〜カード達の不幸と、愚かなる決闘者〜

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「皆こんにちはー!タンツイスターの精霊のタン吉です!タン舌じゃないよ?タン吉だよ?間違えないでねー!」 「俺はメタボ・サッカーのめたぼん!ちなみにメタボだけど太ってねぇからな!」 「雲魔物─タービュランスのたーびゅだ、そしてこいつがアシッド・クラウドのブロッコリー」 「ブロッコリーじゃねぇよ!あしっど様だ!!」 「俺達は、後藤 遊吉くんが使うデッキの中に居る精霊カード!」 「他にも流星龍とかキャリアさんとか……」 「こちらのデッキにはすもーく等が居るが、CCDの運営側からの小細工で、この2つのデッキで会話が出来るのはこの4体だけみたいだ」 「けどまぁ、こちらの世界じゃほとんど全部のカードに精霊が宿ってるから、この制限は仕方ないかもな」 「まぁとにかく、いきなりこんな世界に呼ばれて戸惑っていたけど、一番最初に知り合いに出会えてラッキーだよね!」 「……まぁ、その通りではあるが」 『バトルだ、次元合成師で裏守備に攻撃』 『破壊された雲魔物─羊雲の効果発動、2体の雲魔物トークンを特殊召喚だ』 雲魔物トークン×2 DEF0 「……今現在、その知り合いどうしでデュエル中なんだけどね」 「まさに運命のイタズラだよな」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 精霊達の話だけでは要領を得ないので、話は少しだけ巻き戻す。 平松 巧と、新羅 誠護。 片や、ネオ童実野シティのデュエルアカデミア高等部二年の中で、三本の指に入る実力の持ち主。 片や、アルカディアシティのデュエルアカデミア、2-B組で一番の成績を持ち、自身は空手を嗜む文武両道。 どちらも基本的には無愛想だが、時折垣間見える優しさが特長に残る様な、そんな生徒である。 ……だが、彼らが優しいのはあくまでも時折、もしくは友人の為だけだ。 片や、強い者と戦う事に意義を感じる生粋のデュエリスト。 片や、自身の強さを疑わない為に、自分より劣ると思ったクラスメイトを雑魚呼ばわりした事があるデュエリスト。 つまり、無駄にプライドが高いこの二人が、開幕に合間見えたのは確実に失敗だった訳で…… 「掛かってこい、俺より弱い奴に、従う義理はないからな。 ……もっとも、そのデッキでは相手にすらならないだろうが」 「あぁ? 言うじゃねぇか……眼に物見せてやるよ、そんな雑魚デッキで俺に勝てると思うなよ?」      「「デュエル!」」 《……ってな訳で始まりました。第一回~チキチキ!遊吉君製作デッキ最強王座決定戦。 私、実況のタン吉です》 《解説のあしっどだ。ってか何これ?え、何でこうなった?》 《審判のめたぼんです。 仕方ないさ、今回俺達の使い手さんは無駄にプライドが高いから》 《観客のたーびゅです。 で、デッキ的なコンセプトではどちらの方が上なんでしょうか》 「俺のターン、ドロー! モンスターとカードを二枚セットしてターンENDだ」 誠護LP4000 手札3 セット1 伏せ2 《たーびゅさん、良い質問ですね~。 では、誠護くん側のあしっどさん、解説お願いします》 《え、あ、はいはい。 え~、誠護の奴が使うのは、雲魔物。 一部を除いて水属性、天使族で構成されたカード群で、アニメGXでアモンが使用したカード郡だ。 フォッグカウンターを利用した相手の妨害が主な戦法だな。難点として、打点が少ない事とかが上げられる》 「俺のターンだ、俺は【次元合成師】を召喚、効果によりデッキトップのタンツイスターを除外して攻撃力を500上昇だ」 次元合成師、ATK1300→1800 《あ"ぁ"、いきなり除外されたっ!? …あ、あしっどさん解説ありがとうございます。 じゃあ次は俺だね!巧くんが使うメタボタンデッキは、タンツイスターとめたぼん君をメインに構成されたデッキ!》 《主に闇属性で構成されていて、タン吉のアドバンス召喚にメタボサッカーを使用して、出てきたメタボトークンをナチュラルチューンでチューナーにしてシンクロしつつアドを稼ぐデッキだ!》 「……タンツイスターか、じゃあ【闇の誘惑】を発動、カードを二枚ドローして……チッ、メタボサッカーを除外」 《あ"ぁ"、俺も除外されたぁ!》 《……だけど巧くん、俺達の事をただの邪魔者としか見てないみたい……まぁ、デッキの中にはキャリアさんとかショッカー首領とかいっぱい強い人達が居るから、俺達を冷遇するのも判るけどさ》 《くぅー!このデッキは俺達が主役なんだぞー!!》 「バトルだ、次元合成師で裏守備に攻撃」 「破壊された【雲魔物─羊雲】の効果発動、2体の雲魔物トークンを特殊召喚だ」 雲魔物トークン×2 DEF0 《……ってな訳で最初に戻ってきたと言う事だが》 《いいさ、どうせタンツイスターやメタボサッカーさ……他人から見たらお荷物さ……早く遊吉くんに会いたいよ~》 「カードを一枚セットしてターン終了だ、この瞬間、次元合成師の攻撃力は元に戻る」 巧LP4000 手札4 次元合成師ATK1300 セット、1 《……ところで、何で俺達は二人の前に姿を現さないんだ?》 《そんなの決まってる! どうせ顔なんか出しても、俺達なんて居ないのと同じ扱いかかうるさいだけだから隠れてろとかそんな扱いにされるに決まってるからだ!》 《人のデッキを雑魚呼ばわりした奴の前になんか、こっちから出てやるもんか!》 「俺のターン、ドロー! 俺は雲魔物トークン二枚をリリースして【雲魔物─ニンバスマン】をアドバンス召喚だ」 ニンバスマン、ATK1000→2000 「ニンバスマンの攻撃力は、自身に乗っているフォッグカウンターの数×500だけアップする。 更に墓地の羊雲を除外して【雲魔物─ストームドラゴン】を特殊召喚、ストームドラゴンの効果でフォッグカウンターをニンバスマンに」 ストームドラゴン、ATK1000 ニンバスマン、ATK2000→2500 《おぉっと、誠護くんが仕掛けてキタァ!雲魔物の切り札、ニンバスマンだぁ!》 《だが、まだ攻撃力は2500。 メタボタンデッキのシンクロのしやすさを考えると、少しばから心許ない数値ではあるな》 《まぁ、どっちが勝っても俺達は一緒に居れる訳だし、別に問題はないけどさ》 《どうせ俺らは喋るだけしか能がないダメダメ精霊なんだし、どのみちあの二人とも嫌いだからどっちが勝っても俺らには損がないから、別に勝敗に興味ないよな》 「バトル、ニンバスマンで次元合成師を攻撃」 「通そう。効果で除外されているメタボサッカーを手札に」 「続けてのストームドラゴンの攻撃は?」 「……それも通る」 巧LP4000→1800 手札4→5 《おっと、巧くんはいきなりLPが半分以下に!危うい展開だーッ!》 《どうやら、第一回王者は俺達、雲魔物に決まった様だな》 《なッ……ま、まだやってみないと判んないだろ!?これからだこれから!》 「メイン2、俺は【雲魔物のスコール】を発動してターン終了だ」 誠護LP4000 手札1 ニンバスマンATK2500、ストームドラゴンATK1000 雲魔物のスコール、セット2 《見たか!これが雲魔物の力だ!》 《これで次のターン、フィールドに変化がなければニンバスマンにフォッグカウンターが5個乗る事になる。 そうなると、戦闘破壊するのは至難の技だな》 《くぅ、別に負けては構わないって言っても、やっぱり負けるのは悔しいぞ!》 《ま、まだ負けって決まった訳じゃ…………あれ?》 《ん?タン吉どした?》 《いや、あのさ、今更だけど……このデュエルって、初期LPが4000なんだよね?》 《……確かにそうだが、それがどうした?》 《いや、その……ふと、思ったんだけど》 「俺のターン、ドロー。 俺は【ダークグレファー】を召喚。効果で【メタボサッカー】を捨てて、デッキから【ゾンビキャリア】を墓地に、そしてそのまま手札一枚をデッキトップに送りゾンビキャリアを蘇生」 《……俺達のデッキでのLP4000ってさ……鬼畜過ぎね?》 「☆2のゾンビキャリアと、☆4のダークグレファーをチューニング、【氷結界の龍 ブリューナク】をシンクロ召喚。 ゾンビキャリアは効果で除外される」 ブリューナク、ATK2300 「ッ!? それは通さない!罠カード、【奈落の落とし穴】を……」 「ならそれにチェーンして【トラップ・スタン】だ、このターンだけ罠の効果を無効にする」 「……ッくそ!」 「ブリューナクの効果、手札の【人造人間─サイコショッカー】を捨てて、もう一枚のセットを手札に」 (……【フォッグ・コントロール】。発動は出来るが……意味はないか) 「いいぞ、通そう」 「……そうか、ならお前の負けだ。墓地の闇属性モンスターが三枚ある時、手札から【ダーク・アームドドラゴン】を特殊召喚」 ダークアームドドラゴン、ATK2800 《……うわぁ……これは酷い》 《典型的なブリュダムドは……流石に引くわ》 《ほら、誠護もドン引きしてるし》 「ダークアームドドラゴンの効果、墓地のメタボサッカーとダークグレファーを除外して、ストームドラゴンとニンバスマンを破壊。 そして二体でダイレクトアタックだ。 手札に対応出来るカードはあるか?」 「くっ…………無い、俺の負けだ」 誠護、LP4000→0 《……なぁ、タン吉。俺達、勝ったぞ?しかも逆転だ。 ……なのに、どうしてそんなに悲しそうな顔をしてるんだよ………》 《……決まってるだろめたぼん。 ……こんなの、俺達のデッキじゃない……遊吉くんなら、こんな勝ち方は絶対にしない。 ……いくら勝っても、こんなの喜べる訳……》 《……こんなの、俺達の戦い方じゃないじゃないか……》 {D-6―0:45}。 【平松 巧@遊戯王ASS】 [参戦時間軸]不明 [状態]健康 [デッキ]メタボタン@後藤 遊吉(カード達に祝福を)、雲魔物@後藤 遊吉(カード達に祝福を) [思考・状況] 1:?(詳しい描写が無い為に不明扱い) [備考] ・誠護とこの後どうなるかは後続にお任せします。 ・タン吉達の会話は聞こえていません。 ・デッキのコンセプトを勘違いしています。今のままではまともにタン吉達が使われる事はありません。 【新羅 誠護@遊戯王soul・link】 [参戦時間軸]不明 [状態]健康、敗北により呆然。 [デッキ]無し [思考・状況] 1:?(詳しい描写が無い為に不明) [備考] ・この後、巧とどうなるかは後続にお任せします。 ・あしっど達の会話は聞こえていません。

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