左腕を使わなかっただけありがたいと思え(政)


政がいつものように飲み会の洗いものを終え、部室への階段を昇ろうとしたとき事件は起こった。

階段の下でタバコを吸っていた北が、右手にトレイ、左手に包丁を持った政に対し
こともあろうにタバコの煙で火遁豪火球の術(注1)を繰り出したのだ。

これに激怒した政が北に少林寺直伝の蹴りを喰らわせ、放った捨て台詞。

某少年誌で忍界大戦が幕を開ける裏で、府中市幸町でもささやかな戦乱が始まろうとしていた―。


注1: