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処刑人


フロスト
「奥のドアの向こうからかもしれません。廊下を調べてからにしますか? あるいはそのままいきますか?」

アイル
「そのまま行きます。進まなきゃ、いけない気がしますから」

【拳をギュッと握り決意したように言う】

「それに、何かあったなら気になります。さっきの廊下には人の気配がなかったですし」

フロスト
「わかりました」

【ドアをそっとあけて部屋を出る。曲がり角の先にも人影はなく、気配もない。封鎖されたドアもそのままだ】


アイル
「あれ?何もない……じゃあ今さっきのは?」

【何もない様子に首を傾げる。フロストは静まり返った廊下を見回し、奥のドアを示した】

フロスト
「あの向こうでしよう。何かいるかもしれません」

/聞き耳ロール50%
/出目は05でクリティカル

【扉の向こうから重々しい金属を引きずる音と、肉を断絶する生々しい異音が聞こえてきた】

フロスト
「…………とんでもない何かがいます……アイルさん、気をつけてください」

アイル
「なん…血の…臭い?
分かりました……」
/隠れるロール30%
/出目が73で失敗

【アイルはゴクリと唾を飲み込み、ゆっくりと頷くとシェパードについて行く】
【フロストはそっとドアをあけ、その向こうを覗き込んだ。生臭い臭気が漂い、ドアの向こうの薄闇から金属音が響いてくる】
【廊下がT字に交わった、その突き当たりの通路を、黒装束の巨人が横切った】

フロスト
「………………」
/忍び足ロール50
/56で失敗

【闇の中でもはっきり目視できるほど赤黒い染まった鎌を引きずり、黒装束の巨人が足音を響かせて歩む。フロストが思わず息を呑んだ瞬間、ローブ状の黒衣に隠れた彼の顔が、紅い双眼をのぞかせこちらへ向けられる】

アイル
「なに…何が見えるんですか…?」

【不安そうに小声で聞く、シェパードの後ろからドアの隙間を覗きこんで声を失った】
【鎌を持った処刑人が、ひたと二人を見つめていた。骸骨を模ったらしい鉄仮面の向こうの紅い目が爛々と薄闇の中で煌き、加速する心拍と息遣いの音の身が聞こえる】

フロスト
「……っ……………」


【どれほどたっただろうか。処刑人は前に向き直り、そのままゆっくりと姿を消した】

フロスト
「たす……かった?」

【今にも叫びだしたい恐怖、しかしそんな感情に鞭打ってアイルは息をひそめる】
【怖い怖い怖い怖い……指の一つでも動かそうならすぐに殺されてしまいそうな……】
【処刑人が消えたのを確認してから、ゆっくりと床にへたり込む。恐怖に耐えて涙目だ】

アイル
「~~~っ!」

フロスト
「大丈夫ですか、アイルさん?」

【ドアをそっと閉じて、震えているアイルを撫でる。そうする自分の手が震えている事を、フロストはしっていた】

アイル
「正直、大丈夫じゃないです……」

【がちがちと歯の根が合わない。今だけは素直に恐怖に慄いていることを認め伝える。撫でてくれる手を取りギュッと握る】

アイル
「……こわ、かった……」

フロスト
「僕もです。殺されるかと」

【手を握り返し、もう一度ドアを静かに開ける。生臭いだけで、もう気配はない】

フロスト
「危ないかもしれませんが、調べて見ますか?」

アイル
「よかった…シェパードさんも怖かったんですね」

【深呼吸をする、生臭い空気が肺に流れ込むものの気にしない】

アイル
「行きます…何か、あるかもしれないしあいつが何をやっていたのか…確認しなきゃ」

フロスト
「わかりました。先行します」

【T字の廊下を奥へと突き進み、そして処刑人が消えた方向を見やる。血の筋が続いた先にはドアがあり、血はそこへ消えていた】
【反対側のドアをみると、ドア下の隙間から血溜まりが溢れ出している】

フロスト
「あれです」

【シェパードに借りたハンカチで口元を押さえる、ハンカチ越しにもむせ返るような臭気が漂っている】

アイル
「……なんて、ことを……さっきの悲鳴の主でしょうか?見に…行きますか?」

フロスト
「見るしかないでしょう」

【警戒しながらフロストがドアを開ける。と、階段へとつながる広めの部屋のドアの前に、縦に裂かれたメイドゾンビが転がっていた】

アイル
「うう………あれ、でもこれ仲間割れってやつですか?」

【ハンカチをきつく口元に押さえ、涙目になりながらも気付いたことを言う。フロストはしゃがみこんで死体を眺め、やや考え込んだあと口を開いた】

フロスト
「はなから仲間ではないかもしれません。元々怪異世界では種族間で殺しあうのも見かけますから」

【死体がある部屋の奥には階段があり、2階へと続いている。それ以外にはなにもないようだ】
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