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ほほえみの爆弾 ◆P05sqVT5XQ




「そんな……ウソ……だろ……」

市街地に足を踏み入れたいつもの4人。
しかし、その直後にどこからか流れてきた定時放送を聞いたリュウセイは愕然として膝をつく。

「ケン……勝治……クソ……クソッ………」

定時放送までの死亡者の発表で呼ばれた龍昇ケンと松岡勝治の
名前を聞いたリュウセイは地面を拳で何度も叩き、叫ぶ。
その顔には涙が零れ落ちていた。

「クッソオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」

「リュウセイくん……」

「龍昇ケン、松岡勝治……リュウセイさんが話していた親友の名前でしたね……」

2人も親友の死に慟哭するリュウセイを3人は辛そうな表情で見つめていた。
しばらくして、何か思ったのかリュウセイと最初に出会ったうちの1人
東風谷早苗は彼のもとへ歩もうとする。

「早苗さん、何をなさるつもりですか?」

早苗がリュウセイの所へ行こうとしたのを見て、権兵衛は尋ねる。

「リュウセイさんのことを慰めようと思いまして……先ほどの放送で私も知り合いを
亡くしてしまったので……」

「気持ちは分かります。ですが、今彼はずっと一緒にいた親友を無くしています。
あの2人は、この世界で初めて会った私達よりもずっとかけがえのない物。
ここはあえて、見守りましょう」

「リュウセイくん、あの2人のことよく話してたよね……」

シャロは悲しそうにうつむく。
3人はリュウセイたちとはこの殺し合いが始まった時からずっと行動を共にしてきた。
その中で彼の親友である龍昇ケン、松岡勝治の話を聞かされていたのだ。

「もしもあの放送で、神奈子様や諏訪子様が呼ばれてたら……
私もリュウセイさんと同じような気持ちになっていたかもしれませんね……」

「見守ることしかできないなんて私も辛いよ……」

「泣かせてやりましょう。今の私達にできるのは、それだけです」

3人が見守る中、リュウセイの慟哭は続いた。
朝の定時放送終了から数時間は経っただろうか、
ひざまづいていたリュウセイはゆっくり立ち上がり、3人の下へ戻っていく。

「みんな、悪い……こんな所で立ち止まってちゃいけないのは分かってた。」

3人の見るリュウセイの顔を見る。
彼の顔は悲痛な色は消えていたものの、そこには涙の痕がくっきりと見えた。

「でも……ここで泣かなきゃ、今まであいつらと笑ったり、泣いたり、喧嘩したり……一緒に過ごした思い出が
無かったことになりそうだったんだ……」

「リュウセイくん……」

「だからこそ、今ここで泣きたかったんだ! あいつらの想いを無駄にしないためにも!」

リュウセイが亡き友への想いを3人の前で吐露する。
すると、突然後ろからパチパチパチと拍手をする音が聞こえてきた。

「いい決意です。感動的ですね」

4人が振り向くと青いスーツを着て、妙な笑みを浮かべた男が彼ら4人の向こうに立っていた。

「申し訳ございません。こちらの方で叫び声が聞こえたため、何事かと思って来てみたのですが……」

「貴方は……?」

リュウセイの叫びを聞き、現れたもう1人の男にシャロは尋ねる。

「申し遅れました。私、海東純一と申します。貴方がたの分かりやすい言葉でいえば……
そうですね、仮面ライダーと言えば分かりやすいでしょうか?」

「仮面ライダー……? リュウセイくん、知ってます?」

「そんなの俺が聞きたいぜ。」

3人は仮面ライダーという言葉にきょとんとした表情であった。
そんな中、早苗は仮面ライダーという名を聞いた瞬間目をキラキラと輝かせ始めた。

「仮面ライダー……まさか!」

「貴方は仮面ライダーをご存知ですか?」

「テレビでよく見てました、懐かしいなぁ~! V3とかスーパー1とかゼクロスとか! あっ、BLACKもいいですよね!」

早苗は握りしめた拳を顔の前まで動かしたり、両手を大きく上下させ、仮面ライダーのポーズの真似をする。

「あの、早苗さん?」

「どうしました、シャロさん?」

「仮面ライダーって何ですか?」

海東を憧れの眼差しで見つめる早苗に対し、シャロは不思議そうな顔で尋ねる。

「仮面ライダーとは、人知れず悪の組織から人々を守るヒーローです!」

「そうですね。私もこの世界に来る前は仲間と共に巨大な組織と戦っていました」

早苗の言葉に海東は相槌を打ち、答える。

「う~ん……私達のいた世界でいう探偵みたいなものですかね?」

「俺のいた世界でいうボーガーみたいなものか?」

シャロとリュウセイは自分たちの世界において仮面ライダーに相当するものを
首を傾げながら挙げる。

「先ほどは遠くの方で盗み聞きをして大変失礼いたしました。」

海東は45度の角度まで頭を下げ、謝罪する。

「いやそこまで謝んなくてもいいよ別に!」

海東の突然の謝罪にリュウセイは戸惑う。

「先ほどの話を聞くところによると、貴方達は殺し合いに反対するチームのようですね。
よろしければ私も仮面ライダーとして、力になりたいのですが……」


海東はスーツの上着をずらし、グレイバックルを見せる。

「それは、仮面ライダーの変身ベルトというヤツですね!」

「その通りです。しかし今、このベルトは1度使用すると2時間ほど時間をおかないと
再度変身することができないようなのです」

「それは説明書に書かれてあったのですか?」

「ええ、ご丁寧にも。おそらく、殺し合いを企んだあの男達の仕業かと思われます」

権兵衛の疑問を解決するため、海東はデイバックから説明書を取り出し、彼に見せる。

「ですので、変身できない状態でも貴方達を守るための武器を探しているのです。
何か道具を譲っていただけないでしょうか?」

「海東さん、ちょっと待ってくださいね。私の方の支給品を探しますから」

早苗は自分のデイバックを開け、中を探り始めた。

「あっ、ありました! 海東さん、残りのデイバッグの中にこういうものが入ってましたよ!」

早苗はデイバックの中から短い棒状のものを取り出した。

「早苗さん、それは一体?」

「えっと……これは、電磁サイリウムといって、スイッチを入れると電撃が流れるサイリウムが出てくるみたいです」

「あと見つかったのは……よっこいしょっ、これです!」

辛そうな顔をしながら早苗はデイバックから長い筒のような武器をゆっくりと取り出した。

「それ……AT-4ですか?」

「権兵衛さん良く知ってますね。説明書によると、ロケットランチャーのみたいですね。この2つなんてどうですか、海東さん!」

「いいんですか、どちらもいただいても?」

「大丈夫です、自分の身は自分で守れますから!」

海東の疑問に対し、早苗はエッヘンと胸を張る。

「そうですか、ではお言葉に甘えて。」

海東は重いAT-4は、自分のデイバックにしまい、
電磁サイリウムは自分の手でいつでも使用できるように手で持つのだった。

「私を快く迎え入れて頂きまして誠にありがとうございます。
この殺し合いを一刻も早く止めましょう!」

「もちろんです! 一緒に頑張りましょう、海東さん!」

「よろしくな、海東さん」

「よろしくお願いしますね、海東さん」

「ええ、こちらこそよろしくお願いします」

海東と早苗たちが和やかな雰囲気の中、権兵衛は1人、訝しげな眼つきで見つめている者がいた。
彼はあの青年の歪さを敏感に感じ取っていたのだった。

(あの貼りついたような顔……早苗さんは些細なことだと思っているのかもしれませんが……
この男、何かが怪しい。本当にあの人は殺し合いに乗っていないのでしょうか……? 
今は本性を見せてはいませんが、警戒するに越したことはないようですね……)


● ● ● ●

(ひとまずは殺し合いに抗う者たちの中へと潜り込むことができたか……。)

一方、海東もにやついた笑いの裏で策謀を巡らせる。

(まさか、ライダーを知る人間がいたとはな……おそらくはディケイドのような他の世界のライダーの人間だろう。
あの少女の世界にディケイドが来た可能性もある。詳しく聞く必要があるな……)

海東は早苗と名乗った仮面ライダーに詳しい少女のことを思い出す。

(この少女のおかげでひとまず武器は手に入ったものの……この装備だけではまだまだ不十分だ)

連発できず、炎と轟音を便りに殺し合いに反対する者を集めてしまう可能性のある
AT-4、リーチが短く、電池が切れてしまっては使えない電磁サイリウムでは
安全は殺しを目標とする海東が所望する理想の武器にはほど遠いものだった。

(まぁいい。しばらくはこのグループに潜みつつ、他のヤツらの支給品も調べるとしよう。だが、問題は……)

海東は権兵衛をちらりと見る。

(さっきのヤツの怪しむような眼つき……獣のくせに知恵は回るようだ。
おそらくこのグループの中で一番近づいていると見ていいだろう。こいつだけは排除しなくてはな……)

最も、彼が怪しむ一番の決め手は自分の貼りついた笑顔だということはまだ気づいていない。

(権兵衛とやら、試してあげよう。お前の力を。俺はこんな所でお前に遅れはとらない……!)

【F-02 市街地/一日目・朝】

【海東純一@仮面ライダーディケイド】
[状態]:( ^U^)申し訳ございません、このような健康体で。
[装備]:グレイブバックル@仮面ライダーディケイド、電磁サイリウム@COBRA THE IDOLM@STER
[道具]:基本支給品、電光戦車@エヌアイン完全世界、外部AI@MUGEN、AT-4@魔法少女まどか☆マギカ
[思考・状況]
基本:優勝して、元の世界を支配する。
 1:表向きは対主催として振る舞い、集団の中に潜む。
 2:【チーム:いつもの四人】と行動を共にする。
 3:権兵衛を警戒。可能ならば排除したい。
 4:ノーリスクで殺人が可能な武器が欲しい。
 5:グレイブバックルの制限を何とかしたい。
 6:ディケイドにも制限が?
 7:AIを搭載した電光戦車は切り札。
※「ディエンドの世界」編終了後からの参戦
※鬼柳とさやかを死んだと思っています。
※大変胡散臭い表情をしていますが、本人はそれに気付いていません。
※グレイブバックルは一度使うと2時間使用不可になります。
※電磁サイリウム@COBRA THE IDOLM@STER、AT-4@魔法少女まどか☆マギカを早苗から譲り受けました
※早苗のことは別の世界の仮面ライダー住民だと思っています。


【チーム:いつもの四人】基本思考:殺し合いを破壊し主催者を捕まえる
共通思考
1:殺し合いに反抗しようとする者を探す。
2:互いの知り合いの捜索。
3:メイトリクスの捜索。


※それぞれの世界及び知り合いについての情報を交換しました。
※幻想郷とミルキィホームズの世界、カブトボーグの世界がそれぞれ異なる世界だと気付きました。
※早苗と権兵衛は自分達が別の幻想郷から来ていることに気付いていません。
※川が危険な事に気付きました。

【権兵衛@幻想入り】
[状態]軽傷、少し疲労
[装備]無し
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2個
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いを止めるため東風谷さんと共に仲間を探す。
1:四人と共に行動。
2:男性(メイトリックス)の捜索。
3:海東純一を警戒
4:博麗神社は後で改めて訪れたい。
5:かわいそうなボルガ博士……


【東風谷早苗@守矢一家コスプレ劇場】
[状態]軽傷
[装備]無し
[道具]基本支給品
    VGカード『幸運の運び手エポナ』@カードファイト!!ヴァンガード(2時間使用不能)、権兵衛の考察メモ
[思考・状況]
基本行動方針:権兵衛さんと行動する。殺し合いには乗らない。
1:四人と共に行動。
2:神奈子様と諏訪子様が凄く心配。
3:守矢の巫女として信仰を集める。
4:仮面ライダーに出会えて感激!
5:博麗神社は後で改めて訪れたい。
6:\  /  
7:●  ● この会場では常識に囚われてはいけないのですね! 
8:" ▽ "

※出展の都合で天然度と神奈子&諏訪子に対する信仰度が増加しています。
※制限に気付いていません。
※ボルガ博士のことは、良く出来たロボット爆弾か何かだと思っています。

【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグV×V】
[状態]:疲労(小)
[装備]: トムキャット・レッド・ビートル@人造昆虫カブトボーグV×V
[道具]:基本支給品、スコップ@現実
[思考・状況]
基本:殺し合いに乗るつもりはない。
1:とりあえず四人と行動。
2:ケン、勝治……


【シャーロック・シェリンフォード@探偵オペラミルキィホームズ】
[状態]:疲労(小)
[装備]: なし。
[道具]:基本支給品、手鏡@現実、ランダムアイテム0~1
[思考・状況]
基本:探偵として主催者を捕まえ殺し合いを終わらす。
1:とりあえず四人と一緒に行動するつもり。
2:居るなら他のミルキィホームズや知り合いを探す。


【権兵衛の考察メモ】
権兵衛の考察を早苗がメモしたもの。内容は以下の通り。



[基本的な疑問]
ここは何処なのか?
主催者は何者なのか?
殺し合いの目的は何か?


★現状ではヒントが少ない為これらの疑問は保留。


[小さな疑問]
主催者が参加者へ情報を伝える手段
参加者の人数
参加者の選出方法
放送の時間
禁止エリアの選定方法


★この内主催者が参加者へ情報を伝える手段が最も重要。


★この島にはスピーカー等の通信機器は無し→魔法、妖術、トイズ等の通常の放送とは別の手段を使う可能性がある。


★参加者はそれぞれ別の世界=パラレルワールドより集められた?(トイズやボーグといった概念の存在が証拠?)→★☆異世界人と出会った可能性有り!!★☆


★放送手段が解れば主催者の世界=主催者の正体が解る可能性大→最初に主催者と会話していた男性と遭遇出来ればそちらの方が単純かつ迅速


[首輪について]
首輪を付ける目的は反乱の抑止と殺し合いの促進


殺し合いに反抗心を抱く者達は一般的に意志の強い者が多い→反抗心を抱く者達が集団を組んだ場合、下手に一人の首輪を爆破すれば余計残った者の反抗心を掻き立てる恐れ


集団全員の首輪を爆破するのは主催者の本意では無い


以上の事柄より、主催者による反逆者の殺害はほぼあり得ない


★あくまで希望的観測


★反抗心を抱く者が単独行動を取っている場合はこの限りでは無い

【支給品解説】

【電磁サイリウム@COBRA THE IDOLM@STER】
COBRA THE IDOLM@STER第3話にて電磁サイリウムのドグが持っていた。
スイッチを入れるとサイリウムが飛び出す。劇中ではコブラPにのされてしまったため
相手にあてた威力は不明だが、ビール瓶を切り取る程度は強い。
電撃で痺れ差すことも可能なのかもしれない。
またサイリウムなので、電池切れに注意。

【AT-4@魔法少女まどか☆マギカ】
11話にて暁美ほむらが使用した使い捨ての対戦車用兵器。
使用すると、背後でバック・ブラストという炎が上がるので、
室内や味方が近くでいる時には注意。


sm83:SUMOUとポニテとチャーシュー麺 時系列順 sm85:これから毎日、王宮焼こうぜ!
sm83:SUMOUとポニテとチャーシュー麺 投下順 sm85:これから毎日、王宮焼こうぜ!
sm67:こいつらは最初からずっと一緒に行動してただろ!いい加減にしろ! 天ノ河リュウセイ sm101:オリーブの恨みは恐ろしいって、ハッキリわかんだね
sm67:こいつらは最初からずっと一緒に行動してただろ!いい加減にしろ! シャーロック・シェリンフォード sm101:オリーブの恨みは恐ろしいって、ハッキリわかんだね
sm67:こいつらは最初からずっと一緒に行動してただろ!いい加減にしろ! 東風谷早苗 sm101:オリーブの恨みは恐ろしいって、ハッキリわかんだね
sm67:こいつらは最初からずっと一緒に行動してただろ!いい加減にしろ! 権兵衛 sm101:オリーブの恨みは恐ろしいって、ハッキリわかんだね
sm80:スルーに定評のある…… 海東純一 sm101:オリーブの恨みは恐ろしいって、ハッキリわかんだね




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