鼻孔をくすぐる焼けた肉の匂いに、ミシカの言葉も途中で途切れた。 東京タワーの片隅、ボウと燃えるは魔法の炎。 焼かれるは支給品、原始の活力漲るホネ肉。 理性とは無関係に胃袋がそれを求めて、ミシカの腹を鳴らした。 「………………」 「毒なんざ入れてねぇから食えよ。俺の方が強いから、俺が先に食うけど」 ホネ肉を頬張りはじめたカオスヒーローを前に、ミシカは思考する。 目の前の男は私を殺せる時に殺せなかったアマちゃん。 ならば、わざわざ毒を使う必要はない、そもそも── ミシカは現状を確認する。 元々着ていた服と魔人の力、それ以外は全て目の前の男に奪われている。 体を縛られているということはないが、それはつまりお前など簡単に殺せるという自信の現れなのだろう。 事実、反射魔法がある目の前の男には己の魔法は封じられており、 近接戦闘を行うにも武器を持った向こうの方に分がある。 更に言えば、消耗した体力を補う必要がある。 そして気絶している間に放送があったのならば、その分の情報も聞いておきたい。 それに目の前の匂いには抗えない………… 「頂くわ」 「ああ」 奇妙な朝食、開始。 基本支給品のパンにホネから削ぎ落とした肉を挟む、安易なサンドイッチ。 豪快な肉の味を質素なパンの味が中和したそれには、ただ味の調和が存在していた。 口いっぱいにそれを頬張り、咀嚼し、そして飲み込む。 若干、乾いた喉を基本支給品の水で潤し、そして── 「禁止エリア30個…………?は?」 「どうにもクソッタレの神様は禁止法と短期決戦が大好きらしいな」 「ココはどうなの?」 「ありがたいことに禁止エリア入りだ。二時間後もココにいたら……何なら試してみるか?神様のご慈悲があるかもな」 「慈悲ある神は殺し合いなんて……ましてや、大破壊後の時代に人間を送り出すことはしないでしょうね」 「正論だな、俺もそう思うよ」 ミシカは聞き逃した放送内容をカオスヒーローから得ていた。 猛威を振るう禁止エリアの情報──もしも、それを聞いていなければ即死だっただろう。 禁止エリアの情報を得られたことに感謝し、そして油断したカオスヒーローを── そう、幾つかのハンデはあるとはいえ不意を打てば殺せる目の前の男を── 不意打ちで殺すのは躊躇われた。 己が力を求める者ならば真正面から打ち砕けと──心に溶け込んだアスラ王がさざめく。 そしてミシカもまた──正面から倒されたカオスヒーローを不意を打って殺す気にはなれなかった。 それでは借りを返せない、きっと殺したとしても一生の敗北感に付き纏われるのだろう。 そう確信していた。 「…………あんたは」 「ん?」 「さっきまで殺し合ってた人間とよくもまぁ、平然と話すことが出来るわね」 「強いからな、俺は」 ────クズは嫌い 己を強者と語り、先程まで命を狙っていたミシカと平然と語り合うカオスヒーロー そんな彼の姿が、名も知らぬ彼女と重なった。 弱ければ、敵とみなされることすらない。 今、敵とみなされること無く会話する己が── 己を敵とみなすことをしない目の前の男が──酷く腹立たしくなった。 「なぁ、力が欲しいか?」 だから、だからこそ、目の前のカオスヒーローの言葉に、 餓えた心を満たさんとするその言葉に、彼女は喰らいついた。 「当たり前だッ!」 だからこそ、カオスヒーローの次の言葉に、 「じゃあお前を強くしてやるよ」 「は?」 止まった。 「力が欲しいって言うなら、俺が鍛えてやるって言うんだよ」 「はぁ?」 「なんで強くなりたいか、何て事に興味はないが…………今、お前が要る」 「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」 「アスラ王……テメー、どんだけ腑抜ける気だ?こんな殺し合いでお山の大将作って満足する気か?こんな殺し合い、ぶっ壊せよ」 ミシカの中のアスラ王が刻印染みて疼いた。 力への渇望と同時にあるは──神をも殺さんとする意志。 だが、ミシカにあるは──── 「あたしは力が欲しい、此処に私をより強くする闘争があるというのならば、 神との契約があたしに力を与えるというのならば、あたしは………………」 純粋なる力への渇望。 そう、アスラ王が己を託す程のそれ。 「悪いが、あんたに従って日和ってやる気はない」 勝機は一切無い、だが──ミシカは戦闘態勢へと移行した。 己の意志を、力への渇望を、勝機を度外視してでも見せつけなければならなかった。 もしも此処が壊されてしまったのならば、力への祈りは永遠に失われてしまうだろう。 だからこそ、彼女は守らなければならなかった──この、バトルロワイアルを。 「従うな、俺にも、神にも」 死ぬ前の過去── 己の記憶、友の記憶を思い出し、ミシカを見据えた。 カオスヒーローが再び煙草に火を付けたのは、 この言葉のために積み重ねた過去を、哀しみを、煙草の煙に隠すためだったのだろう。 「神なんざ、従えてやればいいんだよ」 蘇るはもう一人の友の記憶。 「もしも何かに従っちまったら、きっとテメェは従ってる奴以上には強くなれない。 俺は……ゴメンだな、必死こいて神以下の強さだなんて」 何にも従わなかったからこそ、全てを倒した英雄。 「お前はその程度の力で満足なのか?」 「その……程度?」 ◆ 復讐がしたかった。 たった一人の兄さんの……復讐を。 最初に求めたものはそのための力だった。 あたしは彼女に出会った。 出会ってしまった。 彼女は私の全てを破壊した。 大破壊後の世界では祈りも誓いも、役に立ちはしない。 墓前でのそれらは、彼女の強さという圧倒的な現実に粉砕され、 彼女の手によってプライドを奪われ、 彼女の手によって復讐を奪われ、 あたしが力を求める理由は あたしのためだった戦いは 何時しか、彼女のためになっていた。 彼女こそがあたしの復讐対象であり あたしの目標であり あたしの死であり あたしの人生そのものだった。 何時だって彼女は私を越えていった。 ならば だとするならば きっと あたしが満足したのならば 「残念でした」とあざ笑うように きっと神をも超越するのだろう 否 もしかしたら もうしているのかもしれない だとすれば だとするのならば ◆ 「力が要る…………あたしには力が要るッ!!」 叫んだ。祈った。誓った。願った。嘆いた。 ミシカは声を上げた。 「あいつは いつもあたしのしたい事をブチ壊すッ!!あたしがどんなに努力しても!あいつはいつもその一つ上を行ってしまうッ!! あいつよりも上を行く力が…………神が天空に要るというのならばッ!それよりもッ!もっとッ!もっとッ!高い力が必要なんだッ!!!」 「お前、名前は?」 「ミシカ、ミシカよ」 「ミシカ……俺がお前に魔人の戦い方を教えてやる。お前の油断を打ち砕き、お前という刃を研いでやる。 だから、お前はカオスヒロインになれ。何者にも支配されない……何処までも自由な奴になれ。そうすりゃあお前は、神も悪魔も殺せるだろう」 何時だって記憶に過るのは、友にして英雄たる彼。 「お前は俺に似ている……だが、お前は俺になるなッ!」 そして愚かであった己の姿。 「俺達にかけられた契約という呪いを解き、神を撃破する」 きっと、目の前の少女を俺にしないために……俺は目の前の少女を生かしたのだ。 「お前が戦いを求めるというのならば、神との戦いがそれだ。 そもそも強制されて殺しあうなんていう思考が弱者のそれなんだよッ!」 「征くぞッ!」 「応ッ!」 【B-8/東京タワー・ターミナル/1日目/朝】 【カオスヒーロー@真・女神転生Ⅰ】 [状態]:魔力消費・中、全身に火傷 [装備]:ムラサメ@LIVE A LIVE [道具]:基本支給品*4、青酸カリ@現実、強化外骨格『零』不明支給品(2~9、アスラ王、モズグスの物を含む)、ストラディバリ@真・女神転生Ⅰ [思考・状況] 基本行動方針:もう何かに従う気はない、当然この殺し合いにも。 [参戦時期]:本編死亡後 [備考]:最後の支給品はホネ肉@LIVEALIVEでした [備考]:『零』に宿る三千の英霊が現在成仏しているため、『零』を装着することは出来ません。 【ミシカ@メタルマックス2:リローデッド】 [状態]:全身火傷(左腕の炭化はディアラマによってそこそこに治療されました) [装備]:無し [道具]:無し [思考・状況] 基本行動方針:強くなる |057:[[汝は人間なりや?]]|投下順|059:[[はだかの王様]]| |057:[[汝は人間なりや?]]|時系列順|059:[[はだかの王様]]| |047:[[heat beat]]|カオスヒーロー|:[[]]| |047:[[heat beat]]|ミシカ|:[[]]|
◆ ◆ ◆ 死体が見つかりゃラッキー。 この世界では……特にハンター稼業じゃそんなもんさ。 だからアンタの兄貴はラッキーだった、そうだろ? ◆ 「オザワにミカエルにロウヒーロー…………アスラ王はまぁ、お察しってところだな」 放送で呼ばれた四人の死者、そう死者達。 彼らもまた己と同じように此処に呼ばれ、そして──再び死んだのだろうか。 「…………呆気ねぇ」 かつての敵、そしてかつての友の名を聞いてカオスヒーローが送る言葉はただそれだけ。 ただ、ほんの少しだけ煙草の煙が目に染みて、かつての友が、神の人形になる前の事を思い出し、 「本当に…………呆気ねぇもんだ」 本音を煙に巻いて、もう一度呟いた。 「まぁ、オザワに関してはもう一度俺がぶっ殺してやりたかったがな」 カオスヒーローは煙草の火を壁に押し付けながら、 同じように蘇りつつも再度相見えるの事の無かったかつての敵に皮肉を感じ、笑う。 「ああ、お嬢様と話すときには煙草を吸わないことにしてるんだ、俺は紳士だからな」 背後から感じる殺気に、鷹揚に構えるは勝者の余裕か。 むくりと立ち上がるミシカに、カオスヒーローは振り向くことすらしなかった。 「飯の時間にしようぜ、腹ァ減っちまった」 「ふざける…………」 鼻孔をくすぐる焼けた肉の匂いに、ミシカの言葉も途中で途切れた。 東京タワーの片隅、ボウと燃えるは魔法の炎。 焼かれるは支給品、原始の活力漲るホネ肉。 理性とは無関係に胃袋がそれを求めて、ミシカの腹を鳴らした。 「………………」 「毒なんざ入れてねぇから食えよ。俺の方が強いから、俺が先に食うけど」 ホネ肉を頬張りはじめたカオスヒーローを前に、ミシカは思考する。 目の前の男は私を殺せる時に殺せなかったアマちゃん。 ならば、わざわざ毒を使う必要はない、そもそも── ミシカは現状を確認する。 元々着ていた服と魔人の力、それ以外は全て目の前の男に奪われている。 体を縛られているということはないが、それはつまりお前など簡単に殺せるという自信の現れなのだろう。 事実、反射魔法がある目の前の男には己の魔法は封じられており、 近接戦闘を行うにも武器を持った向こうの方に分がある。 更に言えば、消耗した体力を補う必要がある。 そして気絶している間に放送があったのならば、その分の情報も聞いておきたい。 それに目の前の匂いには抗えない………… 「頂くわ」 「ああ」 奇妙な朝食、開始。 基本支給品のパンにホネから削ぎ落とした肉を挟む、安易なサンドイッチ。 豪快な肉の味を質素なパンの味が中和したそれには、ただ味の調和が存在していた。 口いっぱいにそれを頬張り、咀嚼し、そして飲み込む。 若干、乾いた喉を基本支給品の水で潤し、そして── 「禁止エリア30個…………?は?」 「どうにもクソッタレの神様は禁止法と短期決戦が大好きらしいな」 「ココはどうなの?」 「ありがたいことに禁止エリア入りだ。二時間後もココにいたら……何なら試してみるか?神様のご慈悲があるかもな」 「慈悲ある神は殺し合いなんて……ましてや、大破壊後の時代に人間を送り出すことはしないでしょうね」 「正論だな、俺もそう思うよ」 ミシカは聞き逃した放送内容をカオスヒーローから得ていた。 猛威を振るう禁止エリアの情報──もしも、それを聞いていなければ即死だっただろう。 禁止エリアの情報を得られたことに感謝し、そして油断したカオスヒーローを── そう、幾つかのハンデはあるとはいえ不意を打てば殺せる目の前の男を── 不意打ちで殺すのは躊躇われた。 己が力を求める者ならば真正面から打ち砕けと──心に溶け込んだアスラ王がさざめく。 そしてミシカもまた──正面から倒されたカオスヒーローを不意を打って殺す気にはなれなかった。 それでは借りを返せない、きっと殺したとしても一生の敗北感に付き纏われるのだろう。 そう確信していた。 「…………あんたは」 「ん?」 「さっきまで殺し合ってた人間とよくもまぁ、平然と話すことが出来るわね」 「強いからな、俺は」 ────クズは嫌い 己を強者と語り、先程まで命を狙っていたミシカと平然と語り合うカオスヒーロー そんな彼の姿が、名も知らぬ彼女と重なった。 弱ければ、敵とみなされることすらない。 今、敵とみなされること無く会話する己が── 己を敵とみなすことをしない目の前の男が──酷く腹立たしくなった。 「なぁ、力が欲しいか?」 だから、だからこそ、目の前のカオスヒーローの言葉に、 餓えた心を満たさんとするその言葉に、彼女は喰らいついた。 「当たり前だッ!」 だからこそ、カオスヒーローの次の言葉に、 「じゃあお前を強くしてやるよ」 「は?」 止まった。 「力が欲しいって言うなら、俺が鍛えてやるって言うんだよ」 「はぁ?」 「なんで強くなりたいか、何て事に興味はないが…………今、お前が要る」 「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」 「アスラ王……テメー、どんだけ腑抜ける気だ?こんな殺し合いでお山の大将作って満足する気か?こんな殺し合い、ぶっ壊せよ」 ミシカの中のアスラ王が刻印染みて疼いた。 力への渇望と同時にあるは──神をも殺さんとする意志。 だが、ミシカにあるは──── 「あたしは力が欲しい、此処に私をより強くする闘争があるというのならば、 神との契約があたしに力を与えるというのならば、あたしは………………」 純粋なる力への渇望。 そう、アスラ王が己を託す程のそれ。 「悪いが、あんたに従って日和ってやる気はない」 勝機は一切無い、だが──ミシカは戦闘態勢へと移行した。 己の意志を、力への渇望を、勝機を度外視してでも見せつけなければならなかった。 もしも此処が壊されてしまったのならば、力への祈りは永遠に失われてしまうだろう。 だからこそ、彼女は守らなければならなかった──この、バトルロワイアルを。 「従うな、俺にも、神にも」 死ぬ前の過去── 己の記憶、友の記憶を思い出し、ミシカを見据えた。 カオスヒーローが再び煙草に火を付けたのは、 この言葉のために積み重ねた過去を、哀しみを、煙草の煙に隠すためだったのだろう。 「神なんざ、従えてやればいいんだよ」 蘇るはもう一人の友の記憶。 「もしも何かに従っちまったら、きっとテメェは従ってる奴以上には強くなれない。 俺は……ゴメンだな、必死こいて神以下の強さだなんて」 何にも従わなかったからこそ、全てを倒した英雄。 「お前はその程度の力で満足なのか?」 「その……程度?」 ◆ 復讐がしたかった。 たった一人の兄さんの……復讐を。 最初に求めたものはそのための力だった。 あたしは彼女に出会った。 出会ってしまった。 彼女は私の全てを破壊した。 大破壊後の世界では祈りも誓いも、役に立ちはしない。 墓前でのそれらは、彼女の強さという圧倒的な現実に粉砕され、 彼女の手によってプライドを奪われ、 彼女の手によって復讐を奪われ、 あたしが力を求める理由は あたしのためだった戦いは 何時しか、彼女のためになっていた。 彼女こそがあたしの復讐対象であり あたしの目標であり あたしの死であり あたしの人生そのものだった。 何時だって彼女は私を越えていった。 ならば だとするならば きっと あたしが満足したのならば 「残念でした」とあざ笑うように きっと神をも超越するのだろう 否 もしかしたら もうしているのかもしれない だとすれば だとするのならば ◆ 「力が要る…………あたしには力が要るッ!!」 叫んだ。祈った。誓った。願った。嘆いた。 ミシカは声を上げた。 「あいつは いつもあたしのしたい事をブチ壊すッ!!あたしがどんなに努力しても!あいつはいつもその一つ上を行ってしまうッ!! あいつよりも上を行く力が…………神が天空に要るというのならばッ!それよりもッ!もっとッ!もっとッ!高い力が必要なんだッ!!!」 「お前、名前は?」 「ミシカ、ミシカよ」 「ミシカ……俺がお前に魔人の戦い方を教えてやる。お前の油断を打ち砕き、お前という刃を研いでやる。 だから、お前はカオスヒロインになれ。何者にも支配されない……何処までも自由な奴になれ。そうすりゃあお前は、神も悪魔も殺せるだろう」 何時だって記憶に過るのは、友にして英雄たる彼。 「お前は俺に似ている……だが、お前は俺になるなッ!」 そして愚かであった己の姿。 「俺達にかけられた契約という呪いを解き、神を撃破する」 きっと、目の前の少女を俺にしないために……俺は目の前の少女を生かしたのだ。 「お前が戦いを求めるというのならば、神との戦いがそれだ。 そもそも強制されて殺しあうなんていう思考が弱者のそれなんだよッ!」 「征くぞッ!」 「応ッ!」 【B-8/東京タワー・ターミナル/1日目/朝】 【カオスヒーロー@真・女神転生Ⅰ】 [状態]:魔力消費・中、全身に火傷 [装備]:ムラサメ@LIVE A LIVE [道具]:基本支給品*4、青酸カリ@現実、強化外骨格『零』不明支給品(2~9、アスラ王、モズグスの物を含む)、ストラディバリ@真・女神転生Ⅰ [思考・状況] 基本行動方針:もう何かに従う気はない、当然この殺し合いにも。 [参戦時期]:本編死亡後 [備考]:最後の支給品はホネ肉@LIVEALIVEでした [備考]:『零』に宿る三千の英霊が現在成仏しているため、『零』を装着することは出来ません。 【ミシカ@メタルマックス2:リローデッド】 [状態]:全身火傷(左腕の炭化はディアラマによってそこそこに治療されました) [装備]:無し [道具]:無し [思考・状況] 基本行動方針:強くなる |057:[[汝は人間なりや?]]|投下順|059:[[はだかの王様]]| |057:[[汝は人間なりや?]]|時系列順|059:[[はだかの王様]]| |047:[[heat beat]]|カオスヒーロー|065:[[ザ・ヒーローの孤独なグルメ、改め強くてニューゲーム]]| |047:[[heat beat]]|ミシカ|065:[[ザ・ヒーローの孤独なグルメ、改め強くてニューゲーム]]|

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