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「邪神×ウィッチ×騎士、泉にて」(2013/08/11 (日) 05:58:38) の最新版変更点
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*邪神×ウィッチ×騎士、泉にて ◆FbzPVNOXDo
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「へ、へぇ~マミさん、マスケット銃になっちゃったんだー」
心の中で百回以上舌打ちしながら鹿目まどかが頷く。
門矢士、イーノック、メイトリックスとの戦闘を終えた彼女らは何事も無く、無事にF-05の泉に到着した。
そこに居たのはサーニャと名乗る少女と、うんざん♪うんざん♪と、五月蝿い妖怪。
そして一丁の巨大なマスケット銃だった。
「ごめんなさい。大事なお友達を……」
「気にしないで下さい。サーニャさん」
申し訳無さそうに頭を下げるサーニャをまどかが慰める。
「でも、でも……!」
「そうそう。アンタは悪くないよ」
横から安藤と名乗る泉の女神が口を挟んでくる。
諸悪の根源とも言っても、過言では無いくせに呑気なものだ。
「ねえ、貴女。この殺し合いから脱出させて欲しいって願えば、本当に叶えてくれるの?」
暁美ほむらは安藤に視線を向けてそう尋ねた。
ほむらの目的はまどかを守る事。もし、この殺し合いからまどかだけでも脱出させる事が出来るのなら、それに越した事は無い。
「まあ……出来ない事は無いと思うけど」
「本当ね!」
ほむらが適当に近くの小石を拾い上げる。
サーニャの話によれば物を泉に落として、それを安藤が拾う形で願いを叶えてくれるらしい。
小石をその手に掴むと、ほむらは泉に向かって小石を投げる。
「ダメダヨ。ホムラチャン」
心の中の舌打ちが千回を突破したまどかがほむらの前に立ち、遮った。
その声は恐ろしい程、感情が篭っておらず怖かった。
(な、なんで。まどか、安藤を使えば殺し合いから……)
まどかにしか聞こえない程小さい声でほむらは疑問をまどかにぶつける。
まどかも、元々殺し合いには積極的に乗っている訳ではない。あくまで生存優先だ。
そんな彼女からすれば、何でも願いを叶えるという安藤の存在はとても魅力的な筈だが。
(あのさぁ……。この安藤を用意したのは主催側だよ?
わざわざ殺し合いを開いた主催者が、殺し合いからの脱出方法を呑気に用意すると思ってるの?
仮に用意しているとしても、それは恐らく裏技みたいなもので、こんな簡単なものじゃないに決まってるじゃん。
それに対価も必要だってサーニャさんが言ってたよね? それも聞いてなかったの?
殺し合いからの脱出なんて、どんな対価を用意しなくちゃいけないか分かったもんじゃないよ?
ねえ。馬鹿なの? アホなの? それくらい分かろうよ)
(ご、ごめんなさい……)
この瞬間、まどかの心の中の舌打ちが一万回を突破した。
(もう、ほむらちゃん馬鹿だなぁ。私の手足みたいに動いてくれて、それなりに強いのはいいけどやっぱ馬鹿なのはね)
この先、ほむらだけではやはり心許ない。新しい手駒が必要だ。
(サーニャさんは結構騙せそうだけどエイラちゃん? だったけな。最後の最後でその娘を優先しそうなのがな。
まあいいや。責任感は強そうだし、暫く守ってもおっと)
さて。と、心の中で息を着き今度はキュゥべえを見つめる。
どうやら話してみると、このキュゥべえは並行世界の存在らしく、珍しく良心的なキュウべぇだ。
キュゥべえを見つけたら殺す予定だったが、サーニャも居る事だし一先ず保留にする事にした。
(取りあえず、戦力になりそうな魔法少女生産機として利用しようかな)
キュゥべえが僅かながらまどかを睨み付ける。
まどかの心の中の舌打ちが五万回を突破した。
どうにも、キュゥべえはまどかを疑っているようだ。
(並行世界の私って、どんな感じなんだろう? 面倒くさいなぁ。私を知ってる人、全員殺しちゃおっかな)
思えばマミもまどかが知ってる巴マミとは違うかもしれない。
なにせ、ほむらも微妙ながら何処か違う。
ということは、巴マミがそうでないとも言い切れない。気絶している現状確認する術は無いが。
「すまない。通りすがりのものだが、今しがたマミと聞こえた。それはもしや巴マミ嬢の事か?」
まどかの心の中の舌打ちが十万を突破した。
人が考えてる最中に話しかけんなと心の中で愚痴る。
「俺はランサー。我が騎士道に掛けて、殺し合いには乗っていない」
そう言いランサーは腰に差していた剣とバッグを横へ投げる。
本当に殺し合いには乗っていないようだ。
「貴方は、マミさんの知り合い……なん、ですか?」
「知り合いと言う程でも無いが、少しばかり縁があった。出来れば、何があったか詳しく聞かせて貰えないだろうか」
まどかの心の中の舌打ちが五十万を突破した。
ほんの僅かだが、ランサーに親近感を抱いてしまった自分に吐き気がしてくる。
どうも、このランサーという男の右目の下の泣き黒子がきな臭い。
あれを見た瞬間に、あの蛙の小便以下の感情を抱いてしまったのだ。
恐らくあの黒子はそういう類の能力。そう推察した。
(ほむらちゃんは……)
ほむらへ視線を移す。
眉間に皺を寄せてるが、大丈夫そうだろう。
問題はサーニャか。見た限りまどか達以上に妙な感情が沸き上がってるようだ。
基本、男性と関わる機会があまりないからかも知れない。
まどかとほむらも異性に関わるのはそんなに多い訳ではないが、効き目が薄いのは、まどかは自身の吐き気を催す邪悪により
ほむらは思い人がすぐ傍に居たお陰か。
「――それでマスケット銃になってしまった訳です」
「そうか。妙な事になったものだ」
(なんだろうこの人。ちょっと見てると変な感じ)
サーニャも内心、こみ上げる感情に驚いていた。
ただ幸いなのが、この場に居た三人は全員対魔力スキルがあった事だろう。
全員、多少感情がこみ上げてくる程度で済んだ。
「最後に聞きたい。タドコロ、そしてケイネス・エルメロイ・アーチボルトという男性を見なかっただろうか?」
「いえ」
「分かった。俺は再び二人を探しに戻る。君達もどうか無事で」
サーニャとのやり取りを終え、ランサーは自分の投げ捨てた剣とバックを拾うと背を向ける。
「待ってランサーさん。最初に主催者に一人を殺したメイトリックスっておじさんと
変な仮面の姿に変身する人は殺し合いに乗っているから気をつけて。私とほむらちゃんも襲われたの……」
だがそこは流石まどかといったところか。
ちゃんと自分と敵対している二人の悪名を流すのを忘れない。
「分かった。もし出会ったのなら、俺が倒しておく!」
騎士というだけあって、殺し合いに乗ってる参加者の名前を言うだけで勝手に倒すとか言ってくれた。
やはり、ああいう騎士道厨はチョロイとまどかは誰にも気づかれないように笑みを浮かべた。
「うんざん?」
ふと雲山が異変に気付く。
何かが足りない感じがしたのだが気のせいだろうか。
「それで鹿目さんは、これからどうするんですか?」
「サーニャさんが良ければ、一緒に着いて行ってもいいですか? やっぱり二人じゃ心許なくて……」
「構いません。私も味方が増えるのは心強いですから」
一先ずはサーニャと行動を共にする。
仮に士やメイトリックスに悪名をばら撒かれても、サーニャという弁護人が居ればかなりマシになる。
「で、私への願いはいいの?」
問題は安藤の存在か。
まどかとしては、ここで始末しておきたいところだ。
殺し合いからの脱出と、参加者の殺しは叶える事が出来ないか大きい対価を支払うことになる。
それは殺し合いをさせたい、主催者の立場から考えれば当然だろう。
だが、もしも対価を覚悟で参加者が、願いを利用した場合恐ろしいことになる。
相手が死のうが、どうなろうが知ったことではないが、こちらに被害が及ぶ事にでもなればたまったものではない。
故に始末しておきたいがサーニャの目の前で尚且つ、まがりなりにも願いを叶える女神だ。
戦闘になれば厄介な事、この上無いだろう。
「ほむらちゃん」
「え?」
まどかがそっと耳打ちし、ほむらは再び小石を拾い上げ泉に投げた。
「私は池の女神。願いを一つだけ叶えてやろう。そなたが落としたのは金の小石か、銀の小石のか、普通の小石か、正直に答えよ」
「普通の小石よ。願いは、もうこれ以上誰の願いも叶えないで」
「良かろう……。っえ? マジで!?」
そこでまどかが考えたのは、これ以上願いを叶えるなという願い。
これなら単純に安藤が仕事をしなければいいだけ。
仮に対価が必要でも、そこまで重くは無いだろうし、それを引き受けるのはほむらだ。
「いやいいけどさ……。仕事しない間暇だから、何かDVDとかくれない? プレイヤーはあるから」
「キャベツ(夜明け前より瑠璃色な)のDVDならあるけど」
「それでいいや。でも、おまけのキャベツはいらないから返すわ」
ほむらからDVDを受け取ると安藤は泉の中に潜り込み二度と姿を見せなかった。
「考えましたね、鹿目さん。これで安藤の犠牲者は出なくなる」
「ウェヒヒ、そんな事無いよ」
これでサーニャから僅かに信頼を得た。
中々順調だ。
だが次の瞬間、まどかの心の中の舌打ちが五十万回を突破した。
(あれ? キュウべえは?)
消えていた。
早速、魔法少女生産機として利用しようと思った矢先に。
まどかの心の中の舌打ちが百万回を突破した。
【F-05/一日目 昼】
【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ(クズなまどかシリーズ)】
[状態]:疲労(中)
[装備]:ソウルジェム 、螺湮城教本@Fate/Zero
[道具]:基本支給品一式×2、世紀末魔法少女パッチ@MUGEN、キングクリムゾン(残り3回)@ニコニコ動画、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本:ゲームからの生還
0:キュウべえは?
1:ほむらちゃんと一緒に行動。あまり役に立たないようなら捨てる。
2:しばらくサーニャと行動。マミさんはどうしよっか……。
3:利用できる者は利用し、邪魔になる者は殺す。士、メイトリックスはいずれ殺す。
4:行動に出る際はパッチを利用してなるべく自分の悪評が広がることはないように動く。
5:海魔召喚のための餌も探す
※クズなまどかVS逆襲の魔法少女スーパーさやかちゃん【前編】直後の参戦です。
※さやかの体が鬼柳京介になっているのを知りました。
※螺湮城教本は制限により海魔の現界、術者の魔力補給、本体のダメージ修復等の同時運用は出来ません。
※制限として海魔の最大同時現界数は五体までしか出せません、また能力も下方修正されています。
※AV動画オールスターセットの動物はもう残っていません
【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、マドカァー 、ヤンデレ状態
[装備]:ソウルジェム、バルメM78(36/40)@コマンドー、ストライカーユニット@ストライクウィッチーズ、
[道具]:基本支給品一式、キャベツ@夜明け前より瑠璃色な ~Crescent Love~、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本思考:まどかに全てを捧げる。
1:何があってもまどかを守る。
2:どんなことをしてもまどかに認めてもらう。
3:もう役立たずだなんて言われたくない。
4:まどかに危険を及ぼしうるものは全て排除する。
5:何か大切なことを忘れている気がする。
【サーニャ・V・リトヴャク@ストライクウィッチーズ】
[状態]:健康、魔力消費(微) 、精神的な落ち込み
[装備]:★Rock Cannon@ブラック★ロックシューター、黒猫のゴスロリ服@俺の妹がこんなに可愛いわけがない、巴マミ(マスケット銃)@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:メントスコーラ(空)@コーラを開けるとメントスが落ちるトラップの作り方、
DMカード『スターダスト・ドラゴン』@遊戯王5D's
[思考・状況]:殺し合いには乗らずゲームを打破する
1、まどか達と行動する
2、知り合いが居れば合流する
3、ストライカーユニットとフリーガーハマーが有れば入手したい
4、殺し合いに乗ってない参加者が居れば合流したい
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ(死ぬしかないじゃないシリーズ)】
【状態】SGの穢れ(真っ黒ヤバい)、絶望、人間不信(少し回復しかけたが……?)、精神汚染B、マスケット銃
【装備】ソウルジェム(マミ)
【道具】
【思考・状況】
基本:……………………
1:気絶中
※精神汚染スキルを獲得しました。状況次第でランクが変動する可能性があります。
※頭部を殴打したことにより………
※マスケット銃に変化したことにより、魔力を消費することで銃口からティロフィナーレが撃てるようになりました。
【支給品解説】
【キャベツ@夜明け前より瑠璃色な ~Crescent Love~】
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悪名高い、アニメ版夜明け前より瑠璃色なに出てきたキャベツ。
DVDのおまけで付いてきたらしい。
人を超えた速さで森を駆け抜けるランサー。
その後ろを追いかけて行く白い影があった。
「ランサー///」
ランサーの虜になってしまったキュウべえである。
え?キュウべえってメスなのかって?
ほむ☆どもえ!のCV:豊崎愛生のキュウべえだから(意味深)。
【F-05/一日目 昼】
【ランサー@Fate/Zero】
[状態]:疲労(中)、頬にかすり傷
[装備]:ハイリアの盾、プラシドの剣@遊戯王5D's
[道具]:基本支給品
[思考・状況]基本:殺し合いには乗らず主催を討ち取る。
1:ケイネスとタドコロを探す。
2:ケン……
3:メイトリックス、門矢士(名前を知らない)を警戒。
※参戦時期は不明ですが少なくともセイバーと戦った後です。
【キュゥべえ@魔法少女ほむ☆どもえ!】意思持ち支給品
[状態]:雌、ランサーに一目惚れ
[思考・状況]
1:ランサー///
2:ランサーに着いていく。
|sm113:[[ニコロワγ~破壊者と野獣と時々、使徒~]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm115:[[正義の在処]]|
|sm113:[[ニコロワγ~破壊者と野獣と時々、使徒~]]|[[投下順>00~50]]|sm115:[[正義の在処]]|
|sm100:[[未来を選択する意思]]|鹿目まどか|sm132:[[反逆]]|
|sm100:[[未来を選択する意思]]|暁美ほむら|sm132:[[反逆]]|
|sm103:[[マスケット銃]]|サーニャ・V・リトヴャク|sm132:[[反逆]]|
|sm103:[[マスケット銃]]|巴マミ|sm132:[[反逆]]|
|sm78:[[スルーに定評のある……]]|ランサー|sm:[[]]|
*邪神×ウィッチ×騎士、泉にて ◆FbzPVNOXDo
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「へ、へぇ~マミさん、マスケット銃になっちゃったんだー」
心の中で百回以上舌打ちしながら鹿目まどかが頷く。
門矢士、イーノック、メイトリックスとの戦闘を終えた彼女らは何事も無く、無事にF-05の泉に到着した。
そこに居たのはサーニャと名乗る少女と、うんざん♪うんざん♪と、五月蝿い妖怪。
そして一丁の巨大なマスケット銃だった。
「ごめんなさい。大事なお友達を……」
「気にしないで下さい。サーニャさん」
申し訳無さそうに頭を下げるサーニャをまどかが慰める。
「でも、でも……!」
「そうそう。アンタは悪くないよ」
横から安藤と名乗る泉の女神が口を挟んでくる。
諸悪の根源とも言っても、過言では無いくせに呑気なものだ。
「ねえ、貴女。この殺し合いから脱出させて欲しいって願えば、本当に叶えてくれるの?」
暁美ほむらは安藤に視線を向けてそう尋ねた。
ほむらの目的はまどかを守る事。もし、この殺し合いからまどかだけでも脱出させる事が出来るのなら、それに越した事は無い。
「まあ……出来ない事は無いと思うけど」
「本当ね!」
ほむらが適当に近くの小石を拾い上げる。
サーニャの話によれば物を泉に落として、それを安藤が拾う形で願いを叶えてくれるらしい。
小石をその手に掴むと、ほむらは泉に向かって小石を投げる。
「ダメダヨ。ホムラチャン」
心の中の舌打ちが千回を突破したまどかがほむらの前に立ち、遮った。
その声は恐ろしい程、感情が篭っておらず怖かった。
(な、なんで。まどか、安藤を使えば殺し合いから……)
まどかにしか聞こえない程小さい声でほむらは疑問をまどかにぶつける。
まどかも、元々殺し合いには積極的に乗っている訳ではない。あくまで生存優先だ。
そんな彼女からすれば、何でも願いを叶えるという安藤の存在はとても魅力的な筈だが。
(あのさぁ……。この安藤を用意したのは主催側だよ?
わざわざ殺し合いを開いた主催者が、殺し合いからの脱出方法を呑気に用意すると思ってるの?
仮に用意しているとしても、それは恐らく裏技みたいなもので、こんな簡単なものじゃないに決まってるじゃん。
それに対価も必要だってサーニャさんが言ってたよね? それも聞いてなかったの?
殺し合いからの脱出なんて、どんな対価を用意しなくちゃいけないか分かったもんじゃないよ?
ねえ。馬鹿なの? アホなの? それくらい分かろうよ)
(ご、ごめんなさい……)
この瞬間、まどかの心の中の舌打ちが一万回を突破した。
(もう、ほむらちゃん馬鹿だなぁ。私の手足みたいに動いてくれて、それなりに強いのはいいけどやっぱ馬鹿なのはね)
この先、ほむらだけではやはり心許ない。新しい手駒が必要だ。
(サーニャさんは結構騙せそうだけどエイラちゃん? だったけな。最後の最後でその娘を優先しそうなのがな。
まあいいや。責任感は強そうだし、暫く守ってもおっと)
さて。と、心の中で息を着き今度はキュゥべえを見つめる。
どうやら話してみると、このキュゥべえは並行世界の存在らしく、珍しく良心的なキュウべぇだ。
キュゥべえを見つけたら殺す予定だったが、サーニャも居る事だし一先ず保留にする事にした。
(取りあえず、戦力になりそうな魔法少女生産機として利用しようかな)
キュゥべえが僅かながらまどかを睨み付ける。
まどかの心の中の舌打ちが五万回を突破した。
どうにも、キュゥべえはまどかを疑っているようだ。
(並行世界の私って、どんな感じなんだろう? 面倒くさいなぁ。私を知ってる人、全員殺しちゃおっかな)
思えばマミもまどかが知ってる巴マミとは違うかもしれない。
なにせ、ほむらも微妙ながら何処か違う。
ということは、巴マミがそうでないとも言い切れない。気絶している現状確認する術は無いが。
「すまない。通りすがりのものだが、今しがたマミと聞こえた。それはもしや巴マミ嬢の事か?」
まどかの心の中の舌打ちが十万を突破した。
人が考えてる最中に話しかけんなと心の中で愚痴る。
「俺はランサー。我が騎士道に掛けて、殺し合いには乗っていない」
そう言いランサーは腰に差していた剣とバッグを横へ投げる。
本当に殺し合いには乗っていないようだ。
「貴方は、マミさんの知り合い……なん、ですか?」
「知り合いと言う程でも無いが、少しばかり縁があった。出来れば、何があったか詳しく聞かせて貰えないだろうか」
まどかの心の中の舌打ちが五十万を突破した。
ほんの僅かだが、ランサーに親近感を抱いてしまった自分に吐き気がしてくる。
どうも、このランサーという男の右目の下の泣き黒子がきな臭い。
あれを見た瞬間に、あの蛙の小便以下の感情を抱いてしまったのだ。
恐らくあの黒子はそういう類の能力。そう推察した。
(ほむらちゃんは……)
ほむらへ視線を移す。
眉間に皺を寄せてるが、大丈夫そうだろう。
問題はサーニャか。見た限りまどか達以上に妙な感情が沸き上がってるようだ。
基本、男性と関わる機会があまりないからかも知れない。
まどかとほむらも異性に関わるのはそんなに多い訳ではないが、効き目が薄いのは、まどかは自身の吐き気を催す邪悪により
ほむらは思い人がすぐ傍に居たお陰か。
「――それでマスケット銃になってしまった訳です」
「そうか。妙な事になったものだ」
(なんだろうこの人。ちょっと見てると変な感じ)
サーニャも内心、こみ上げる感情に驚いていた。
ただ幸いなのが、この場に居た三人は全員対魔力スキルがあった事だろう。
全員、多少感情がこみ上げてくる程度で済んだ。
「最後に聞きたい。タドコロ、そしてケイネス・エルメロイ・アーチボルトという男性を見なかっただろうか?」
「いえ」
「分かった。俺は再び二人を探しに戻る。君達もどうか無事で」
サーニャとのやり取りを終え、ランサーは自分の投げ捨てた剣とバックを拾うと背を向ける。
「待ってランサーさん。最初に主催者に一人を殺したメイトリックスっておじさんと
変な仮面の姿に変身する人は殺し合いに乗っているから気をつけて。私とほむらちゃんも襲われたの……」
だがそこは流石まどかといったところか。
ちゃんと自分と敵対している二人の悪名を流すのを忘れない。
「分かった。もし出会ったのなら、俺が倒しておく!」
騎士というだけあって、殺し合いに乗ってる参加者の名前を言うだけで勝手に倒すとか言ってくれた。
やはり、ああいう騎士道厨はチョロイとまどかは誰にも気づかれないように笑みを浮かべた。
「うんざん?」
ふと雲山が異変に気付く。
何かが足りない感じがしたのだが気のせいだろうか。
「それで鹿目さんは、これからどうするんですか?」
「サーニャさんが良ければ、一緒に着いて行ってもいいですか? やっぱり二人じゃ心許なくて……」
「構いません。私も味方が増えるのは心強いですから」
一先ずはサーニャと行動を共にする。
仮に士やメイトリックスに悪名をばら撒かれても、サーニャという弁護人が居ればかなりマシになる。
「で、私への願いはいいの?」
問題は安藤の存在か。
まどかとしては、ここで始末しておきたいところだ。
殺し合いからの脱出と、参加者の殺しは叶える事が出来ないか大きい対価を支払うことになる。
それは殺し合いをさせたい、主催者の立場から考えれば当然だろう。
だが、もしも対価を覚悟で参加者が、願いを利用した場合恐ろしいことになる。
相手が死のうが、どうなろうが知ったことではないが、こちらに被害が及ぶ事にでもなればたまったものではない。
故に始末しておきたいがサーニャの目の前で尚且つ、まがりなりにも願いを叶える女神だ。
戦闘になれば厄介な事、この上無いだろう。
「ほむらちゃん」
「え?」
まどかがそっと耳打ちし、ほむらは再び小石を拾い上げ泉に投げた。
「私は池の女神。願いを一つだけ叶えてやろう。そなたが落としたのは金の小石か、銀の小石のか、普通の小石か、正直に答えよ」
「普通の小石よ。願いは、もうこれ以上誰の願いも叶えないで」
「良かろう……。っえ? マジで!?」
そこでまどかが考えたのは、これ以上願いを叶えるなという願い。
これなら単純に安藤が仕事をしなければいいだけ。
仮に対価が必要でも、そこまで重くは無いだろうし、それを引き受けるのはほむらだ。
「いやいいけどさ……。仕事しない間暇だから、何かDVDとかくれない? プレイヤーはあるから」
「キャベツ(夜明け前より瑠璃色な)のDVDならあるけど」
「それでいいや。でも、おまけのキャベツはいらないから返すわ」
ほむらからDVDを受け取ると安藤は泉の中に潜り込み二度と姿を見せなかった。
「考えましたね、鹿目さん。これで安藤の犠牲者は出なくなる」
「ウェヒヒ、そんな事無いよ」
これでサーニャから僅かに信頼を得た。
中々順調だ。
だが次の瞬間、まどかの心の中の舌打ちが五十万回を突破した。
(あれ? キュウべえは?)
消えていた。
早速、魔法少女生産機として利用しようと思った矢先に。
まどかの心の中の舌打ちが百万回を突破した。
【F-05/一日目 昼】
【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ(クズなまどかシリーズ)】
[状態]:疲労(中)
[装備]:ソウルジェム 、螺湮城教本@Fate/Zero
[道具]:基本支給品一式×2、世紀末魔法少女パッチ@MUGEN、キングクリムゾン(残り3回)@ニコニコ動画、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本:ゲームからの生還
0:キュウべえは?
1:ほむらちゃんと一緒に行動。あまり役に立たないようなら捨てる。
2:しばらくサーニャと行動。マミさんはどうしよっか……。
3:利用できる者は利用し、邪魔になる者は殺す。士、メイトリックスはいずれ殺す。
4:行動に出る際はパッチを利用してなるべく自分の悪評が広がることはないように動く。
5:海魔召喚のための餌も探す
※クズなまどかVS逆襲の魔法少女スーパーさやかちゃん【前編】直後の参戦です。
※さやかの体が鬼柳京介になっているのを知りました。
※螺湮城教本は制限により海魔の現界、術者の魔力補給、本体のダメージ修復等の同時運用は出来ません。
※制限として海魔の最大同時現界数は五体までしか出せません、また能力も下方修正されています。
※AV動画オールスターセットの動物はもう残っていません
【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、マドカァー 、ヤンデレ状態
[装備]:ソウルジェム、バルメM78(36/40)@コマンドー、ストライカーユニット@ストライクウィッチーズ、
[道具]:基本支給品一式、キャベツ@夜明け前より瑠璃色な ~Crescent Love~、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本思考:まどかに全てを捧げる。
1:何があってもまどかを守る。
2:どんなことをしてもまどかに認めてもらう。
3:もう役立たずだなんて言われたくない。
4:まどかに危険を及ぼしうるものは全て排除する。
5:何か大切なことを忘れている気がする。
【サーニャ・V・リトヴャク@ストライクウィッチーズ】
[状態]:健康、魔力消費(微) 、精神的な落ち込み
[装備]:★Rock Cannon@ブラック★ロックシューター、黒猫のゴスロリ服@俺の妹がこんなに可愛いわけがない、巴マミ(マスケット銃)@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:メントスコーラ(空)@コーラを開けるとメントスが落ちるトラップの作り方、
DMカード『スターダスト・ドラゴン』@遊戯王5D's
[思考・状況]:殺し合いには乗らずゲームを打破する
1、まどか達と行動する
2、知り合いが居れば合流する
3、ストライカーユニットとフリーガーハマーが有れば入手したい
4、殺し合いに乗ってない参加者が居れば合流したい
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ(死ぬしかないじゃないシリーズ)】
【状態】SGの穢れ(真っ黒ヤバい)、絶望、人間不信(少し回復しかけたが……?)、精神汚染B、マスケット銃
【装備】ソウルジェム(マミ)
【道具】
【思考・状況】
基本:……………………
1:気絶中
※精神汚染スキルを獲得しました。状況次第でランクが変動する可能性があります。
※頭部を殴打したことにより………
※マスケット銃に変化したことにより、魔力を消費することで銃口からティロフィナーレが撃てるようになりました。
【支給品解説】
【キャベツ@夜明け前より瑠璃色な ~Crescent Love~】
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悪名高い、アニメ版夜明け前より瑠璃色なに出てきたキャベツ。
DVDのおまけで付いてきたらしい。
人を超えた速さで森を駆け抜けるランサー。
その後ろを追いかけて行く白い影があった。
「ランサー///」
ランサーの虜になってしまったキュウべえである。
え?キュウべえってメスなのかって?
ほむ☆どもえ!のCV:豊崎愛生のキュウべえだから(意味深)。
【F-05/一日目 昼】
【ランサー@Fate/Zero】
[状態]:疲労(中)、頬にかすり傷
[装備]:ハイリアの盾、プラシドの剣@遊戯王5D's
[道具]:基本支給品
[思考・状況]基本:殺し合いには乗らず主催を討ち取る。
1:ケイネスとタドコロを探す。
2:ケン……
3:メイトリックス、門矢士(名前を知らない)を警戒。
※参戦時期は不明ですが少なくともセイバーと戦った後です。
【キュゥべえ@魔法少女ほむ☆どもえ!】意思持ち支給品
[状態]:雌、ランサーに一目惚れ
[思考・状況]
1:ランサー///
2:ランサーに着いていく。
|sm113:[[ニコロワγ~破壊者と野獣と時々、使徒~]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm115:[[正義の在処]]|
|sm113:[[ニコロワγ~破壊者と野獣と時々、使徒~]]|[[投下順>00~50]]|sm115:[[正義の在処]]|
|sm100:[[未来を選択する意思]]|鹿目まどか|sm132:[[反逆]]|
|sm100:[[未来を選択する意思]]|暁美ほむら|sm132:[[反逆]]|
|sm103:[[マスケット銃]]|サーニャ・V・リトヴャク|sm132:[[反逆]]|
|sm103:[[マスケット銃]]|巴マミ|sm132:[[反逆]]|
|sm78:[[スルーに定評のある……]]|ランサー|sm132:[[槍兵の奇妙な四角関係とケンのパーフェクトにころわ教室]]|
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