ティロ・フィナーレ!野獣と化した先輩 ◆aWSXUOcrjU
微かな月光だけが頼りとなる、薄暗い深夜の森の中。
夜風がひんやりと肌を撫で、その気持ちさえも凍えさせる。
「こういう冗談やめてくれよなー。頼むよー……」
特にあんなことがあった後では、それもまた倍増というものだろう。
森の中で頭を抱え、1人ぼやく青年の姿があった。
田所――便宜上、野獣先輩と通称するのがいいだろう――という名のこの男は、
本来であれば、殺し合いとは無縁のはずの若者である。
学校の水泳部で練習にいそしみ、好意を寄せていた後輩を家に誘い、胸の想いを伝えるつもりだった。
男しか愛せないホモであったり、告白の手段が強姦であったりと、
いくつか問題はあるものの、それでも殺人などとは縁のない、普通の学生であるはずだった。
(それが何でこんなことになってんだよ……!)
にもかかわらず、彼は関係者になってしまった。
本来味わうはずのなかった、殺し合いの場の空気を吸わされてしまった。
首を吹き飛ばされた女性、ニヤニヤとせせら笑う外国人。
先ほど見せられてしまった、バトルロワイアルの開会式の様子は、今でもありありと思い出せる。
ここはもう違うのだ。
暢気に部活の愚痴をこぼしながら、平和に談笑できていた、そんな日常とは違うのだ。
「……とにかく隠れないとな。じっとしてたら見つかっちゃう、ヤバイヤバイ」
ショックは簡単にはぬぐい去れないが、それでも死にたくないのは確かだ。
何か行動を起こさなければと、自分を奮い立たせるように呟く。
武器こそ支給されているようだが、野獣先輩には武道の経験も、ましてや戦闘訓練の経験もない。
気を抜けば即死亡に繋がるかもしれないのだ。怯える身体に鞭を打ち、身を隠すべく歩きだした。
「――うっ……ぅう……」
と。
その時、耳に入ってきたのは、消え入るような女の声だ。
響きからして、涙を流しているのだろうか。
自分以外の参加者とは、無暗に接触すべきではない。それくらい素人にだって分かる。
「おっ、大丈夫か?」
それでもどうしても放っておけず、野獣先輩は声の方向へと向かった。
がさがさと茂みを掻き分けた先にいたのは、眩い金髪の少女だ。
背丈や声色を考えると、大体中学生くらいだろうか。明らかに野獣先輩より歳下だろう。
一方で、コスプレのような衣装から窺えるのは、歳不相応に成熟したグラマラスなボディだ。
きゅっと絞られたウエストや、バレーボールのような豊満なバストは、男を惹きつけてやまない凶器と言えよう。
(もっともホモである野獣先輩にとっては、さして意味のない特徴ではあったが)
「怖いのは俺もお互い様だからさー。泣くなよー」
ぽんぽんと背中を軽く叩き、泣きじゃくる少女をなだめる。
泣いている人を見ていると、自分も悲しくなるものだ。
こんな絶望的な状況で、これ以上気持ちまで沈められれば、それこそたまったものではない。
話しかけるべきじゃなかったかな、と思いつつも、そのまま見捨てるわけにもいかず、野獣先輩は彼女を慰めた。
「……ぐすっ……」
その時。
じゃきん――と音を立て。
「はうっ……!?」
野獣先輩に突き付けられたのは、冷やかな光を放つ銃口だった。
白い銃身を基調とし、ところどころが黒く塗られた、モノクロ配色のライフルだ。
彼には到底知るよしもないが、マスケット銃という名称の、極めてクラシックな銃である。
一体何があったのだ?――野獣先輩は混乱した。
この銃はどこから現れた? こんな長いライフルは、先ほどまでどこにもなかったはずだ。
大体、この銃は誰が持っているのだ? 見下ろした先にあったのは、白い長袖の右腕だ。
そしてその視線を上へと向ければ、
「こんなことになってしまったのなら――」
金色の瞳を涙で濡らす、少女の顔がそこにあった。
「――みんな死ぬしかないじゃないッ!」
雫に震える悲痛な絶叫。
打ち鳴らされる火打ちのハンマー。
瞬間、鋭く轟いたのは、雷鳴のような銃声だ。
「ファッ!」
条件反射的な動作だった。
ほとんど考える暇もないままに、野獣先輩は背後へと飛び退いた。
ずどん、と響いたマズルフラッシュ。
光と爆音の先にあるのは、木の幹にめり込んだ鉛の弾丸。
茶色い幹に生まれた弾痕は、本物のライフルの破壊力を、雄弁に物語る物証となった。
「ちょっと何だよ! 危ねぇなあ!」
虚勢を張るようにして野獣先輩が叫ぶ。
そうでもしなければ、頭がどうにかなりそうだった。
本物の発砲を目の当たりにしたことなど、今までに一度もなかったのだ。
テレビや映画などを通して、他人事のように見てきた銃。
その本物が目の前にあって、それが自分に向けられている。
あの弾丸が自分に当たれば、映画のように殺されてしまう。
その事実が胸に突き刺さり、野獣先輩から余裕を奪っていく。
「こんなことに巻き込まれたら、誰もかれもが死んでしまう……」
一方の少女は答えもせずに、ぶつぶつと独り言をつぶやくだけだ。
撃ち終えたマスケット銃を放り出すと、その手で被っていたベレー帽を降ろす。
さっ、と円弧を描いた帽子から、次の瞬間現れたのは、新たな5丁のマスケット銃だ。
こいつはまずい。
明らかにヤバイ。
相手はこちらの言葉も聞かず、引き金を引き続けるだけのイカれ女だ。
おまけに超能力か何かのような、訳の分からない力を使っている。
どちらも理解の範疇を超えていた。
明らかに野獣先輩には、対処不可能なレベルの相手だった。
「だったら苦しまないうちに、みんなで死ぬしかないじゃない!」
ずどん、ずどん、続けてずどん。
地面に突き刺さった状態から、次々と引き抜かれる銃身。
余裕のない様子とは裏腹に、淀みのない動作で引かれるトリガー。
たちまち静かな深夜の森は、銃弾の嵐に飲み込まれた。
「う、うわぁああああっ!」
続々と押し寄せる魔弾の中、それでも叫ぶ余裕のあった野獣先輩は、まだ幸運であったと言えるだろう。
俗に言うホモ特有のステップ、というやつだ。
無我夢中で絶叫しながら、彼は華麗に弾丸を回避し続け、一目散に退散した。
夜風がひんやりと肌を撫で、その気持ちさえも凍えさせる。
「こういう冗談やめてくれよなー。頼むよー……」
特にあんなことがあった後では、それもまた倍増というものだろう。
森の中で頭を抱え、1人ぼやく青年の姿があった。
田所――便宜上、野獣先輩と通称するのがいいだろう――という名のこの男は、
本来であれば、殺し合いとは無縁のはずの若者である。
学校の水泳部で練習にいそしみ、好意を寄せていた後輩を家に誘い、胸の想いを伝えるつもりだった。
男しか愛せないホモであったり、告白の手段が強姦であったりと、
いくつか問題はあるものの、それでも殺人などとは縁のない、普通の学生であるはずだった。
(それが何でこんなことになってんだよ……!)
にもかかわらず、彼は関係者になってしまった。
本来味わうはずのなかった、殺し合いの場の空気を吸わされてしまった。
首を吹き飛ばされた女性、ニヤニヤとせせら笑う外国人。
先ほど見せられてしまった、バトルロワイアルの開会式の様子は、今でもありありと思い出せる。
ここはもう違うのだ。
暢気に部活の愚痴をこぼしながら、平和に談笑できていた、そんな日常とは違うのだ。
「……とにかく隠れないとな。じっとしてたら見つかっちゃう、ヤバイヤバイ」
ショックは簡単にはぬぐい去れないが、それでも死にたくないのは確かだ。
何か行動を起こさなければと、自分を奮い立たせるように呟く。
武器こそ支給されているようだが、野獣先輩には武道の経験も、ましてや戦闘訓練の経験もない。
気を抜けば即死亡に繋がるかもしれないのだ。怯える身体に鞭を打ち、身を隠すべく歩きだした。
「――うっ……ぅう……」
と。
その時、耳に入ってきたのは、消え入るような女の声だ。
響きからして、涙を流しているのだろうか。
自分以外の参加者とは、無暗に接触すべきではない。それくらい素人にだって分かる。
「おっ、大丈夫か?」
それでもどうしても放っておけず、野獣先輩は声の方向へと向かった。
がさがさと茂みを掻き分けた先にいたのは、眩い金髪の少女だ。
背丈や声色を考えると、大体中学生くらいだろうか。明らかに野獣先輩より歳下だろう。
一方で、コスプレのような衣装から窺えるのは、歳不相応に成熟したグラマラスなボディだ。
きゅっと絞られたウエストや、バレーボールのような豊満なバストは、男を惹きつけてやまない凶器と言えよう。
(もっともホモである野獣先輩にとっては、さして意味のない特徴ではあったが)
「怖いのは俺もお互い様だからさー。泣くなよー」
ぽんぽんと背中を軽く叩き、泣きじゃくる少女をなだめる。
泣いている人を見ていると、自分も悲しくなるものだ。
こんな絶望的な状況で、これ以上気持ちまで沈められれば、それこそたまったものではない。
話しかけるべきじゃなかったかな、と思いつつも、そのまま見捨てるわけにもいかず、野獣先輩は彼女を慰めた。
「……ぐすっ……」
その時。
じゃきん――と音を立て。
「はうっ……!?」
野獣先輩に突き付けられたのは、冷やかな光を放つ銃口だった。
白い銃身を基調とし、ところどころが黒く塗られた、モノクロ配色のライフルだ。
彼には到底知るよしもないが、マスケット銃という名称の、極めてクラシックな銃である。
一体何があったのだ?――野獣先輩は混乱した。
この銃はどこから現れた? こんな長いライフルは、先ほどまでどこにもなかったはずだ。
大体、この銃は誰が持っているのだ? 見下ろした先にあったのは、白い長袖の右腕だ。
そしてその視線を上へと向ければ、
「こんなことになってしまったのなら――」
金色の瞳を涙で濡らす、少女の顔がそこにあった。
「――みんな死ぬしかないじゃないッ!」
雫に震える悲痛な絶叫。
打ち鳴らされる火打ちのハンマー。
瞬間、鋭く轟いたのは、雷鳴のような銃声だ。
「ファッ!」
条件反射的な動作だった。
ほとんど考える暇もないままに、野獣先輩は背後へと飛び退いた。
ずどん、と響いたマズルフラッシュ。
光と爆音の先にあるのは、木の幹にめり込んだ鉛の弾丸。
茶色い幹に生まれた弾痕は、本物のライフルの破壊力を、雄弁に物語る物証となった。
「ちょっと何だよ! 危ねぇなあ!」
虚勢を張るようにして野獣先輩が叫ぶ。
そうでもしなければ、頭がどうにかなりそうだった。
本物の発砲を目の当たりにしたことなど、今までに一度もなかったのだ。
テレビや映画などを通して、他人事のように見てきた銃。
その本物が目の前にあって、それが自分に向けられている。
あの弾丸が自分に当たれば、映画のように殺されてしまう。
その事実が胸に突き刺さり、野獣先輩から余裕を奪っていく。
「こんなことに巻き込まれたら、誰もかれもが死んでしまう……」
一方の少女は答えもせずに、ぶつぶつと独り言をつぶやくだけだ。
撃ち終えたマスケット銃を放り出すと、その手で被っていたベレー帽を降ろす。
さっ、と円弧を描いた帽子から、次の瞬間現れたのは、新たな5丁のマスケット銃だ。
こいつはまずい。
明らかにヤバイ。
相手はこちらの言葉も聞かず、引き金を引き続けるだけのイカれ女だ。
おまけに超能力か何かのような、訳の分からない力を使っている。
どちらも理解の範疇を超えていた。
明らかに野獣先輩には、対処不可能なレベルの相手だった。
「だったら苦しまないうちに、みんなで死ぬしかないじゃない!」
ずどん、ずどん、続けてずどん。
地面に突き刺さった状態から、次々と引き抜かれる銃身。
余裕のない様子とは裏腹に、淀みのない動作で引かれるトリガー。
たちまち静かな深夜の森は、銃弾の嵐に飲み込まれた。
「う、うわぁああああっ!」
続々と押し寄せる魔弾の中、それでも叫ぶ余裕のあった野獣先輩は、まだ幸運であったと言えるだろう。
俗に言うホモ特有のステップ、というやつだ。
無我夢中で絶叫しながら、彼は華麗に弾丸を回避し続け、一目散に退散した。
◆
「はぁ……ホントなんなんだよ……」
あれからどれくらい走っただろうか。
いつしか野獣先輩は森を抜け、開けた土地へと踏み出していた。
目と鼻の先に見えるのは、文明的な街並みだ。あるいはあの街の中なら、安全な場所もあるかもしれない。
(何なんだよアイツはよー)
汗だくの顔を拭いながら、思い返すのは先ほどの少女だ。
見たこともない力を使い、強力な銃を無数に生み出し、自分を殺そうと襲いかかってきた。
おまけにその手際のよさは、彼女があの銃を日頃から使い、鍛錬を積んできた証拠である。
殺し合いに乗っている上、自分より遥かに強い相手だった。
できれば金輪際関わり合いたくない相手だ。下手に近づこうものなら、今度は殺されてしまうかもしれない。
(でもアイツ、泣いてたな……)
そんな時、ふと思い出したのは、彼女の目に込み上げていた光だ。
あの名前も知らない金髪の少女は、確かにこの殺し合いの場で泣いていた。
あるいは彼女も自分のように、この状況に恐怖していたのかもしれない。
それが彼女の精神を追いつめ、遂には破壊してしまい、恐慌に走らせてしまったのかもしれない。
(……あー駄目だ駄目! あんなの関わってたらこっちが危ねぇよ!)
しかし、だからといって何ができるというのだ。
赤の他人である彼女のために、命を危険に晒せるものか。
いたいけな少女の涙を無視すると、野獣先輩は保身のため、街を目指して歩いていった。
やっぱり人間の屑じゃないか(憤怒)。
あれからどれくらい走っただろうか。
いつしか野獣先輩は森を抜け、開けた土地へと踏み出していた。
目と鼻の先に見えるのは、文明的な街並みだ。あるいはあの街の中なら、安全な場所もあるかもしれない。
(何なんだよアイツはよー)
汗だくの顔を拭いながら、思い返すのは先ほどの少女だ。
見たこともない力を使い、強力な銃を無数に生み出し、自分を殺そうと襲いかかってきた。
おまけにその手際のよさは、彼女があの銃を日頃から使い、鍛錬を積んできた証拠である。
殺し合いに乗っている上、自分より遥かに強い相手だった。
できれば金輪際関わり合いたくない相手だ。下手に近づこうものなら、今度は殺されてしまうかもしれない。
(でもアイツ、泣いてたな……)
そんな時、ふと思い出したのは、彼女の目に込み上げていた光だ。
あの名前も知らない金髪の少女は、確かにこの殺し合いの場で泣いていた。
あるいは彼女も自分のように、この状況に恐怖していたのかもしれない。
それが彼女の精神を追いつめ、遂には破壊してしまい、恐慌に走らせてしまったのかもしれない。
(……あー駄目だ駄目! あんなの関わってたらこっちが危ねぇよ!)
しかし、だからといって何ができるというのだ。
赤の他人である彼女のために、命を危険に晒せるものか。
いたいけな少女の涙を無視すると、野獣先輩は保身のため、街を目指して歩いていった。
やっぱり人間の屑じゃないか(憤怒)。
【E-02 森林(ゲキド街の目の前)/1日目・深夜】
【野獣先輩@真夏の夜の淫夢】
【状態】疲労(中)、狼狽、恐怖
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品0~3
【思考・状況】
基本:とにかく生き残りたい
1:とりあえず街に身を隠す。それから今後どうするかを考える
2:あのイカれた女の子(=巴マミ)は無視
【備考】
※「昏睡レイプ!野獣と化した先輩」本編開始直前からの参戦です
【状態】疲労(中)、狼狽、恐怖
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品0~3
【思考・状況】
基本:とにかく生き残りたい
1:とりあえず街に身を隠す。それから今後どうするかを考える
2:あのイカれた女の子(=巴マミ)は無視
【備考】
※「昏睡レイプ!野獣と化した先輩」本編開始直前からの参戦です
◆
突き付けられたのは絶望だった。
倒すべき悪であるはずの敵は、自分達魔法少女の末路であった。
だとするならば、殺すしかない。
この身が人の世に仇なすのなら、いつかそうなってしまう前に、可能性を断つしかない。
仲間が人を喰い殺すのなら、いつかそうなってしまう前に、全てを消し去ってしまうしかない。
人を守らなければならない。この身はそのために使い切らねばならない。
「ソウルジェムが魔女を生むなら……」
みんなまとめて死ぬしかない。
それが魔法少女の義務なのだ。
この巴マミに残された存在意義など、もはやそれくらいのものなのだ。
両親を失い、友を失い、自己すらも失ってしまった自分には、それ以外の結論などあるはずもないのだ。
「……みんな、みんな死ぬしかないじゃない」
先ほどのパフォーマンスの中には、何人か見知った顔があった。
いずれも死すべき魔法少女だ。せめて自分自身の手で、苦しませず引導を渡さなければ。
そして他の参加者達も、同様に殺してやるしかない。
この身の魔法の力をもってしても、主催者の凶行は止められなかった。
敵の力は、魔法少女の力ですら、どうこうできるものではなかったのだ。
だとすれば殺し合いの宿命からは、誰もかれも逃れられない。
なればこそせめて苦しむことも、自分達のように絶望することもなく、安らかに逝かせてあげるしかないのだ。
「死ぬしか、ないのよ……」
涙と共にこぼれた声が、静かに森の中に響いていた。
倒すべき悪であるはずの敵は、自分達魔法少女の末路であった。
だとするならば、殺すしかない。
この身が人の世に仇なすのなら、いつかそうなってしまう前に、可能性を断つしかない。
仲間が人を喰い殺すのなら、いつかそうなってしまう前に、全てを消し去ってしまうしかない。
人を守らなければならない。この身はそのために使い切らねばならない。
「ソウルジェムが魔女を生むなら……」
みんなまとめて死ぬしかない。
それが魔法少女の義務なのだ。
この巴マミに残された存在意義など、もはやそれくらいのものなのだ。
両親を失い、友を失い、自己すらも失ってしまった自分には、それ以外の結論などあるはずもないのだ。
「……みんな、みんな死ぬしかないじゃない」
先ほどのパフォーマンスの中には、何人か見知った顔があった。
いずれも死すべき魔法少女だ。せめて自分自身の手で、苦しませず引導を渡さなければ。
そして他の参加者達も、同様に殺してやるしかない。
この身の魔法の力をもってしても、主催者の凶行は止められなかった。
敵の力は、魔法少女の力ですら、どうこうできるものではなかったのだ。
だとすれば殺し合いの宿命からは、誰もかれも逃れられない。
なればこそせめて苦しむことも、自分達のように絶望することもなく、安らかに逝かせてあげるしかないのだ。
「死ぬしか、ないのよ……」
涙と共にこぼれた声が、静かに森の中に響いていた。
【E-02 森林/1日目・深夜】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ(死ぬしかないじゃないシリーズ)】
【状態】SGの穢れ(大)、絶望
【装備】ソウルジェム(マミ)、魔法少女服、マスケット銃
【道具】基本支給品一式、不明支給品0~3
【思考・状況】
基本:みんな死ぬしかないじゃない!
1:魔法少女の仲間達も、魔女化する前に殺すしかないじゃない!
2:他の参加者も苦しまない内に殺してあげるしかないじゃない!
【状態】SGの穢れ(大)、絶望
【装備】ソウルジェム(マミ)、魔法少女服、マスケット銃
【道具】基本支給品一式、不明支給品0~3
【思考・状況】
基本:みんな死ぬしかないじゃない!
1:魔法少女の仲間達も、魔女化する前に殺すしかないじゃない!
2:他の参加者も苦しまない内に殺してあげるしかないじゃない!
【死ぬしかないじゃないシリーズ】
原作「魔法少女まどか☆マギカ」の第10話には、
魔法少女の真実を知った巴マミが、絶望し仲間との心中を図るシーンが存在する。
本動画シリーズは、このシーンを素材としたネタMADシリーズである。
要するにマミが泣きながら、やたらと仲間を殺したがる動画と考えれば、大体それで合っている。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm16825524
(参考動画。このシリーズの元祖というわけではないが、シリーズの傾向が分かりやすい)
ttp://dic.nicovideo.jp/a/%E6%AD%BB%E3%81%AC%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
(ニコニコ大百科の該当項目)
原作「魔法少女まどか☆マギカ」の第10話には、
魔法少女の真実を知った巴マミが、絶望し仲間との心中を図るシーンが存在する。
本動画シリーズは、このシーンを素材としたネタMADシリーズである。
要するにマミが泣きながら、やたらと仲間を殺したがる動画と考えれば、大体それで合っている。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm16825524
(参考動画。このシリーズの元祖というわけではないが、シリーズの傾向が分かりやすい)
ttp://dic.nicovideo.jp/a/%E6%AD%BB%E3%81%AC%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
(ニコニコ大百科の該当項目)
sm04:ボーガーオペラミルキィボーグズ | 時系列順 | sm06:あい殺(さつ)の魔法 |
sm04:ボーガーオペラミルキィボーグズ | 投下順 | sm06:あい殺(さつ)の魔法 |
野獣先輩 | sm30:真夏の夜の淫夢!グレイト・クレイジー・ティロフィナーレ | |
巴マミ | sm30:真夏の夜の淫夢!グレイト・クレイジー・ティロフィナーレ |