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九六は悩んでいた。
卒口の演目である松山鏡の中に、おみつが鏡にうつった自分に向かって「このブサイク!」というくすぐりがあった。
九六はこれを通し稽古において、射夢に口汚すぎると否定され絶望の淵にいた。
代わりに思いつくのは、「クソ○ッチ!」や「アバズレ!」など更に汚い言葉の数々。
九六は悩んでいた。
射夢に言われたことを守らないわけにはいかない。
しかし、なにも思いつかない。どうすれば・・・。
気がつけば彼は助けを求めていた。
孤高の天才・[[爆砕家 殺生丸]]に。
九六の助けてくれ、という悲痛な叫びのを聞いた殺生丸は、しばしの思案のあと静かに口を開いた。
「この・・・ドテカボティン!!」
九六はこのときの事を「正直、こいつはなにを言ってるかわからなかった」と語っている。
しかし彼はまだ、このくすぐりが落研を抱腹絶倒の渦に巻き込むことを知らないのであった・・・。
なお、本番ではあまりの強力さに封印された模様。