1 :('A`):2007/03/31(土) 19:01:04 0
16歳、勇者。既に意識はある。物語は確か母親に起こされるところから始まるんだったな。
「起きなさい。今日は王様に会いに行く日。今日まであなたを勇敢な男の子として育てたつもりです。」
案の定、勇者の母親が起こしにきた。
実際の俺は24歳の喪ニートだが、今日からここで勇者ニートの大冒険を始めることにしよう。
まだこの母親は若い。30代付近だろうか?肉付きが良く、いわゆる人妻系のむちむちまんまんだ。
ごく、と唾を飲み込み、「わわわわわかりました」と射精の誘惑を引き起こされながらも城の手前まで連れていかれた。
だが王様と会ったとき、どういう行動を取ればいいのだろう?
西洋の映画みたいに膝を付いてかしこまった動作を機敏に取らなければならないのだろうか?
急にめんどくさくなり、勇者の母親に「行って参ります!」と元気良く告げて城付近にある道具屋の裏から脱走した。
とどのつまりゾーマを倒せばいいんだろ?
どうせ王に会ったってショボイ武器しかくれないし、意味が殆ど無い。
早速ルイーダの酒場に行き、仲間を登録した。
「ああら、いらっしゃい。どんな御用?」
「すみません、あのう、あの、胸の大きい女性の商人を一つください。性格は大人しめのあまり強くない、一つ」
「…一つって、商人さんは道具じゃなくってよ?」
ルイーダのおねえさんが苦笑していう。
「いや、すみません、これは。しつげん…すみません」
ともあれ、一人の女性商人がきた。名前はエリーっていうらしい。
可愛い。初期装備「ぬののふく」を装備しているから私服に近い格好で頬を赤くしながらもじもじして
「あのう」と俺に何かいいたげにしている。
そうか、俺は今勇者でイケメンなんだ。
だがそのことを自覚しても約8000日喪として過ごしてきた薄汚れた精神は変わらなかった。
「えっと。あの、おれ勇者です。よろしくね」
「あっ、はい。わたし、エリーと申します。まだ弱いですけど…すみません」
「じゃ、早速外に行ってレベル上げようか」
「はい!」
急にエリーの語気が強くなった。戦うために気合いを入れたようだな。
これから起こることにクスクス下種な笑いを浮かべながらアリアハンを後にした。

8 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 19:14:27 0
アリアハン付近はオオガラスとスライムしか出なかったんだよな。
そう安心してうろうろしているとスライム2匹が現れた。
エリーが驚いた顔で俺を見つめる。戦ったことがなくてどうしたらいいのかわかんないんだろう。
俺は指示を出す。
「実はさ、俺既にレベル40もあるんだよね。エリーさんはレベル1でしょ?こいつらの相手は
練習と思って、一人で戦ってみてよ」
おそらくこの女商人より根性も気合いもないレベル1の俺ははったりをかました。
傷を負うのが怖いので一人で戦わせて倒せそうになったら助太刀をする、そんな卑劣な作戦を取ることにした。
何よりも自分の身が安全。それに……。

*    *


「はっ、はい!がんばってみます!」
エリーは健気に体に不釣合いな重さのこんぼうを握り締めてスライムと戦い始めた。
エリーのHPは12。スライムの一回の攻撃で3食らう。
エリーがスライムに棍棒を振り下ろした後、エリーに突進してきて馬乗りになった。
「いたっ…」
こうやってみるとスライムってなかなかでかいな…。
エリー全身にスライムが張り付いて、行動をロックしている。
別の一匹のスライムが拘束されたエリーにまた馬乗りになって、内臓が潰されそうになってる。
もう瀕死といったところか。エリーはさっきから絶叫の連続だ。
俺はエリーに集中攻撃しているスライムたちの目を盗んで、岩陰に隠れた。
後は早くエリーの命が絶えることを待つばかり。
10分後、エリーの悲鳴が途絶えた。ようやく死んだんか。
岩陰からこっそり覗くと、既にスライムたちはいなくなった。


19 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 19:29:33 0
ありえない角度で手と足が曲がっていて、マリオネットのような屍になっていた。
だが可愛い女の子が無残なまでにズタボロにされたということが激しく加虐心に火をつけてしまい
死んだ体の腹を思いっきり踏みつけてみた。
グジュ、という気色の悪い音と感覚を覚える。きっと内臓を潰されてグシャグシャになってるんだろう。
死んだキュートなエリーを抱きかかえて、口のなかに舌を進入させた。初めて女の子とキスしてしまった!
生命活動が行われてない舌をチューチュー吸っていると次第に性欲が爆発的に湧いてきた。
服と下着はきちんと脱がしてたたみ、(酒場に出現するアリアハンの変態親父に高値で売るため)
一応匂う。小便の匂いや石鹸の香りや女性の甘い匂いがした。ますます興奮する。
全裸になったエリーを抱きしめ、色んな場所を弄った。初めての女性だ。死んでもこんなに美しいのか。
改めて女性の美を思い知らされる。
エリーの柔らかな足を持ち上げ、ペニスに付ける。足コキフェチの俺は前からこういうことがしたかったのだ。
立ったまま足をペニスにズリズリつけてエリーの顔を見ながら射精しようとした。
が、さきほどエリーを殺したスライム2匹がぷるぷる体を震わせて突然俺の目の前を通りすがろうとした。
死んだ仲間を使って異様な行動を取っている俺をスライム達は異様な目でみつめ、無言で去っていった。
助かった。足コキ再開。
うは~、という声と共に足に射精した。

25 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 19:35:15 0
射精して、若さを実感した。以前のような包茎短小のようなペニスではなく、斧のようなズルムケペニスは
まだギンギンに勃起している。16歳か。凄いな。
一度射精しただけでは物足りない。そこでふと、面白いことを思いついた。
アリアハン周辺の森に生息するオオガラスを使った極めて面白い遊びを。
その遊びを達成するためにはまず毒が必要だった。
早速アリアハンの城下町に行き、道具屋の親父に尋ねた。
「すみません、毒、って売ってますか?」
「あー、毒あるよー。バブルスライムを干して抽出した天然毒がね」
「それください」
「20Gです」
「はい」
「まいどあり!」
やった。これで楽しいことが出来る。
俺は心が躍った。

28 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 19:57:10 0
おれはエリーの全身に毒を塗り始めた。
毒は透明色で、無臭だ。
はたから見れば毒に犯されているのか全然わからない。
それをアリアハンの森にまで持っていき、屍を30分ばかり放置した。
すると予想通り人間の肉の匂いを嗅ぎつけたオオガラス達がわらわらと集まってきて
エリーを食い散らかしだした。俺は可愛いエリーの崩壊していく様子を木の影から
血走った目で見つめ、手淫を開始する。毒をたらふく食ったオオガラスたちがバタバタと
倒れ始めた。だがオオガラスの知能は乏しい。急死したオオガラスの仲間を見ても
他のオオガラスは何ら異変を感じずにエリーの体を貪りはじめる。
毒姫を食らい、次々と倒れていくオオガラス達。
お陰で俺に経験地がドカドカ入りっぱなしだ。
センズリこきまくりながらレベルアップをする。なんと効率的なことか。
しかも一人だから経験地が通常パーティーの4倍だ。
既に100体近く倒してるからレベルが5ぐらいまであがっているんじゃないだろうか。
「おい! そこの人間!」
ふと、背後から声が聞こえた。
驚きで膨れ上がった亀頭が一気に縮みあがった。

33 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 20:06:56 0
見てみると、他のオオガラスと少し色が違う置いたカラスだった。
こいつは言葉がしゃべれるのか。
「貴様、勇者じゃないのか?」
「い、いや、勇者ですけど」
予想外の出来事にショックを受け、カラスに思わず敬語を使ってしまった。
「バラモスさまの情報によるとお前のような格好をした者が勇者と聞かれていたが…。
勇者はもっと我々が嫌う人種であるはずで、お前みたいな我々以下のような下等精神を
持った人間じゃない」
カラスにいいように貶され、ペニス丸出しでキレる寸前だ。
「うるせえ鳥類が!!テメェもメスのカラス犯しまくって食うんだろうが!?
24年間生きてきたが紳士のカラスなんざ、聞いたことねぇぞ!!」
覚えたての呪文…メラを両手に浮かばせ、怒号を発する。
「ま、待て! 何をする気だ!」
「お前ら全員死ね!」
俺は木々に向かって火の玉をあちこちにぶつけ始めた。

36 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 20:18:48 0
「ファイヤー!! わっしょいわっしょい!」
凄まじい勢いで森全体に火が移り始め、辺り一面火の海になった。
こんな巨大な火は初めてみるのでお祭り気分だ。
森に生息するモンスター達が慌てふためき、逃げ惑う。
火に包まれてもう死にかけのモンスターもいた。
あのオオガラス老は、俺に嘴で攻撃してきた。
「いてー!」
「この! この! わしらの住処を無くしおって!」
「メラ!」
「ひい!」 オオガラス老が炎に包まれる。
「いてえだろうが!!この! この!!死ね!!」
燃え盛る森の中で思いっきりカラスを踏みつけた。
カラスの火が消えたのを確認して、首を思いっきり締め上げる。
「マジ死ね~~! クソカラスが~」
嘴でつついた罪は重い。恨みを込めて絞め殺した。
テロリロ、テッテー! レベル6になった。

40 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 20:26:34 0
ヤバイ、早く脱出しないと。
火達磨になった木々が倒れ始め、あんなのに潰されたら死んでしまう。
地面で溶けかけの死んだスライムを被りながら急いで森から脱出する。
もう殆どモンスターは焼け死んでいた。

*   *

アリアハンに戻ると、城下町で森が焼けた事件が話題になっていた。
町の女が俺に事件の真相を尋ねてくる。
「勇者様、あのアリアハンの森が焼けた理由ってなんでしたの?」
「えーと……。そこで僕が戦ってたら急にメラを使えるモンスターが
乱入してきまして、戦っているうちに火の海地獄と化してしまいました…」
「まあ!」
咄嗟の嘘を付いた。
女は自然にさえも被害を及ぼすモンスターに嫌悪感を表したような表情をする。
「クソッ…」 俺は座り込み、いかにも傍若無人なモンスターが憎憎しいとでもいうように
拳を地面に叩きつけた。勿論演技だ。

42 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 20:39:15 0
「勇者様! ファイトー!」
周囲にいた宿屋の親父が突然、拳を掲げて俺の志気を鼓舞するように振舞った。
続けて町人全体が「ファイトー!」と声を張り上げ、一体になって俺を励ました。
どうせ、面倒なことは他人に任せたいからそうやって俺を励ましてんだろ?
冷たい視線で眺め、しかし俺は感動した振りをして「励ましありがとうございます。頑張ります」
とぎこちない一礼した。またルイーダの酒場に戻った。
「あら?エリーちゃんどうしたの?」
「いや、怖いから実家に帰るとか言い出して…」
「まあ。あの子そんな子だったの」
ルイーダのお姉さんは残念そうな面持ちで言った。
「で、どうなさるの?」
「あ、あの、かしこさが異常に低い、かといって知的障害とかじゃなくて、一般でいう
頭の悪い武闘家の女の子で、性格はまた大人しくて可愛い子を希望したいんですが。あと巨乳…」
「ずいぶん偏った選択ね? ちょっと待っててね」

47 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 20:52:35 0
「お待たせ。どう?こんな子でいい?」
「わあ・・・ありがとうございます」
ツインテールで田舎風の顔立ちだが素直そうで可愛い。
芯は強そうだ。胸も申し分ない。まさに俺のリクエストした通りの人間だった。
「私、アニスって言います。よろしくお願いします」
「よ、よろりく」
エリーで女を堪能したはずだが、まだ女に慣れていない。
これは完璧に喪の時代の後遺症だな、と苦笑した。
ルイーダの酒場を出て、店の裏側に回った。
ルイーダの酒場の裏は薄暗く、滅多に人が通らない。
「あの?」
ついてきたアニスはここで何をするのか全くわからないといった素振りを見せて、首をかしげた。
「えと、アニスさんには悪いんですけど、この店の裏にある樽の中に夜まで入ってて貰えませんかね…」
バツが悪そうな顔をしてボリボリ頭をかいた。
「なんで樽の中なんですか?」
「いや、その…理由は、教えないとダメなんですかね」
部下に質問の権限はないんだぞとばかりに言った。
従順なアニスは疑問を持ちながらも承諾し、ずっと夜まで樽の中に入って待った。
ずっと憧れていた勇者様についていけるのだから・・・と自分に言い聞かせて。


48 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 21:01:25 0
夜になり、ルイーダの酒場に入った。
ガヤガヤ騒々しい。店内は殆ど屈強な男達ばかりが占めていてむさ苦しい。
だが、今夜の俺にとってこれは好都合だった。
以前へなちょこのニートだった俺は全員恐ろしいが、今は呪文も使えるし体格もガッシリしている。
それを自信に、レベルの高そうな男を見つけて肩をポンと叩いた。
ジョッキで酒を飲んで顔を真っ赤にしている男は「なんだよ」と不機嫌そうに言った。
怖くて泣きたくなったが、意を決して「レベル1、女武闘家。一発5000G。どうですか?」
と耳元で囁いた。
みるみるうちに男の顔が緩んでいき「本当か」と確認した。
「本当です。この店の裏の樽の中にいますので、隣の樽にお金を入れておいてください。
女には「嫌がる素振りをしろ」と犯すスリルを味わって貰うために告げておりますので、安心してやってください。
たまに演技で抵抗したりします。その時はあなたの力で本気でねじ伏せてやってください」
「よーし」
ガタッ、と席を立ち、仲間に「ちょっくら小便してくるわ」と言ってから男はルイーダの酒場を出た。

50 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 21:15:52 0
ズシッ、ズシッと足跡がする。
樽の中で眠っていた武闘家アニスはその音で目を覚まし、手を樽の外に出してうーんと背伸びをした。
腕を異様にでかい手で捕まれ、引きずりだされた。
見てみるとガタイのいい強そうな男がアニスを見てニタニタ笑っている。
アニスは女性としての危機を感じ、何するんですか!と蹴りを腹にかました。
「ぐお」と男はよろめき、ゲエゲエ吐瀉物を撒き散らした。「確かに、こりゃ燃えるわ」
男はすぐに回復し、アニスの腕を片手でつかんで宙ぶらりんにし、腹に正拳突きを放った。
アニスは普通ではない衝撃で男の片手を軸に一回転した。
大量の血を吐き出し、失神しそうになったが下半身に異物が入ってくるのを感じて覚醒した。
男は本能に任せて腰を動かし、アニスは意識朦朧としながらもそれを拒否しようとした。
しかし男の強い力では抵抗のしようがなく、されるがままの状態になった。
それにさっきの正拳突きで体の感覚が麻痺しているらしく、四肢が痙攣しっぱなしで
思うように動かせない。
腹の中で熱いもの感じた。多分、膣内射精をされたのだろうと予測できた。
出すものを出したら男はすぐ立ち去って行った。
アニスはほっと安心したのも束の間、また強そうな男がアニスに襲い掛かった。


52 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 21:23:36 0
朝方、俺は宿屋を出てどれだけ金が溜まったかルイーダの店の裏まで歩いた。
そこには血と精液の水溜りが出来ていて、昨夜の凌辱がどれだけ激しかったかを物語っていた。
アニスは、既に息絶えている。白目で白濁の洗礼を受けた彼女に非常に魅力を感じ、
急いで動かない口の中にペニスを挿入した。自分でピストンし、喉奥に射精した。
行為の後も彼女は口は開けたまま、喉奥でへばりついてる精液が見える。
それを見て変な達成感を感じた。
樽の中を覗いてみると、なんとGで溢れかえっていた。
どれだけ犯されたのだろうか。
樽の中のGが精子にも見えた。
集計してみると、なんと335000Gもあった。
ということは67人に犯されたという計算になる。
そりゃ死ぬわな、と一人で大笑いした

54 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 21:32:16 0
道具屋でスコップを買い、地道にルイーダの酒場の裏にある「水溜り」を土で埋めた。
更に道具屋でまた毒を購入した。
「すみません、100000G分毒を買いたいんですけど…」
「なっ、100000G?! 何に使う気かね?」
さすがにこれだけ大量購入しては訝しまれるだろう。
言い訳を考えた。
「いずれ、モンスター達はこのアリアハン城下町や隣町のレーベなどにも攻め込みます。
それを阻止する為に、いっそのことアリアハン大陸全土のモンスターを全て根絶やしにしようと
試みようと思って…」
昨日の森焼失事件を思い出して悔しいような表情を作り、拳をぎゅっと固めた。
「さすが勇者さんだね。わかった。あんたに渡そう。
ただし、250リットルもあるぞ。どうする?」
運ぶ手段を考えていなかった。
俺はしばし考え、「じゃあ、町の人に手伝ってもらいたいんですけど」と表向きのモンスター討伐を
掲げて強力を願うことにした。でもまあ実際は、モンスター討伐でもあるわけだが。


55 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 21:39:56 0
みんなの協力でアリアハン海の海岸沿いにまで樽に入った毒を10リットルずつ運んで貰った。
ただ、町人には中身が毒だということは教えていなかった。
アリアハン大陸で異変が起こると、真っ先に俺が疑われるだろうから。いや、多分疑われるだろう。
俺一人でアリアハンの町人は全員殺害出来るし、問題は無かった。
10キロの樽を持ち上げ、海に流す。
通りすがりのスライムたちが集まり、俺が何をしているのか気になっている様子だ。
俺は気にせず、作業を続けた。
この250リットルの猛毒を海に流せば海中にいる経験値豊富なモンスター達は全滅で、得られる
経験値は莫大であろう。環境汚染など微塵にも考えを及ばせない、自分さえ無事ならそれでいい
最悪最低主義者は笑いながら全ての毒を海にバラまいた。
俺の周りにいるモンスター達は不安に怯えた顔で海を眺めている。
俺が外道ということはオオガラス達にモンスター共通語で教えられているから、また何かとんでもないことを
しでかしているのだろうかと危惧しているのだろうか。もはや俺と戦う気のないスライムは
俺の周りでピョンピョン飛び跳ね、何かを訴えている。
俺は全匹全力で蹴飛ばし、スライムをバラバラにした。

58 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 22:04:28 0
突如、アリアハンフィールド外のモンスター達がぞろぞろと俺の元へ集まってきた。
おおアリクイ、じんめんちょう、フロッガー、キャタピラー、まほうつかい、バブルスライム、いっかくうさぎ・・・。
人間の言葉が話せる魔法使いが、俺に憤った口調で急いで話し始めた。
「お前は、大変なことをしたんだぞ! わかってるのか!」
「さあ? 俺がやったんじゃないよ」
悪いことをしたらしらばっくれる癖のある根性の腐りまくった俺…
「嘘を付くな! アリアハン大陸のスライムが、お前の悪魔の所業を見て急いで教えてくれた!
第一、お前は勇者だろう? 何故勇者がこんなに悪いことをする?」
既に海中で異変が起こっていることに気付いた。
腕の筋肉が膨れ上がりはじめ、力が漲っていっている。
モンスターが大量に死に、俺のレベルが遥かにあがっていっている証拠だ。
「だからやってないって言っただろう? この樽は、酒だ。スライムたちに飲ませてやったんだよ
試しに樽を舐めてみるといいんじゃないかな」
スライムはピギー! プギー!とモンスター語でまほうつかいに訴える。
「飲ませてもらってないそうだぞ。それは毒だ!」
「はははは! お前らの使ってるモンスター語は俺わかんねえからさ、口じゃスライムの言葉を何とでも言えるよなあ!」
面白おかしくて大笑いした。

毒は非常に速いスピードで海を駆け抜け、既にランシールのある西の大陸まで及ぼうとしていた。
しびれくらげ、マーマン、だいおういか、その他モンスターが一斉に海面に上昇してきた。
海中のモンスターは体色が白ばかりだから、その死骸だらけでアリアハン海が真っ白になった。
ドクン、と体が熱くなる。
魔法使いが死の海を見てワナワナと体を震わせる。
モンスター同士の仲間の死、忌み嫌う人間による卑劣な虐殺、これからの未来…。
悔し涙さえ出していた。

62 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 22:23:01 0
短気ないっかくウサギが俺に突進してきた。
「ギュイーー!」
ダメージ0。
他のモンスターたちも構え、攻撃に移ろうとしていた。
魔法使いは俺の小刻みに体を震わす様子を見て戸惑っている。
このモンスターのメンバーの中で唯一魔力を感じ取れる魔法使いは俺を見て驚愕した。
「これはあのバラモス様以上の…バカな」

倒しても倒してもキリがない無限とも思えるほどの数のモンスターを今、全滅させている。
水平線が白く見える。どこを見渡してもモンスターの死骸だらけだ。
莫大な経験地が一秒間に300000単位で入ってきている。

レベル72
レベル89
レベル95…
レベル121。限界値を超えた

レベル132
レベル151
レベル165…

力が、力が漲る…!
「オオオオオオ!!!」
空間がひしゃげるほどの咆哮を上げ、体からソニックブームを発した。
ドガ! と木が吹き飛び、殆どのモンスター達は宙に飛ばされてしまった。
魔法使いだけが全パワーでバリアを張り、なんとか持ちこたえている


71 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 22:47:53 0
エネルギーの突風に堪えながら、魔法使いは逃げ出すことなく、戦おうと決心した。
逃げるよりは、この化け物にダメージ1でもいいから与えることが仲間の仇や自分の役目だと信じ、
メラを放った。
だが突風で俺に辿り付く前にかき消されてしまった。
魔法使いはへたり、と膝を地面に落とし、戦意喪失した。

俺は自分がどれほど強くなっているのか試したくなった。
ふと、昔からレベルの高い状態でスライムなどを甚振って遊ぶのが好きだったなと思い返す。
ちから255の戦士にバイキルトかけてスライムにどれだけダメージ与えられるとかさ。
なすすべもなく死んでいく様子が面白かったし、だからこそ本気でこのクソ魔法使いを殺してみようと思う。
メラでもない、イオラでもない、ギガデインでもない、自分の純粋エネルギーを掌に集める。
両手が光輝き、空中から魔法使いに全力のオーラキャノンを放つ!
瞬間、魔法使いは存在を消し、地面が抉れた。
直径3メートルものエネルギー砲がアリアハン大陸の根元を壊し、レーベに行くときに通る橋から分裂し始めた。
アリアハン大陸が震動する。
何事かと驚いてアリアハン城下町から出てきた人達が、外の地獄のような光景に息を飲んだ。


72 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 22:59:06 0
「ようこそ」
レベルが計り知れないほど上昇した俺はすっかり自信を取り戻した。
今までガリガリのニートで、モテなくて、何一つ力のない俺が、こんなにも強く!!
人間に不信感を抱いていた点は、モンスターと同じだった。
今から恐らく、処理し忘れていたアニスの死体や海に流した大量の猛毒についての追求をされることだろう。
もうこの大陸での勇者としての立場は、おしまいだ。
同時に、何をしてもいい最高の立場にも立てたということになる。
俺は笑った。
早速外に出てきた男だけをエネルギーの光線で消し、女はひとまず放っておいて置く。
どうせまた城下町に逃げ込むだろう。クソマンコ共が。
ほとんどテレポートのような速さで移動し、次々とアリアハンの中に居る男を殺していく。
教会の親父は念入りに殺した。神が発達障害の疑いがある俺を救ってくれたかバカ。
男を全て殺し、アリアハン城に侵入すると、兵士が槍で俺の腹を突いてきた。
「なんだこの攻撃は~?」
ニタニタ笑って、兵士をからかう。
手全体にメラを想像した。ぼうっ、と光る手を兵士に近づけるだけでドロドロに溶けてしまった。

73 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 23:06:59 0
「やあっ!」
今度は女兵士が剣で俺を斬りかかって来た。
素手で剣を掴み、造作も無く折ってしまう。
「あぁっ!?」
絶対に超えることの出来ないレベルの違いを見せ付けられ、さっきまで強気な顔だったのが
急に弱々しくなった。
もともとサド気のある俺は興奮した。
女の頭を両手で掴み、回復魔法を念じる。
「ホイミ!」
「ぅぉぁ…」
女の眼球がぐるん、と上にあがった。
俺の魔力でホイミを唱えたならば、通常の絶頂の数倍は快感を感じたんじゃないだろうか。
「ベホイミ!」
今度は口から大量に泡を吹いた。小便と愛液を同時に漏らして、吐瀉物がドロドロとゆっくり口からこみ上げてきた。
全身は電流を浴びたみたいに始終痙攣しており、止む気配がない。面白いな。
さあ、次はべホマか。どうなるのかな。
俺を囲んでいる周囲の兵士達は現在行われている人体実験に見入っている。

78 名前:('A`) 投稿日:2007/03/31(土) 23:13:25 0
手に集中してベホマを唱えた瞬間、女の頭が砕け散った。
脳漿が俺に降り注ぎ、メチャクチャ驚いた。
あまりの刺激に脳が耐え切れなかったのだろうか??
この恐怖は黒ひげ危機一髪なんかと比較にならない。
周囲の兵士も「うおあ!」と一斉に声を張り上げた。
触れてはならぬものに触れてしまったような気がして、
妙に罪悪感に苛まされた。

79 名前: 投稿日:2007/03/31(土) 23:14:33 0
今日はここまででやめときます 
また明日書きます。

Part2



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最終更新:2007年05月29日 23:53