熱中症
脱水症
熱疲労
原因
多量の発汗に水分・塩分補給が追いつかず、脱水症状になったときに発生する。
かかりやすい原因
- 温度がそれほど高くなくても多湿であれば起こりやすい(なぜなら、汗による蒸散ができず、体内の熱を発散できなくなるため)。
予防法
体感温度を下げられない環境下において、発汗がやむをえない場合は、発汗の量に合わせた水分・塩分補給が必要である。
経口補水液
かかった場合の応急措置
経口補水液またはスポーツドリンクなどを飲ませる。
スポーツドリンクではナトリウム濃度が低いため、病的脱水時にこれを与えると低ナトリウム血症から水中毒を誘発する可能性がある。
手近な物としては味噌汁などが極めて有効である。
冷たい缶ジュースや氷枕などを腋の下、股などの動脈が集中する部分にあてて冷やすのが良い。
夏場の重労働などでは早め早めの飲用がトラブルを防ぐ重要なポイントになる。
経口塩分の過剰摂取には短期的に生命の危険になる可能性はほとんどない(心不全等を除く)ため、量は多目でよい。
発汗と塩分
ところが大量の発汗がおこると、皮膚をなめると塩辛い味がすることからわかるように塩分が失われます。
この時水だけを飲むと、血液の塩分濃度が薄まり、それ以上水が欲しくなくなります。
同時に余分の水分を尿として排泄し、その結果体液の量は回復できなくなります。
この状態で運動を続けると運動能力が低下し、また体温が上昇して、暑熱障害の原因となるわけです。
ペットボトル症候群
標準男性
生活強度 |
低い |
普通 |
高い |
. |
288 - 400g |
331 - 464g |
381 - 534g |
甘酒5本 糖質:144.5g たんぱく質:10.0g 脂質:2.0g ナトリウム:245mg
甘酒6本 糖質:173.4g たんぱく質:12.5g 脂質:2.4g ナトリウム:294mg
糖質1g=4cal
夏バテ対策
夏バテとは
原因
人間の体は、高温・多湿な状態では体温を一定に保とうとしてエネルギーを消費し、かなりの負担がかかる。
通常は負担に耐えることができるが、特に負担が強い場合や、長引いたりすると体に溜まった熱を外に出すことが出来なくなる。
この状態が続いて様々な症状が現れるのが夏バテである。
原因として挙げられるものに自律神経のバランスの乱れがある。
前述の通り、暑くなると、体は体温を保とうとするが、汗をかいたり血管を広げたりして体温を逃がそうとするのは自律神経の働きによる。
改善と予防
夏バテの改善と予防には十分な休養と栄養補給を行い体を休めることが大切である。
ビタミンやタンパク質の不足も夏バテを招くため、食事は豚肉や大豆・魚、野菜など色々な食品をバランスよく摂り、冷えを増長する冷たいものは控えて暖かいお茶などを飲むようにすると効果的である。
特に水分補給が重要で、夏場は軽い作業でも1日2~3ℓの汗をかくため、意識的に水分を取るようする。
夏の食べ物
味噌汁
味噌に含まれる大豆の蛋白質は、かつての低蛋白の日本食における主要な蛋白源であり、また汗とともに消耗する塩分の補給に大きな役割を果たしていた。
ナスの果実の主成分の93%は水分と糖質である。
他の野菜と比べると、栄養価やカロリーの点から見れば特に多い方ではない。
夏野菜として代表的なトマトとの成分を比較してみても、脂質、タンパク質、ビタミン類、ミネラルなどの含有率の低い野菜である。
最終更新:2013年08月12日 21:06