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胴長のクマにカブトボーグを与えてみた ◆FbzPVNOXDo



「うーん、疲れたな」

本から手を離し、背筋を伸ばす。
そして、疲労しきった両目を抑える。確か目の周りを優しく押してやると、良いマッサージになるんだったか。
ロックオンは、そんな事を思いつつ時間を確認する。
時刻は11時丁度。前回の放送から考えるに、後一時間程で第二回放送が始まるだろう。

さて、どうするか。
本の続きを読み始めても良いが、疲れたばかりで少し休憩したい。
なら少し早めになるが、食事を取るのも良いだろう。

台所に移り、用意されてあったレトルト食品と缶詰を取り出す。

缶詰はツナが一つ、レトルトがボンカレーに白米と一つずつ。

辺りを見渡し器具を確認した後、ロックオンはボンカレーの調理から始めた。
箱を開け中からカレーの入った袋を掴む。それを備え付けてあった電子レンジへと入れ、時間を設定スイッチを押す。
次に缶詰の蓋を開け、溢れ出す汁を流しへ流す。

そうしている内に、電子レンジからアラームが鳴る。ボンカレーを温めるのが終了した合図だ。
待ってましたと言わんばかりに、今度は白米を電子レンジへ入れ先と同じように時間を設定しスイッチを押した。

白米が加熱されているのを待っている間、使える食器をいくつか見つけテーブルの上へと並べていく。
数分後、再びアラームが鳴ったのを聞き白米を取り出し皿へと移す。
その上にボンカレーを乗せ、ツナを乗せる。

「シーフドカレーというにはツナだけじゃ寂しいが、まあ上出来だろう」

スプーンを掴み白米をすくい器用にその上にカレーとツナを乗せる。
それを口の前へと運び、数度息を吹きかけ熱を冷ましてから口内へと進ませる。
口の中にカレーとツナの風味が広がった後、遅れてやってきたご飯の触感と混ざり合う。

「――美味い」

久しぶりに口にしたカレーに、レトルトとはいえロックオンは感激した。
たまらず二口目を食そうとスプーンですくうが。

「随分と満喫しているようだな。少し楽観的過ぎるんじゃないか?」
「ああ、そうだな。今、絶賛後悔中だ」

突如として現れた侵入者に、その手を止めた。
確かに、殺し合いの最中と言うには楽観的であったというのは事実だが、侵入者についての警戒は怠ってはいない。
幾らか対策を練ったとはいえ、事態が事態なら常識があろうが無かろうが侵入する者は必ず現れる。
それが分からぬ程、ロックオンは馬鹿では無い。故に常に他者の気配を伺いつつ警戒していた。
これでも軍人だ。意図せず起こった僅かな物音などで侵入者には気付ける。

(だが、こいつ。まるで気配が無かった。
 文字通り、今この瞬間、突然こいつは現れたかのような)

黒い衣服に身を包んだ長身の男。

見た限り、武器は持っていない。ここで先制して消すか。
いや早計は命取りだ。
以前、会った異能を持った男声の女のような力を彼が持っている可能性も考慮するべきだろう。

「君に恨みは無いんだが、悪いね」

指をパチンと鳴らすと、次の瞬間男の横に異常なほど長い胴を持つクマが現れた。

(またか。また突然現れた!)

思考する暇は無い。ロックオンはテーブルから離れ回避行動に専念する。
そのかいあってか、ロックオンを噛み砕こうと迫ったクマの牙はテーブルを貫き、その衝撃でカレーが宙を舞い地面へと落ちた。

「クソっ人の飯を!」

狙撃銃を構えクマへと撃とうするも、それよりも早くクマが動く。
普通の銃とは違い。構えてから狙いを定める狙撃銃では速さでは勝てない。
舌打ちしつつ、再びクマからの攻撃に備える。

そして、クマは手にある物を握っていた。

「何!?」

ロックオンの視界にカブトムシ型の玩具が映った瞬間、閃光に包まれ。

古本屋が爆散した。



―――――



「ゴホッ! 流石にやりすぎだ」

埃で咳き込むルシフェルに対しクマはカブトボーグを手に素振りをする。
その姿を見て溜息を付いた。

今から数時間前、体を回復させたクマを見つけたルシフェルは、自分に支給されたカブトボーグを渡してみた。
すると、どうだろうか。ただの獣程度しかないクマの知能は、カブトボーグの素振りをするにつれみるみる上がっていく。
終いには人語を理解するまでに至った。

かつて、ピークという白熊のボーガーが居た。
ルシフェルが渡したのは、そのピークが愛用していたボーグマシン、アイスバーン・ワイルド・ワイルド・シャウト。

元々ピークはただの白熊だった。だが、今や人語の理解は勿論、あの最強のボーグバトラー天野河リュウセイと対等に戦えるまでになった。
何故、彼がそこまで成長、いや最早進化と呼ぶに相応しい変化を遂げたのか。
多分、カブトボーグが関わっている事に間違い無いでしょう。だがその他、一切のことは分かりません!

何はともあれクマにもそれと同じ事が起こった。

アイスバーン・ワイルド・ワイルド・シャウトを手にした瞬間、クマはボーガーとして進化した。

そして、ボーガーの本能は一つ。最強になる事。
クマは戦いの場を求めた。自らの実力を試す為に、そしてルシフェルに協力を持ち掛けられる。
戦いの場を提供するかわりにルシフェルの為に戦えと。クマはそれを承諾、現在に至る。

(やれやれ。適当に戦って、ロックオンを本屋から動かすだけの筈が……随分と派手にやったものだ)

未だ晴れぬ土煙の中、ルシフェルは完全に倒壊した古本屋を眺める。

(とはいえ、あれでは助からないだろう)

あの近距離でアイスバーン・ワイルド・ワイルド・シャウトの必殺技を喰らったのだ。
回避すら間に合わず、もう生きてはいまい。

「行くぞ」

そう考え、クマを連れ別の場所へ移動した。







――――




(このカード、相手の攻撃を防ぐというのは本当だったか)

ルシフェルたちが去った後。
倒壊した古本屋でロックオンは内心、恵まれた支給品に感謝した。

しかし、事態が好転した訳でも無い。
このバトルフェーダーというカード使えるのは一度きりで、再使用するには半日間を置かなければいけない。

(さっきまでツイてると思ったが、どうやらそうでもないらしいな)

軽く舌打ちをしロックオンは溜息を付いた。



【E-02/1日目・昼】


【ロックオン・ストラトス(ライル・ディランディ)@武力介入できないCBシリーズ】
[状態]:疲労(中)、やや楽観的、
[装備]:狙撃銃@武力介入できないCBシリーズ、バトルフェーダー@遊戯王5D's(2日目深夜まで使用不可)
[道具]:基本支給品(水消費・小)、ランダム品(0~1)
[思考・状況]基本思考:殺し合いに乗るつもりはないが、いざという時は…。
0:生還する事を最優先。身を隠せる場所を探す。
1:一先ず他の参加者が減るまで身を隠す。最長で24時までだが状況によっては早めに離れる。
2:男声の女(譲二)を警戒。
3:MSが有れば入手したい。
4:仲間や対主催が居れば合流したい(他の参加者が減ってから)。
5:さっきの連中(ルシフェル)を警戒。
【備考】
※首輪についてこう考えています。
1.主催か、それに近しい団体が人力で人数分制作した。
2.上記の中に機械に強い人物が存在している。
3.人の手で造られたとすると不良品がごく少数紛れ込んでいるかもしれない。
4.これらの説が正しいとすると、死者の中に生存者が、生存者の中に死者が存在する可能性がある。
 よって第一放送の時点で松岡勝治は生きていると考えられる。
ex.松岡勝治の名を二度呼んだのは会場に重大なトラブルが発生し、そこから注意をそらすため?

【ルシフェル@エルシャダイ】
[状態]:ダメージ(小)、鳩尾に打撲の跡と火傷
[装備]:新武器アズサ(破損)
[道具]:基本支給品、携帯電話、K´パッチ@MUGEN、宇理炎@SIREN
[思考・状況]
基本思考:主宰側として殺し合いの進行役を務める
1:???
2:イーノックが死んだのか…残念だ…。
3:そういえばエレインも返して貰ってないな……。
※主催側の特別処置としてランダム品が5つ配られています。
※自分に課せられた制限に気付きました。

【クマ@よもやま四方山】
[状態]:胴体切断(回復)、触手の長さ大幅に減少、ダメージ(中)、ボーガーとしての覚醒
[装備]:アークル(胃の中)@仮面ライダーディケイド(クウガ)、首輪(胃の中)
    アイスバーン・ワイルド・ワイルド・シャウト@人造昆虫カブトボーグV×V
[道具]:無し
[思考・状況]基本:最強のボーグバトラーになる
1:ルシフェルと行動する。
※クマは胴体切断により全長が短くなっています。
※アークルを取り込んだことである程度の再生能力を得ました。
 このまま何か肉体的変化は起こるかもしれないし起こらないかもしれません。
※ボーガーとして覚醒した影響で、思考の変化と人語を理解できるようになりました。

※ゲキド街の古本屋が倒壊しました。


【バトルフェーダー@遊戯王5D's】
相手の攻撃を無効化してくれる。
ジャック・アトラスの使用していたカード。
OCGでは使用後、除外されるが、ここではアニメ基準なのでそれはない。
制限により一度使うと半日使用不可



【アイスバーン・ワイルド・ワイルド・シャウト@人造昆虫カブトボーグV×V 】
リュウセイさんと激戦を繰り広げた白熊ピークの愛用マシン。
あの世界では熊もボーグバトルに嵌る。





sm124:必ず無事で…… 時系列順 sm126:食戟のにとり
sm124:必ず無事で…… 投下順 sm126:食戟のにとり
sm105:殺し合いから逃げよう、遠くへ遠くへ逃げよう ロックオン・ストラトス sm141:世紀末吸血主
sm109:ロイドの店デース ルシフェル sm130:何だ!ルシフェルっていい奴じゃん!
sm107:(そのときふしぎな事が起こっちゃ)いかんのか? クマ sm130:何だ!ルシフェルっていい奴じゃん!




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