「考察フェイズ」(2013/04/04 (木) 20:41:58) の最新版変更点
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*考察フェイズ ◆FbzPVNOXDo
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遊星と勝治は既にショッピングモールを発ち少年、ムラクモの元へと急いでいた。
「役に立つ物は見つかったんですか?」
「ああ」
勝治を出来るだけ不安がらせないように遊星は力強く答える。
事実、ショッピングモールにあった玩具は弄れば使えそうな物が山ほどあった。
更にその玩具達を弄るのに捗る工具も回収しておく。直接首輪を外すのには役立たないが玩具を弄るのには最適だった。
これで首輪解体の道具は揃ったも同然。ついでに万が一に備え、武器になりそうな包丁や鋸なんかも多少調達しておく。
あとは首輪のサンプルと、落ち着いて解除できる場所があれば十分だ。
【これを黙って読んでくれ】
道中、こう書いたメモを遊星が勝治に渡してきた。
つまり、この話は盗聴されるわけにはいかない事だと勝治は理解し、OKのサインを出した。
【俺は放送から、お前の名が二回も呼ばれた事を色々と考えてみたんだ】
再度渡される新たなメモ。
勝治が読み終えると更に新たなメモを差し出してくる。
【あくまで俺の推測になるが、恐らくお前の首輪と主催側に何か不具合が起きている】
それを見て驚愕の声を上げそうになるのを勝治は堪えた。
【あの時は気が動転していたが、落ち着いて考えてみればあの放送は主催者にとってはデメリットが大きい。
考えてみてくれ。この殺し合いは主催者が参加者を完全に把握し、命を握っている事で成り立っている。
なのにも関わらずだ。奴らは誤った放送をした。つまり、それは参加者を完全に把握できないという疑念を生ませる。
そんな事になれば、殺し合いを促進させる為に行っている、定時放送の信憑性が薄れる。
下手をすれば、自分達を完全に把握出来ていないと考え、それがエスカレートし首輪を爆破させるなんて思いもしなくなり
参加者は主催のいう事など信じずに、好き勝手な事を始めて殺し合いを放棄するかもしれない。
勿論、それなら首輪を爆破させて鎮圧させればいいが、殺し合い以外で参加者が死ぬのは主催も好まない。
そう、嘘の放送は殺し合いを促進させる効果もあるかもしれないが、わざわざこんなデメリットを負ってまでする事じゃない。
ここまで読んだらサインをくれ】
勝治がサインを送る。
それを見た遊星が新たなメモを手渡す。
【これで主催があんな放送を流すのは妙だと気付けてもらえたと思う。だが何故奴らは、あんな放送を流したのか。
そこで俺は一つの可能性を見つけた。それはお前の首輪が正常に作動していないのではないかという事だ。
もし、そうだとするなら爆破機能、盗聴機能も壊れていて容易に首輪の解除およびサンプルを手に入れる事ができるかもしれない】
メモには書かなかったが、遊星は盗聴機能だけは、ほぼ確実にいかれていると考えていた。
なにせ盗聴機能がいかれていなければ、勝治が生きていると分かる筈。
なのに主催は勝治の名を呼んだ。勝治が生きていると気付けなかった。
【そしてもう一つ。いくら主催がお前が生きている事に気付けなかったとしても、同じ人間が二回も死んでしまえば疑念を抱く。
なのに奴らは、松岡勝治という名を二度も呼んだ。つまり奴らはお前の名を二回呼ばざるを得なかったんだ】
勝治はどういう事なのか理解出来なかった。
二回も同じ名前を呼ばざるを得ない? どういう事なのだろうか。
【例えばあの放送、実は機械がさも人間が喋っているように、見せてるだけとは考えられないか?
そして参加者の情報も全て機会が把握処理し、放送で流しているのだとしたら?】
そこまで考え、勝治ははっとした。
そんな大事な機械の不具合に気付かないなんて普通はおかしい。
だが主催側には、そんなミスにすら気付けない何かが生じている。
勝治がそこまで気付いた時、遊星はほんの僅かだが笑みを浮かべていた。
【主催側に不都合な事が起こっているとすれば、そこへ付け入る隙はある】
遊星と若干興奮しつつも勝治が筆談をしながら歩いて、暫くすると少年を寝かせていた薬屋が見えてきた。
ここまで来るのに、5分も掛からなかったかもしれない。
だが、非常に濃密な5分であったと勝治は感じた。
遊星は少年が無事であると信じながら、扉を開け中に入り少年の下へ駆け寄る。
しかし、その場には自分の書いたメモと、自分達が脱がしたズボンのみが残っていた。
「ゆ、遊星さん!」
「落ち着くんだ、勝治」
慌てる勝治を遊星が宥める。
「仮に殺し合いに乗った悪意ある参加者が近づいてきて少年を殺したとしても遺体が何処にも無い。
ミステリー小説なら、遺体を隠したなんて事も考えられなくも無いが、こんな殺し合いで遺体を隠すメリットはない。
誘拐された可能性もあるが、相手が子供とはいえ抵抗はするだろうから、場は多少なりとも荒れる。だが場には争った形跡も無い。
多分、目が覚めて俺の書置きを読んだうえで、あるいは恐怖で動転して何処かへ向かってしまったんだろう」
それを聞いた勝治は落ち着き胸を撫で下ろす。
だが事態が好転した訳ではない。あの少年は傷だらけの体で、今もこの殺し合いの場を彷徨っている。
つまり、今も無事かどうかなど勝治はおろか遊星にも判断できない。
早急に見つけなければ、最悪の事態になるかもしれない。
「寝ている間に攫われた可能性もある。早くあの少年を探そう。
もしかしたら、スカートも着けている事もあってマニアックな変態に……いや何でも無い」
遊星達は薬屋を飛び出すと踵を返し南の方角へと向かう。
北の方角はあの狂乱したオリーブ臭い男が居た場所、少年が敢えてそこへ向かうとは考えづらい。
バッグから取り出した、デルタイーグルに二人は股がる。
出来る限り短時間で広範囲を探索するには、これが最適だ。
無論、バイクである為、エンジン音が回りに響き殺し合いに乗った参加者を呼んでしまう可能性もあるが
少年は既に満身創痍、一分一秒も惜しい。
「しっかり捕まってろ! 勝治!!」
遊星がアクセルをかけデルタイーグルは発進した。
【E-2 ゲキド街/1日目・午前】
【不動遊星@遊戯王5D's】
[状態]:疲労(小)、主催者達に怒り
[装備]:デルタイーグル@遊戯王5D's(操縦中)
[道具]:基本支給品、サイバーZ一号のベルト@真夏の夜の淫夢関連
ライダーズカード一式@仮面ライダーディケイド、沈黙の騎士ギャラティン@カードファイト!! ヴァンガード
大量の玩具@現実、玩具を弄る為の工具@現実、武器になりそうな物@現実(包丁や鋸など)
[思考・状況]基本思考:殺し合いの打破
0:少年を探す。
1:ありがとウサギを止める。
2:先ずは首輪を解除する。
3:自分のカード達や仲間を探す。
4:田所に対する怒り、警戒。勝治を攻撃した誰かにも注意。
5:リュウセイ、ケン?、マミを勝治と探す
6:許せ、少年
※勝治が今までしてきたことを聞きました。ただし、アルセーヌを覗き見してたことは聞いてません。
また、田所(野獣先輩)が勝治に一服盛ったと思っています。
また、ケンが生きてると言う勝治の説に疑心的です。
※勝治の首輪には不具合が起きていると推測しています。
※主催側に何か不都合な事が起きていると推測しています。
【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V】
[状態]:疲労(中)、頭部に打撲の跡、足に豆が出来た、ちょっと眠い
[装備]:デルタイーグル@遊戯王5D's(搭乗中)
[道具]:基本支給品、GOと10万円@真夏の夜の淫夢
サイバーZ二号のベルト@真夏の夜の淫夢関連
[思考・状況]
基本:殺し合いを止める。
0:少年を探す。
1:リュウセイ、ケン、マミさん、エレクトリカル・スピードワゴンを遊星と探す。
2:マミさん、リュウセイ、ケンが心配
3:田所(野獣先輩)を警戒
4:ケンは絶対生きてる
5:少年への軽い罪悪感
※遊星に今までしてきたことを話しました。ただし、アルセーヌを覗き見してたことは言ってません。
※田所(野獣先輩)が一服盛ったと思いこんでいます。
※放送には、嘘があると思っています。
※南の方角でムラクモを探索しています
|sm102:[[もげ!もげ!もげ!【プラシドの半身を】……もげ!]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm105:[[殺し合いから逃げよう、遠くへ遠くへ逃げよう]]|
|sm103:[[マスケット銃]]|[[投下順>00~50]]|sm105:[[殺し合いから逃げよう、遠くへ遠くへ逃げよう]]|
|sm80:[[GOD GAME~どうか終わる事無き旅を]]|不動遊星|sm:[[]]|
|sm80:[[GOD GAME~どうか終わる事無き旅を]]|松岡勝治|sm:[[]]|
*考察フェイズ ◆FbzPVNOXDo
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遊星と勝治は既にショッピングモールを発ち少年、ムラクモの元へと急いでいた。
「役に立つ物は見つかったんですか?」
「ああ」
勝治を出来るだけ不安がらせないように遊星は力強く答える。
事実、ショッピングモールにあった玩具は弄れば使えそうな物が山ほどあった。
更にその玩具達を弄るのに捗る工具も回収しておく。直接首輪を外すのには役立たないが玩具を弄るのには最適だった。
これで首輪解体の道具は揃ったも同然。ついでに万が一に備え、武器になりそうな包丁や鋸なんかも多少調達しておく。
あとは首輪のサンプルと、落ち着いて解除できる場所があれば十分だ。
【これを黙って読んでくれ】
道中、こう書いたメモを遊星が勝治に渡してきた。
つまり、この話は盗聴されるわけにはいかない事だと勝治は理解し、OKのサインを出した。
【俺は放送から、お前の名が二回も呼ばれた事を色々と考えてみたんだ】
再度渡される新たなメモ。
勝治が読み終えると更に新たなメモを差し出してくる。
【あくまで俺の推測になるが、恐らくお前の首輪と主催側に何か不具合が起きている】
それを見て驚愕の声を上げそうになるのを勝治は堪えた。
【あの時は気が動転していたが、落ち着いて考えてみればあの放送は主催者にとってはデメリットが大きい。
考えてみてくれ。この殺し合いは主催者が参加者を完全に把握し、命を握っている事で成り立っている。
なのにも関わらずだ。奴らは誤った放送をした。つまり、それは参加者を完全に把握できないという疑念を生ませる。
そんな事になれば、殺し合いを促進させる為に行っている、定時放送の信憑性が薄れる。
下手をすれば、自分達を完全に把握出来ていないと考え、それがエスカレートし首輪を爆破させるなんて思いもしなくなり
参加者は主催のいう事など信じずに、好き勝手な事を始めて殺し合いを放棄するかもしれない。
勿論、それなら首輪を爆破させて鎮圧させればいいが、殺し合い以外で参加者が死ぬのは主催も好まない。
そう、嘘の放送は殺し合いを促進させる効果もあるかもしれないが、わざわざこんなデメリットを負ってまでする事じゃない。
ここまで読んだらサインをくれ】
勝治がサインを送る。
それを見た遊星が新たなメモを手渡す。
【これで主催があんな放送を流すのは妙だと気付けてもらえたと思う。だが何故奴らは、あんな放送を流したのか。
そこで俺は一つの可能性を見つけた。それはお前の首輪が正常に作動していないのではないかという事だ。
もし、そうだとするなら爆破機能、盗聴機能も壊れていて容易に首輪の解除およびサンプルを手に入れる事ができるかもしれない】
メモには書かなかったが、遊星は盗聴機能だけは、ほぼ確実にいかれていると考えていた。
なにせ盗聴機能がいかれていなければ、勝治が生きていると分かる筈。
なのに主催は勝治の名を呼んだ。勝治が生きていると気付けなかった。
【そしてもう一つ。いくら主催がお前が生きている事に気付けなかったとしても、同じ人間が二回も死んでしまえば疑念を抱く。
なのに奴らは、松岡勝治という名を二度も呼んだ。つまり奴らはお前の名を二回呼ばざるを得なかったんだ】
勝治はどういう事なのか理解出来なかった。
二回も同じ名前を呼ばざるを得ない? どういう事なのだろうか。
【例えばあの放送、実は機械がさも人間が喋っているように、見せてるだけとは考えられないか?
そして参加者の情報も全て機会が把握処理し、放送で流しているのだとしたら?】
そこまで考え、勝治ははっとした。
そんな大事な機械の不具合に気付かないなんて普通はおかしい。
だが主催側には、そんなミスにすら気付けない何かが生じている。
勝治がそこまで気付いた時、遊星はほんの僅かだが笑みを浮かべていた。
【主催側に不都合な事が起こっているとすれば、そこへ付け入る隙はある】
遊星と若干興奮しつつも勝治が筆談をしながら歩いて、暫くすると少年を寝かせていた薬屋が見えてきた。
ここまで来るのに、5分も掛からなかったかもしれない。
だが、非常に濃密な5分であったと勝治は感じた。
遊星は少年が無事であると信じながら、扉を開け中に入り少年の下へ駆け寄る。
しかし、その場には自分の書いたメモと、自分達が脱がしたズボンのみが残っていた。
「ゆ、遊星さん!」
「落ち着くんだ、勝治」
慌てる勝治を遊星が宥める。
「仮に殺し合いに乗った悪意ある参加者が近づいてきて少年を殺したとしても遺体が何処にも無い。
ミステリー小説なら、遺体を隠したなんて事も考えられなくも無いが、こんな殺し合いで遺体を隠すメリットはない。
誘拐された可能性もあるが、相手が子供とはいえ抵抗はするだろうから、場は多少なりとも荒れる。だが場には争った形跡も無い。
多分、目が覚めて俺の書置きを読んだうえで、あるいは恐怖で動転して何処かへ向かってしまったんだろう」
それを聞いた勝治は落ち着き胸を撫で下ろす。
だが事態が好転した訳ではない。あの少年は傷だらけの体で、今もこの殺し合いの場を彷徨っている。
つまり、今も無事かどうかなど勝治はおろか遊星にも判断できない。
早急に見つけなければ、最悪の事態になるかもしれない。
「寝ている間に攫われた可能性もある。早くあの少年を探そう。
もしかしたら、スカートも着けている事もあってマニアックな変態に……いや何でも無い」
遊星達は薬屋を飛び出すと踵を返し南の方角へと向かう。
北の方角はあの狂乱したオリーブ臭い男が居た場所、少年が敢えてそこへ向かうとは考えづらい。
バッグから取り出した、デルタイーグルに二人は股がる。
出来る限り短時間で広範囲を探索するには、これが最適だ。
無論、バイクである為、エンジン音が回りに響き殺し合いに乗った参加者を呼んでしまう可能性もあるが
少年は既に満身創痍、一分一秒も惜しい。
「しっかり捕まってろ! 勝治!!」
遊星がアクセルをかけデルタイーグルは発進した。
【E-2 ゲキド街/1日目・午前】
【不動遊星@遊戯王5D's】
[状態]:疲労(小)、主催者達に怒り
[装備]:デルタイーグル@遊戯王5D's(操縦中)
[道具]:基本支給品、サイバーZ一号のベルト@真夏の夜の淫夢関連
ライダーズカード一式@仮面ライダーディケイド、沈黙の騎士ギャラティン@カードファイト!! ヴァンガード
大量の玩具@現実、玩具を弄る為の工具@現実、武器になりそうな物@現実(包丁や鋸など)
[思考・状況]基本思考:殺し合いの打破
0:少年を探す。
1:ありがとウサギを止める。
2:先ずは首輪を解除する。
3:自分のカード達や仲間を探す。
4:田所に対する怒り、警戒。勝治を攻撃した誰かにも注意。
5:リュウセイ、ケン?、マミを勝治と探す
6:許せ、少年
※勝治が今までしてきたことを聞きました。ただし、アルセーヌを覗き見してたことは聞いてません。
また、田所(野獣先輩)が勝治に一服盛ったと思っています。
また、ケンが生きてると言う勝治の説に疑心的です。
※勝治の首輪には不具合が起きていると推測しています。
※主催側に何か不都合な事が起きていると推測しています。
【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグ V×V】
[状態]:疲労(中)、頭部に打撲の跡、足に豆が出来た、ちょっと眠い
[装備]:デルタイーグル@遊戯王5D's(搭乗中)
[道具]:基本支給品、GOと10万円@真夏の夜の淫夢
サイバーZ二号のベルト@真夏の夜の淫夢関連
[思考・状況]
基本:殺し合いを止める。
0:少年を探す。
1:リュウセイ、ケン、マミさん、エレクトリカル・スピードワゴンを遊星と探す。
2:マミさん、リュウセイ、ケンが心配
3:田所(野獣先輩)を警戒
4:ケンは絶対生きてる
5:少年への軽い罪悪感
※遊星に今までしてきたことを話しました。ただし、アルセーヌを覗き見してたことは言ってません。
※田所(野獣先輩)が一服盛ったと思いこんでいます。
※放送には、嘘があると思っています。
※南の方角でムラクモを探索しています
|sm102:[[もげ!もげ!もげ!【プラシドの半身を】……もげ!]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm105:[[殺し合いから逃げよう、遠くへ遠くへ逃げよう]]|
|sm103:[[マスケット銃]]|[[投下順>00~50]]|sm105:[[殺し合いから逃げよう、遠くへ遠くへ逃げよう]]|
|sm80:[[GOD GAME~どうか終わる事無き旅を]]|不動遊星|sm124:[[必ず無事で……]]|
|sm80:[[GOD GAME~どうか終わる事無き旅を]]|松岡勝治|sm124:[[必ず無事で……]]|
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