「敬い申し上げる………」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「敬い申し上げる………」(2012/09/21 (金) 23:04:49) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
*敬い申し上げる……… ◆czaE8Nntlw
----
ここは何処なのか。
また“堕ちた”のか。
分からなかった。
この世界には何も無い。ただ世界のカタチを真似た物があるだけ。それは自分の作った物ではなかった。他人の作った忌々しい偽物の世界。そこに自分は押し込められていた。ここには自分を崇める者も、自分を食べる者も居なかった。
―――――ならば、帰ろう。
自分には、その力がある。
“神”は叫び声を上げて世界を反転させる。その叫びは SIREN となって鳴り響き―――――。
世界が、変わった。
&color(blue){【堕辰子@SIREN 脱出】}
・*:.。. .。.:*・゜゚・*★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ ・*:.。. .。.:*・゜゚・* ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆
「おっと、危ない危ない。」
知的な犯人こと右代宮譲治は頭をさすりながら立ち木に掴まる。サイレンと同時に襲いくる頭痛と地震。知的な犯人にはこれだけで何が起こったのかを理解するには十分だった。
「あーあ、帰っちゃった。やっぱり邪神とはいえ神様だもんなぁ……支給品とするには無理があったのかな?」
残念そうに、しかしどこか楽しげに譲治は呟く。
元々堕辰子を支給した犯人は譲治である。
とある世界で見つけた化け物、屍人。
凶悪なまでの治癒力に加え、本能的に殺戮を行う点、更には死体から誕生するという点。どれをとっても素晴らしい。
彼らほど殺し合いに相応しい存在は他にいない。すっかりその力に魅了された譲治は反対するルシフェルを押し切り、半ば無理矢理に屍人を生み出していた邪神である堕辰子を支給したのだ。
しかし仮にも神である堕辰子の力はあまりに強く、一介の魔女に過ぎない譲治や大天使のルシフェルにはその力を抑えることが出来ず、結果として参加者の数人を屍人化させただけで逃げられてしまった。
「まあ仕方ないね。ある程度予想はしてたし、例え数人でも屍人化させられたのなら御の字だ。」
譲治は一人呟くと、鼻歌を歌いながらどこへともなく歩いていった。
【G-05 森林・川辺/1日目・朝】
【右代宮譲治(ジョージ・ベアトリーチェ)@譲犯シリーズ】
[状態]:健康 譲治の姿
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、ランダム品5つ
[思考・状況]基本思考:主催者として行動
1:???
※譲治の姿とベアトリーチェの姿、どちらにもなれることがわかりました。
※譲治も司祭者側、つまり犯人です。
※主催者側のため、ランダム品が五つ配られています。
※異界化に伴い、本来の力を取り戻したかもしれません。但し堕辰子が帰ってしまったので現在どうなっているかは不明です。
・*:.。. .。.:*・゜゚・*★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ ・*:.。. .。.:*・゜゚・* ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆
その数人の参加者の内の一人と一匹、ティンカーベル先輩と松風は飛んでいた。再び鳴り響いた忌まわしきサイレン。その狂気すら感じさせる音と同時に光の柱が現れ、闇を切り裂いた。
幻想的な、現実離れした程に美しい風景。それを眺めながら先輩は熱に浮かされたように呟く……
「ああ……禁断の知恵の実を口にした憐れな乙女…楽園を追放されし者達の宴が始まる……。」
「ティンカーベル、殿…?」
「さあ、楽園の門が開かれる…この身は神と共に老いることなき永遠の楽園へ……“ぱらいぞにもうず”。」
「……………。」
既に人でも鳥でもない者へと変わってしまった一人と一匹は光の柱へと飛んで行き、やがてその中に溶けるように消えた。
&color(blue){【ティンカーベル先輩@ハリアー手描きシリーズ(THE IDOL M@STER) 脱出?】}
&color(blue){【松風@ NovelsM@ster(THE IDOL M@STER) 脱出? 】}
・*:.。. .。.:*・゜゚・*★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ ・*:.。. .。.:*・゜゚・* ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆
「む!?」
北斗神拳伝承者にして求水主、ケンシロウは素っ頓狂な声を上げた。
川の水がキレイになっている……!?
確か自分は川を汚染した犯人に鉄拳制裁を加える為に上流へ向かっていたのだが…。
その川は先程までの赤黒い色ではなく、以前と同じような清流へと戻っていた。ひょっとしてつい先程の地震で水が浄化されたのだろうか?だとすれば湧水があるのかも知れない。出来ればそこも確保しておきたい所だ。また汚染されてはたまったものではない。
…しかし今はそんなこと、どうでも良い。
ともかく水だ、後の事は水を飲んでから考えよう。
求水主は水を求め、再び川へと口を付ける。
―――――その川面に写った顔色が妙に悪かった気がした。
【H-05 川沿い/一日目・朝】
【ケンシロウ@北斗の拳(真・世紀末死あたぁ伝説 )】
[状態]:ダメージ小(水により回復)、若干の困惑、屍人化進行中…
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式(水無し)、不明支給品×3
[思考・状況]
基本:水が欲しい
1:水を飲む。
2:湧水があるなら確保しておきたい。
3:ラオウを追い、今度こそ確実に倒す。
4:士(名前は知らない)はいいやつだ。
※赤い水をどの程度体内に取り入れたか詳細は不明ですが、時間経過若しくは死亡でほぼ確実に屍人化します。
※怒りのあまり第一放送を全く聞いていません。
※F-05を中心として、小規模な地震が発生しました。
※サイレンが鳴り響きました。
※堕辰子が脱出しました。また、これにより会場内の赤い水が消失しました。その他にも何か変化が起こっているかもしれません。
|sm85:[[これから毎日、王宮焼こうぜ!]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm87:[[悲しみの世界]]|
|sm85:[[これから毎日、王宮焼こうぜ!]]|[[投下順>00~50]]|sm87:[[悲しみの世界]]|
|sm71:[[やっぱり今回も譲治が犯人だったよ]]|右代宮譲治|sm96:[[主催者特権もいい加減にしろ!!]]|
|sm55:[[FAIRY in the EdenSpring ~その姿は Drowning in Ideal~]]|ケンシロウ|sm96:[[主催者特権もいい加減にしろ!!]]|
*敬い申し上げる……… ◆czaE8Nntlw
----
ここは何処なのか。
また“堕ちた”のか。
分からなかった。
この世界には何も無い。ただ世界のカタチを真似た物があるだけ。それは自分の作った物ではなかった。他人の作った忌々しい偽物の世界。そこに自分は押し込められていた。ここには自分を崇める者も、自分を食べる者も居なかった。
―――――ならば、帰ろう。
自分には、その力がある。
“神”は叫び声を上げて世界を反転させる。その叫びは SIREN となって鳴り響き―――――。
世界が、変わった。
&color(blue){【堕辰子@SIREN 脱出】}
・*:.。. .。.:*・゜゚・*★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ ・*:.。. .。.:*・゜゚・* ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆
「おっと、危ない危ない。」
知的な犯人こと右代宮譲治は頭をさすりながら立ち木に掴まる。サイレンと同時に襲いくる頭痛と地震。知的な犯人にはこれだけで何が起こったのかを理解するには十分だった。
「あーあ、帰っちゃった。やっぱり邪神とはいえ神様だもんなぁ……支給品とするには無理があったのかな?」
残念そうに、しかしどこか楽しげに譲治は呟く。
元々堕辰子を支給した犯人は譲治である。
とある世界で見つけた化け物、屍人。
凶悪なまでの治癒力に加え、本能的に殺戮を行う点、更には死体から誕生するという点。どれをとっても素晴らしい。
彼らほど殺し合いに相応しい存在は他にいない。すっかりその力に魅了された譲治は反対するルシフェルを押し切り、半ば無理矢理に屍人を生み出していた邪神である堕辰子を支給したのだ。
しかし仮にも神である堕辰子の力はあまりに強く、一介の魔女に過ぎない譲治や大天使のルシフェルにはその力を抑えることが出来ず、結果として参加者の数人を屍人化させただけで逃げられてしまった。
「まあ仕方ないね。ある程度予想はしてたし、例え数人でも屍人化させられたのなら御の字だ。」
譲治は一人呟くと、鼻歌を歌いながらどこへともなく歩いていった。
【G-05 森林・川辺/1日目・朝】
【右代宮譲治(ジョージ・ベアトリーチェ)@譲犯シリーズ】
[状態]:健康 譲治の姿
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、ランダム品5つ
[思考・状況]基本思考:主催者として行動
1:???
※譲治の姿とベアトリーチェの姿、どちらにもなれることがわかりました。
※譲治も司祭者側、つまり犯人です。
※主催者側のため、ランダム品が五つ配られています。
※異界化に伴い、本来の力を取り戻したかもしれません。但し堕辰子が帰ってしまったので現在どうなっているかは不明です。
・*:.。. .。.:*・゜゚・*★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ ・*:.。. .。.:*・゜゚・* ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆
その数人の参加者の内の一人と一匹、ティンカーベル先輩と松風は飛んでいた。再び鳴り響いた忌まわしきサイレン。その狂気すら感じさせる音と同時に光の柱が現れ、闇を切り裂いた。
幻想的な、現実離れした程に美しい風景。それを眺めながら先輩は熱に浮かされたように呟く……
「ああ……禁断の知恵の実を口にした憐れな乙女…楽園を追放されし者達の宴が始まる……。」
「ティンカーベル、殿…?」
「さあ、楽園の門が開かれる…この身は神と共に老いることなき永遠の楽園へ……“ぱらいぞにもうず”。」
「……………。」
既に人でも鳥でもない者へと変わってしまった一人と一匹は光の柱へと飛んで行き、やがてその中に溶けるように消えた。
&color(blue){【ティンカーベル先輩@ハリアー手描きシリーズ(THE IDOL M@STER) 脱出?】}
&color(blue){【松風@ NovelsM@ster(THE IDOL M@STER) 脱出? 】}
・*:.。. .。.:*・゜゚・*★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆ ・*:.。. .。.:*・゜゚・* ★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆
「む!?」
北斗神拳伝承者にして求水主、ケンシロウは素っ頓狂な声を上げた。
川の水がキレイになっている……!?
確か自分は川を汚染した犯人に鉄拳制裁を加える為に上流へ向かっていたのだが…。
その川は先程までの赤黒い色ではなく、以前と同じような清流へと戻っていた。ひょっとしてつい先程の地震で水が浄化されたのだろうか?だとすれば湧水があるのかも知れない。出来ればそこも確保しておきたい所だ。また汚染されてはたまったものではない。
…しかし今はそんなこと、どうでも良い。
ともかく水だ、後の事は水を飲んでから考えよう。
求水主は水を求め、再び川へと口を付ける。
―――――その川面に写った顔色が妙に悪かった気がした。
【H-05 川沿い/一日目・朝】
【ケンシロウ@北斗の拳(真・世紀末死あたぁ伝説 )】
[状態]:ダメージ小(水により回復)、若干の困惑、屍人化進行中…
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式(水無し)、不明支給品×3
[思考・状況]
基本:水が欲しい
1:水を飲む。
2:湧水があるなら確保しておきたい。
3:ラオウを追い、今度こそ確実に倒す。
4:士(名前は知らない)はいいやつだ。
※赤い水をどの程度体内に取り入れたか詳細は不明ですが、時間経過若しくは死亡でほぼ確実に屍人化します。
※怒りのあまり第一放送を全く聞いていません。
※F-05を中心として、小規模な地震が発生しました。
※サイレンが鳴り響きました。
※堕辰子が脱出しました。また、これにより会場内の赤い水が消失しました。その他にも何か変化が起こっているかもしれません。
|sm85:[[これから毎日、王宮焼こうぜ!]]|[[時系列順>第一回放送までの本編SS]]|sm87:[[対主催SPIRITS]]|
|sm85:[[これから毎日、王宮焼こうぜ!]]|[[投下順>00~50]]|sm87:[[対主催SPIRITS]]|
|sm71:[[やっぱり今回も譲治が犯人だったよ]]|右代宮譲治|sm96:[[主催者特権もいい加減にしろ!!]]|
|sm55:[[FAIRY in the EdenSpring ~その姿は Drowning in Ideal~]]|ケンシロウ|sm96:[[主催者特権もいい加減にしろ!!]]|
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: