「私」論03


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言い方をかえれば、みりんこの作品には、みりんこという「私」が常に「存在」する。「私」が「ある」ことによって、「世界」は「組み立て」られる。そして、そのことにより、みりんこのことを「私小説」を書く作家と位置づける人たちがいる。

そこでいう「私小説」とは、「『私ごと』について書かれた小説」ということを指して言ってると思われるが、そういう意味においては、みりんこは「私小説」など「一貫として」書いてなどいない。みりんこの書く小説にせよ他の作品にせよ、それらはみりんこ(の魂)を「もと」に、若しくは「通して」、「世界」が「表されて」いるのであって、「みりんこ『そのもの』」を「表して」はいない。よって、みりんこは「『私小説」作家」ではない。