30mm対戦車爆装杭近接射出装置
概略
いわゆるパイルバンカーである。もとは工業用の杭打ち機であったがひょんなことで軍事転用された。
杭はタングステン合金でできており直径は20mm。装置を含めると重量7Kgほどであり、杭の長さは500mm近くに及ぶ
タングステン合金杭による貫通力は装甲の薄い面を狙えば主力戦車の装甲を一撃で射抜くほどである。
射出には40mm液体炸薬カートリッジを使用し、炸薬が燃焼するガス圧で突く。その際の反動を相殺するために斜め後方へのガス排気口があり、無反動砲の機構を踏襲している。
なおこれはグレネードランチャーのパーツを流用しており、ロシア製GP-30グレネードランチャーを機関部としている。
専用40mm液体炸薬カートリッジを1発装填。使用後はスイングして薬莢を破棄、タングステン合金杭をもとの位置まで引いてから再装填し、使用する。
分類 |
歩兵携行火器 |
全長 |
810mm |
重量 |
720g |
装弾数 |
1発 |
口径 |
30mm |
使用弾薬 |
40mm |
有効射程 |
極至近 |
説明
MAS-36はフランスがかつて配備していた歩兵火器であり、軍用に設計された最後のボルトアクション小銃であるといわれている。
安全装置が存在せず、なおかつ銃剣がスパイク状である点を除けば何の変哲もないありきたりなライフルであり、現在は退役済み。
フランス軍の狙撃兵やフランス国家憲兵治安介入部隊『GIGN』が狙撃銃仕様の『FR-F2』を配備する以外はどこも採用しておらず、一部の民間人が趣味で所持している程度である。
MAS-36R-SWSはそのMAS-36に改造を施してあり、形状は残っているものの中身は別物に近い仕上がり。
延長された銃身と被筒のせいもあってか、外見は槍のように美しくスマートだがその分とり回しが悪い。
はたしてこれを作った人間は何を考えてこんな魔改造を重ねたのか理解に苦しむ仕様である。
詳細は上記リンクより確認のこと
なんでもどうぞ
最終更新:2013年03月25日 22:06