※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

青鬼ごっこ ◆QIZ0jOQC82



森林の中を、常人を越えたスピードでアカツキが駆ける。
(先ずは、あの外人達を知っている、メイトリックスという男を捜すべきだな)
彼が探しているのは、殺し合いを開いた外人達を知っているであろうメイトリックス。
敵の力はまだ未知数で、出来る限りの情報は欲しい。
メイトリックスから、奴らの情報を聞き出すのは得策といえるだろう。

「かなり走ったな……」

アカツキは一旦足を止める。
これ以上、無策で走ってもメイトリックスを見つけることは出来ない。
そう考え、一旦地図を広げ、自分の位置を確認する。

「2、3エリアほど横断したのか……」

どうするか。
地図を睨み、アカツキは思考する。
(殺し合いに乗るか、乗らないか分からないが……。どちらにしろ人の集まる場所に向かう可能性は高い)
メイトリックスという男を、外見と名しか知らない以上どんな行動を取るかは分からないが
殺し合いを打破するにも、他参加者と接触する必要があるだろうし
その逆でも、他参加者を襲う為に参加者が集まる場所へ向かうだろう。

「……出て来い。そこに居るのは分かっている」
不意にアカツキは口を開いた。

(何なんだあいつは!チクショーメ!!!)
そのままアカツキが地図から視線を物陰に移すと、そこから総統閣下は姿を現した。

「自分の名はアカツキ。殺し合いには乗っていない」
(こいつ……まるで、バトルもののアニメや漫画の登場人物じゃないか!!!)

閣下も軍人だ、自分と相手の力量差ぐらい分かる。
今まで様々な修羅場も潜ってきたし、自分よりも遥かに強い相手を何人も見てきた。
しかし、この男はその中でも桁違いの強さ。
(アニメで例えるなら、日常モノのアニメと厨二全開のバトルアニメぐらい、戦闘力に違いがあるぞ……)

「少しお前に尋ねたい事がある」
「尋ねたいこと?」
「奴らについて、知っている事はあるか?」

成る程……と閣下は思った。
(スタンス的には、殺し合いというか反主催者といったところか……だが信用することは出来ん)
少なくとも、主催者に従うつもりは無いという事は分かる。
この首輪さえ外せれば、直ぐにでも奴らを殺すつもりだろう。
(だが、目的の為には手段を選ばん……という可能性もある。わしから情報を得た後、わしに危害を加えんとは限らん)
閣下は慎重にアカツキへの返答を考える。
ただ”知らん”と言うのは簡単だが、その瞬間に自分は殺されているかもしれない。

(どうする……何と答える? 落ち着け、変にキョどると怪しまれるぞ……)

「そこの雑種共……我の問いに答えよ」

その時、バイクスーツを着た金髪の男が二人に向かって命令を下した。

「お前は?」
「雑種、我への返答以外で口を開くことなど許さぬ」
男はアカツキの問いにそう返す。

(何だ、あの偉そうな奴は……でも何処かで見たような……そうだ、割と最近のアニメに似た奴が居た気が……?)
そんな中、閣下はあの金髪の男に見覚えがあった。
(そう確か、エロゲーが原作だったような……そうでもないような……)
後一歩で思い出せそうなのに、閣下は思い出せない。
(エロゲー関連なら、忘れるような筈はないんだが……どうなってんだチクショーメ!!!)
まるで頭の中の記憶に、何かプロテクトのようなものが掛けられているかのようだ。
その事に心の中で怒りを露にするも、それを表に出さず閣下は平静を装った。

(情報交換をしたいという事でいいのか……?)
対するアカツキは、金髪の男に半ば呆れ気味だったが情報は自分も欲しいので男に応じる事にした。







「電光機関、アドルフ・ヒトラー……なるほど、そういうことか」

ある程度の情報を交換した後、ギルガメッシュは二人の前で不適に笑い始めた。
「どういう意味だ?」
「よかろう。雑種にも、分かりやすく話してやろう」
ギルガメッシュは機嫌が良いのか、まるで難しい問題が解けた子供の様にそう言った。

「まず結果から言えば、我達は別の世界から、呼び出されたと考えるのが妥当であろうな」
「別の世界?」
(何言ってんだこいつは? チクショーメ!!)

アカツキと閣下が、疑問そうな顔を浮かべるがギルガメッシュは気にも留めず話を続けた。

「我が貴様達から得た、情報から推測するに――」

「「ッ!」」

刹那、アカツキと閣下が後方へ飛び臨戦態勢を整える。
二人の視線は得意気に話していた、ギルガメッシュの背後に何時の間にか居た、ブルーベリー色の巨人に向けられていた。

(まったく気配に気付かなかった……)
(何なんだよ!この化け物は!!チクショーメ!!!!)

「チッ雑種が」
二人が巨人を警戒しているなか、ギルガメッシュは隙だらけの格好で背後に居る巨人を人睨む。
その顔は、さっきまでとは打って変わって怒りに満ちていた。
恐らく自分の話の邪魔をされたのが相当、頭にきたのだろう。
巨人はギルガメッシュに怯むことなく、彼に向かってそのブルベリー色の手を伸ばす。

「我に触れることなど許さぬ」

瞬間、ギルガメッシュが指を鳴らすと、空間が歪みそこから武器が射出され巨人を迎撃――

「あっ」

しなかった。

「……お、おのれえええええええええええ!!!!!」

誰に向かって叫んでいるのか。
武器を没収した、主催に向かってなのか。或いはそれをうっかり、ド忘れしてしまった自分にか。
どちらにしろ、もう遅い。巨人の手は既にギルガメッシュの眼前に迫っていた。

「歯を食いしばれ!!!」
「きさm(ryぐはっ!」

巨人の手をアカツキの蹴りが遮り、そのままギルガメッシュの顔面にめり込んだ。
ギルガメッシュは変な呻き声を上げながら、地面に叩き付けられる。
しかし、そのお陰で巨人の手は、ギルガメッシュを掴む事無く終わった。
結果的には、アカツキがギルガメッシュを助けた事になるのだろう。
本人が、どう受け取るかは不明だが。

「大丈夫か? 咄嗟の事だったので蹴ってしまったが……」
「……」
「まさか」

アカツキがギルガメッシュの体を揺らすも、何の反応も無い。
地面に倒れた際に頭でも打ったのか、ギルガメッシュは気絶してしまっていたのだ。

アカツキは一瞬、間を置くと。

「許せ」
ギルガメッシュの胸倉を掴み、そのまま上空へ投げ飛ばす。
情報交換したとはいえ、気絶したギルガメッシュを守りながら戦う義理は無い。
かと言って、そのまま放っておくほどアカツキも非情ではないし、一応自分が原因でもある。
そこで、他のエリアに投げ飛ばすことにした。
閣下ならともかく、ギルガメッシュは体は頑丈そうなので変な場所に落ちても問題はない。
アカツキはそう判断した。

そのまま、ピカーン☆という音と共に、ギルガメッシュは空で光り、お星様になったのを確認し視線を閣下へと移す。

(ヒトラーは逃げたか)

既にその場に閣下は居ない。
無事、逃げたと考えるべきだろう。

「……」

ブルーベリー色の巨人は、ただ黙ってアカツキを見つめている。
そして、笑みの様なものを浮かべるとアカツキの元へと駆け出す。

(正面から来るか)

それをアカツキは軽い身のこなしでかわす。

「! ――ッこれは?」
筈だった。

(体が震えて動かない……?)

眼前に巨人が迫ってきたところで、辛うじて体を横に転がして回避に成功した。

(これは……恐怖? 恐怖を抱いている……?)

アカツキの体の動きを邪魔しているもの……それは恐怖。

今までアカツキは様々な敵と戦い、その中で様々な恐怖にも打ち勝ってきた。
だが、いま彼が感じているのはそういった類とはまるで別の何か。
敵との力量に差があるとか、自分が圧倒的に不利だとかそういうのとは全く違う。

(不味いな……)

アカツキは一旦退却すべきだと考えた。
情けない話だが、この恐怖を捨て去らない限り、自分に勝ち目はないと悟ったからだ。

「ッ!」

二度目の巨人の突進。

今度は以前より、比較的軽い身のこなしでかわせた。
だが体の動きはぎこちないままだ。

そのまま、巨人が体勢を立て直す前にアカツキは走る。
だが巨人は、予想以上に早く体勢を立て直すとアカツキの後を追う。

「こいつ……」

今この瞬間、殺し合いの場にて青鬼と戦鬼。
二人の鬼による命がけの鬼ごっこが幕を開けた。





【F-08 呪いの館近く/1日目・黎明】
【アカツキ@アカツキ電光戦記】
[状態]:健康、青鬼に恐怖
[装備]:試作型電光機関@アカツキ電光戦記
[道具]:基本支給品一式、草薙京のクローン(機能停止後)@THE KING OF FIGHTERS
[思考・状況]
基本行動方針:殺しあうつもりは無い。
1:メイトリックスを探し主催の事を聞きだす。
2:青鬼に対処。
3:この恐怖を何としても克服する。でも今は撤退。

【青鬼@青鬼】
[状態]健康?
[装備]不明
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~3個
[思考・状況]
基本思考:???
1:アカツキを追う。

【F-08 上空/1日目・黎明】
【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
[状態]:気絶、お星様
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、王の財宝@Fate/stay night(空)、作業台@Minecraft
[思考・状況]
基本行動方針:気の向くままに行動する。
0:主催者を殺し王の財宝を取り戻す。
1:呪いの館に向かう。
2:男(木原)は今度遭ったら殺す。
3:……
※自身にかけられている身体能力の制限に気が付きました。
※殺し合いの参加者が別の世界から呼ばれていると考えています。
※アカツキ電光戦記と総統閣下シリーズの世界を知りました。
※アカツキが何処に向かって投げ飛ばしたかは不明です。

「無事逃げ切れたようだな」
青鬼とアカツキが居なくなったのを確認し、閣下はホッと一息ついた。

「しかし殺し合いに乗るにしても、あんな連中を相手にしなければならんのか……」
今度は深い溜息を着く。
普通の人間相手ならともかく、あんな人外に超人を相手にするなど自殺行為に等しい。

「それにギルガメッシュの言っていた事も気になるな」
そしてギルガメッシュの言っていた事も気になる。
別の世界と言っていたが、果たして――。

「確かにアカツキの言っていた事は、まるでアニメの世界のようだった……
 もしかしたら、本当に別の世界というか並行世界のようなものが存在するのか? ならば――」

もしかしたらと閣下は思う。

「二次元が存在するんじゃ……」

閣下は思った。もし別の世界が存在するのであれば、自分が望む二次元の世界があるとも限らない。
そうとなれば話は早い。優勝するか、対主催に回るか、まだ未定だが一つ決まった事がある。

「わしは二次元に行くぞ!!!」


【F-08/1日目・黎明】
【総統閣下@総統閣下シリーズ】
[状態]:健康、怒鳴り終わって賢者モード、テンション上昇中
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式+?
[思考・状況]
基本行動方針:生きて祖国に帰り可能であるのなら二次元に行く。
1.情報収集。首輪の解析
2.スタンス先送り。第一回放送から本気出す
3.この生き物はなんなんだ、チクショーメ!
4.メイトリックスを警戒……?
5.青鬼を警戒。
[備考]
※出典はあくまで総統閣下シリーズ、現実や最後の十二日間での真面目な独裁者ではありません
※サブカル知識も豊富ですが、なんらかの制限がかけられている可能性があります
※ギルガメッシュに見覚えがありますが思い出せません。
※アカツキ電光戦記の世界を知りました。
※別の世界から呼ばれたのだとギルガメッシュから聞きましたが半信半疑です。

【クリーパー@マインクラフトシリーズ】
[状態]支給品、首輪なし
基本行動方針:総統についていく、総統の合図で爆発する




sm32:ホテル「早速人ですか……」 時系列順 sm35:仙豆だ! 食う!
sm33:The Fantasy Flaps in Starlit Sky ~果実の罪をお許しください、星の光にガラスの羽は煌めくから~ 投下順 sm35:仙豆だ! 食う!
sm29:総統閣下は自分の現状にお怒りのようです アドルフ・ヒトラー sm49:暴いておやりよアドルフ・ヒトラー
sm24:冷静になった結果がこれだよ ギルガメッシュ sm54:固い、強い、ピンポイント!
sm12:早苗と権兵衛の、バトルロワイアル演義 青鬼 sm59:腹ペコに定評のある軍人に無理やり青鬼実況させた
sm21:雷神君臨 アカツキ sm59:腹ペコに定評のある軍人に無理やり青鬼実況させた




| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー