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ボ【ゴンさん】 ◆gF6j.8tgro



「ソラウ様……ケイネス殿も無事だといいが……」

夜道を一人の騎士が駆ける。
騎士の名はランサー――もっとも真の名はディルムッド・オディナだが――という。

「……必ずや奴らを討ち取ってみせる」

誇り高き騎士であるランサーにとって、この殺し合いは断じて許せるものではなかった。
だからこそ、ランサーは決意する。主催の打倒を。
騎士として、必ずや主催の討ち取ると強い決意をした。

「おーい、そこの人待ってくれよ!」
「誰だ!」

不意に後ろから声を掛けられ足を止める。
ランサーはそっと声の方へ振り向く。

「待ってくれ、俺は殺し合い反対だ」
「……すまないが完全には信用できん」

ランサーは目の前に居る、この肥満気味の少年を凝視する。
見たところ子供で、武器の類は持っていないが、何処まで信用できるか分からない。
もしかしたら、セイバーのように剣を透明にして隠し持っている可能性もある。
ランサーは少年と一定の距離を保ちつつ、再び口を開けた。

「ともかく自己紹介をさせて貰おう。俺の名は……ランサーだ」

一瞬、真名を名乗ろうかとも考えたが、念には念を入れランサーと名乗っておいた。

「俺は龍昇ケン」

少年も同じく名乗る。
これで互いの呼び方に困ることは無くなった。

「いきなりですまないが、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトという男性を知らないだろうか?」
「悪いけど、あんた以外に俺はまだ人と会ってないんだ。それより、天野河リュウセイっていう上から目線の偉そうな奴知らないか?」
「いや知らないな」

二人は互いの探し人を訪ねるも、答えは望んだものではなかった。
その事に少々苛立ちを覚えるも、ランサーが次の質問へ移そうとしたときだった。




「ッ――!?」

最初に飛び退いたのはランサー。
持ち前の身体能力を駆使し、自分に向かって放たれた拳を回避する。

その際ランサーが見た者は、あまりにもシュールだった。

頭上にそびえ立つ、天まで届くのではないかと思わせるほどの長髪。
これだけで既に可笑しいが、更にその下にある身体は
つい先ほどディアズなる者を殺害した、メイトリックスに負けずも劣らない体格であり
身長は優に2メートルを越えている。(髪の毛は身長に含まない)
そしてそんなガチムチ体系に似合わず、顔はその死んだような瞳を除けば、無垢な少年の童顔そのものだった。

「なんと面妖な……」

「身体と顔のバランスがおかしいだろ……」

狙われたのがランサーで余裕があったのか、ケンは目の前の事態に冷静に突っ込んでいた。
それに若干同意しつつも、ランサーは襲撃者に意識を向ける。

敵は――いやゴン=フリークスことゴンさんは、その丸太の様な巨腕を再びランサーに向かって振るう。
ランサーに向かって行くゴンさんの拳。それは正に砲弾、喰らえば例えサーヴァントであろうとただではすまない。

「くっ」

身体を横にそらしランサーは拳をかわす。
少し頬を掠ったが、大した問題ではない。拳を振り切り隙が出来た横腹へ、渾身の回し蹴りを放つ。
「なっ」
だが瞬間ゴンさんはそれを受けてもなお、一秒と待たずランサーへお返しの蹴りを放つ。
あの筋肉質の体格に相応しい防御力である。

「……がぁ……」

結果、横腹を蹴飛ばされたのはランサーであった。
口から酸素を吐き出し、激痛に耐えながら受身を取る。

(何て奴だ……素手で戦うのは不味い……)

蹴られた箇所を抑えつつ、ランサーはゴンさんを睨む。

(この際、何でもいい武器があれば……)

しかしランサーの思いも虚しく、自分のデイバッグはゴンさんの後方に転がっている。
ゴンさん襲撃の際、咄嗟の事だったので、ついデイバッグを置いていってしまったのだ。

ランサーは後方のデイバッグへ視線を送る。
だがゴンさんが、それを取りに行かせてはくれないだろう。

「ッ――速い!」

瞬間、ランサーの眼前にゴンさんの拳が迫る。
ゴンさんに蹴飛ばされたお陰で、ランサーとゴンさんはかなりの距離があったのだが
ゴンさんは、地面をたったの一蹴りでその距離を縮めてしまった。
だがそこは流石ランサーのサーヴァントというべきか。
不意打ちに近いその拳も、顔を逸らし見事かわして見せた。
だがゴンさんもその程度で攻撃を終わらすつもりは無い。
右拳がかわされたのなら、左拳を放つ。
左拳がかわされたのなら、右拳を放つ。
拳だけでは捉えきれないようであれば、脚を用い蹴りも放つ。

休む暇なくゴンさんの右ストレート、左ストレート、蹴りがランサーを襲う。
しかしランサーも、それらを全てかわし続けている。
身体能力に関して、両者は互角に近いと言えるだろう。
だが、不利なのはランサーということに変わりは無い。
何故なら、ゴンさんの攻撃はランサーにダメージを与える決定打になり得るが、ランサーの攻撃はゴンさんに決定打を与えるには火力不足だ。

もしランサーにまともな武器があれば事態は違っただろうが、それは仮定の話。
今この場でまともな武器をランサーは手にしていない。
ゆえにランサーの勝ち目は薄い。



「あの兄ちゃん、負けちゃうんじゃないか?」

それは素人のケンから見ても一目瞭然だった。
例えるなら、中華料理が自分の好物のフランス料理のフルメニューに挑むぐらいランサーは不利だ。

「……支給品見て助けるか決めよっと」

ともかく強い支給品があれば助ける。
無ければ逃げる事にした。
ボーガーとしての、合理的判断である


「ッ!」
その横でランサーはゴンさんよりもスタミナが先に切れ、結果ゴンさんの剛拳を喰らう事になる。
なんとか腕をクロスしガードすることで、ダメージは逃がしたが、それでも無視できる一撃ではない。
腕を通じ全身へ衝撃が走る。

「ぐ……」

ランサーはとうとう膝を突いてしまった。
それをゴンさんは静かに見下ろす。

(せめて……剣か槍さえあれば……)

ゴンさんが腕を振り上げ、それを静かにランサーへと振り下ろした。

「え?」

ランサーは驚きのあまり、間抜けな声を上げてしまった。
何故ならゴンさんの腕を、同じく丸太の様な太い腕が遮っているのだから。

「大丈夫か? ランサー」
「ケン……なのか……?」
「当たり前だろ」
ランサーを助けたのは他ならぬ龍昇ケンであった。
しかし、その姿は首から上を除けば、ゴンさんとほぼ同じ筋肉ダルマのムキムキマッチョマン。
強いて言うのなら、ケンさんと言った所か。
「何でそんな姿に……?」
「いや俺の支給品がさ、ドーピングコンソメスープって奴だったんだよ」



ドーピングコンソメスープ。

ドラッグ、筋肉増強剤等の薬物を、様々な食材とともに精密なバランスで配合し、特殊な味付けを施して七日七晩煮込んでつくられる。
血管から注入(たべ)る事で筋骨隆々とした人間離れした姿に肉体を強化する事が出来る。

~ニコニコ大百科から引用~

色々あるが、要は注射するとマッチョマンになる薬と考えればいい。



「さあ行くぜ!」

ケンさんの右ストレート、あっさりかわされた。

「あれ?」
呆けて隙だらけの、ケンさんのボディにゴンさんの拳が叩き込まれる。

「残念だったな!今の俺には効かない!!」
「!?」
ここに来てゴンさんは初めて動揺する。
確かにゴンさんの拳はケンさんのボディに入った。
しかし、ケンさんの強靭な筋肉が盾となってダメージを軽減したのだ。

「次はこっちの番だ。俺の肉体美を味わえ!!」
ゴンさんの顔に、ケンさんの拳がめり込む。
対するゴンさんは足を踏ん張り、その場に踏み留まる。

「やっべ……。ご、ごめんなさい」
焦るケンさんを尻目に
「FIRST…COMES…」
ゴンさんが溜めの体制に入る。
「――ROCK…」

瞬間、ゴンさんがジャジャン拳を放つより先にケンさんの姿が消える。
いや、正確にはケンさんからケンの姿に戻っていた。
「「!?」」
二人は気付かないが、制限によりドーピングコンソメスープの効果が切れてしまった。
しかし、それが幸いした。

「おっかねぇ……」

ケンの頭上をゴンさんの拳が空振る。
元の姿に戻ったことで奇跡的に回避に成功したのだ。

「チッ」

ゴンさんも舌打ちを打ちながらも再びケンに拳を向け――後方へ飛び退く。
彼の視線の先には、チェーンソーを手に持ったランサーが立っていた。

「助かったぞケン……お前が奴の気を引いてくれたお陰で、何とか武器を手にする事が出来た。感謝する」
そう言い自分の支給品だった、チェーンソーを構える。
その時見せたドヤ顔がムカついたケンだったが、気にする暇は無い。
(これも武器としては少し不安だが……素手で戦うよりはマシな筈だ……)

「――カイト……」

勝機を見出したランサーを前にゴンさんは一言そう呟いた。









刹那、ゴンさんが首を横薙ぎに振るう。
それだけならば、特に問題は無い。
しかし思い出して欲しい、ゴンさんの頭には数メートルもある長髪がそびえている事を――。
ゴンさんの怪力によって振るわれた、ゴンさんの長髪はランサーの持っていたチェーンソーに巻きついた。

「何を?」

そこでランサーはゴンさんの狙いに気付いた。
「しまった!」
手元のチェーンソーを見れば、歯の回転がゴンさんの長髪が絡まったことにより止まっている。
更にゴンさんは、今度は首を後ろへ思いっきり振るう。
「ぐっ」
当然、ランサーの手元にあるチェーンソーは長髪に引っ張られる。
しかもランサー自身、想定外の連続でチェーンソーを手放してしまった。

「お前も もう おやすみ…」

そう呟くと、唯一の武器も奪われたランサー達に向かってゴンさんが静かに近づいてくる。
一歩一歩、歩を進めるごとにそのオーラーは増していく。



「FIRST…COMES…」

そして射程距離内に入ったのか、ゴンさんが再びジャジャン拳の構えを取った。

「!」

瞬間、爆発した。


「「え?」」




「……おいランサー」
「なんだ?」
「早く行こうぜ」
「何処へ」
「適当に考えようぜ」





【E-07/1日目・深夜】

【ランサー@Fate/Zero】
[状態]:疲労(小)、頬にかすり傷
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム品(0~2)
[思考・状況]基本:殺し合いには乗らず主催を討ち取る。
1:ケイネスを探す。
2:武器を探す。
3:流石に奴(ゴンさん)は死んだと思うが……。
4:何処に向かうか適当では無いが真面目に考える。
※参戦時期は不明ですが少なくともセイバーと戦った後です。

【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグ V×V】
[状態]:疲労(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム品(0~2)、ドーピングコンソメスープ×2本@魔人探偵脳噛ネウロ
[思考・状況]
1:リュウセイ、勝治を探す。
2:流石にあいつ(ゴンさん)は死んだよな……。
3:何処に向かうか適当に考える。






「――これか」

爆風の中からゴンさんは姿を現した。
無傷とまではいかなかったが、爆発の瞬間『硬』でガードしたので致命傷にはならなかった。

「……」

ゴンさんは辛うじて、原型を留めているロボットを手にしていた。
そのロボの名は通称バリカンの旧友。
泉研を抹殺する為に、ジュラル星人が作り出したロボットである。

実はこれ時限爆弾であり、さっきゴンさんが爆発したのもこいつが原因だったりする。

グシャッ

旧友を容赦なく踏み潰すゴンさん。

「カイト……待っててね。もう直ぐだから」

ゴンさんの目的は一つ、カイトを生き返らせる事、その為ならこの場に居る全員を殺しても構わない。

ゴンさんは静かに次の獲物を探しに向かった。


【ゴンさん(ゴン=フリークス)@HUNTER×HUNTER】
[状態]:疲労(中)、所々に小さな火傷
[装備]:チェーンソー(頭の毛に絡まってる)@ジェイソンさんシリーズ
[道具]:爆破で吹き飛んだ。
[思考・状況]基本:カイトを生き返らす。
1:その為に優勝する。
※参戦時期はゴンさんになってから右腕を失う前です。


【ドーピングコンソメスープ@魔人探偵脳噛ネウロ】
ケンに支給。
説明は本編にある通り。
本ロワでは時間制限付き。
注射器込みで3本入り。

【チェーンソー@ジェイソンさんシリーズ】
ランサーに支給。
特に説明は無し。
出展元はホラー映画『13日の金曜日』シリーズに登場するキャラクター
『ジェイソン』に扮してチェーンソーアートを行う動画シリーズから。

大百科の記事↓
ttp://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%93

【バリカンの旧友@チャージマン研!】
ゴンさんに支給。
ジュラル星人が作ったロボット型の時限爆弾。
研を爆破しようとするも捨てられ、そのまま爆破した。




sm21:雷神君臨 時系列順 sm23:燃え滾る魂! 王者と魔術師!
sm21:雷神君臨 投下順 sm23:燃え滾る魂! 王者と魔術師!
ランサー sm40:人間の屑
龍昇ケン sm40:人間の屑
ゴンさん(ゴン=フリークス) sm31:ループ実装! ゴンさんを守れ!




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