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下っ端の憂鬱 ◆FbzPVNOXDo




「ぐわあああああああああああああああああああああ!!!!!」


男の叫び声。

プラシドが再び目を覚ました時、耳を響かせたものだった。

「アカツキが轢かれた!」
「アカツキさん!!」

「ど、どうしよう……」
「ルカさん、こういうときは、えーと」

なるほど、大体事態は掴めた。
ルカの荒い運転が祟り、とうとう誰かを跳ね飛ばしたのだろう。
こんな事で、妙な誤解をされたくはない。轢かれた男を治療し、事情を説明するしかない。
そう考え、プラシドが横たわった体を起そうとして、違和感に気付いた。
下半身が無いのだ。

(そうか、俺はあのロボットに襲われて……)

プラシドの脳裏を過ぎるのは、あの忌々しいロボット。

(そう言えば前にも同じ様な事が……。おのれ、不動遊星……!)

この場に居ない遊星に苛立ちを感じるが、今はそれどころでは無い。
下半身が無い以上、自分一人で活動するのは不可能。
恐らく近くに居るであろう司馬を呼ぼうとしたところで――気付いた。

「宙は、何処だ?」

車内にプラシドの声が響き渡る。
誤解を解こうと、既に車外に出たルカと鬼子には聞こえなかった為、誰も答えは返さない。

だが、この沈黙こそが、プラシドに答えを導かせた。

「死んだ、か」

別段、驚く程の事じゃない。

あの状況、司馬は胸を貫かれていた。
サイボーグといえど、重要な器官に損傷を負えば壊れる。
ましてや司馬は、僅かに人間の部分も残されているようにも見えた。

仮に、それで生きていたとしても、自分達が逃げる為の時間を稼ぐ為に一人で戦いを挑み。
散って行ったとも考えられる。

「また失った」

もう何度目かも分からない。

最初は胸を抉られたような、この喪失感も慣れてしまった。

だから、涙は流れない。

いや流せない。

「やはり、希望では未来は救えぬとでもいうのか」

答えが欲しいわけじゃない。

だが、吐き出さねば、気がすまない。

希望を得たかと思えば続く仲間の死。そして訪れる絶望。
自分の抱いたものは、やはり間違っていたのか。


「人殺し!!!」
「ち、違うのよ。私は……」

「チッ」

どうやら考えるのも、悩んでいる暇も無いらしい。
車外では、まだ揉めている。この様子を見る限り、状況はあまり良くないようだ。
残った両腕で体を起し、テケテケのように腕を交互に動かし移動すると、ドアノブに手を掛けた。






―――――






「うむ、自分は鍛えているから、かすり傷ぐらいで済んだものの、次は気をつけるんだぞ」

「ごめんなさい」

プラシドがドアを開け姿を現した時、アカツキ、響、雛子の三人は固まってしまった。
無理は無い。どう見ても妖怪の姿のプラシドを見れば、誰だって驚愕してしまう。
しかし、誤解を解くには最適な状態になり、一周回って冷静になった三人を、何とか説得し誤解は見事解けたのだった。

「それよりも、お前達は不動遊星を探す為に学校に向かうと言っていたな。
 俺達も奴を探している。どうだ? ここは行動を共にするというのは」
「確かに、悪くない提案だ。その車に乗せて貰えれば、比較的早く学校に行けるし、仲間が増えるのは悪いことじゃない。
 ……問題は運転手だが」
「それなら私が……」
「運転出来るのか、雛子?」
「多分、説明書を見れば」

ルカから説明書を受け取り、雛子は運転の練習を始めた。
不安定ではあるが、ルカよりはマシと判断した二人は運転手を雛子とする事にする。

話が一段落着いたところで鬼子が口を開いた。

「プラシドさん、その司馬さんの事ですけど……」
「皆まで言うな。分かっている」
「すまない。話に割り込み、不謹慎だと言うのは分かるが聞かせてくれ、誰がやったんだ?」
「そうだな、知りうる情報は交換した方がいい。だが、それは車の中でもいいだろう?」

三人は顔を合わせると、上半身だけのプラシドをアカツキが持ち、オデッセイへと向かっていった。



【F-06/1日目・昼】

【プラシド@遊戯王5D's】
[状態]:上半身のみ、希望の番人化
[装備]:アノニムの二丁拳銃 弾数(5/6、6/6)(一丁のみ腰に差している)@アカツキ電光戦記
[道具]:基本支給品一式、インヴェルズ・ギラファ@遊戯王、 希望王セット@遊戯王ZEXAL
[思考・状況]
基本行動方針:絶望の未来を変える
0:アカツキ達と情報交換。
1:気に食わないが戦力になりそうな不動遊星を探す。
2:愛用のDホイールと剣が欲しい。
3:不動遊星との決着は保留。
4:下半身♂を直したい。
5:宙……。
※シンクロの代わりとなるエクシーズに注目しています。
※歴史を改変しシンクロ時代の今をエクシーズの時代に変えようと思っています。
※ルカ達の話の食い違いについては一応思考中・・
※希望王セットのカードは一度使うと6時間使用できません。
※NO.の精神汚染は本ロワでは無効です。

【日本鬼子@日本鬼子ぷろじぇくと】
[状態]:健康
[装備]:白楼剣@東方Project
[道具]:基本支給品一式、儀式の人クリスマスパーティーセット@儀式の人シリーズ
[思考・状況]
基本思考:殺生無しに争いを鎮める方法を探したい
0:プラシドさんが目覚めて良かった
1:心を鬼に囚われた人を白楼剣で斬り、迷いから解放する
2:極力殺生はしたくないが、いざというときは……

【アカツキ@アカツキ電光戦記】
[状態]:疲労(大)、左腕に大きな噛み傷(応急処置済み)、腹七分目、かすり傷
[装備]:試作型電光機関@アカツキ電光戦記、阪本さんのスカーフ@日常、軍服(手で持っている)
[道具]:こんなところの閉鎖病室の鍵の束@チャージマン研!、銃火器予備弾薬セット@オリジナル、青鬼のデイバック(食料×3)
[思考・状況]
基本行動方針:殺しあうつもりは無い。
0:プラシド達と情報交換。
1:「不動遊星」と「鬼柳京介」を探しに学校へ向かう。
2:メイトリックスを探し主催の事を聞きだす。
3:こんなところの地下が少し気になる。
4:実はまだちょっと物足りない(胃袋的な意味で)
5:二人の素性を聞きたい。
6:ケイネスの動向が少し気になる。
7:全身タイツを警戒。
※総統閣下シリーズの世界を知りました。
※別の世界から呼ばれたのだとギルガメッシュから聞きました。ほぼ確定だと考えています。
※第一放送を聞き逃しました。
※青鬼は死亡したと思っています。

【四条雛子@MUGEN】
[状態]:健康
[装備]:ホンダのオデッセイ(ボディーに大量のヘコミとキズ)@課金騎兵モバマス予告集
[道具]:基本支給品一式(一食消費、水残り70%)、不明支給品0~2
[思考・状況]
基本行動方針:真剣勝負を堪能する。相撲に勧誘する。
0:プラシド達と情報交換。
1:学校へ向かう。
2:「鬼柳京介」と「不動遊星」、ついでに強者を探す。
3:響を守り、一緒に相撲をする。
4:アサシンとの決着をつける。
5:余裕があればアカツキの腕をちゃんと治療したい。
6:また会えたらケイネスとも勝負したい。
※MUGENのアカツキと面識があります。その他にも何人かとは面識があるかもしれません。
 具体的に誰を知っているかは後の人におまかせします。
※響の素性を簡単に聞きました。
※アカツキが二人に介抱されるまで何をしてきたか把握しました。
※アカツキから、参加者は異世界から集められたと聞かされました。
 彼ほどではありませんがそう考えています。






怖い。

それが響の中を支配している感情だった。

雛子、アカツキが自分の味方で二人共強いというのは分かる。

でも、恐怖を抑えられずにはいられない。

ルカ、鬼子、プラシドが怖いわけじゃない。だが、プラシドに刻み込まれたその破壊痕。
話によれば、ロボットであった為に助かったらしいが。もしロボットじゃなかったら? 
そこには、見るも無残な肉の塊が転がっていたに違いない。
もっと言えば、それが自分だったかもしれない。

(だ、大丈夫。この銃だって……あるし……)

使うつもりは無い。でも万が一のことがあれば、これで何とかなるかもしれないのも事実。
戦いを拒んでいる筈なのに、気付けばバックの中から出したディエンドライバーを握り締め、心を落ち着かせるという矛盾。
無理は無い。彼女は所詮、ただの少女に過ぎない。自分を安心させる何かが必要だ。

「貴女……その銃」

背後からの女性の声に、一瞬発砲しかけるところだった。

「ち、違う。これは……」

気付かれないように握り締めていた筈なのに見られてしまった。
動揺しながら、バックの中にディエンドライバーを仕舞い、逃げる様にオデッセイへと走っていく。

「あの娘」

ルカは怪訝そうな顔をする。

あの銃は何の為に持っていたのか。まさか自分達を殺すためか?
そう考えれば、あの動揺にも納得がいく。

「……考え過ぎ、よね」

目の前で起こった他人の死。
それが、彼女にここは殺し合いの場だと、再認識させていた。
司馬が死んだように、この場では何時誰が誰に殺されてもおかしくない。
考え過ぎだとは思っても、疑いを捨てきれない。

「気分が悪いわ」

重い足取りで彼女もオデッセイへと向かって行くのだった。



【F-06/1日目・昼】

【我那覇響@アイドルマスター(アニメ)】
[状態]:軽い打撲、死への恐怖
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式(一食消費、水少量消費)、ディエンドライバーとライダーカード(ディエンド)@仮面ライダーディケイド、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本行動方針:生きて帰る。
1:アカツキと雛子に着いていく。
2:雛子に守ってもらう代わりに一緒に相撲をする。
3:何で自分の周りは超人だらけなんだ~!?
4:プロデューサーやアイドルのみんなに会いたい。
5:別の世界……なんかすっごいさ~
6:ディエンドライバーは絶対に使いたくない。戦いたくない!
7:でも万が一の時は……。
※参戦時期はアニメ15話終了時からです。
※雛子の素性を簡単に聞きました。
※雛子を頼りにする事で死への恐怖を薄れさせています。
※アカツキが二人に介抱されるまで何をしてきたか把握しました。
※アカツキから、参加者は異世界から集められたと聞かされました。
 彼ほどではありませんがそう考えています。


【巡音ルカ@VOCALOID】
[状態]:健康
[装備]:大口径拳銃@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:基本支給品一式、プラシドの下半身@遊戯王5D's、モンスターボール(バッフロン)
    もしかしてオラオラですかーッ!?@未来ガジェット研究所、司馬のランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本思考:歌い続けるために生きる
0:響を警戒
1:鬼子に協力する
2:絶望には呑まれない




sm121:悪い人間は殺してやるー! 時系列順 sm123:何故ならお前は、悪い子だからだー!
sm121:悪い人間は殺してやるー! 投下順 sm123:何故ならお前は、悪い子だからだー!
sm102:もげ!もげ!もげ!【プラシドの半身を】……もげ! プラシド sm133:増殖するA、飛翔するP -お芋を貪るイェーガー-
sm102:もげ!もげ!もげ!【プラシドの半身を】……もげ! 日本鬼子 sm133:増殖するA、飛翔するP -お芋を貪るイェーガー-
sm102:もげ!もげ!もげ!【プラシドの半身を】……もげ! 巡音ルカ sm133:増殖するA、飛翔するP -お芋を貪るイェーガー-
sm106:すべてはたった一つの間違いから 我那覇響 sm133:増殖するA、飛翔するP -お芋を貪るイェーガー-
sm106:すべてはたった一つの間違いから 四条雛子 sm133:増殖するA、飛翔するP -お芋を貪るイェーガー-
sm106:すべてはたった一つの間違いから アカツキ sm133:増殖するA、飛翔するP -お芋を貪るイェーガー-




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