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真実 ◆ei404TFNOs



「どうして人間の君が人間を殺そうとするんだい?」

 人間を探して歩いていると星君が言った。
 キルリアは最初、言葉に意味がよくわからなかったが、すぐに合点がいった。
 自分は今人間の姿をしている。会ったばかりの星君からすれば人間だと思って当然だ。

「星君。私は人間じゃないんです」

 キルリアはこれまでの経緯を星君に話す。
 人間の姿になった理由だけでなく、何故人間を殺したいと思ったかも。
 どうやら星君はキルリアを変身させた石が特に気になったらしい。石について質問をしてきたが、生憎キルリアにもこの石の事はよくわからなかった。
 そうして話し終えたところで星君が言った。

「キルリア。たなびたいことがあるんだ。ちょっと」
「はい?」
「一度でいいから、君の変身するところを」
「どうしてですか?」
「疑うわけじゃないけど一度見ておきたいんだ。君の本当の姿を」

 感情のない星君と違ってキルリアが人間じゃないという根拠は自身の証言しかない。だから一度見ておきたいと星君は思ったのだろう。そのことはキルリアにもわかった。
 しかし変身はやろうとしてやったことではなく、石に触ったら偶然起こったことだ。自分の意志でもう一度変身できるかはわからない。キルリアはそのことを星君に伝えた。

「でも、できる可能性もあるんだろう? 一回きりやってみせてくれれば、それで僕は満足するんだ。お願いだから……ねね、いいだろう?」

 そこまで言われては断るわけにもいかない。キルリアは石を握りしめて、元に姿に戻ることを強く願った。
 すると突然自分の身体が光を発した。人間に変身した時と同じ光。キルリアは自分の身体が小さくなっていくのを感じた。


● ● ●


 キルリアの発した光に星君は思わず目を瞑った。目蓋の上から感じる眩しさが消えたところで目を開ける。するとそこには見たこともない生物へと姿を変えたキルリアの姿があった。
 しばし、キルリアが自分の身体を眺めているのを待ってから星君は言った。

「それが君の本来の姿なのかい?」

 キルリアが視線を自分の身体からこちらへ向け言う。

「はい。そうです」
「じゃあ元の姿に戻ることはできたんだね。もう一度人間の姿になることはできる?」
「やってみます」

 キルリアがもう一度石を握り締める。先程と同じように全身が光り始め、それが収まるとやはり人間に姿になったいた。

「どうやらその石の力を使えば自由に姿を変えられる様だね」
「はい。これで私が人間じゃないって信じてもらえますよね」

 信じてもらえるのが嬉しいのか、キルリアが弾んだ声で言う。
 実のところ星君が変身を見たいと言ったのはキルリアが人間じゃないことを確認したかったではない。キルリアを変身させた石の力を見たかったからだ。
 キルリアの人間を殺したい理由を聞いたとき、内心星君はがっかりした。
 彼女の動機は突発的なものであり、些細な出来事で考えが変わりそうに思えたからだ。
 しかし石の話は興味を引いた。キルリアの姿を変え、力を与えたその石があれば自分も力を得ることができるのではないか?
 もし彼女の利用価値が低そうならば彼女を殺し、石を奪ってもいいだろう。
 だがそんな考えはおくびにも出さず、星君はキルリアへ返事を返す。

「ああ。一緒にドゥンドゥン人間を殺そう」
「はい」

 キルリアが答えた――瞬間。
 何かがこちらに向かってくるのが目に入った。何かは避ける暇も与えず星君の胸に当たり。彼の身体を大きく吹き飛ばす。
 星君を悲鳴をあげる暇もなく、一瞬の内に意識を失った。


● ● ●


「星君!」

 キルリアが叫ぶが星君から返事はなかった。キルリアは駆け寄りたい衝動を抑え、彼を襲った物体へと目を向ける。
 クワガタの様な形をした、人の手ほどの大きさの小さな青い車。一見玩具の様にしか見えないがそれが星君の意識を一撃で奪ったものの正体。
 車はクワガタの角をこちらに向けると、キルリアの頭目掛けて真っすぐ飛びかかってきた。キルリアは横に跳んでそれを避ける。車はキルリアの後ろへと飛んでいくと、そこに居た少年の前に降り立った。
 おそらく先程の話を聞いていたのだろう。キルリアは感じ取った。その少年が放つ燃え盛る炎の様に強い怒りの感情を。

「許さない。俺は絶対にお前たちを許さないぞぉぉぉぉぉぉぉ!」


 ● ● ●


 龍勝ケンは走っていた。まるで何かから逃げるように。いや、実際に逃げていた。先程まで一緒にいたお姉さん♂達から。
 いったい何故こんなことになってしまったんだろう。
 ダイナイマイツお姉さんと一緒に居ると思っていたら、いつの間にか筋肉ムキムキのおっさんと一緒にいた。何を言っているのかわからないだろうが、ケンにも何が起こったのかわからなかった。

「何でだ……どうしてこんな目に遭うんだ!」

 ケンは叫び、脇目もふらずただひたすらに走り続ける。だが足元への注意が散漫になっていたのか。足が木の根に引っかかり転んでしまう。

「うわっ!」

 受け身はとれたので痛みはないが歩みが止まってしまった。お姉さん♂達に追いつかれる恐怖に駆られ、後ろに振り向いた。

「……あれ」

 後ろにお姉さん♂達の姿は影も形もなかった。いつの間にか振りきれたらしい。
 安心したらどっと疲れが押し寄せてきた。そのまま立ち上がらずに木に寄りかかって座り込む。
 しばらくそこで休んでいると後ろから話し声が聞こえた。

「キルリア。たなびたいことがあるんだ。ちょっと」
「はい?」

 声からして話しているのは、おそらく男女の二人組だ。ケンは木の裏から覗きこむように顔を出す。
 少し離れたところに何か話している少年と少女がいた。少年の方は普通の服の上に何故か女物の服を着ている美少年だった。
 少女の方はおそらく中学生くらいの歳だろう。ダイナイマイツお姉さんの様なスタイルはないが、幼さを残した顔はかわいらしく、あれはあれでグッと来るものがある。
 彼女♂との思い出から一刻も速く逃げたかったケンにすれば、あの女の子は天が遣わした新しい彼女の様に思えた。
 立ち上がり彼女の方へ行こうとする。

「一度でいいから、君の変身するところを」
「どうしてですか?」
「疑うわけじゃないけど一度見ておきたいんだ。君の本当の姿を」

(本当の姿?)

 その言葉にケンは嫌な予感を覚えた。立ち止まり様子を伺う。

「でも、できる可能性もあるんだろう? 一回きりやってみせてくれれば、それで僕は満足するんだ。お願いだから……ねね、いいだろう?」

 少女が何かを握り締める。彼女の身体は光を発し、ケンは目を瞑った。少しして目を開けるとそこに少女の姿はなく、代わりにケンの知らない謎の生物が居た。

(な……なんだよ……これは?)

 その光景を見て、ケンには思い浮かぶ出来事があった。
 直前までニャンニャンしたいたダイナイマイツお姉さんがオッサンに変わったあの出来事。
 どちらも美少女が突然別のものになったという意味では同じ出来事。
 そう考えた時、ケンの脳内に電流が走った。
 単純なことだ。お姉さんも少女も違う何かが化けた姿だった。ただそれだけのこと。
 ケンは混乱するあまり、自分が幻覚でも見ていたのではないかとも思ったがそうではない。単に騙されていただけだったのだ。 
 ケンの中でお姉さん♂達への恐怖が消え、怒りがこみ上げてくる。
 だがふと考える。女に化けているのはあのオッサン達と今前方にいる謎の生物だけなのだろうか?
 自分は偶然にもそんな人物達に立て続けに出会ったのか?
 思えばこの三人を似ぞけば自分があった女は、田所を殺そうとしていた巴マミという女だけ。
 しかし彼女とはろくに話もしていない。その正体が男や人外であった可能性も十分考えられる。

「そうか……そういうことだったのか!」

 ケンは全てを理解する。
 お姉さんや少女だけではない。この会場にる女は全て別の何かが化けたものだったのだ! 

「ゆるさねえ……」

 ケンの中でさらに強い怒りが沸き上がる。
 自分を騙し、弄んだオッサン達への、これから先誰かを騙すつもり謎の生物への、そしてこの会場に居る全ての、女に化けた者達への怒りが。
 ケンはエレクトリカル・スピードワゴンを構え正面を向く。そこではいつの間にか女の子の姿に戻った謎の生物と少年がなにか話している。だが怒りに染まったケンの耳にはまったく聞こえなかった。
 エレクトリカル・スピードワゴンの後輪を地面に擦りチャージをする。まず狙うの少年の方だ。あいつも女物の服を着ているのだからその手の輩なのだろう。先にあいつを倒してから謎の生物の方をボコボコにする。

「いけ。エレクトリカル・スピードワゴン!」

 憎しみの込もったチャージ・インでエレクトリカル・スピードワゴンを放つ。
 エレクトリカル・スピードワゴンは狙い通り少年の胸――女物の服を着ている部分――に命中。彼の身体を吹き飛ばしその意識を奪った。
 隙かさずUターンさせ謎の生物へと跳びかからせる。だが、謎の生物は横に跳んでそれをかわした。
 ケンはエレクトリカル・スピードワゴンを自分の前で着地させ、再び謎の生物の方を向かせる。

「許さない。俺は絶対にお前たちを許さないぞぉぉぉぉぉぉぉ!」

 怒りに震えるケンの耳には島中に響く放送の音もやはり聞こえなかった。

【H-04/1日目・日中】

【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグ V×V】
[状態]:疑心暗鬼 激しい怒り
[装備]:エレクトリカル・スピードワゴン@人造昆虫カブトボーグ V×V
[道具]:なし
[思考・状況]
1:目の前の謎の生物をボコボコにする
2:さっきのオッサン達もボコボコにする
3:その他の女に化けている奴らもボコボコにする

※松岡勝治が死んだと思っています
※正気に戻りましたが、錯乱しています
※この会場にいる女は全員、男か謎の生物が化けたものと思っています


 【星君@チャージマン研!】
[状態]:気絶、右手に野獣先輩のアレが付着
[装備]:金属バット@現実 、キリン装備@モンスターハンター
[道具]:基本支給品、双子シグナーカードセット@遊戯王5D's、謎の白い液体@THE 世界遺産、王宮内で手に入れた食料と武器、フランクのカメラ@デッドライジング、
射命丸のカメラ(30/30)@東方Project、士のカメラ(30/30)@仮面ライダーディケイド、射影機(30/30)@零~zero~、カメラのバッテリー@現実×2、十四式フィルム(30/30)@零~zero~×2、フィルム@現実(30/30)×3
[思考・状況]基本思考:母星や仲間のために殺し合いに乗る。
0:気絶中
1:キルリアを利用。使いないようなら石を奪う。
2:チャージマン研は最優先で抹殺する。
3:チャージマン研、アルセーヌ(名前は知らない)を警戒(特にチャージマン研)。
4:これから毎日、不意討ちしようぜ!
※参戦時期は不明。あとの人にお任せします。
※制限により姿は星君のままです。
※ジュラル星人には感情が無いので、キルリアは感情を読み取る事が出来ません。
※キルリアのコレまでの経緯を聞きました

【キルリア@ポケットモンスター】
[状態]:擬人化、ダメージ(小)
[装備]:地の石@仮面ライダーディケイド、 破魔の紅薔薇@Fate/Zero
[道具]:基本支給品
[思考・状況]基本:ラミエルさんの想いを胸に強く生きる
1: 目の前の少年を倒す
2:星君に協力する
3:チャージマン研を警戒
※キルリアは地の石の力によって擬人化しました。キルリアとしての能力は使用可能であり、人語も話すことができます。
 姿はこちらの動画の58秒のものに近いと考えられます。
 ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm12902621
 また、地の石を損失した場合、元のポケモンの姿に戻るでしょう。



sm128:希望の船 時系列順 sm130:何だ!ルシフェルっていい奴じゃん!
sm128:希望の船 投下順 sm130:何だ!ルシフェルっていい奴じゃん!
sm123:何故ならお前は、悪い子だからだー! 龍昇ケン sm132:槍兵の奇妙な四角関係とケンのパーフェクトにころわ教室
sm121:悪い人間は殺してやるー! 星君 sm132:槍兵の奇妙な四角関係とケンのパーフェクトにころわ教室
sm121:悪い人間は殺してやるー! キルリア sm132:槍兵の奇妙な四角関係とケンのパーフェクトにころわ教室




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